21.06.30   今週の 『生徒会役員共』 「#622」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 感想。
今回 「#622」 は、桜才学園編!
下ネタが巻き起こったり巻き起こらなかったりする、日常エピソード回ですよ。

扉絵は、薄着な私服の古谷サチコ。
もしや今週も白ワンピースかと予想してたけど、予想は外れた。
「センス古めの古谷さん。本日は薄着のパイオツ祭り!!」 とのアオリ文通り、お胸に目が行く。
服の皴ではなさそうな……というか乳首でしょって感じのでっぱりが描かれているよ、珍しい。
付け乳首って可能性はあるけども。
ちなみに 「パイオツ祭り」 と書かれているけど、お胸に関するネタは本編には無かった。

開幕 【ぴょんぴょん】 、身長を伸ばそうとするネタの萩村スズは逐一かわいい。
今回も身長が伸びるという説があるジャンプ運動に早速トライだ。
この4コマだけなら可愛らしいだけだが……これラストの4コマを読むと、津田タカトシの目線が気になる。
萩村スズのスカートの方に目をやってるようにも見えるよね。
津田タカトシは七条アリアのお胸とかに反応しちゃう様子をたまに見せるけど、脚やお尻にはどうなのか。

2本目 【ぬれちゃった】 、ある意味サービスシーンと言えるのかも。
2コマぶち抜きで、扉絵くらいデカい横島ナルコ先生のカットがお目見えですよ。
『生徒会役員共』 は4コマ漫画だから、氏家ト全先生による大きいサイズのイラストって滅多に見れないし。
そういう面でもサービスカットと言えよう。
脇汗を堂々と読者に見せつける横島ナルコ先生ですが、脇舐めプレイの痕跡の方が恥ずかしくないのかー。
横島ナルコ先生にとって学園はプレイをする場でもある、って認識が自然になってそう。

3本目 【推理する会長】 、1コマ目で頭を押さえる手が何か変だな。
線の太さも違うし、後から描き足した感じが露骨に見えている。
指の下で見えないはずの髪が見えてるのは、ホワイトの塗り忘れなのかも。
ちなみに週刊マガジンで完全アナログで作画している連載作家さんは3名だけらしい。
氏家ト全先生も、一部かあるいは全部はデジタルで作業されているようだ。
するとホワイトの塗り忘れではなく、レイヤーのミスなのかも。

4本目 【燃えるコトミ】 、ありそうで今までなかったのか、という感じの "気" のネタ。
"気が遣える" の言葉で中二病モードに入る津田コトミ、三葉ムツミや周囲の人にはどう見えてるのだろ。
時カオルは気付いていないのか、気付いているけどスルーして普段通りなのか。

5本目 【ひかえめOG】 では扉絵に選ばれてる古谷サチコがここで登場。
もしも扉絵の姿だったら津田タカトシの反応が気になるところですが、別のラフな格好で登場だ。
パイオツ要素も扉絵限りで、オチも通常営業という感じ。

最終ページの 【羞恥心が大事】 、オチのコマにすべてが詰まっているな。
「嫌々まくれ」 で七条アリアがどういう表情をしているか見せないあたり上手い、その表情が見たくなる。
「そーゆーのが好きなんだね」 のセリフも刺さる読者がいそうじゃないですか!?
そして七条アリアの手の形が注目ポイントでしょ!
スカートを抑えていると明確に描写するなら、手の形はパーにするはず。
けれど手の形はグーだから、まくるためにスカートを掴んでいるとも受け止めれるじゃあないの……!
七条アリアは下ネタ空耳でスカートをまくれないよう押さえたのか? まくれるようにスカートを掴んだのか?
どちらとも受け止められる、妄想膨らむオチだ。
よく考えるとサブタイトルも面白い、羞恥心を大事にしているのは誰なの? 津田タカトシなの?
津田タカトシだとしたら天の声で突然好みがバラされているところも面白い。

