08.06.27   今週のゴルゴ微妙

・アニメゴルゴ13。『TOUCHDOWN』。
原作のダメなところをほとんど改善してなかったね。何故このエピソードをアニメ化したのだろう。
黒幕が依頼者を射殺して、老刑事が黒幕を射殺する展開がそのままだとは。
ゴルゴが薬莢を残して立ち去るのもそのままだし。

一番納得行かないのは、アニメオリジナルの デイブがゴルゴを訪ねてくるシーン。
スタッフは一体デイブを何者だと思っているんだろう。
別にゴルゴの相棒でも頼みの綱でも無い、一介の銃職人なのに。

このエピソードは原作から、
「ゴルゴが狙撃の証拠映像を解析されていると知れたはずがない。知れても場所までは分からないはず」
という、明らかにダメな点があるのだけど、
それをアニメ版は 「デイブが情報を集めてきてゴルゴに報告した」 などのように、
デイブ登場によって一気に解決させたつもりのように見えて、凄まじく萎えた。
もう1つのダメな点、「ゴルゴが病室から脱出&戻ってくる方法が不確実すぎる」 という点も、
「デイブと服を交換して出て行ったのだ」 とか思わせたいように見えて萎える。
そもそもアニメ版では、
「ゴルゴはどうやってデイブと連絡を取ったのか?」 という謎が新しく生まれてしまっているぞ。
「デイブがゴルゴのために自発的に来た」 というのは、ゴルゴから連絡を取るよりもあり得ないし。

08.06.26   申さんやりすぎ

・そういうわけでKOF98UMを当日購入。昨日の日記と一貫性は無いですけれど。

おまけ映像として収録されているコンボ動画と、
後はゲーニッツ辺りのキャラに触れたくて購入したわけですが、なんだかんだでコンボも触れていたり。
画面軟固定はあったけど、どれだけ使えるのかは分からない。

そんな訳で本題。コンボムービーがやりすぎている! レベル高すぎ。
発売日当日なのに、既に完成形になっているコンボもあるようだったよ。
個人サイトでUPされているムービーのレベルを遥かに凌ぐコンボムービーが収録されているとは、
良い時代になったものだ。

というか、コンボムービーを探したりしてまで観ない人の目にも触れるだろう事も、超素晴らしい。
「逆方向にダッシュして飛び道具を追い掛ける」 とか、
「飛び道具を反射して自分のコンボに使う」 とか、
「相手の飛び道具とコンボ中に相撃ちして、更にそこからコンボ」 とか、
「アテナのサイキックテレポートで喰らい判定を他所に動かして、普通は当たらない技を当てる」 とか、
コンボを組む人にはもはや基本となっているネタでも、
コンボムービーを探さない人は、格ゲー歴が長くても知っているかどうか分からないじゃあないですか。
それを今回のように公式のものとして、多くの人の目に触れる機会を作ったって事が 記念すべき事だよねえ。
これで世のコンボムービーがより良いものになると、俺が喜びます。

ほか、「対MAXギャラクティカファントムへのコンボ」 や、
「チョイの超竜巻にジョーのMAXスクリューを当てるネタ」 が、
一応 「公式に認められたネタ」 という形になったのはよろしいことかなあ、と思う。
実際は、「ネタを知っている人が公式の立場から出した」 という話だろうけど。

それと内部マクロ機能について。正確にはコマンド機能というらしいけども、まあ内部マクロで。
そんな内部マクロを初めて使ったけど、凄まじく便利だね。
普通のコマンドコントローラーとしての機能の他に、自分の操作をそのまま登録できる機能とか便利すぎる!
「自分の入力したコマンドを、1フレーム単位で確認できる」 とかありえない。
入力精度も客観的に分かるって話じゃあないか。神仕様だ。
登録ステップを効率化するソート機能もあって本当助かるし。この機能、プラクティスの革命だわ。

