2002 08前 08月 09月 10月 11月 12月
2003 01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2004 01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2005 01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2006 01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2007 01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2008 01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2009 01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2010 01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2011 01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2012 01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2013 01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2014 01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2015 01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2016 01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2017 01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2018 01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2019 01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2020 01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2021 01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2022 01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月
2023 01月 02月 03月 もどる

23.11.20   世界一詳しいバトルルネッサンス解説 コンボ、コンボムービー、バグ編 【らんま1/2バトルルネッサンス コンボメモ】

【即死コンボ+永久コンボ動画】
[COMBO] らんま1/2バトルルネッサンス 即死コンボ&永久コンボ集 / Ranma1/2 Battle Renaissance Death Combo & Infinite Exhibition

【コンボレシピ】
早乙女 乱馬
01.火中天津甘栗拳(強)×n ※永久コンボ
02.{弱P-火中天津甘栗拳(強)-2強K-飛竜昇天破(弱)}×n ※永久コンボ
女らんま限定で2強Kの硬直が短いため追撃可能。弱Pは地上引き込みで当てる。

天道 あかね
01.4強K×n ※永久コンボ
02.弱K×n ※永久コンボ
のけぞり時間の長い特定キャラ限定。

響 良牙
01.6強K×n ※永久コンボ
02.(変身後)弱P×n ※永久コンボ
のけぞり時間の長い特定キャラ限定。

早乙女 玄馬
01.(変身後)2強K×n ※永久コンボ

シャンプー
01.66強K×n ※永久コンボ
02.弱K×n ※永久コンボ
のけぞり時間の長い特定キャラ限定。
03.鳳翼金剛槌-66強K×2-天破落龍撃(3ヒット)
本作で一番凄いコンボ。相手が寝っ放しでも起き上がっても確定する。相手キャラ限定。

公紋 竜
01.66強P×n ※永久コンボ

八宝斎
01.弱P×n ※永久コンボ
のけぞり時間の長い特定キャラ限定。
02.弱K×n ※永久コンボ
のけぞり時間の長い特定キャラ限定。
03.強P×n ※永久コンボ
のけぞり時間の長い特定キャラ限定。
04.2強P×n ※永久コンボ
のけぞり時間の長い特定キャラ限定。

ルージュ
01.22弱P-強P-24強P ※即死コンボ
気合いゲージMAX限定。相手キャラ限定。

【検証したが回避可能だったり実現しなかったコンボ】
・乱馬:{2強K-飛竜昇天破(弱)}×n だけでの永久コンボ
数回~十数回ならループするが、軸がずれる関係で安定しない。
・玄馬:4強P×n
ダウン追い討ちで4強Pの2段目のみ当てる。相手は移動起き上がりなどで回避可能。
・玄馬:ジャンプ強K×n
玄馬のジャンプ強Kは浮かせ技。本作ではジャンプの着地に微妙な硬直があるためループできなかった。
・九能:ジャンプ強P×n
下方向に長い。のけぞり時間の長い特定キャラ限定で永久コンボになるかと思ったが、ジャンプ着地の硬直により繋がらず。
・八宝斎:その胸がワシの生き甲斐じゃ×n
技の後半を当てれば その胸がワシの生き甲斐じゃ×2 は可能。
・ルージュ:ひっくり返す-究極奥義
相手は最速で起き上がって地上技を振れば究極奥義を潰せる。キャラ次第では回避不能連携となるかも。

【バグ】
・白蛇吐信掌か鯉魚翻身で相手をKOすると、相手キャラが立ったままのKO (立ち往生) となる。
・乱馬と九能のみ、鳳翼金剛槌の技演出の途中から起き上がれる。技後のシャンプーの追撃を回避可能となる。
・玄馬vsシャンプーで対戦した場合、稀にカメラの角度が90度ずれて玄馬の背中側から見たアングルで試合開始となる。

23.11.19   世界一詳しいバトルルネッサンス解説 システム、小ネタ、裏技編 【らんま1/2バトルルネッサンス コンボメモ】

【コンボ】
<地上コンボ>
・地上やられののけぞり時間が短すぎるため、地上コンボは皆無に近い。
・一部キャラ (八宝斎、変身後シャンプー、変身後良牙) は、地上やられののけぞり時間が多少長い。
これにより、同じ技を繰り返すだけで容易に成立する永久コンボもある。

<空中コンボ>
・空中コンボで攻撃を当てるほど相手が浮き直さなくなるという永久コンボ防止システムがある。
これにより、空中コンボでの永久コンボは無い。
・浮き直さなくなる補正のかかり方が強烈で、普通は既存のコンビネーション技を1度叩き込むのが関の山。
・地上引き込みがある。地上すれすれで攻撃を当てると、相手は地上やられになる。

<ダウン状態の相手へのコンボ>
・ダウン中の相手に浮かせ技を当てると、地上ヒット同様に高く浮く。
空中コンボでの永久コンボ防止システムも働かないため、「ダウン状態の相手に浮かせ技×n」 が永久コンボだ。
・このゲームはダウン状態からの起き上がりが異様に高性能で、しかも種類が豊富 (起き上がり方向指定含めて5種類ある) 。
ダウン状態の相手に攻撃が当たるし、起き上がり途中にも喰らい判定があるのだが、下手な攻撃では余裕で起き上がられてしまう。
・ダウンした瞬間から数フレームは、各種起き上がりが不可能。
そのため 「ダウン状態の相手に浮かせ技×n」 の永久コンボは、相手がダウンした瞬間に技を当てる必要がある。

【共通システム】
<基本操作>
・垂直ジャンプの入力後、ジャンプ予備モーション中に前や後ろを入れると前ジャンプやバックジャンプになる。
・共通システム "ダウン攻撃" は、相手が空中やられ状態でも出せる。
発生からヒットまでに時間がかかるが、空中やられの時に出しておけば、ダウンした直後の相手に確定でヒットさせられる。
・共通システム "ひっくり返す" (※一種のダウン追い討ち)は、相手が完全にダウンした状態でしか出せない。
しかも起き上がり動作中の相手には空振りするため、絶対に確定するシチュエーションが存在しない。
・ "ひっくり返す" は、一部キャラ (変身後シャンプー、変身後良牙) に当てると普通に相手が吹き飛ぶ。特に意味はない。
・一部キャラ (変身後シャンプー、変身後良牙) で可能な操作は、ジャンプ攻撃、弱パンチ、大技のみ。

<投げ技>
・このゲームで投げ技が成立するのは、立ち状態の相手を正面方向から投げた場合のみ。
しゃがんだ相手や背向け状態、横を向いた状態の相手は投げられない。
・投げ技で相手を掴む動作は、打撃技判定となっている。
このため、掴みを相手の打撃技と相撃ちさせられる。相撃ちした相手は、のけぞりが短い地上やられとなる。
・空中の相手に投げ技の掴み部分を当てた場合も、打撃技として機能する。投げの掴みを空中コンボに組み込めるということ。
・地上コンボには組み込めないと思われる。火中天津甘栗拳ヒット後など崩れ落ちる相手を掴めないため。

<基本システム>
・防御力にはかなり差があり、ラスボスのルージュは最も柔らかい八宝斎の2倍くらい硬い。
・根性値 (残り体力が少ないほどの防御力アップ) の補正がかなり激しい。
・削りダメージは無い。
・一部キャラ (八宝斎、変身後シャンプー、変身後良牙) は、投げ技を喰らわず、防御に上中下段の区別がない。
つまりレバー後ろ入れっぱなしでガード不能技以外に対しては無敵ということだ。

<軸ずれ>
・このゲームはキャラクターの存在判定や喰らい判定が、3Dモデルと完全に一致している模様。
そのせいなのか、とにかく軸がずれる。
これにより何が起こるかというと、コンボ的には空中コンボでの拾い方が安定しない。
また密着状態で出された技では、軸がずれてガード方向が突然左右入れ替わったりする。
変身後玄馬の66強Kに至っては、事実上のガード不能技となっている。
(十数回攻撃判定が発生する突進技なのだが、途中で軸がずれてガード方向が左右に入れ替わるため)
・対戦の組み合わせによっては、ラウンド開始時からダッシュし続けるだけで軸がずれる例もある。
このゲームでは相手と反対方向にダッシュし続けられないのだが、
軸ずれを利用すると判定がバグるようで、相手と反対方向にダッシュし続けることも可能。
このゲームはステージが無限フィールドなので、キャラの組み合わせによってはダッシュする相手に追い付けない。

<変身システム>
・時間経過でステージ上に降る雨や間欠泉に触れると変身する。
・投げ技などの演出中に変身することはない。
・変身後はラウンド開始時のようにお互いが向き合った状態でスタートする。変身を挟んだコンボは不可能だ。
・変身中は一切操作不可能。変身中にもタイムカウントは進行する。変身中にタイムアップしても、特にバグは起きない。
・雨や間欠泉による変身判定は一瞬しかないようで、一度の雨や間欠泉で1Pと2Pが両方変身することは起きない。
・雨や間欠泉による変身判定は必ず画面半分であるようで、1Pと2Pのどちらかは必ず変身判定に当たることとなる。
つまり、乱馬同士の同キャラ対戦で1Pと2P両方が変身を免れるということは不可能ということ。
・説明書には 「実際には降らないこともあります」 との記載があるが、予報マークが出現して降らないケースは、
予報マークが発生してから降るまでに相手をKOした場合のみ。それ以外の場合は必ず降る。
なお、KO後に雨や間欠泉が発生して変身することは起きない。
・予報マークは、必ず雨→間欠泉→雨→間欠泉→雨……の順で発生する。
雨と間欠泉のどちらが発生するかは、予報の発生時点で確定して順番が進んでいる。
・予報マークの発生と降るタイミングは、ラウンドの制限時間によって固定。
たとえば1ラウンド30秒の場合、残り19秒時点と残り9秒時点で雨か間欠泉が降る。
・普通に考えるとお天気マークの予報が発生しなくても雨や間欠泉は降るはずだが、
このゲームでは、お天気マークの予報が何らかの事情で発生を潰された場合、雨や間欠泉も降らない。
具体的には、1ラウンド30秒で対戦時の残り19秒時点で乱馬や玄馬が変身した場合、そのラウンドは次の雨や間欠泉が降らない。
(※乱馬と玄馬は変身モーションが長いため、変身のロードでタイムカウントも多く消費する)
・雨や間欠泉は、キャラクターが地上にいる時か、地上すれすれに浮いている時にしか降らない。
キャラクターが浮いていると降りだすのを保留する。
・変身中や変身の瞬間にはキャラクターの喰らい判定が消えているため、変身と同時にKOするといったことは出来ない。
・あかねvs良牙の対戦では、必ず雨も間欠泉も降らない。良牙=Pちゃんという事実をあかねは目撃できない。原作再現だろう。

【小ネタ】
・公紋竜の最終奥義が 「錦絲緊縛翔」 と誤植されている。これは原作にある必殺技のため正しくは 「金絲緊縛翔」 。
・ロード画面で動く工事現場の作業員は、コントローラーで操作可能。
・対戦モードでのキャラクター選択画面。キャラ決定時ボイスが流れている最中はもう片方のプレイヤーはキャラを決定できない。
しかし1P2P同時にキャラを決定すれば、やや時短になる。

【裏技】
・ラスボス:ルージュの使用方法。
1Pはキャラクター選択画面で、カーソルを乱馬から時計周りに動かして乱馬で決定。
2Pはキャラクター選択画面で、カーソルを良牙から時計回りに動かして良牙で決定。
なお、ルージュ同士での同キャラ対戦は不可能。
1P2Pが同時にルージュ使用コマンドを成立させた場合、先にカーソルを乱馬か良牙に合わせた方がルージュとなる。
ルージュの使用を取りやめたい場合、乱馬あるいは良牙から他のキャラクターにカーソルを動かせば良い。
なお、ルージュのステージはステージセレクト機能でも選択不可能のようだ。
・鬼界ヶ島の13番目のポイントは、八武岩が残り1つの状態などでマップに出現するようだ? 正確には不明。
マップに出現しても特にエフェクトなどは発生しないので、正直気付きにくい。

23.11.09   今月の 『八乙女×2』 第19話 感想

・文化祭エピソードである今月の 『八乙女×2』 感想。
第19話 「芸術の秋なんて言わない」 の感想だ。
4コマ漫画パートが8ページ、ショート漫画パートが4ページ。文化祭で色々見せたいシーンが多いのか4コマ漫画の割合が高めだ。