ラスト 【最初の続き】 は、ジャンプ運動を続けている萩村スズに、天草シノが普通に気遣いを見せる。
同時にここで、開幕の津田タカトシはスカートのめくれを注視してたのではとの疑いが生じる構成だ。
萩村スズ自身は、開幕の津田タカトシとの掛け合いを思い出したのかなあ。
津田タカトシがスカートを見ていなかったとしても、萩村スズはめくれを見られたかもって思いそう。
それを考えるのも楽しい4コマですね。

今週の感想終了。
ちなみに次号、7/7 (水) 発売の週刊少年マガジンでは 『生徒会役員共』 が休載とのこと。
目次ページによれば氏家ト全先生が単行本作業を始めたそうなので、その関係かもしれない。

21.06.23   今週の 『生徒会役員共』 「#621」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 感想。
今回 「#621」 は、マインドフルネス編!
いわゆる瞑想に津田タカトシがチャレンジする話だよ。

扉絵は夏らしく、白ワンピースに麦わら帽子という格好の萩村スズ。
この装いは、過去に天草シノも扉絵でしてたね (単行本11巻#286」 、単行本20巻#575」 ) 。
どうせなら他の登場人物の白ワンピース姿も見てみたいところ。
いやもしや、2021年の夏は各登場人物が扉絵で白ワンピース姿をお披露目するのかも?
そういう白ワンピース姿シリーズになる可能性あると思います。

開幕 【いきます】 は、生徒会室にて始まり始まり。
ボーっとしていた津田タカトシへ、天草シノの叱責、萩村スズの助言、七条アリアの下ネタが飛ぶ。
三者三葉というか、オチまでの三段跳びというようなテンポの良さだ。
"深イキ" と "浅イキ" については、興味のある方は各自検索されませい。
ここから直接リンクを貼るにはアダルトすぎる内容であった。

2本目 【アリアの日課】 では、今回のテーマ "マインドフルネス" を七条アリアがご提案。
直前に下ネタ繰り出した人とは思えない、有用そうなアドバイスだー。
「いわゆる瞑想だな」 とすかさず天草シノが解説を入れてくれて、読者にもやさしい。
オチは七条アリアが下ネタを受けるタイプと言えるのだけど、どうも不純な動機を疑ってしまう……
やっぱそれって深イキするための下準備ですか、みたいな連想をしちゃう……!

そしてオチは、姿こそ見えねど出島さんが登場だ! やったぜ。
一体出島さんはどれだけ近くにいるというのか?
近寄るのみに留まらず、誌面では描けないような行為をしているのではないかと勘繰っちゃう!
4コマ目が真っ暗なのは、そういう行為の真っ最中だからという説も提唱できるかも。

3本目 【愛のムチ】 からは、津田タカトシのマインドフルネス実践編。
そして天草シノのやんちゃタイム発動編とも言えるかも。
漫画的には、2コマ目が実は伏線みたいな感じと言えるかも?
最終ページの構図と被っているのは氏家ト全先生が意図したことだろうし。

続く 【平常心でいられるかな?】 では、瞑想中の津田タカトシに天草シノからの試練が到着。
エッチなフィギュアを眼前において煩悩を呼び起こそうとするぞ。
天草シノの瞑想観が気になってくる4コマだ。
天草シノもマインドフルネスやったことあるように思えるけど、瞑想中は煩悩と戦っているのかも。
下ネタを断ち切るための瞑想で、むしろ心が下ネタに向いてしまう、それが天草シノの瞑想なのかも。

ちなみにここで置かれたフィギュアは、金髪とおぼしきロングツインテールの水着フィギュアだ。
ここでもやはり、金髪ツインテキャラだ。

金髪とおぼしきロングツインテールフィギュア

氏家ト全先生が作中に描く特にモデルのいないオリジナル二次元キャラは、金髪ツインテ率が非常に高い。
少女だったり大人だったり、髪の短さ長さのバリエーションは多様ながら、金髪ツインテは特に多い。
何故なのだろう?
もしや、特にモデルがいないわけじゃなくて、何かモデルがあって金髪ツインテなのか?
謎は深まるばかりだ。