08.06.25   金銭感覚が育っていない

・150円のキャンディと180円のキャンディで、
どちらを買おうか5分くらい迷って結局買わない俺です。こんばんは! 小学生か。両方買えよ。

そのような訳で俺の金銭感覚は学生時代から全然成長していない訳であり、
ゲームソフトを買うにしても中古ゲーム屋を何件も何件も歩き回って
捜し求めて見付けた末に結局買わないというアホな行動を繰り返してばかりなのですが、
お小遣いを貰っているわけでもないのだから、もう少し時間の価値を考えるべきだよね。
時間をお金で代替するべきなのです。

大雑把に計算しやすく時給1000円として計算しても、
1分無駄にするだけで16円をどぶに捨てている事になるわけです。
キャンディに5分迷っていたならそれだけで80円捨てている訳ですよ。

ああだこうだと探して回った結果に
俺の行動範囲内での月華2ネオジオロム最安値は18800円だと判明した訳ですが、
18800円で買えるのは月華ロムだけでなく、
今後にはもう月華ロムを探し回らなくて良いという 未来の時間の損失予防も手に入るわけです。
だから何時間もかけて出来るだけ月華ロムを探すとの愚を犯すよりも、
手頃な値段で見付けた瞬間に即購入するというのが最善の策であったはずです。
大体探索に費やした時間を時給1000円で金額に変換するなら、
18800円の月華ロムが2つは買える計算ですし。4万円でもお釣りが来るな。

前に遠めのブックオフ行ってワンピース全巻立ち読みした時も、
マンガ喫茶という文明の利器に頼れば、きっと近所で悠々自適に読めたはずです。
マンガ喫茶の利用料金はかかりますが、それだって交通費と比べれば安いはずですし。

そのような訳でこの日記は、
いちいち中古ゲーム屋や古本屋を巡って歩くよりも、とっとと適当な値段で購入せよ! と
自分を戒めるために書きました。脳内保存では忘れてしまうので。
お金のために時間を使うのは学生がやることなので、私は素早く購入するべきです。

以上の内容は、
こないだジャンク品取説無しのPS2刃牙を1200円で買った後に美品中古刃牙を1200円で見付けて後悔して、
今日1時間半かけて1150円の中古刃牙を探して買ってきた俺を納得させるための言い訳ですけど。

08.06.20   生徒会役員共が週刊少年マガジンに移籍&コミックス発売決定!


週刊少年マガジンへ移籍決定

という訳で、『生徒会役員共』 がマガジンへ移籍決定!
7月23日からは、桜才学園生徒会の皆々様と毎週お会いできるって訳です。嬉しいねえ。
「マガジンへの移籍は勘弁してくれ……!」 と書いてた日記は気にしない。

加えて8月12日には、生徒会役員共単行本第1巻が発売決定!
マガジン連載始まってすぐ、マガスペ掲載分の生徒会活動記録を確認できる親切設計。
それまで待てない! って人のためには、
簡単な感じだけど生徒会役員共の設定をまとめてみたよ。随時更新予定。
どんなキャラがいるんだろう? と気になった人のためにとか。

そしてマガスペ掲載ファイナルの 本編感想開始というか、
畑さんの登場頻度が異様に高いな!
ポジション的には 津田タカトシと同じクラスの三葉ムツミよりも絡ませづらい位置にいるはずなのに、
まさか 「新聞部の合宿で同じホテルに宿泊中」 として遭遇させるとは。
キャラ人気が高かったりするのだろうか?
話としては、実は個人的な趣味で生徒会一行をつけていたというのもありえなくないんじゃあないですかね。
第2話の話題にあった、天草シノのファンクラブ女子とは畑さんの事なんじゃあるまいか、って勢いだ。

それと七条先輩のア○ルへの執着も凄いし、ゴムを携帯していた事を庇うのも凄い。
天草シノはエロゲーネタ・ギャルゲーネタ好きってくらいのレベルなのに、
七条先輩は横島先生サイドに回りそうなレベルでいらっしゃる。