前半4コマパートは、文化祭がメイン。
開幕1コマ目は学校の校門が装飾されて入場門になっているが……亀とキノコがあしらわれてる入場門って何だよ……!
学校名が "亀の頭中学校" だから亀は回避不可としても、キノコまであれば完全に下ネタである。
ちなみに入場門に書かれた文字は "WELCOME" ではなく "WELCOM" だ。"E"が無い。
氏家ト全先生のマジの誤字かとも思ったが、さすがにこうも目立つミスは無いよなあ。
作中では、装飾にあしらわれた亀の甲羅が着色されて "E" の文字になっていたりするのだろうか……?
ちなみに入場門にはアヘ顔アニマルのシリーズらしき着ぐるみもいる。さくらたんのようなマスコットキャラではないと思う。

2本目 【アダルトランド】 では、八乙女カイたちのクラスの出し物が風船釣りだと判明。
八乙女ハルルの "子供のお客さんばっかだね" の台詞に、いや君らも子供じゃないのと思ってしまった。これが老いか。
でもまあ自分が中学生なら小学生の事は子供って言うだろうな。リアルな表現か。

【パシャパシャパシャパシャ】 では、ドストレートなサービスカットが来た。
風船釣りのため水に濡れた泉ルイが、制服から着替えてメイド服姿になるぞ! ド直球の良さがある。
タイトルの 「パシャ」 は水風船が跳ねる音とスマホで撮影する音のパシャがかけてあるのですね、とかもう置いておこう。
メイド服の足元が見えないのが惜しいですね、生足だったのか絶対領域だったのか。
もしも 『八乙女×2』 がアニメ化されたら、この回の泉ルイはきっと長いことメイド服姿で過ごすことになるのだろうな……

【がんばり屋】 、背景で八乙女ハルルと本木アユムからたこ焼き食べさせてもらってる武隈アキナが可愛いな。
どういう経緯でそう2人からたこ焼きをあーんしてもらったようなシチュエーションになったのだろう。気になるところ。
それはともかくメインのボケは、"嫌な顔した方が逆にウケがいい" の台詞だ。
初見時 "嫌な顔しない方が逆にウケがいい" と誤読して、芦田ホシノは一体どれだけマニアックなのか……と思ってしまった。
嫌な顔した方がウケがいいのは、直前の 【パシャパシャパシャパシャ】 の泉ルイを見ての通りだ。このジト目を見よ!

【初心者歓迎】 からは麻雀編だ! 氏家ト全先生の漫画で麻雀シーンが描かれるのって何気にこれが初じゃないか?
麻雀牌描写が多牌や少牌してないかを数えたのは人生で初めてなので、氏家ト全先生の漫画で描かれたのは初という認識だが。
ちなみに今回の最新19話で麻雀部に所属してる黒松君、第12話では将棋部に入部していた
部活を変えただけか? あるいは今回のためにいきなり麻雀部に設定が変更になったというメタな理由か? 謎である。
麻雀部の友達イコール黒松君なのは、八乙女カイのスマホのLINEの画面を見るにも確実だし。
第12話が単行本2巻に収録された時、黒松君の台詞が変わっていたらメタな理由だと確定しそう。

【ぱい】 を読んで 「パイ 並べ方」 などで検索したところ、パイはパイでもアップルパイなどのパイが検索結果に並んだ。
八乙女ハルルの検索は完全にこの時のためのボケでありそうね。

脱衣麻雀ネタで脱衣する4コマや8コマのタイトルが、【お約束ムービー】 【ムービーその2】 なのは何か笑った。
ムービーなの? と思ったけど、たしかに麻雀は実際にしたことあっても脱衣麻雀はしたことない。
脱衣麻雀による脱衣は、多くの人にとってムービーでありそうだ。
ちなみに2度ある脱衣シーンは制服の上に羽織ったカーディガンを1枚脱ぐだけですが、2コマぶち抜きだし気合も入ってる。
ていうか黒松君の "オレがにらんだ通りお前達呼んで正解だったぜ" は、どういう意味なのだろう。
黒松君にとって八乙女ハルルは、下ネタ好きな人って認識はありそうだけど。
麻雀×下ネタで、脱衣麻雀の光景が見れるところまで読んでいたの? もしそうならスゲェ。

【敗者の弁】 、これシチュエーションもツッコミも簡潔で良いなあ。

後半ショート漫画パートは、祭りの後。
文化祭の終了直後のシチュエーションだ。
そういや一般の客も入場できるっぽい文化祭だったけど、八乙女カイたちの家族は登場しなかったな。
武隈アキナの妹とか初登場するに良さそうなタイミングの回と思えたが、そこはおあずけだ。
文芸部だからと部誌を出すような活動も無かった。結構意外かも。

文化祭が終わって後夜祭が始まるシチュエーションですが。
内容的には、八乙女カイと八乙女ハルルの2人のためだけのショート漫画パートだ!
後夜祭である体育館でのカラオケ大会は完全にスルーで、2人きりで部室でまったり過ごす。
泉ルイが生徒会役員としてカラオケ大会の準備をしたり、芦田ホシノが門脇先生に連れていかれた様子も八乙女カイは目にしない。
後夜祭の喧騒が部室の外から聞こえるだろう中、八乙女カイと八乙女ハルルは部室でゲームの対戦だ。
ド直球な青春描写に目が焼かれそう、眩しすぎる。

ちなみに2人が遊ぶゲームはスマホアプリの 『RHYTHM BATTLE』 というゲーム。音楽ゲームであろう。
作中ゲームとしてこれまでたびたび登場したモンデスではなかった。
まあこの場面で似合うのは音楽ゲームだし……もあるが、実際問題八乙女カイたちはモンデスから次のゲームに移っていそう。
「モンデスは?」 ともし聞けたなら 「もう飽きたし遊んでない」 との返事が返ってきそう。中学生の時間感覚的に考えて。

今月の感想終了。
次回予告は "次回、お寒うございます!! 年の瀬に粉雪舞う……" とのことだ。
去年はクリスマス展開だったけど、今年は何があるのかな。終業式か、あるいは年越しか?
冬休みだし、ショート漫画パートは八乙女家で過ごす話になるだろうと予想してみる。

23.10.06   今月の 『八乙女×2』 第18話 感想

・感想を書くのがさすがに遅くなりすぎた感じがある。
次回の 『八乙女×2』 を読めるまでの間隔を短くしたくて、敢えて感想を遅らせて書くにしても。
これを書いているのは、もう11月直前だ。

それはともかく、今月の 『八乙女×2』 感想。第18話 「スポーツの秋はやっぱりダルい」 の感想だ。
今月号は12ページ掲載で、全ネタとも4コマ漫画。
週刊少年マガジンでの4ページ出張掲載があったので、16ページ分4コマを読めたとも言えるかも。

「スポーツの秋」 から始まるタイトルなのに、運動嫌い全開なタイトルで笑った。
でも作中でスポーツ嫌いを前面に出してる登場人物は今回いないのだよな。誰視点のタイトルなのだろう。

前半6ページは、中学校での4コマがメイン。
開幕ド直球な下ネタワードが出るオチだけど、「足ピンおなに」 と何故かオナニーが平仮名だし長音符も無い。
これ少年マガジンでも同じだったな、やっぱ講談社の少年誌では "オナニー" が使用禁止用語なのだろうか。
どうにか使用禁止に抵触しないよう氏家ト全先生が捻った記述が "おなに" なのか?
もしそうなら、これで使用禁止とならない理由が謎だ、完全に意味が通じてる呼び方だし。

2本目 【妥協案】 のツッコミは正にその通りで笑った。八乙女ハルルの表情は何を思ってこれなの……!
3本目 【先生のお願い】 、芦田ホシノは学校での門脇先生に対してもこの態度なのかー。
2本目の八乙女ハルルのネタと連続して面白いボケだ。

3本目 【2人の世界】 は、8コマ漫画。
ネタ自体は、諺 "情けは人のためならず" の有名な誤用ネタだ。氏家ト全先生の漫画でやるとは何だか意外。
見所としては7コマ目、八乙女ハルルと芦田ホシノの息の合いっぷりだろう。
【2人の世界】 の2人とは、八乙女カイと武隈アキナでもあり、八乙女ハルルと芦田ホシノのことでもあろう。
既に八乙女ハルルと芦田ホシノの下ネタコンビだけで、独自の世界が構築できそうな阿吽の呼吸ですよ。

4本目 【先輩のススメ】 は芦田ホシノがボケて、5本目 【行動力MAX女子】 は八乙女ハルルがボケる。
冒頭から4ページ目までボケたりツッコミ入れたりで、八乙女ハルルと芦田ホシノがオチになるネタが連続だ。
氏家ト全先生がの下ネタを一番体現しやすい登場人物が 『八乙女×2』 ではこの2人、って雰囲気だ。
ここの2本のネタ、どちらも上級者向けって感じだね、八乙女ハルルの方は下ネタじゃない気もするけど。
図書室で借りた世界の裸婦画を文芸部で放置して皆の反応を陰から窺おうぜ、みたいな提案もしてくれそう。

ラスト2本の 【ハルルかます】 と 【荒ぶる本木さん】 は、実質続き物の12コマ漫画という感じかも。
本木アユムがゲラ、笑い上戸でしょうもないダジャレに弱いというフリから、本木アユムのブラでオチ。
最後で分かるけど、これ自体がフリや伏線というか天丼ネタの1度目だったのだな。
しかし実は無関係なことを感想としては抱いてしまって、"荒ぶる○○" というタイトルが来たことに着目しちゃった。
別マガで性が関係して文芸部で荒ぶると言えば、昔連載してた 『荒ぶる季節の乙女どもよ。』 が連想されるので。
ついでにこれは関係性薄いけど、やはり別マガで先日初めてブラ試着する漫画があって、それも思い出した。
本木アユム、きっとサイズに合ったブラをしてないのだろうな、胸の成長速度が早すぎるという示唆かもしれない。
『八乙女×2』 でもそういう買い物のため八乙女ハルルたちが女子だけで出掛ける回あっても楽しそう。

後半6ページは、マラソン大会編。
2年生女子がスタートを切るシーンからの始まりで、武隈アキナと芦田ホシノの姿も見える。
第12話以来、亀の頭中学校の正門が写し出されたコマでもあり、今回は校門も見えている。

後半2本目 【マラソン談義】 は、8コマ漫画。
おおっと1コマ目には、先日のマガジン出張掲載版に登場したモブ先生が登場だ。
スターターピストルを鳴らす役目なのだし、体育教師なのだろう。今後は保健体育の授業のネタにも登場しそう。
個人的にはマガジン出張掲載版では、開幕に登場したモブ女子生徒も気になったので再登場してほしい。
本木アユムのツッコミがスゲェ冷静である。SMネタがあるならS役をやれそうだ。

【ランナー武隈】 では、武隈アキナの足の速さとその活用できてなさが明らかに。
文芸部とはいえ運動神経は良いみたい。運動が趣味なのかも。
文芸部の先輩ということ以外の個性って、まだまだ語られていないし。
武隈アキナが卒業するまでの残り十数話で、どれくらい他の掘り下げがあるのかも注目だ。

ラスト3本 【ギリギリセーフ】 【100%中50%の力しか出せなかったよ】 【最終局面】 は、全部8コマ漫画だ。
出張掲載版があって普段より執筆できる猶予が少なかったのかな、ということを考えてしまう。
特に2023年10月は別マガが6日の発売で、普通に考えて締め切りも普段より3日も早かったはずだし。
それはともかく、芦田ホシノの下ネタが富谷君や黒松君もいる場で炸裂だ。聞こえてるのではないか、と思っちゃう。

ラストは、八乙女ハルルと本木アユムの一騎打ち……のような絵面のブービー争いだ。
第2話での体育の授業でのマラソンを思い出す。
そういや小学校の頃と違って、八乙女ハルルは体育の授業では髪を結ぶ位置変えてるのだなあ、芸が細かい。
そして決着は、前半ラストと同様に本木アユムのブラがずれたことによる八乙女ハルルの勝利である。
八乙女ハルルはきちんとサイズの合ったブラをしている……というよりも、ブラするほどでないということだよね。
芦田ホシノのノーブラ発言もあってか、何か今回はブラの印象が強く残る回だった。

今月の感想終了。
次回予告は "次回、文化祭!! はたして文芸部は!?" とのことだ。
文芸部なら部誌の配布だが、どうなるのだろう。全員無難なテーマに沿った小説とかで収まりそうな気もする。