次の 【ネネ気づく】 では、フィギュアの持ち主がご登場。
水着フィギュアは轟ネネが部室に持ち込んだ私物であったとさ。
そうすると、津田タカトシの瞑想中に天草シノは校内の見回りとかしていたのかも。
さすが会長、勤勉だ。
でもこのフィギュア、轟ネネの肛門に入った可能性あるはずだよな……(単行本16巻#442」 )

最終ページ 【30分経過】 、実はこの時点で大オチとなる事件が発生してるのだよな。
初見じゃ気付かないし、ほのぼの4コマと思うばかりなのだが、2コマ目で既に答えが出ている。
七条アリアの格好だけが 【愛のムチ】 から変わっている。
ちなみに津田タカトシが瞑想中のコマ、コピーのように見えるけれども実はコピーではない。
コピーを使えそうなコマもコピーとしないのは、いつからか始まった氏家ト全先生のこだわりのひとつだ。

ラスト 【ちゃんちゃん】 では大オチとなる事件発生が白日の下に!
いつの間にやらジャージに着替えていた七条アリア、生徒会室で着替えたと こともなげに返す!
津田タカトシが目を開けたなら、着替えシーンをバッチリ目撃されてしまう状況下でのお着替えだー。
これもはやそういうプレイでしょ。
ここの七条アリアは天然ボケみたいな態度を取っているけど、いや絶対下心あっての着替えだよねえ。
それを考えれば、長袖ジャージをしっかり最後まで閉じていることも気になってくる。
夏場でそうしっかり閉じてたら暑いはず、それなのに暑くなさそうだから下に何も着ていないのでは!?
隠したいことがあるという気持ちの表れでジャージを首筋までぴっちり閉じている説、あると思います。
むしろやっぱジャージの下が全裸だから裸体を隠したくきっちり閉じているのかも!
妄想は膨らむ一方だー。

21.06.16   今週の 『生徒会役員共』 「#620」 感想

・かなり驚かされた、今週の 『生徒会役員共』 の感想。
まさか前回と対になってる内容、前回が前編って言える回だとは思ってなかったよ!
そんなわけで今回 「#620」 は、森ノゾミのパンツの回。
前回が桜才生徒会でノーパンの話なら、今回は英稜生徒会でノーパンの話だ!
ちなみに今週の週刊少年マガジンは、紙の雑誌のみグラビアページに関連企画がある。

扉絵はレインコート姿の森ノゾミ。
1ページ目の魚見チヒロから見た姿かな、一緒に登校してる雰囲気を味わえるぞ。

開幕 【雨の日登校】 にて、今回のテーマの幕が上がった。
雨の中を登校する魚見チヒロと森ノゾミ、そこに災難が降りかかる! いや "湧き上がる" か。
大雨によってマンホールから噴き出した水が、森ノゾミのパンツを直撃だー。
「ぬわーーっ」 のリアクションには笑った、「キャー」 とかじゃないところが良いよね。

こうして前回の天草シノ同様、2本目 【お助け会長】 では森ノゾミがノーパン in 生徒会室。
後に出てくる描写から、時間的には登校直後だと思われる。
ノーパンのまま授業を受ける……という事態にはならなかったようだ。
予備のショーツがあること教えてくれる魚見チヒロ、Vサインしてるのに顔は真顔だ。
どういう感情だろう、何を思ってノーパンの森ノゾミを見てたのだろう、いや面白いけど。

次の 【まよえる のぞみん】 では、森ノゾミに手渡される予備のショーツことTバック!
色は黒いし、なるほど勝負パンツだと納得できる見た目である。
魚見チヒロは何故に勝負パンツを持ってきてたの……という疑問は残る。
思うに、下ネタ繋がりの人に見せて良い反応をもらうためかなー、って妄想膨らむ。
未使用品ってくらいだし、穿くためではないのだろう。
こう、青葉トオリとお互い選んだ勝負パンツを見せ合いっこするため、って説はどうか?