あと細かいこと。
最終ページの萩村スズの私服は、第10話の扉で着てたのと同じ服だね。
何気に氏家ト全作品で、同じ私服が出てくるのは珍しい。いつも出るたび違う服着てるのが常。
ところで全く関係ないけど、第10話扉絵の萩村スズは今見ても左脇に顔をうずめたいほど可愛い。

そんな訳で次に読めるのは 7月23日のマガジン掲載分!
作中は7月のはずだと思うけど、それなら津田タカトシのお誕生日会エピソードとか来たら良いなあ。
津田家に生徒会メンバーが押しかけてきて、津田コトミとの掛け合いをやってくれるのを期待したい。

・あとアニメゴルゴ13どうしたんだ?
今回の 『デッド・アングル』 が、今までに無い良い出来栄えだったのでたまげた。

話の内容は、ゴルゴの動きを事前にキャッチしたアメリカ国務省が、
狙撃も頭脳も天才的な狙撃手を雇って ゴルゴを暗殺しようというもの。
舞台となるのは、ゴルゴの狙撃場所として指定された空港施設内。

原作では、相手側の狙撃手と依頼者とその部下の3人で状況を説明したのに対し、
アニメは、狙撃手1人で全部説明する。
「お前はデスノートのLか!」 っていう無茶さはあったが、
おかげで 「狙撃手が依頼者にゴルゴの手の内を明かす」 という形を取れて、
状況を把握できていない依頼者 (視聴者) への説明を兼ねられていた。

ついでに狙撃手は 原作じゃあ四六時中ガムをクチャクチャさせていたけど、
アニメは説明して回る立場だからかガム描写は必要最低限でカット。
ゴルゴの空港到着後にも、相手狙撃手が通信機で依頼者と連絡を取る描写が加わったため、
待機中にもガムを噛んでいる描写はカット。
アニメでもガムをクチャクチャ音を立てて噛んでいたらどうしようと思ったので良い。

そして 「空港でゴルゴを待ち構える」 という設定を活用し、
ゴルゴの狙撃を防ぐべく、周到に防御体制を敷いた演出が加わった点が最大の誉めどころ。
原作では到着したゴルゴに尾行が付くのみだったけれど、
これに監視カメラとSWATを追加する事で、
一層 「依頼者は防ごうとした」 「ゴルゴはそれを突破した」 感が増していて良い。
原作を読むと 「何故ゴルゴは相手狙撃手に気付けたのか?」 との疑問が湧くだろうけど、
アニメなら 「ここまで妨害があれば、自分が狙撃される可能性も考慮に入れるよな」 と思える。
SWATの姿はどこかで目に付いたとかで。

ただSWATの行動は微妙にしょぼいというか、
「なんでゴルゴが狙撃した場所には配置されていなかったの?」 という点や
「SWATが相手の狙撃手を誤射するのはどうなのか」 という点は気になったけど。
まあ相手狙撃手が ゴルゴの狙撃+SWATの誤射 で死ぬなら、
「ゴルゴの銃弾だけでは致命傷にならなかったのでは」 とも捉えられて、
相手狙撃手のゴルゴを追い詰めた超人性が際立つように思う。

アニメの最後には、ゴルゴの脱出シーンを追加。
脱出方法は、原作では狙撃場所へ向かうべく利用した地下通路を移動。
アニメ冒頭にはゴルゴへの依頼内容説明シーンも追加されており、
依頼から脱出までがきちんと描かれる形で綺麗にまとまった。

08.06.13   普通に見れた

・アニメゴルゴ13。帰ってきた標的。今回は珍しく普通に見れたよ。
まあ、今までの話と比べれたなら普通に、だけど。

話の筋はアニメも原作も同じだけれど、香港の毒蜘蛛と呼ばれる殺し屋を撃退したり、
ゴルゴと共にする娼婦のエピソードは丸っきりカット。
元々の話が30分の尺に収まらない長さだから カットしまくりなのは止む無しとしても、
第1の依頼者とゴルゴの密会場所・報酬受け渡し方法についても言及無し。