23.09.27   週刊少年マガジン43号掲載 『八乙女×2』 新作読切の感想

・いきなり 『八乙女×2』 の新しい話が週刊少年マガジン2023年34号に出張掲載された。

予告が無かったわけではなく、前号のマガジンの次号予告には "[特別出張掲載]八乙女×2" と書かれていたが。
こないだマガジンに再録で出張掲載があったばかりなので、まさか新作読切で来るとは……!
どうせまた再録でしょ、と完全に甘く見ていた。してやられた。
そういう読者心理を見越してか、ご丁寧に "再録ではなく【新作】です!!" とのアオリ文句も書かれている。
他の箇所のアオリでも、【完全新作】 と新作であることを再度アピールしているし。

それはともかく、新作読切の感想
ショート漫画パートは無くて、全ページとも4コマ漫画形式だ。5コマ漫画や7コマ漫画もあるけれど。
開幕は、"八乙女!!" の呼び掛けに振り向く八乙女カイと八乙女ハルルのコマからスタートだ。
これまで繰り返し出ている構図ですねー、氏家ト全先生的に 『八乙女×2』 と言えば! みたいな構図としたいのかも。
1ページ目からオチは直球のド下ネタであり、デビュー作 『妹は思春期』 から一貫する作風を見せつけてくれている。
『生徒会役員共』 は読んでたけど 『八乙女×2』 は知らないというマガジン読者を引き付けることに成功しそう。
細かい点だけど、2コマ目のモブ女子生徒がリアルな中学生って感じであり良いですね。

2本目 【純朴と天然】 は、8コマ漫画。
いかにも以前から登場してそうな女性教師が八乙女カイたちに話しかける始まりですが、初登場のモブ先生である。
教師ポジションの登場人物には門脇先生がいるってのに、読切での出番はモブ先生に奪われておる。
門脇先生なら既に八乙女カイと八乙女ハルルが双子ではないと知っていそうだからか……?
読切であっても手を抜いていない、そういった整合性はきちんとしているようだ。
そしてこのモブ先生、たった1コマだけ登場するモブなのに左手薬指には結婚指輪をはめて個性もアピールだ。
単に1コマだけモブの教師を描くだけなら、わざわざ結婚指輪を描かないでしょ。
氏家ト全先生、きっと職員室にどういう先生がいるかとかまで設定資料を用意されてから描かれているのだろう。

モブ先生だけで盛り上がりすぎた。
3コマ目、八乙女ハルルが自然に八乙女カイにボディタッチしてるじゃねーの。これがまだ幼い中学生の距離感か?
八乙女ハルルが八乙女カイに対して恋愛感情を抱いているのかどうかは、まだハッキリとは描かれていない。
恋愛要素を主軸に楽しみたい読者の人には、そこがどう発展するのか楽しめる要素でありそうであるのかもしれぬ。
対して八乙女カイにハッキリと恋愛感情を持っているのが、4コマ目から登場する泉ルイだ。
別マガ掲載の最新話では、その辺りの火花バチバチがあったりもするぞ。
まだ中学1年生と幼い八乙女カイたちのため、男女の仲について思い至るかどうかは個々人で違いがある様子。

3本目 【彼女は読書家】 は、本木アユムを紹介する4コマ漫画だ。
中学生編では部活の先輩も登場人物にいるのだけれど、今回の読切掲載では登場無し。
まあ初見読者に登場人物いきなり大勢見せるのも不親切だろうしね。
オチは便利と便意を聞き間違えるそっちの方の下ネタだ。
両手が空くので便利そう、みたいな発想の下ネタにならないのは中学1年生の下ネタだからかも。
『生徒会役員共』 との違いを感じる。

4本目 【ポチっと】 は、流れるような会話でのギャグで笑った。
八乙女ハルル、突然色々喋り出したと思ったら何だこの会話の流れは。

最終ページ5本目 【今日もうららか】 は、8コマ漫画。
単行本1巻の描きおろし漫画でも見せてくれた、八乙女ハルルによるメスガキの下ネタだ! お得感ある。
純粋にサービスカットのある8コマ漫画と言えよう。
"流行りのメスガキやってみたけどどう?" と直後に八乙女カイに直接聞くのが良いですね。
それを八乙女カイに聞いてどうしようというのか! 興奮した的な感想が返ってきたらどう返すのか! スゲェ良い。
このやり取りって過去作 『濱中アイ』 にもあったけれども、そちらも良かったな……
今からでも 『生徒会役員共』 の復刻読切描いて出島さんか青葉トオリでこのパターンやってほしいくらいですね。

ちなみにこの最終ページで八乙女ハルルが着ている服は、新連載第1話でも着ていた服である。
更にはそのメスガキネタが描かれた、単行本1巻描きおろしの時にも着ていた服だ。
特別なシーンで着るときの服、という意味合いを持っているように感じられる。偶然か?

感想終了。
ちなみに次回の 『八乙女×2』 は、10月6日 (金) 発売号の別冊少年マガジンで読める予定だ。
通常の発売日より前倒しになるので気を付けよう。

23.09.08   今月の 『八乙女×2』 第17話 感想

・今月の 『八乙女×2』 感想。第17話 「9月の花火は意外に燃える!!」 の感想だ。
今回もページ数は14ページで、普段より増ページと言えそうだ。4コマ漫画パートが6ページ、ショート漫画パートが8ページ。
マガポケ掲載分では "以外に" と話のタイトルに誤字があるが、別冊少年マガジン誌面では "意外に" と正しい表記。
Webならすぐ修正できそうなものなのに。

前半4コマパートは、新学期での日常生活がメイン。
開幕前回第16話の合宿にいなかった泉ルイが、合宿の出来事を断片的に知る話からスタートだ。
八乙女ハルルが夜眠るときの髪形について八乙女カイが知っている理由、一体どのように一夜を共にしたというのか。
答えを知らない泉ルイにとっては妄想が膨らみまくりの発言だー、泉ルイはこの後理由を聞き出そうとしたのかな。
関わるはずの無かった合宿と泉ルイの掛け合わせでこうしたネタができるのは面白い。

【エンカウント】 は、芦田ホシノと八乙女カイの2人きりで進行する。
芦田ホシノの "ほれちゃいそう" 発言を漢字に直してみれば、というギャグ。そういう変換ありえたとは予想外の下ネタだ。
この4コマのサブタイトルが 【エンカウント】 なのは笑う。
ゲームで敵モンスターと遭遇する意味合いで使われがちな言葉なので。

【永遠のナゾ】 は、1,2コマ目ぶち抜きでの3コマ漫画。
『八乙女×2』 はショート漫画パートもあるので氏家ト全先生の大ゴマを頻繁に見れるけど、こういう大きなイラストも嬉しいね。
身体の柔らかい泉ルイと、対して身体がガチガチで全然前屈できない八乙女ハルルの対比がそれだけで目の保養でしょ。
Y字バランスもできるという泉ルイ、もう少し年齢を重ねて中学生や高校生で下ネタに寛容だったなら、
体位の燕返しもノリで八乙女ハルルと真似事してみる展開も見れたのではないか、など思ってしまった。

【くんくん】 は、"汗のにおいかがせてー" と公衆の面前で発言しちゃうネタ。
ちなみに普段から汗をかいていると汗が臭くないというのは、汗腺が鍛えられて濾過できているからだとか。
八乙女ハルルは夏休みの間も冷房の効いた部屋で大体ずっと過ごしてたのだろうな、といった妄想が膨らんだ。

【ハルルの昔話】 は、実質八乙女ハルル両親についてのネタであろう。
"親のギャグボール" としか語られていないので、父親と母親のどちらがMなのかという点は想像の余地か。
ギャグボールをハメた経験ある八乙女ハルルという推定年齢1桁でのギャグボールプレイというシチュエーションも爆誕している。

【いつもスッキリ】 と 【いつもたいへん】 は、八乙女ハルル母と八乙女カイ母の2人の会話ネタ。
タイトルも4コマ2本の構図も共通した感じにして、天丼ネタの雰囲気だ。
どちらもオチの下ネタは八乙女カイ母だなあ、八乙女ハルル母による下ネタ発言は控えめにしているのかな。
八乙女ハルル母は、【ハルルの昔話】 のように本人不在の場でプレイ内容を語られる扱いとする登場人物なのかも。

【武隈お姉さん】 では、武隈アキナが妹からなめられている可能性を八乙女ハルルがついに指摘した。
芦田ホシノはそこを指摘しなかったのかが気になる、芦田ホシノは武隈家を訪れていて妹とも面識ありそうと思ってるけど。
ていうか芦田ホシノは武隈アキナを武隈呼びなのだな、下の名前とかあだ名では呼んでいないのだな。
初登場の第12話でも武隈呼びだったが、この時は初対面の八乙女ハルルたちに紹介するための武隈呼びと受け止めていた。
週刊少年マガジン本誌に載ってる他の漫画なら、物理的になめようとして武隈アキナが妹の口にキスしちゃう展開とかありそう。
氏家ト全先生の漫画だとそれは想像しづらいので、このボケが次回以降に続くのかどうかも不明だ。

後半ショート漫画パートは、花火大会エピソードだ。
しかしシチュエーションは超意外で、何と八乙女カイ家のベランダから花火を観覧する!
スゲェ、これは予想外だった。漫画で花火大会と言ったら、現地に行って浴衣で夏祭りとイコールなのが鉄板なのに。
マンションのベランダから花火を見るの、漫画なら日記漫画とかでしか描かれないリアル寄りのエピソードだ。新鮮味がある。

八乙女カイ家に集まった本木アユムのオシャレな格好は注目ポイントじゃない?
隣だからか八乙女ハルルはパーカー、泉ルイも夏らしく薄着でラフな格好をしているのに、本木アユムは正装って感じさえある。
学友でなく見ず知らずの他人の家にお呼ばれする時の格好でも通用しそう、本編で語られない親の影響を一番感じる登場人物だ。

『八乙女×2』 が現実の時間や季節に合わせて進行するため、本木アユムの発育具合も気にしていけるポイントか。
既にお胸の要素が語られている本木アユム、七条アリアくらいに育つ可能性もあるってことですよ。

そして最終ページは、八乙女カイを巡って泉ルイと八乙女ハルルによる女の闘いが勃発か!?
2人の間にある?マークを誰のものと受け止めるかによって、八乙女ハルルの胸の内が変わりますね。
?マークが八乙女ハルルのものなら、火花は泉ルイが一方的に発生させており、八乙女ハルルは何も分かってないと解釈できる。
でも?マークの主が八乙女カイなら、火花は八乙女ハルル側からも生じていると解釈が変わって面白い。
八乙女ハルルはどこまで泉ルイを意識してるのだろうか……!?

今月の感想終了。
次回予告は "次回、ハルルの苦手種目、マラソン大会決行!!" とのことだ。
運動会や体育祭とは別に、マラソン大会単独でのイベントっぽいですね。
4コマパートで何が描かれるかが気になるところ。中学校以外でのネタも継続してあったら良いなあ。

23.08.31   PS2 魔人探偵脳噛ネウロ バトルだヨ! 犯人集合! システム解説、コンボメモ

【永久コンボ動画】
PS2:魔人探偵脳噛ネウロ 永久コンボ

【基本操作方法】
□ボタン:弱攻撃
×ボタン:強攻撃
〇ボタン:必殺技
L1ボタン:バックステップ(左向き時はダッシュ)
R1ボタン:ダッシュ(左向き時はバックステップ)
※ポーズは無い

方向キーで可能な操作:左右移動、ガード、ジャンプ、ダッシュ、バックステップ ※しゃがみは無い

ガードキャンセル:ガードした瞬間にダッシュまたはバックステップ
2段ジャンプ:空中ダッシュ中にジャンプ ※最大2回まで(3段ジャンプまで)可能
ジャンプキャンセル:地上強攻撃のヒット中にジャンプ
大ジャンプ:相手が地上強攻撃やられ中に、地上強攻撃(空振り)キャンセル前方ジャンプ

【システム】
<格闘ゲームの解放条件>
・怪盗Xとのバトルに勝利 (=ゲームを最後までクリア) で、犯人図鑑のメニューから常時プレイ可能となる。
・ゲームを一通り最後までクリアするのにかかる所要時間は、最短で2時間程度? うろ覚え。
・アドベンチャーパートは〇ボタン連打だけでもクリア可能 (最終章付近の選択肢2,3個を除く。不正解でも選択肢が減らないため)
・ストーリーの区切りにあるセーブポイントは、〇ボタン連打だと無限ループになるので画面を見る必要がある。
・バトルパートのミニゲームは大半が子供だましレベル、非常に簡単。一部のミニゲームはギブアップしてもストーリーが進行する。