4本目 【とつげき 生徒会】 では、青葉トオリが登場だ! やったぜ!
まあ別に今回、青葉トオリがネタに絡むことはないのですが……
おはようございます、ではなく 「おはよーございまーす」 という言い方は青葉トオリの個性なの?
初登場こそ魚見チヒロと同じ回ながら、近年までモブ生徒と同レベルの扱いだった青葉トオリ。
その青葉トオリを準レギュラーくらいの登場人物に引き上げようとする氏家ト全先生の工夫を感じる……

ちなみにオチは、森ノゾミに自身のパンツの匂いを嗅がせる魚見チヒロ。
そうまでして勝負パンツが無臭で未使用であることを分かってもらおうと……!?
むしろ魚見チヒロは。他人に自身のパンツのにおいを嗅がれて平気という点に着目するべきか?
これ、直前まで穿いてたパンツを嗅がせてたのかな。
するとこの状況、森ノゾミも魚見チヒロも2人ともノーパンってことだ! フェチの人には刺さるのかも。

次の 【どっちか選べ】 は、広瀬ユウのターン。
広瀬ユウもまた、予備のパンツを持っていると判明だー。
下ネタ側ではない広瀬ユウなのに、どうして予備のパンツを持ってたのかなあ。
検索したら、10代女子の7.4%がパンツの替えを持ち歩いていた、というアンケート結果が見付かった。
汗まみれになったパンツを穿きたくないから、という意見が書かれていた。
広瀬ユウは運動部所属だし、そこまで変でもないのか……?

なおオチは、間違って兄貴のブリーフを間違って持ってきていた広瀬ユウ。
つまりそう、広瀬ユウもまた妹ってこと! い、妹は思春期!
新たなる妹キャラがここに爆誕だ。
デビュー作 『妹は思春期』 について、氏家ト全先生が語ったりネタにすることはもはや無い。
(※ツッコミの台詞が 「妹は思春期」 のことは1度だけあった 単行本1巻#9」 )
でも、こうして特に何気なく妹属性を登場人物に付与してくるのは、名残を感じられますね。
読者に対する、『妹は思春期』 を忘れてないですアピール、のように受け止められて嬉しいところだ。
そのうち、実は天草シノも妹でした、みたいな衝撃展開少しは可能性あると思う。

ラスト 【彼女はTバックを選んだ】 は、8コマ漫画。
英稜生徒会顧問:音羽フウカ先生が生徒会室に入室だー。
おっ、青葉トオリの台詞が二言もあるじゃあないの、ってことはさておき!
音羽フウカ先生が窓を開けたことで巻き起こる事態は、そう 「フワーリ」 だ。
氏家ト全先生が過去作 『濱中アイ』 で生み出した表現を、今もここぞという場面で使われてるのは嬉しい。

フワーリの目撃者となったのは音羽フウカ先生。
Tバックのため後ろから見ればノーパン状態な森ノゾミのお尻を直視だぜー。
でも音羽フウカ先生自身の新たな一面は見られず、という感じか?
まあ今までみたくドン引きしてないあたり、慣れてきてるのかも。
フワーリでスカートの中を見られた側が、むしろ自分から更に見せようとするのは新しいなあ。
同じ現象であっても切り口次第で、こうも新鮮な面白さがあるのかーって唸らせられるな。

今週の感想終了。
冒頭でも書いた通りに、今週の週刊少年マガジンではグラビアページも必見だ!
「ラブコメ制服コレクション」 として、コスプレイヤーの人が週刊少年マガジン作品と特別コラボ!
そのコラボした作品群の中に、何とまあ 『生徒会役員共』 もあるってわけですよー。
"制服コレクション" というタイトルだが、制服だけでなく天草シノのコスプレ姿を披露している。
こいつは珍しい!
この手の企画に 『生徒会役員共』 が選ばれることって滅多にないから、かなりビビった。
ちなみにこの企画に 『生徒会役員共』 があること、先週号の次号予告のページでもハッキリ告知されていた。
でも告知されてるのがグラビアアイドルのスペースだったのよね、そこまでは目を通していなかったぜ……