<基本システム>
・プレイヤーの操作キャラは1P側の魔人ネウロで固定。2PはCPUキャラの怪盗Xで固定。
・他のCPUキャラは存在しない。
・対人戦は不可能。
・1ラウンド先取で固定。
・試合時間は無制限で固定。
・ステージは1種類、BGMも1種類。
・キーコンフィグ、難易度設定は存在しない。
・「ラウンド1ファイト!」 や 「KO!」 といったシステムボイスは存在しない。
・ラウンド開始時に両者バックステップする珍しい格闘ゲームの1つでもある。

<バトルシステム>
・弱攻撃は連打キャンセルあり。必殺技でのキャンセルも可能。
・弱→強→必殺技のチェーンコンボあり。チェーンコンボは空振りでも出せる。
・ジャンプ強攻撃と空中必殺技は同じ技。ジャンプ強攻撃→空中必殺技のキャンセルはできない。
・投げ技、飛び道具は存在しない。すべての攻撃は打撃技。
・攻撃に上段/中段/下段の区別は存在しない。しゃがみも無い。空中ガードはある。
・削りダメージあり。削りダメージでのKOあり。
・ヒット数表示なし。
・地上受け身、空中受け身なし。
・完全にダウンしている間を除き、空中やられ後のバウンド中などにも喰らい判定が残っている。
・バックステップには無敵時間がある。終わり際には硬直があるため、バックステップ連打で永久無敵とは行かない。
・ダッシュ中に攻撃を出すとエフェクトが付くが、滑りつつ攻撃をする以外に性能は変化しない。
・地上での攻撃は出がかりならガードに移行可能。タイミングによっては攻撃を相手に当てつつ、相手の攻撃はガードできる。
・CPUキャラ限定の独自システムは無い様子。ネウロと共通。

<永久コンボ防止システム?>
・浮かせ技である地上強攻撃は、特定の高さ(?)にいる相手にヒットさせると浮かずに落下する。安易なお手玉ができない。
・強攻撃をバウンドやられ中の相手にヒットさせれば浮かび直すため、結果的には永久コンボを防止できていない。

<死体コンボ>
・死体コンボあり。KO後も完全にダウンするまでは喰らい判定が残っている。
・KOされた時には空中やられになる。地上技ヒットのKOでも死体コンボ可能。
・KOされ起き上がった後の敗北ポーズには、喰らい判定が存在しない。

<CPUキャラの動き>
・Xは滅多にガードをしない。
・Xはバックステップを多用して無敵時間で攻撃を回避してくるため、コンボ始動技を当てづらい。
・ただ単に勝つためには、遠距離から適当に必殺技を撃つだけで良い。

<ストーリーモード限定仕様>
・ラウンド開始時に操作説明が表示される。
・敗北すると 「本気をだしますか? はい/いいえ」 の選択肢が表示される。
・「本気をだしますか?」 に 「はい」 を選ぶと、体力が回復し続ける状態で再戦となり、敗北は事実上不可能となる。

<小ネタ>
・地上弱攻撃でKOして弱攻撃を連打すると、勝利ポーズに移行しない。連打を止めれば進むので進行不能というほどではない。

【コンボ】
<コンボレシピ>
・(画面端限定)ダッシュまたは歩き強×n。
・{強-(大ジャンプ)-J弱×数発}×n

【おまけ:ゲーム自体の感想など】
久しぶりに酷いクソゲーをプレイしたな、という気分。
アドベンチャーパートはメッセージスキップと〇ボタン連打で進めたため実質未見だが、ミニゲームの出来栄えがもう酷い。
小学校低学年向けに作ったミニゲームだというなら、しぶしぶ納得できる。
格闘ゲーム要素 (Xとのミニゲーム) は、コンボ以外に楽しめる点が無いため、ある意味コンボゲーと言える。
開発スタッフの中に格闘ゲームについて知ってる人がいたどうかも怪しいレベル。
格ゲーを知らない人が2007,8年頃に適当にGGXXシリーズのどれかを買ってきてシステムを真似てみました、といった代物。
ネウロや怪盗Xが3段ジャンプできる点は原作らしさを感じるが、この格ゲーなら全く不要のシステムだろう。
よくこの出来で特にバグが無いなと感心したが、そこはおそらく別のデバッグチームによる成果と捉えるのが自然か。

23.08.18   記録をとっとこ ハムスター倶楽部-i (愛)の研究レポート コンボ編

全キャラ共通
1.(画面端で空中の相手に)小P×n ※永久コンボ
2.(自分が画面端を背負って)64大P×n ※永久コンボ
3.歩き屈小P×n ※永久コンボ
4.歩き屈小K×n ※永久コンボ
5.{小K・屈大K-26小P}×n ※永久コンボ

しげっち
1.(体力の低いキャラ相手に)大K-46K ※即死コンボ

えんどーくん
1.46K-{46P-26小P}×n ※永久コンボ

ぷーちゃん
1.{小K・大P-46P-26小P}×n ※永久コンボ

プチプチ
1.(画面端限定){小K・大P-46P-26小P}×n ※永久コンボ

ゆきちゃん
1.{小K・屈大P-46K}×n ※永久コンボ

23.08.17   記録をとっとこ ハムスター倶楽部-i (愛)の研究レポート 基本システム、バグ編

【基本操作方法】
□ボタン:小パンチ
×ボタン:小キック
△ボタン:大パンチ
〇ボタン:大キック
STARTボタン:ポーズ

26□:共通必殺技1
64△:共通必殺技2
46パンチ:キャラクター固有の必殺技1
46キック:キャラクター固有の必殺技2

【システム】
<キャラ性能>
・基本的に、全キャラとも性能は同じ。通常技や共通コマンド技は、全て同じ性能。
・ハムスターによって見た目や技のリーチは異なるが、実際の判定は同一であるようだ。
・ハムスターごとの性能差は、「力」「体力」「固有の必殺技2種」 の3点だけ。

<力、体力>
・ハムスター選択画面 (キャラクター選択画面) で確認可能。最小値は1、最大値は15と思われる。
・もちろん値の大きな方が攻撃力は高くなり、体力は高くなる。
・他のパラメータ (す早さ・ガッツ・けづや) は、別のミニゲームに関係する値。格ゲーパートとは無関係。

<ガード>
・空中ガードは無く、立ちガードと屈ガードのみ。
・攻撃判定は、上段/下段の2種類。中段技は無いようだ。
・削りダメージは無い。

<試合形式>
・制限時間は30秒で固定。
・ラウンドは2本先取で固定。
・ステージセレクトは無い。いくせいモードで確認できるステージは、すべて選択不可。たいせんモードでは1種類で固定。

<共通必殺技>
・26□:ヒマワリの種を投げる。つまり波動拳。ダウン中など喰らい判定の消えた相手にもヒットする。しかも密着で当てて有利。
・64△:巴投げ。一見投げ技だが、地上ヒットで相手をロックして演出に突入するガード不能打撃技。空中ヒット時は普通に浮く。

<キャラクター固有の必殺技>
・性能は様々だが、全て打撃技。技によってはヒット後かなり有利で、コンボが繋がる。

<チェーンコンボ、キャンセル>
・弱 → 大のチェーコンボが可能。
・キャンセルがかかるのは大攻撃だけ。
・キャンセルで出せるのは固有必殺技だけ。

<空中コンボ>
・空中やられでは喰らい判定が残り続ける。画面端で浮いた相手には歩き弱パンチ×nで容易に永久コンボが成立する。
・KOされた相手は空中に浮くので一応死体コンボが可能と言えるが、KO後に技を出せないので意味はない。

<バグ>
・デモ画面のCPU同士の対戦で2Pが勝利した場合も 「1P WIN」 と表示される。

23.08.09   今月の 『八乙女×2』 第16話 感想

・ページ数が14ページで普段より増ページなところも嬉しい、今月の 『八乙女×2』 感想。
第16話 「行くぜ!夏合宿!!」 の感想だ。
話のタイトルに 「!」 が入るのは、今回が初めて。夏合宿でテンションが上がっている様子の表れか。
4コマ漫画パートが6ページ、ショート漫画パートが8ページ。さすがに昨年みたいな全編ショート漫画ではなかった。

前半4コマパートは、聖地巡礼を兼ねた観光がメイン。
作中映画 『脱出RTA』 の聖地巡礼に向かう途中である高速バス車内からスタートだ。
映画の原作表紙に書かれた作者名は、"四十八田郎" 。「四十八手」 のもじりよな。
そこはともかく、氏家ト全先生の漫画に 「RTA」 というゲーム用語が出てきたところにテンション上げたい。
まあRTAもとうの昔に市民権を得てそうな認知度ですけど。というか作品名が出た前回時点でテンションあげるべきだ。
バス酔いで "私は少し酔っちゃった" は、『生徒会役員共』 でもあったネタなので懐かしさがある。

2本目 【聖なる地】 は、8コマ漫画。原作で名シーンの舞台となったそうな神社に到着だ。
芦田ホシノがピースサインをしてる冒頭のコマが良いですね。
メタ的に読者に向けたピースサインと解釈するのも良いし、他の誰かにカメラ向けられてピースしてるとの解釈も良いし。
何となく補足すると延髄斬りは蹴り技です。個人的には 『ジョジョの奇妙な冒険』 のホル・ホースを連想しちゃう。
そしてオチは、「縁結び」 から 「円の形で結ばれる」 の数珠つなぎプレイだ。
この時点で八乙女ハルルと芦田ホシノによるボケ重ねが既に行われてたのだなあ。ボケの二重奏が既に完成していた。

3本目 【どこいった】 は武隈アキナが主役と言える8コマ漫画。主役だけれど活躍はせず、むしろ迷子になる。
ここで初めて (読者目線では) 武隈アキナの服装が判明するわけですが、サスペンダースカートだからか幼さを感じる。
実年齢が中学2年生だから実際幼いという点はさておき、行動に合致するくらいの園児みたいな幼児性が表出してるコマだ。
幼い系先輩キャラというキャラクター性がここに確立したと言えそうな8コマ漫画だぜ。
漫画的に隣接するコマで本木アユムが "はぐれちゃってもケータイあるし" と迷子の可能性を一笑に付してるのも良き。
芦田ホシノが武隈アキナの考え方をよく理解してる4コマ目も良さがある。

4本目 【ニヤリ】 、記念写真で本木アユムが中央にいるの何か面白い。
八乙女カイと八乙女ハルルでペアで隣接、芦田ホシノと武隈アキナでペアで隣接してるのが理由だろうけど。
前に別マガ表紙を 『八乙女×2』 が飾ったとき、同じ理由からか本木アユムがセンターになってたの思い出した。
芦田ホシノが撮影されるとき、笑顔でないことよりカメラ目線でないことが気になっちゃう。
目線が下の方だよね? 2回とも偶然か?

5本目 【不慣れながらがんばった感】 、皆の昼食のお弁当は門脇先生の手作りなの!?
文芸部が合宿することより、合宿のお弁当を顧問の先生が手作りしてることの方が衝撃的だが。
門脇先生は料理好き、みたいな情報をお出ししてきてるのかな……
ちなみにそんな門脇先生、柱の登場人物紹介では今月も紹介されていないままだ。
スペースが不足してたわけではない。今回1コマも登場しない泉ルイは紹介されているので。何故……

6本目 【崖の上の少年】 も8コマ漫画だ。
聖地巡礼の旅行ながら映画も原作も未読の八乙女カイがいるのって、何か作劇的に秀でたバランス感覚なのかも。
内容を知らない八乙女カイだけが重要シーンの舞台だろう崖の上まで足を運ぶのが、それだけで何か面白いので。
7コマ目の "度胸あんね" と言ってる八乙女ハルルの表情が良すぎじゃない?
字面だけなら褒めてるけど 「理解できないし私だったら絶対ヤダ」 という本音がこぼれまくりの表情でしょ!
感情が顔に出ちゃう子だな八乙女ハルルはよー。

7本目 【とっさ】 、八乙女ハルル&芦田ホシノが八乙女カイ相手にボケるときの相性の良さたるや!
2人から八乙女カイ相手へのボケ、今回だけでも複数あるけど既に完成度が高すぎる黄金のコンビネーションだ。

8本目 【やりきった先輩】 は、後半のショート漫画パートに続くヒキ。
男子の八乙女カイが1人いるのに、予約した部屋は3人部屋を2部屋で……!?

後半ショート漫画パートは、温泉旅館での宿泊エピソードだ
男子1人を含めて2部屋での組み合わせは? という点は一旦先送りだ。
ていうか八乙女カイが着てるシャツ、文字が何て書いてあるのかと思ったら "SUMMER" と書いてあったのか。

2ページ使って温泉入浴シーンが描かれた。
氏家ト全先生が描くいつも通りの露出度皆無たる入浴シーンと思いきや、おいおい今回見所があるじゃん……!?
八乙女ハルルと本木アユムのお胸の大きさの違いが、明確に描き分けられてきてるじゃんよ!
本木アユムは胸の膨らみが確認できるし、胸の中央には谷間さえあるぞ。八乙女ハルルの胸のラインは垂直線なのに。
ちなみに成人女性である門脇先生のバストは更にデカかった。門脇先生、着やせするタイプですかね。
なお芦田ホシノのサイズは八乙女ハルル同様、武隈アキナは本木アユムより大きい感じだ。

八乙女ハルルによる陰毛ネタは 「第11話」 でもあったな。
今回は事前に全部剃るというネタだったが、第11話では天然で今まだ生えていないというネタだった。
第11話から5ヶ月ほど経って、八乙女ハルルは生えたのか生えていないのか?
個人的には、まだ生えてないからこそ今回このボケをした、という解釈でいきたいぜ。

温泉からあがったら、いよいよ宿泊する部屋の割り振りをどうするかの相談ターン。
皆が浴衣に着替える中、八乙女カイと芦田ホシノだけがラフなシャツ姿であぐらだ。性格の違いが出ている。
本木アユムが部屋を出るとき八乙女カイにバイバイして手を振ってるの好き。

結局男子1人で1部屋使うことになりボーっとしてた八乙女カイに来客あり。
門脇先生を除く文芸部メンバー全員だったわけですが、この八乙女ハルルと芦田ホシノのノックのボケが良すぎるよ。
ボケを重ねるテンポの相性が良すぎるし、2人は下ネタの相性も合うようだ。
"でもカイ君をトイレあつかいって背徳感ヤバいですね" のボケ時点で面白いのに "確かに" って相槌打つことある?
薄い本が出ちゃいそうな下ネタの応酬だ。

男女が1部屋で寝たらまずい → だから徹夜の流れは 『生徒会役員共』 でもあったな。お気に入りのネタなのかも。
ボードゲームで気合入った表情を見せる芦田ホシノ、何か今回魅力が高まってる感じを受けた。
思うに、今まで 『生徒会役員共』 の畑ランコと同じタイプかと思えてたが、今回性格の違いが見えてきたからかも。
そしてオチは徹夜を誓ってからの即落ち2コマ、いや即落ち3コマか。結局雑魚寝である。
ここも 『生徒会役員共』 との違いを感じられるポイントっすね。徹夜できず終わってるのも中学生らしさあると思う。

今月の感想終了。
次回予告は "次回、夏休みボケ多発の2学期スタート!!" とのことだ。
他に書かれた次回予告には "まだまだ暑い夏の日々。花火大会、全員集合!!" ともある。
どうやら次号は、4コマ漫画パートが2学期の学校、ショート漫画パートが花火大会編のようだ。
花火大会に行くのは誰なのか? 文芸部メンバーか? 泉ルイたちクラスメイトか?
妄想を膨らませるに、武隈アキナが八乙女カイを迎えにマンションに行くものの、
家を隣と間違えており八乙女ハルルが浴衣半脱ぎ姿とかで出てきて仰天、みたいなネタがあったら良いなあ。

23.07.26   『八乙女×2』 が週刊少年マガジンに代理原稿として出張掲載

・特に予告は無かったが、『八乙女×2』 が週刊少年マガジン2023年34号に出張掲載された。

予告が無かったのも当然、その理由は代理原稿として掲載されたからのようだ。
本当なら今週号のマガジンに掲載予定だった 『ガチアクタ』 が原稿を落としたので、代原としての掲載。
そのため新規描きおろしは一切ない。内容は全部、過去の連載からの再録だった。
目次ページにある氏家ト全先生のコメントは新しいけど。

余談だけれど、先週号のマガジンの 『ガチアクタ』 には "次号につづく" のアオリ文がある。
しかし先週号のマガジンの次号予告ページには、掲載作品一覧に 『ガチアクタ』 のタイトルが無い。
また、出張掲載となった 『八乙女×2』 のタイトルも無い。
雑誌というのは全ページの締め切りが同じではなく、ページによって締め切りが分かれていると聞く。
ここから察するに、『ガチアクタ』 が入稿後に次号落ちると確定し、その後に目次ページが締切のため入稿、
『八乙女×2』 が代原に決定したのは目次ページの入稿後、というのが一連の流れのようだ。

出張掲載された内容は、1話目4コマパート後半と3話目全部。
今の季節にも合ってる内容で、かつ卒業などの話題が無い回から選出されたみたい。
1話目と3話目からの再録なので、もちろん八乙女カイたちがまだ小学生の頃のお話。
中学生編は単行本になっていないので、最新話よりもまず小学生編に誘導しようという狙いもあるのかもしれない。

23.07.07   今月の 『八乙女×2』 第15話 感想

・今月の 『八乙女×2』 感想。
第15話 「7月のスク水」 の感想だ。
どうやら連載形式は、4コマ漫画パートとショート漫画パートが6ページずつの全12ページが基本となった模様。

今月号では連載にちょっとした変更点があった。
よく欄外に記載される 「この物語はフィクションです」 の注釈と同じ感じで、『八乙女×2』 ならではの注釈が増えた。
内容は "この物語は、実際の時間、季節にあわせて進行していきます!! 各キャラクターが成長していく、年をとっていく物語です!!" というもの。
季節や年度の進行について公式説明が初めて出た!
1話から読んでる身としては当たり前の話~って感じだけれど、これから読む人にはありがたそう。
むしろこの説明が、今まで無かった事こそを気にするべきか? 学年が進むことを氏家ト全先生自身も当初は予定していなかった説が補強されそう。
たとえば 『生徒会役員共』 のように季節だけは進行して、最終回を迎える時に6年生から卒業する展開も用意していたとか。

まあ個人的には、不退転の決意ではなく、担当編集者さんが 「あった方が良いから」 程度に付けた説を押したいですが……
でもとりあえず "キャラクターが成長していく、年をとっていく物語" と公式に明言されたなら、二転三転はしないだろう。
あと6年続けば成人した八乙女カイたちを見られるぞ! 10年続けば八乙女カイたちの就活エピソードとか読めるかもしれない。
『八乙女×2』 が氏家ト全先生の最長連載になってほしいという気持ちの高まってくる注釈だ。

前半4コマパートのメインは、中学校での八乙女カイたち。サブタイトルに出ているスク水は、1ページしか出番が無い。
と言うか今月、初めて八乙女カイたちの親の出番が無い。八乙女カイ母たちは1コマも登場しない! マンション隣人要素が実質ゼロの回だ。

開幕5コマ漫画、泉ルイが学校でチョコを食べちゃう。放課後買ったおやつがうっかり残っていてのチョコ持ち込みだ。
『生徒会役員共』 だったら持ち込みは禁止だぞーとかのネタに繋がりそうだけれども、同じ生徒会役員でも泉ルイはその場で食べて証拠処分だ。
そしてチョコを食べて言い放った言葉は、"人の目を盗んで食べるおやつって背徳感あるね" ですよ。
この台詞は高校生でも小学生でも言わなさそう。中学生ならではって微妙な年頃ならではって気がする。

3本目 【あつい】 では富谷君と黒松君が登場だ。中学校でも八乙女カイの男友達に出番があるのは嬉しいね。
成長していくとこの3人の間で男子ならではの下ネタとか飛び交ったりするのだろうか。
『妹は思春期』 以来の男子学生サイド間限定の下ネタギャグまた見れるかもと思うと期待が膨らむね。

4本目 【あれから1年】 は、8コマ漫画。
更衣室でスクール水着に着替えたら、本木アユムのお胸が発達していて八乙女ハルルが成長の格差に驚いちゃう。
水泳の授業は小学校でもあってその時も一緒に着替えていたはずで、その時は格差を感じなかったはずで、この1年でよほど成長したという事か。
続く 【こりごり】 も本木アユムのお胸の成長を匂わせる4コマ漫画であり、八乙女ハルルが驚いちゃう天丼オチだ。
ここの八乙女ハルルの天丼リアクション好き。
本木アユムは 【どんよりな日】 でも、勘違い下ネタとはいえ今回1人だけ成長ネタを任されてる。本木アユムが巨乳に成長する未来もあるか?

【出したのか入れたのか】 は、この4コマタイトルに笑った。
"毛穴ケア" を "ケツ穴ケア" に聞き間違える下ネタですが、出すにしろ入れるにしろどういうケアだというのか。

文芸部メンバーが登場する 【武隈先輩におまかせ】 と 【青春あれこれ】 は、どちらも8コマ漫画だ。
何か最近、やっぱり8コマ漫画が増えつつありますね。【武隈先輩におまかせ】 は8コマ漫画ならではの長尺が必要なネタだけども。
そして久々に作中ゲームたるモンデスの名前が登場だ。今後またプレイする様子も描かれたら嬉しいね。

後半ショート漫画パートは、文芸部の合宿計画!
「文芸部って合宿するの?」 という疑問については作中でも説明されるし、検索したら実際に合宿している文芸部も実在したわ。
でも亀の頭中学校の文芸部は発足したばかりだし生徒からの提案だし、合宿は聖地巡礼を兼ねた旅行のようだ。
門脇先生が真に受けて合宿を毎年続く恒例行事にしそうな雰囲気あるね。

「聖地巡礼」 を 「せいき巡礼」 (性器巡礼だろう) と聞き間違える下ネタ、聞き間違いネタの中でもド直球で笑った。
聞き間違い内容も中学生とか低年齢ならでは感あるし良い。
聞き間違えられた武隈アキナが八乙女ハルルの下ネタにたじたじとなってしまう展開は予想してなかったし。
ていうか武隈アキナ、そういうリアクション見せてくれる人物だったのか。下ネタに耐性の無い人物、氏家ト全先生の漫画では久々だ。

"部員で足りる" の台詞は "部費で足りる" の誤字かな……
それはそうと、旅行雑誌の 「Goodスポット」 の表紙レイアウトがヤバすぎて笑った。小さくさらりと挟むには勿体ない下ネタだ。
あと夏の合宿といえば、『生徒会役員共』 で合宿終了後に掲載誌がマガスペからマガジンへと移籍になったことを思い出すね。
まあ 『八乙女×2』 は移籍しないだろうけど。

今月の感想終了。
次回予告は "次回、きっと忘れられない夏が来る…のか!?" とのことだ。
これは直前の八乙女ハルルの "今年の夏は皆で初体験だね" の台詞を受けたアオリ文って気がする。
芦田ホシノが画策したような6人家族に間違われる展開は来ないと思うけど、6Pするのかと疑われる下ネタはありそうだ。
八乙女カイと八乙女ハルルが2人でモンデスやりまくる展開は……やるにはページ数が足りないかも。他の回であってほしいところだ。

余談。
今月号の別マガ表紙には小さく 『八乙女×2』 が選出されますが、裏表紙の別マガ連載作品紹介枠にも 『八乙女×2』 が選出されてた。
"アットホームな別マガには裏の顔が…!? ちょっと刺激的な非日常の体験へ、" のテーマで選ばれた作品群の1つが 『八乙女×2』 である。
隣人関係が裏の顔、ということか。武隈アキナや芦田ホシノは、八乙女カイと八乙女ハルルが隣人関係だと知らないので。
何かの用事で武隈アキナが八乙女カイ家を訪問したら、八乙女ハルルが出てきてビックリする展開とか今後ありそうですね。

23.06.09   今月の 『八乙女×2』 第14話 感想

・ページ数は12ページで固定となるのかなあ? そこが気になる今月の 『八乙女×2』 感想。
第14話 「6月はムシムシの梅雨」 の感想だ。
話のタイトルに月数が入るパターンだったかー、予想が外れた。
4コマ漫画パートとショート漫画パートが6ページずつ。センターカラーだった第12話を除き、第10話以降はずっと12ページだ。

前半4コマパートのメインは、中学校での八乙女カイたちの話がメイン。今回のタイトル通り、梅雨に関するネタが多い。
制服が夏服に衣替えしてますね、中学生編となればこの切り替わりがあったか。
開幕5コマ漫画は下ネタの空耳。できるほどあったら八乙女ハルルはそれをやってくれてたの? それが気になる。

2本目 【奥の手】 で "昨日1日中ゲームやってたから" の台詞が出たけど、実際にゲームをする描写は今回も無い。
作中ゲームのモンデスをプレイする展開をまた見たいなあ。