しかもこの 「ヒロイン制服コラボ」 、基本的に割り当てられるページは見開き2ページだけなのに!
「おかわりはレジェンド漫画……!」 として 『生徒会役員共』 だけ追加でもう1ページ載ってる優遇っぷり!
一体どうした?
普段こういう特別企画にエントリーされないことの方が多い 『生徒会役員共』 なのにな……?
まあ、何だか知らないがありがたいね。

このコスプレページの見所は、コスプレイヤーだけではないぞ。
具体亭には、背景にも注目だ。
何と、背景にはきちんと桜才学園正門前や生徒会室が描かれている。
更に激レアなことに、氏家ト全先生が描いたのではない、小物までしっかり描き込まれた背景になっている!
正直めちゃくちゃ面白い
桜才学園校門とかを、こんな解像度で目にする日が来るとは……!
誰が描いたのだろうこれ?
きちんとした背景専門アシスタント職の人が描いてるっぽいよなあ。
なお、背景の参考資料となったのはアニメ版のようで、下ネタの雰囲気とかはアニメ版準拠だ。

そういうわけで、紙のマガジンを手に取ってみてもよろしいのではないでしょうか。

21.06.09   今週の 『生徒会役員共』 「#619」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 感想。
6月になればプール開き!
プール開きにともなって、今回 「#619」 は天草シノのパンツの話だ。

開幕 【プールの時間】 は、桜才学園の女子更衣室からスタートだ。
氏家ト全先生の漫画なので、今まさに着替え中の女子更衣室が描かれても、肌の露出は全然ないぞ。
エロさは徹底的に稀薄ですが、"ワイシャツを開いたらスクール水着" というこの一瞬のシーンはフェチ度高い。
制服の下に水着を着て来たことの図解であり、かつマニアックさも放出されている。

そんなわけでパンツを持ってき忘れた天草シノが今回のメイン。
全部のネタが天草シノのパンツ絡みという、天草シノ尽くしの回だ。
パンツを忘れた理由の見せ方が一捻りされてるのは良いっすね。

続く 【オプション付き】 では、一気にプールの授業後へと話が飛ぶ。
プールでのスクール水着シーンは、今回のテーマでないので一切カットである。思い切りの良さ!
そしてオチは七条アリアから貸し出された予備の下着ですが……何なのだろう、このパンツは?
しっぽ付きパンツという商品は実在するようだけど、パンツの布地からしっぽが生えてるよなあ、これ。
どういう形状なのだろう。
布地と一体化しているあたり、本物のしっぽを目指したこだわりの一品なのかも。

背に腹は代えられぬと、3本目 【股下からこんにちは】 では、天草シノがしっぽ付きパンツを穿く!
当然しっぽはスカートからはみ出て垂れ下がるわけで、目立つし津田タカトシたちにも凝視される。
天草シノが穿いてるパンツの一部を津田タカトシに見つめられる、と言えるのでは!
いや、これをそうだと言えたところで、って感じですけど。
津田タカトシも変な反応を示さないし、萩村スズも冷静なリアクションを見せちゃうぞ。
その冷静な判断が、更にひどい絵面を生み出しちゃうオチは笑った。
しっぽをパンツに隠すことで、こういうボケが成り立つのか……!
かなり不意を衝かれたオチだった。

次の 【未使用品】 では、津田タカトシから天草シノにパンツの差し入れだー。
津田タカトシが女物のパンツを隠し持っていたわけではなくて、自分で穿く用の新品トランクスである。
このパンツを求める天草シノの声が生徒会室の外に漏れ出て、五十嵐カエデがビックリする定番のオチが来た。