【年季JC】 は、8コマ漫画。
LINE的なやりとりを見るに、やっぱ芦田ホシノはリアル中二病なのでは……という印象になってくる。
ロリババキャラに作ってる感を受けてしまうのは、中学二年生という年齢のせいだろうか、それともまだ登場回数が少ないからだろうか。
もしも 『生徒会役員共』 の畑ランコだったら壁ドンされても平然としてそうだけど、芦田ホシノは壁ドンされたらめっちゃ取り乱しそう。
上級生が大人っぽく見える理由は "着こなし" だと推察する泉ルイ! 観察眼がすごい。ファッションの知識もありそう。
本木アユムとか小学生時代は、泉ルイに負けず劣らずオシャレな服を着てたのにな。保護者チョイスの服装だったのかも。

次の 【文芸的昔ばなし】 も8コマ漫画だ。
氏家ト全先生が描く8コマ漫画は実質4コマ漫画2本という構成が多いけど、この8コマ漫画は普通に8コマ目までオチずに話が続いた。
本木アユムと芦田ホシノを掘り下げるエピソードであり、芦田ホシノの昔話は当然というか下ネタオチだった。
小学校に入った頃の本木アユム回想シーンは描かれても、小さい頃の芦田ホシノの描写は無しかー。
勿論、自身が三角木馬に乗ってるような芦田ホシノのイメージ映像も無い。これぞ氏家ト全先生のバランス感覚という感じ。

【夫か息子か】 、梅雨でフローリングがベタつくという話から、床オナに発想が飛躍するのは凄すぎる。スゲェ下ネタセンスだ。
【午後から天気が崩れます】 、八乙女カイと八乙女ハルルの相合傘イベント発生に泉ルイが御立腹。
ていうかマンションの隣人関係だから、帰る時間がズレでもしない限り、八乙女カイと相合傘するのは必然的に八乙女ハルルなのか。
皆の帰宅タイミングが同じなら八乙女カイと泉ルイで相合傘するシチュエーションは絶対やってこないと確定している。
八乙女カイと八乙女ハルルは部活も同じだしな…… 泉ルイがぷんすこ怒る展開、今後も発生しそう。
それはそうと、背景で無言ピースしてる八乙女ハルルが可愛い。誰に向けた何のピースなの……!? 相合傘で嬉しい、の意思表示の可能性ある?

【時の流れ】 もまた8コマ漫画だ。
どうも今回8コマ漫画が多いな……たまたまか? 何か理由があるのか?
何か理由があるなら、氏家ト全先生が 『八乙女×2』 の週マガ掲載用の出張読切版を描いてるから説、とかの可能性に賭けたい。

これまた8コマでオチが1つしかないタイプの8コマ漫画。エモい、というタイプのオチであろう。
第2話時点では八乙女ハルルの方が高かった身長、それがいつの間に追い抜かれていて成長を実感する。第二次性徴期、思春期というやつだ。
氏家ト全先生の過去作 『濱中アイ』 第080話でも、相合傘しつつ背が伸びた話をするエピソードがあった。それを思い出す。
背を比べる八乙女ハルルの右手が良い味出しとる。淡々と終わるのも良さがあった。

後半6ページ目のショート漫画パートは、八乙女カイ in 八乙女ハルルの部屋!
きちんと机に向かって宿題を終わらせる八乙女ハルル、そういや八乙女ハルルは算数のテストで100点取ってたり勉強できる子だった。
ベッドの上や後から見えるタンスの上に乗ったぬいぐるみは、アヘマルシリーズのぬいぐるみのようだ。
そして虫退治のため部屋にインする八乙女カイ。読者と八乙女カイとで、八乙女ハルルの部屋を初めて目にする回が一致である。
八乙女カイから八乙女ハルルの家を訪れることはあまり無さげと読み取れるね。
八乙女ハルルから八乙女カイに食べかけのお菓子を渡そうとするシチュエーション、何気にこれで2度目である。
回数が重なると 「八乙女ハルルは意図的に食べかけのお菓子を八乙女カイに食べてもらおうとしてる」 という解釈が爆誕しそうだ。

カタコトになったりキレ出したり、虫を前にした八乙女ハルルのテンションがおかしくて笑う。余裕が無さすぎる。
それでいて八乙女ハルル母の紐パンについての解説は普段以上に饒舌だしで、八乙女ハルルの百面相が楽しいショート漫画だ。
最終1ページ、騒動を聞きつける第三者 (八乙女ハルル母) が帰宅してからは、発言が下ネタと誤解される王道のオチである。
これを聞いたのが八乙女ハルル母だったからお口あんぐりだったけど、もし聞いたのが八乙女カイ母だったらどうなってたのかなあ。
そこも気になる。

今月の感想終了。
次回予告は "次回、いよいよ夏到来!!" とのことだ。
夏休み回なのか、夏の学校イベントなのか? 『生徒会役員共』 では夏休みは泊まりに行くイベントが多かったがどうなるのか?
そして今月も八乙女カイは、八乙女ハルルの事を下の名前では呼ばないままですね。脳内でも "こいつ" 呼びである。
前回第13話で話題にあがった、八乙女カイが八乙女ハルルを下の名前で呼ぶ展開はいつか来るのかなあ。

余談。
週刊少年マガジンに別冊少年マガジンの1ページ広告が掲載されていた。
その広告で取り上げられてる漫画は、今月号からの新連載漫画と 『八乙女×2』 の2つのみだった。
どういうチョイスかは不明だが、まあ単行本が売れてたり期待されてたりするからここに選ばれているのだろう。
とりあえずは良かった。

23.05.09   今月の 『八乙女×2』 第13話 感想

・どうも読みなれた 『生徒会役員共』 っぽさを感じる回だ。
『生徒会役員共』 は氏家ト全先生の 「主に学校が舞台の下ネタ系日常4コマ」 で最長連載なのだから、当然かもしれないけど。

ともあれ今月の 『八乙女×2』 感想。
第13話 「楽しい部活動」 の感想だ。
タイトルに何月の出来事なのか入らないパターン。次回6月も大抵イベントの無い月だし、タイトルに6月は入らない予感。
そして今回13話のページ数は、12ページ! 最もページ数が少ない時のパターン。
過去には全編4コマ漫画パートの回もあったけど、ショート漫画パートも毎話あると嬉しいな。

前半6ページ目まで4コマパートのメインは、中学校での八乙女カイたちがメイン
今回のタイトル 「楽しい部活動」 は、後半ショート漫画パートでのテーマだよ。

開幕5コマ漫画は、八乙女ハルル in 八乙女カイ家! 八乙女ハルルが八乙女カイ家へ上がり込む間柄は、中学生になっても継続だ。
お互い私服姿なので、別に学校の帰りについでに立ち寄った、みたいな話でもない。日常的に遊びに行ってるっぽい。
そして八乙女カイが着るシャツのロゴは 「69」 だ、作品のちょっとしたところに現れる下ネタの小ネタも継続である。

2本目 【妄想はかどる】 は突如として舞台が学校に移るので、もう中学校が舞台なのは当たり前なのだなと感じられる。
中学校に入学したばかりという初々しさは、もうあまり無いぞ!
せいぜい八乙女ハルルの制服がぶかぶかっぽく見えるコマが後で出るので、一年生らしさを感じられるぐらい。
それはともかく、この4コマはスパッツを穿いていればスカートがめくれ上がっても大丈夫という考えのネタだ。
"スパッツはいてるから大丈夫だよ" とのセリフがある割に、めくれあがったスカートの隙間からスパッツは1ミリも描写されない鉄壁ガード。
パンツではなくスパッツだと後から明かす目的があるにしろ、氏家ト全先生の漫画におけるパンツのごとく鉄壁だ。
登場人物が中学生になるのに合わせて解禁、という事は無かった。
別冊少年マガジンは週刊少年マガジンと比べてそういう規制が緩いようなので、何か変化があるかと思ったが無かった。

中学生になっても、富谷君と黒松君 (八乙女カイの男友達) の出番も継続だー。
3本目 【願う少年】 では、八乙女カイたちが男子が小テスト直前に焦る話。
もちろん4コマ漫画的には下ネタギャグであり、八乙女ハルルが下ネタで乱入する。
富谷君と黒松君の目前で下ネタをぶっ放してるわけですが、彼ら2人は八乙女ハルルの下ネタにどのようなリアクションをしてるのか!
氏家ト全先生の漫画で主人公の男友達の出番が多いのは久しぶりだから気になってしまう……!

4本目 【きいてみよう】 は8コマ漫画なわけですが、それより八乙女ハルルの制服姿の全身像がいいね!
見よこの中学校制服を着慣れない感! 第11話で見せてくれた通りにブカブカだ。
同じ制服で泉ルイと並んで立つと、泉ルイのすらりとした体格が引き立って見えるという発見もあった。

中学生になっても保護者の出番も引き続きあった。
【母のお茶会】 は3時のティータイムだろう、マンションにて八乙女ナルミと八乙女ハルコが雑談中だ。
『生徒会役員共』 というか 『妹は思春期』 の頃からぶれないノリで、氏家ト全先生の作品で最多パターンの4コマという雰囲気が漂う。

4コマパートのラスト4本から、文芸部のターン。
前回第12話ラストまでは "文芸同好会" だったが、めでたく "文芸部" に昇格していた。
【ようこそ文芸部】 は文芸部に昇格してから初めての4コマらしく、全員揃って読書にいそしむぞ。
オチはただ1人スマホをいじる八乙女ハルルも、電子書籍で読書をしていたという4コマ目。現代ならではのあるあるネタなのかも。

八乙女ハルルが下ネタ抜きに文芸にいそしむなら、文芸部での下ネタは一体誰がやるのか? 答えは芦田ホシノであった。
『生徒会役員共』 を読んでいると、どうしても畑ランコを彷彿とさせる顔つきに思える芦田ホシノ。
それはともかく、多分読者の多くの期待した通り下ネタ側の登場人物であった。
「悶絶調教」 のタイトルがブックカバーの下から見え隠れする本の読書にいそしむぞ!
本木アユムは自身で小説を書いたりしてるけど、芦田ホシノも自身で官能小説書いたりしていたら良いなあ。

部長の武隈アキナは、もしや賢く見られたいから本を読んでいるのではなどド失礼な感想を抱いてしまった。
【しまらない先輩】 、武隈アキナの教科書はマーカーペンだらけでどこが重要なのか結局分からなくなっていそう……
それはさておき、今回から後輩ムーブをかます八乙女ハルルを見れるようになったのだな。
八乙女ハルルに教えを請われたいフェチの読者も安心だ (?) どんなフェチなのかは書いてる身としても分からない。

ラスト 【静かな午後】 、 『愛犬ワン』 とかいういかにもなタイトルの読書に文芸部で勤しみよる。
自作小説みたいなジャンルをバリバリに部内で推したりはしないのかー。
本木アユムは中学生になっても第7話で書いてたようなジャンルの小説を書いているのかも気になるところ。
他人の影響を受けて自作小説のジャンルが変わる展開もありそうだけど、影響を受ける相手が芦田ホシノだったら笑う。
オチとしては寝てる八乙女カイにもたれかかれそうで焦るというか恥ずかしがる本木アユムだ。初々しーい。
八乙女カイと八乙女ハルルは連載前の告知イラスト時点で物理的接触してたくらいなのに!