このシーン、パンツを求める天草シノの台詞の違いに注目したい。
七条アリアのパンツには 「貸してくれ」 、津田タカトシのパンツには 「売ってくれ」 と使い分けているのよね。
つまり、津田タカトシは天草シノが穿いたパンツを返してもらって悪用することができない……って話ではないぞ。
天草シノはさ、七条アリアから借りて穿いたパンツを返すつもりってことじゃあないの。
検索したら、9割以上の人は他人のパンツを穿くことに抵抗があると答えたアンケート結果が見付かった。
どうあれ、天草シノと七条アリアは、お互いのパンツの貸し借りに抵抗が無いようだ。
これって天草シノと七条アリアの間柄だからなのかなー?
もしも予備のパンツを持ってたのが萩村スズだったらどうなるのだろう、「貸して」 なのか 「売って」 なのか?
ほか、突然パンツが必要になった七条アリアが天草シノからパンツを借りて穿く可能性も生まれると言えよう。

5本目 【はきました】 は、トランクスを穿いた天草シノという絵面のインパクト勝負のネタ。
氏家ト全先生の漫画の名物 「フワーリ」 による、パンチラどころでないパンモロのシーンが来た。
ついに天草シノのパンモロが描かれた!
古来からの読者としては、すわ最終回かという発想も飛び出す場面ですが、時代は変わった。
無言によるツッコミなしのボケ倒しというレアパターンだけど、話は普通に続くぞ。
ていうか、天草シノのパンチラだけど穿いてるのは男物トランクスだからOK、って判定なの?
謎の判断が下された感じある。
女物の下着を穿いた津田タカトシのパンチラならどう判定されるのだろう、いや判定以前に見たくないですが。

天草シノのパンモロが全てを持っていってるけど、何気に1コマ目の畑ランコの導入もパワーがある。
「今日は風強いな こんな日はエロハプニングが‥‥‥」 って、そこを期待していくのかよ。
エロハプニングを激写しても校内新聞には掲載できないでしょ。
趣味として撮影してるのか? それともエロハプニング写真を売ったりしてるのか?
つーか、もはや形骸化した柱の登場人物紹介 「よくシノの隠し撮り写真を売っている」 に最適な場面が来てる。
今回初めて読んだ読者は、こういう写真も売っているのだなと誤解しそう。
エッチな同人誌だったら、天草シノの盗撮ですと嘘をついて自身のパンチラ写真を売る畑ランコとかありそう。

6本目 【察せる系女子】 、もはやこの畑ランコは天草シノの隠し撮り写真を売らない系のリアクションだ。
隠し撮りを売らないとは言っても、畑ランコが品行方正清純になったわけではないと伝わるオチである。
ヨシ君ナオちゃんですら経験あるかどうか分からない、カップルで下着交換プレイというオチ。
今回一番マニアックな下ネタを畑ランコがかっさらって行ったよ。

ラスト 【プールの時間 2日目】 は、翌日のお話みたい。
「スースーする」 と天草シノが股間を抑えるその理由、下着を忘れたからではなく、毛を剃ったからというオチ。
水泳の授業が始まったからのムダ毛処理だったかー。
天草シノが剃毛をほのめかすネタは稀にしかないよね、やはり基本は生やしっぱなしでいるようだ。

今週の感想終了。
余談だけれど、『生徒会役員共』 ってマガジン本誌だとカラーページの直前に配置されてること多い気がする。
たまたまかなあ?
それと、1ページ目上部のアオリ文句って結構前から毎回違うフォントが使用されてるけど、何か法則とかあるのかな?
たとえば、あいうえお順で選ばれているとか? フォント名の頭文字だけ続けて読むと暗号になっていたら面白い。
しかしまあ、漫画出版社だけあって使えるフォントが潤沢だわ。

21.06.02   今週の 『生徒会役員共』 「#618」 感想

・6月になれば衣替え!
そういうわけで今週の 『生徒会役員共』 感想。
今回 「#618」 は、桜才学園が衣替えを迎えたりする日常回ですよ。

扉絵は既に夏らしい格好をした津田コトミ。
頭部に比べて身体の輪郭線が妙に太いっすね、氏家ト全先生が新しい描き方を模索されてるのかな。

開幕 【今日から6月】 は、桜才学園の衣替えのネタ。
作中で経過した年数は不明だけれど、漫画的には10回以上の6月を迎えている桜才学園。
制服が夏服に衣替えするのも毎年のことでありますが、6月で衣替えとハッキリ説明されたのはこれが初か。
登場人物が時カオルと横島ナルコ先生の2人だけで完結する4コマというのも珍しい。
桜才学園の校門での挨拶と言えば、登校中の生徒に天草シノたち生徒会が声をかけてる光景がおなじみだ。
でも授業が始まる直前となると、校門を閉めるためか教師が出てくるのだなあ。

ていうか、トッキーは横島ナルコ先生からもトッキーって呼ばれてたの……!?
これって他の生徒ならどうなのだろう?
漫画的には登場しない他の生徒も、横島ナルコ先生にあだ名で呼ばれてたりするのかな?
あるいは時カオルとか一部の生徒が、教師からトッキーと覚えられてるくらい目立つ生徒なのかも。

2本目 【たたかう乙女】 は、ピンチ時に屈しないヒロインネタ。
氏家ト全先生作品おなじみオチのイメージ映像内プレイに、ファンタジー系ヒロインが登場だ。
またもや外見は金髪ツインテ少女ですが、今回は羽が生えているタイプであり珍しい。
ピンチでも敵に屈しないイメージから派生しての天使っ子なのかなあ?
ついでに責めの触手は、普段と違ってどうも若干描き込まれてる印象を受けるぜ。

それはそうと3コマ目の天草シノと七条アリアのリアクションが良いですね。
「大丈夫!! 私はピンチに強いからな」 の台詞をこうも自信満々に言える天草シノ頼りがいありすぎだろー。
さすが会長って感じだし、七条アリアが正に 「さすが」 と答えてるのも親交の深さがにじみ出てる感じで良い。

3本目 【まじめなカエデさん】 は、ヨシ君ナオちゃんと五十嵐カエデと、七条アリアのネタである。
ヨシ君ナオちゃん、かなり直球のイチャイチャ具合ですね。
作中でもあまり見ない至近距離でラブラブしてるシーンだ。

4,5本目は津田コトミが片足立ちダイエットに挑むネタ!
【フラフラ】 で津田コトミと津田タカトシの距離感が、【ドSさん】 で津田コトミと魚見チヒロの距離感が伝わる系。
津田タカトシが素直に津田コトミの足元に寝そべるのは良き兄って感じですね。
はたして津田コトミの右足で踏みつけられる結果になったのかどうか……?
ここで踏まれる要素が下ネタ的に扱われていないのは、津田兄妹の仲だからって感じだ。

津田コトミの片足立ちダイエットが完成してからは、魚見チヒロが登場だ。
ものほしざおで津田コトミの身動きを制限して下ネタに持って行くのが、この2人の関係性なのだろうなあ。
ていうか 「いたずらし放題」 って津田タカトシに実妹を差し出すのがスゲェ。
もちろん実際いたずらしないと分かってやってるだろうけど、これ性的ないたずらの方の話ですよね……!?
魚見チヒロの下ネタは重たい。

最終ページ 【優しい先輩】 と 【無言エンド】 も続き物。
科学室の人体模型に七条アリアがパンツを差し出せば、その光景を天草シノたちに誤解されちゃったー。
津田タカトシにパンツを差し出したとしか見えない光景なわけですが、この終わり方は珍しい。
無言であるだけでなく、天草シノたちがどういう表情をしたかさえ見せずに終幕となっている。
氏家ト全先生の漫画でレアなパターンと言うか、随分とまあ読者に想像をゆだねる終わり方だなあ。
何だろうこれ。
もしかしたら、単行本で読んだときに直後となる次回の1本目のネタを考慮しての終わり方なのかもしれない。
それはさすがに深読みしすぎか?

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