後半6ページ目のショート漫画パートも、文芸部がメイン
とはいえ冒頭1ページ使って、泉ルイが部室の前に登場だ。
2ページ目で泉ルイが怒りながらドア開けて入ってくるコマ良いですね!
この横長の迫力と吹き出しのデカさによる勢いの良さは、4コマ漫画でやるには難しかろうコマなので。

できたばかりの部活で貰えたばかりの部室に "目標月五冊" と早速貼り紙されてある。
月にたった5冊で良いのか! など自身の中学生時代を振り返って思ったけれど、今の時代スマホも遊びも沢山あって難しいのかも。
八乙女ハルルとか作中ゲーム 「モンデス」 シリーズやり込んでるみたいですし。
それに部活動だから1冊ごとに感想文書いたりするのかも? どういう活動形態なのだろう?
氏家ト全先生がどこまで文芸部の部活動を掘り下げるのか、という点も楽しみなポイントですね。
『生徒会役員共』 で多岐に渡りすぎではと思える生徒会活動が描かれたし、文芸部の活動もいろいろ見せてくれるのかも。

そして重たい下ネタが芦田ホシノの口から突如として放たれた。
もしも発言者が横島ナルコ先生だったらマジで経験済みだろうなと言う説得力があるけど、芦田ホシノの場合はどうなのか?
さすがに実体験ではないだろうと思えるので、やはりギャグの味わいが違いますね。。。
「ガチで芦田ホシノはこのプレイを経験済みであり、なお恋人とは武隈アキナのこと」 という大穴狙いの読者もいるのかな。
実年齢的にも中二病ムーブかなと受け止めたけれどどうだろう?
全然関係ないけど、ぷんすか怒る泉ルイの後方で小さくなってる感じの武隈アキナが可愛いですね。

大オチは、まさかの名前の件でちょっと不機嫌な態度を見せる八乙女ハルル!
ショート漫画パートで存在感が消えていたのは、こうしてふてくされていたからだったとは。
ていうか、八乙女ハルル的には八乙女カイに名前で呼んでもらいたかった、というのは結構インパクトがある展開でしょ!
これまでの連載を振り返るに第3話で八乙女ハルルは "カイ君" と呼ぶようなった一方、八乙女カイは一度も "ハルル" と名前で呼んでいない!
八乙女ハルルは八乙女カイに名前で呼んでもらいたいって、もしかしてこの1年くらいずっと思い続けてたの……!?
この1年の、八乙女カイが八乙女ハルルを "お前" とか "八乙女" と呼んだシーンが、全部伏線として立ち上がってくる。
顔には出さねども "カイ君…… 私のこと名前で呼んで?" は、八乙女ハルルにとって心からの発言だったのかもってことじゃん。
おいおい、今後の八乙女カイと八乙女ハルルの関係性に一層興味が湧いてくる終わり方だ。スゲェな。

今月の感想終了。
次回予告は "次回、やっぱりまだまだ慣れない中学生活!!" とのことだ。
6月発売号も特に行事などはなく、中学生活での顔ぶれを掘り下げる展開かなあ?
次々回は7月発売となるので、何かしら夏の学校イベントをやってショート漫画パートが多くなりそう。
いやそれより、8月発売号で泊まりのオールショート漫画パート回とかまた期待できるかも!
とりあえず次回も楽しみだ。

23.05.02   ジョジョASBRのバグ集など動画を数本投稿してたことのお知らせ

・ジョジョASBRの動画を投稿していました、という話。

めっきりこちらのWeb日記というかブログの更新をしなくなってしまいましたが。
それはさておき、ジョジョASBRの動画を投稿していたことの報告です。
このブログで初めてその情報を得る人は、果たしているのか……?
そのような疑問もあるけれど、書くだけ書いておく。

【ジョジョ】時間停止した世界を皆が動けたらDIOが弱すぎた!【ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトルR】 / JoJo ASBR Time Stop Bug #ジョジョASBR #JOJO_ASBR

【ジョジョASBR】ゲームめちゃくちゃ! ディオ・ブランドー(アシスト) 理不尽バグ10選 / JoJo ASBR Dio Brando Bug #ジョジョASBR #JOJO_ASBR

【ジョジョASBR】ゲーム崩壊、最凶のバグキャラ! ウェザー・リポート 理不尽バグ11選 / JoJo ASBR Weather Report Bug #ジョジョASBR #JOJO_ASBR

【ジョジョASBR】トリッシュのスペシャルコスチュームでのバグ【PS4 ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトルR】

【ジョジョASBR】特定条件でペッシが戻ってこなくなる現象【PS4 ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトルR】

これくらいで良いか。
厳密には、YouTubeのショート動画など他にも投稿した動画はあるのですけど。
全ての動画については、YouTubeの当サイトのチャンネルにてご確認ください、ということで。

確認したら、このサイトでの投稿動画まとめページもすっかり更新していなかった。
動画を投稿した話は、Twitterだけでしか告知していない。
いよいよ俺にも、個人サイトを閉じるタイミングがやってきたか?

23.05.01   【ネタバレあり】「マリオの映画」であり「マリオのゲームの映画」ではなかった『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』感想

この感想記事は、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の結末までネタバレありです。

最初に自分のスーパーマリオシリーズのプレイ歴を書いた方が良いのかな。
プレイ経験があるタイトルは、ファミコンのスーパーマリオブラザーズからニンテンドー64のスーパーマリオ64までです。
ゲームキューブやWiiでのスーパーマリオシリーズは、一度もプレイしたことがありません。
映像作品は、実写映画 『魔界帝国の女神』 とアニメ 『ピーチ姫救出大作戦!』 の視聴経験あり。

映画全体の感想としては、スーパーマリオの世界観を映画に落とし込むことに成功した作品だったな、と。
それでいてマリオシリーズを一切知らない人が見ても、普通の映画と同様に楽しめる内容だろうな、と思いました。

「マリオを知らない人でも楽しめそう」 というのが、自分的にこの映画で大きなポイントで。
マリオを知らなければ、キノコを食べて大きくなったり、タヌキの衣装になるのは不思議なのでは、と思えそうでさにあらず。
キノコ王国がある異世界ではそういう不思議なマジックアイテムがあるのだな、と納得いくよう作られた映画でした。

これは逆に言えば 「マリオをプレイしてなければ意味が分からないネタ」 は、小ネタ程度でしかなかったということなのですよね。
「ゲームのあの場面、あのアクションだ!」 となる要素は、一瞬や数秒程度にしか映らないことが多い。
ゲームを忠実に長尺で再現されたのは、レインボーロードをカートで走る、ということではないでしょうか。
レインボーロードでジャンプしてショートカットするテクニックも元ネタとなりましたし。
Bダッシュ最高速度の両手を広げたダッシュポーズ、クッパのしっぽを掴んで回して投げ飛ばす、ヒップドロップでの着地、
甲羅になったノコノコが壁と壁に反射し続ける、ポールに掴まって降りるアクション、ピーチ姫は別の城にいる……などなど。
とても一度見ただけでは把握しきれないほど原作ゲームを再現した要素は多いものの、どれも気付く人だけ気付けば良い小ネタ程度。
ああ、これは 「マリオのゲームの映画」 ではなく 「マリオの世界観の映画」 なのか、と感じた次第でした。
世界観の映画化だから、マリオを知らない人が見ても楽しめるだろうわけですが。

ストーリーも、マリオ要素を抜きにしても成立する内容でした。
ポンコツ主人公が、異世界に迷い込み冒険を繰り広げ、異世界と自分たちの世界が融合した空間でラスボスを倒し、成長を皆に認めてもらう。
王道の成長物語というプロットです。
ライバルキャラ (ドンキーコング) と一緒に海深く巨大ウツボの腹の中に閉じ込められ脱出する、といった既視感のある展開も王道かと。
マリオとピーチ姫は最初面識がなく、ピーチ姫は何故キノコ王国の姫かという疑問は提示され、ピーチ姫はクッパに実質さらわれない。
既に充分マリオシリーズを知った人なら、ストーリーには肩透かしを食うのではないでしょうか。
言うなれば 「マリオは誰でも知ってるでしょ」 と胡坐をかかず、これから初めてマリオを知る人に向けた映画と評価できそうです。
スタッフロールの後にヨッシーの卵が登場して次回作を匂わせる終わり方まで、最近の王道の映画という感じでした。

マリオたち家族が住むブルックリンの現実世界には、任天堂の他ゲームタイトルの小ネタが散りばめられていたのも見所でしょう。
マリオが 『パルテナの鏡』 をプレイして 「ヤラレチャッタ」 を表示させる展開には、なるほどこういう小ネタが多いのだなと予感しました。
しかし実際は、そういう要素はイースターエッグでしかなく、万人向けの映画となっています。
日本語吹き替え版ではクッパの声優が和田アキ子というような過去アニメの踏襲もありません。

ここまで書く機会を逸してましたが、本作の最大の見所はアクションです。
2Dマリオの横スクロール画面を再現したカメラアングルで展開するシーンは、特に嬉しかったです。
マリオカートを再現して、甲羅やバナナの皮で相手車を妨害するシーンも楽しいですね。
自分がスーパーマリオシリーズを64までしかプレイしてないので、ネコマリオや相手を凍らせるフラワーなどの初見要素には戸惑ってしまいました。
ほか、ピーチ姫がクッパたちとも生身で戦う姿には、違和感は別に覚えませんでした。
しかし、ハルバード (斧槍) っぽい武器を構えて戦おうとするのも最近のマリオではそうなのかな? という事を思いました。

最後に、ゲームを再現してこういうシーンがあったら良かったな、と個人的に思う内容を羅列します。
・クッパの乗ってる橋を斧で切り落とすが、溶岩の海に落下して倒せたと思ったクッパが飛び上がってきてバトルが継続する。
・ハンマーブロスは一度に1つしか投げないハンマーの在庫を、クッパが奪って一度に大量に投げつける。
・レインボーロード上をワンワンが走っている (海中の暗闇から突然ワンワンが現れるシーンにも繋がるし) 。
・タヌキマリオが地蔵になって一旦マグナムキラーをやり過ごす。
・ボムキングを後ろから掴んで持ち上げて運ぶ。
・クッパの炎などに尻を焼かれて、飛びあがってから悲鳴と共に高速ダッシュする。

23.04.07   今月の 『八乙女×2』 第12話 感想と、単行本第1巻の内容紹介

本日2023年4月7日は、別冊少年マガジンの発売日にして、祝 『八乙女×2』 の単行本第1巻の発売日だ!!
1日に2通りの 『八乙女×2』 を堪能できる日というわけだ、大変嬉しい。
どちらについても感想書いていくぜー、まずは今月の 『八乙女×2』 から書くよ。

そんなわけで、今月の 『八乙女×2』 感想。
第12話 「4月はピカピカの中学生」 の感想だ。
今月も4コマ漫画とショート漫画が織り交ざる回! 4コマ漫画が6ページ、ショート漫画が10ページ。

でも今月号の最大の特徴は、何よりも別冊少年マガジンの表紙を 『八乙女×2』 が飾っていることであろう!
氏家ト全先生の漫画が単独で雑誌の表紙を飾るのは、これで2度目! 超レアな出来事だ。
ちなみにセンターカラーに加えて抽選プレゼント企画もあるぞ。

まずは別マガ雑誌表紙について!
正直、めちゃくちゃ良いな…… 期待してたよりも遥かに喜んでしまった。
やはり魅力的な絵! マガジン編集部はもっと氏家ト全先生に雑誌表紙カラーイラストを描いてもらうべきでしょ。

表紙アオリ "中学生編、始動!! だけど……後ろの2人は誰!?" の通り、新たなる登場人物が表紙で初登場する衝撃展開。
過去作 『生徒会役員共』 でも、新顔がその週の扉絵でいきなり姿を見せる構成はあったが、それよりインパクトある。
八乙女カイと八乙女ハルルの主人公2人が最前列に並ぶ関係で、雑誌のど真ん中を本木アユムが飾っているのは笑ってしまった。
ある意味一番の主役ポジションじゃねーの。おいしいところを持って行きよる……!
なお泉ルイと本木アユムの髪色は、この表紙で初めて判明した。ついでに本木アユムの髪留めの色も初めてカラーで描かれたぞ。
もしも小学生編での表紙だったら両八乙女家の母親が姿を見せていたのかも?
でも中学生編突入なので、後ろの2人の新顔にスペースを譲る形となったみたい。

それにしてもこの表紙、アオリ文句の位置のため八乙女ハルルが両腕を掲げているようにも一瞬見間違えてしまうな。
そう見間違えたら、それはそれで調子乗ってる感じが増してまた可愛いな……味わいが変わる! トリックアートか?

マニアックなポイントとして、目立ちはしないが表紙より更に載りづらい背表紙を 『八乙女×2』 が独占している。
実に嬉しいね! マニアの人は背表紙も忘れずチェックしておこう。

そして本編は、センターカラーページ付きだ!
なおこのセンターカラーイラストは、単行本1巻表紙と同じイラストだ……
さすがに氏家ト全先生でも、雑誌表紙 + センターカラー + 単行本表紙で、同日に3点の新規カラーイラストは厳しかった……?
読者に単行本表紙イラストの記憶を植え付けて、単行本を見付けて手に取らせやすくする計算とかあるのかも。
加えて、抽選で50名様に 『八乙女×2』 の特製クリアファイルのプレゼント企画が開催中
応募のためには別マガに付属の応募券が必要なので注意しよう。
特製クリアファイルは単行本表紙と今月の別マガ表紙のイラストが表裏になってるものなので、アオリ文なしのイラストを堪能できるな。
あと、応募要項には "『八乙女×2』の好きなキャラクター" という項目があるぞ!
結果は発表されないだろうが、ちょっとした人気投票みたいなものだ~。誰の名前を挙げようか迷ってしまうねえ。

漫画本編:前半6ページ目までの4コマパートは、中学校での生活編が描かれる。
これから始まる八乙女ハルルたちの新生活という感じで、中学校の面々が主に描かれて、保護者の出番は皆無の回となった。
前回卒業式を色々描いたからか、今回は入学式のシーンは一切無し! いきなり登校シーンから始まる展開の速さだ。
開幕のこのネタ、入学当初あるあるネタだろうけど、八乙女カイと八乙女ハルルが2人揃ってやってるのはウケる。
むしろ2人一緒だからおしゃべりしながら歩いてて、途中まで気付かなかったのかも。
ていうか中学校の名前は "亀の頭中学校" なのかよ! 小学校の名前から続く天丼ギャグだ。
"亀の頭" は作中地名かな……という深読みは不要だろう。ちなみに読みは "かめのがしら" 。

2本目 【一部界隈にて】 では、本木アユムに姉がいるという家族構成が判明だ。
姉がいるという事は、つまり本木アユムは 「妹」 !
い、『妹は思春期』 (氏家ト全先生の過去作) ……! など思ったものの、本木アユムは下ネタ側ではなかったわ。
いや、これから下ネタに目覚めるっていう伏線かもしれないが。

3本目 【第一印象】 では、中学校教師にして担任の先生かつ国語教師の門脇先生が初登場だ。
怖そう/かっこいいといった印象で初登場したのに、八乙女ハルルがそれをぶち壊す勝手な下ネタを繰り出していく、これは笑う。
でもこの場でのこの下ネタチョイスって、ムキムキなアンパンマンとかで大笑いしてる年代ならでは、って気がするな。
もしも 『生徒会役員共』 の天草シノなら、ここでこの下ネタは選ばなさそう。
そう思うと、氏家ト全先生による中学生観が地味に光ってる気がした。
余談だけど、この4コマで見るとソックスの色は泉ルイだけ黒で、八乙女ハルルと本木アユムは白だね。今後も同じ色なのかはチェックしたい。

【伝言ゲーム】 は、8コマ漫画。
氏家ト全先生の漫画でたびたび目にする伝言ゲーム形式の聞き間違いギャグなのだけど、ギャグより話の内容が気になってしまった。
泉ルイは中学生生活にむけてヘアアクセとか色々新調しており、下着とかも新しくしたのだとか!
男子的にはブリーフからトランクスに切り替えるかどうかの時期! そういう記憶が掘り起こされて懐かしかったね。
でも泉ルイは女子なので、新しく買った下着のデザインが思ったより派手とかセクシーすぎたとかで後悔してるとの話題ですけど。
一般的な漫画であれば、ここで新しい下着姿の泉ルイのカットが入るところですが、そうはならないのが氏家ト全先生の漫画だ。
でも、昔は徹底的に回避していたパンチラとかも、近年の氏家ト全先生の漫画では稀に挿入されるケースもある
修学旅行とかのシーンで、ワンカットくらい泉ルイの下着姿とかのシーンが挿入されるかもしれないな。

【打算的な彼女】 も泉ルイのネタだけど、それよりも生徒会という単語が登場している
えっ、これはまさか生徒会役員に八乙女ハルルたちがなる展開か!? またしても生徒会役員共か!?
絶対これそのように読者を引っ掛ける4コマだったに違いあるまい。

前半4コマパート時点では、中学生生活に突入しての変化が一番起きているのは泉ルイだな。
生徒会に入ったりいろいろ新調したり、中学で出会った担任の先生にカッコいいと憧れたり。
一方で八乙女カイは "中学生になったとはいえ……" "新生活って感じうすいな" と、正反対とも言える感想を抱いてて興味深い。
八乙女カイがのんびり屋と見るべきか、泉ルイが行動派と見るべきか? そこは読者ごとの視点に委ねられそうですね。

前半ラスト 【疲れると集中力落ちるからね】 は、8コマ漫画。
家が隣同士だからか、中学生になっても一緒に2人で下校する八乙女カイと八乙女ハルル!
"疲れた……" "早く帰って休みたい" の感想まで完全一致だ! 同時刻、泉ルイは生徒会の活動で何か働いていそう。
八乙女カイと相性が合うのは八乙女ハルル、って意図ある描写に読めるなあ。まあ、似た者同士ではないからこそ良い相性もあろうけど。
もしも八乙女カイの社会の窓が開いてるのに気付いたのが泉ルイだったら、泉ルイはどのように指摘したのか? そこも気になる。

漫画本編:後半10ページ目はショート漫画パート! 中学校での部活動エピソードが描かれる。
前半ラストの八乙女カイと八乙女ハルルの似た者同士って感じの8コマ漫画と並んで、導入部では似た者同士を感じられるネタがリフレインだ。
2人揃って部活の希望届の提出を完全に忘れて同じ顔というギャグ! どうやら亀の頭中学校は、必ず部活入らなきゃならない学校みたい。

八乙女カイと八乙女ハルルの周囲の人は、何の部活に入部したのか? それを聞いて回るシーンで小学校でのクラスメイト達も登場だ。
第10話で一瞬だけ名前が出た川村さんも登場した、泉ルイと同じくバレー部に入部だとか。
八乙女カイの男友達である富谷君はサッカー部、同じく黒松君は将棋部に入部したとか。
完全にぱっと見の印象だが……黒松君の方がやんちゃっぽいので、将棋部と言うチョイスは意外だなあ。
黒松君は中学生になって、作中で初めて個性を出してきた感じがある。

そしてここからが後半のメイン、本木アユムが入部したのは文芸同好会であった。
(部の条件は5人以上の所属につき、3人しか所属しないなら文芸部ではなく文芸同好会)
まあ細かい校則はさておいて、八乙女×2 meet 文芸同好会の展開ですよ!
ページ半分を使うデカさのコマで、文芸同好会:芦田ホシノ、武隈アキナ (部長) の2人が初登場だ!
表紙で顔見せしていた謎の2名は文芸同好会の人達だったかー。

正直今回、一番刺さったのはこの芦田ホシノの発言だな。
"2人共いい名前だね 必殺技名に自分の名前入れても映えそう" のセリフ、めちゃくちゃテンションあがってしまった……!
『八乙女×2』 新連載告知時にも書いたけど、格闘ゲームプレイヤー的には "やおとめ" と言ったら超有名な必殺技 "八稚女" なのだよな。
ここで芦田ホシノが必殺技名とか例に出すってことはさー、氏家ト全先生が八稚女の存在を認識してる説あるかもってことじゃん!?
たまらんね。

書くタイミング逃したけど、期待のまなざしを向け本木アユムが大変可愛いので良かった。
あと放課後の校内の様子で、残ってる生徒がジャージ姿なのも放課後って感じあって良いなあ。
芦田ホシノによる "2人って双子?" の質問も、当然の疑問だけど地味に光るセリフ回しでしょ。

ここまで喋ってなかった部長:武隈アキナは、ページ半分を縦にぶち抜いてほぼ全身見せていく姿で改めて登場だ。
大人っぽい印象……というイメージは2ページと持たなかったぜー、"基本ポンコツで" と紹介されてしまっているし。
この中身を既に知ってた本木アユムは、どのような目で見守っていたのだろう……
あと、武隈アキナには妹がいるという家族構成も判明だ。
本木アユムの姉はどうか分からないけど、武隈アキナの妹は今後作中に登場しそうって予感がするね。
想像するに八乙女カイたちより年下で、小学生成分を補ってくれる活躍も期待できそう。

最終ページは、部活の希望届の提出最終日。
担任の門脇先生に入部届を持って行った八乙女カイと八乙女ハルルが、その場で門脇先生に部活の顧問をお願いする高速展開だー。
スゲェ展開の早いオチだな、今月初登場した3人の人物がいきなり次号から同じ部活のメンバーやら顧問である。
あと関係ないはずだけど、別マガで文芸部の漫画だと 『荒ぶる季節の乙女どもよ。』 を思い出してしまうね。
『荒ぶる季節の乙女どもよ。』 は、別冊少年マガジンに連載されていた、性に翻弄される文芸部女子高生の漫画である。
『八乙女×2』 は、性は性でも下ネタで周囲を翻弄する、文芸部女子中学生の漫画になるのかも。
とりあえず、今年の夏休みは文芸部で合宿に行く展開、あると思います。

今月の感想終了。
次回予告は "次回、まだまだ慣れない中学生活!!" とのことで、特に情報は無い。
中学校生活あるあるネタやら、新登場した文芸部の先輩方を掘り下げるエピソードになるのかも。
それにしても気になるのは、これから文芸部メンバーをメインとしたネタがどれくらいの割合を占めるか、と言う点ですね。
小学校編のような、保護者にガッツリ出番がある展開は今後もあるのだろうか? 小学校からのクラスメイトの出番はどうなるのか?
凡百の漫画だと、「小学校編は何だったのか」 みたいな文芸部一辺倒の漫画になりがちなタイミングなので、少し気になる。
まあ、そこのバランスはベテランの氏家ト全先生だから、不安はないと思っているけど。

23.04.09:この段落追記
メモ。
今月号の別マガ目次ページに "『八乙女』『ヒナバン』『葬列』新作第1巻が3冊同時発売!!" という記載があった。
どうやら 『八乙女×2』 の略称は 「八乙女」 であるようだ。

さてさて今月の 『八乙女×2』 感想に続いては! 祝発売、『八乙女×2』 の単行本第1巻の紹介だ!
やったねめでたい!

そんなわけで単行本の詳細をご紹介だ。
第1巻の収録内容は、第1話から第10話まで。
卒業式に向けてタイムカプセルを埋める話までなので、小学校卒業式エピソードは収録されていない。
第1巻だからか、登場人物の紹介ページは無し。
表表紙の折り返しページには、『生徒会役員共』 以来となる氏家ト全先生の自画像と単行本コメントが掲載だ。
裏表紙の折り返しページは、八乙女カイのデフォルメ顔 (※描きおろしではない) のみとなっている。
『生徒会役員共』 の単行本と同じ構成になるのかなーと予想してたら、少し違った。
少し違う理由は週刊少年マガジンの単行本ではなくて、別冊少年マガジンの単行本だからか?

『八乙女×2』 単行本第1巻で一番重要なことは、描きおろしの "おまけマンガ" 1ページ付きってことですよ!
これ内容書いても良いのかな? 何とまあ、八乙女ハルルが近年流行りのメスガキに挑戦だー。純粋にサービスカットじゃん、って思った。
思えばたしかに低年齢ならではこのプレイ、氏家ト全先生の漫画で可能なタイミングの登場人物が丁度いなかったのだよな。
下ネタ側の主人公が小学生ならではのこのタイミングでネタを入れ込んでこられよった。機を逃さず、と言った感じだ。

まあそれはそうと、個人的にはこのおまけマンガは2コマ目が一番のサービスカットだったけどもよ……!
やったぜ、『八乙女×2』 でも格闘ゲーム描写が登場である。
八乙女カイが操作するワーウルフっぽいキャラクターを、八乙女ハルルが操作する猫娘っぽいキャラクターがKOしている瞬間だ。
あけぼのフィニッシュみたいなKOエフェクトによって、体力バーなどは非表示となってしまっている。
架空の格ゲーのはずであり完全一致する元ネタキャラはいないと思うけど、右側の狼男はヴァンパイアのガロンにしか見えないな。
猫娘の方は、バトルファンタジアのこよりとか複数のキャラクターが混ざっていそう。

単行本で1話から読み返してみると、もう既に八乙女ハルルたちが第1話とは顔の印象とか少し違うので驚ける。
小学生から中学生への成長ということではなく、氏家ト全先生が描きなれていったのだろうという意味で。
なお、単行本化に際しての変更点は、ぱっと一読した限りでは見付けられなかった。

ちなみに 『八乙女×2』 単行本1巻の帯には、久しぶりに天草シノが登場だ (※描きおろしではない)。
ヒット作 『生徒会役員共』 の作者による漫画ですよ、という広告塔としての登場だ。
なお今月の別マガに掲載の広告によると、『生徒会役員共』 の発行部数は累計480万部を突破したようだ。
480万部も売れたら印税だけで一生働かなくても食べていけるじゃん! それなのに今なお漫画を描いてくれる氏家ト全先生、ありがたい。

最後に。
マガポケ公式のTwitterアカウントで、2023年4月13日 (木) まで抽選で3名様にQUOカード500円分が当たるプレゼント企画が開催中だ
リンク先を見ての通り、もちろん 『八乙女×2』 単行本1巻発売を記念した宣伝の企画。
ていうか、『八乙女×2』 の絵柄のQUOカードってもう作られていたのかよ。
別マガ連載作のクオカードって毎号読者プレゼントに何種類かあるのだが、まだそちらには 『八乙女×2』 のクオカードは登場していない。
まさかクオカードの初出がこういうプレゼント企画になるとは。

もどる

inserted by FC2 system