ゴルゴ最初期のエピソードなので、原作ではゴルゴが仕事をするにあたっての細かい描写が多々あったのに、
そこまでカットしてしまうのか、とは思った。
それなのに、今現在のゴルゴのイメージとは合わないだろう ボディガード皆殺しは原作通り。

何故このエピソードをアニメ化しようと考えたのか? との疑問は残った。

08.06.11   4大週刊少年誌に望むマンガの話とか

・「もし生徒会役員共が連載誌を変更するとしても 週刊少年マガジンは勘弁願いたい」 と書いたけど、
それはマガジンの編集方針が、「一度こう決めたらこう!」 と強いっぽいから嫌なんだよねえ。
各々のマンガが個別にどう、というのでなく、最初から編集方針に沿っているマンガへ植え替えていくのが嫌。
もしくは既存マンガを今現在の編集方針に合わせたり。
ウミショーがいつの間にか真面目に水泳部として青春するマンガになってたのとか正にそれじゃんよ。

そのような俺だけれども、今号は久しぶりにマガジン買った。
↓を見てくださいよ。実に萌えるじゃあないですか。良いね。うーん萌ちゃん今日もモエモエー!!

コードブレイカーって改造コードサイトさんを思い出す。あちらはC「0」DEだけど。

こういうマンガばかり載ってると、中身がない薄っぺらいと叩く人もいるのだろうけど、
別にマンガ雑誌はマガジンしか無い訳じゃないし、中身があって面白い漫画は他の雑誌で読むんで別にいいです。

というかマガジンには、お気楽ごくらく展開で こういう可愛い女の子がどうこう、なマンガをやってもらいたいんだよ!
マンガ好きの方ならご存知の 『サルでも描けるまんが教室』 いわく、4大週刊少年誌それぞれのカラーは、

であると20年弱前に取り上げ、今の誌面にもこれが通じるのだから凄いと思うけども、
(当然、未来永劫このジャンルに終始しているって訳ではなく、
ジャンプはバトルマンガばかりだけれど、
マガジンはドキュメンタリーものをよく取り上げていて、
サンデーはVS謎の巨大組織モノにここ何年かかぶれていて、
チャンピオンはギャグマンガもプッシュしてる、ってのはあるけども)
俺としては、

4誌4ジャンル、この組み合わせで展開してほしいぜ! ジャンプみたく そのジャンル一辺倒でも困るけど。

とりあえず、今のマガジンの路線が変わることを望むばかりです。
少年誌のスポーツマンガは好きくない展開になりがちだから、あまり読まないので。

08.06.06   不安の種プラスとアニメゴルゴ13の話

・『不安の種プラス』 の最終巻が出たよ、と。
不安の種自体はこちらの日記参照で、プラスになっても内容は特に変わらなかったのだけど、
単行本描きおろし (と言って良いのかどうか) の第100話目に恐怖したので記念に日記。

「笑いと恐怖は紙一重」 的な発言はよく耳にするけれど、
その多くは恐怖側からギャグ側への侵略じゃあないですか。彼岸島とか。
ギャグ側から恐怖へと侵食するマンガといったら、
俺の中では 『がんばれ酢めし疑獄!!』 の第5巻描きおろしだろうか。
たった1ページ暗転するだけなのに、世界の虚ろさを感じさせる演出になっていて凄い。

今回不安の種プラス最終巻は、その真逆を行っていたよ。
こないだミストを見たばかりのせいもあるのかもしれないが、
不安の種読者なら分かるだろう、あの 「ページをめくりたくないなあ」 という感情が強く湧き上がった。
1度読んだエピソードばかりだから 「これから何が起こるかが分かっている」 という安心感があったのに、
そいつを根底からぶっ飛ばすには一番の描きおろしだった。

あと、不安の種プラスだけ他の単行本より 何故か表紙の女性イラスト付きで大きく取り上げられていたけど、
単行本読んでその理由が分かった気がした。たしかにこりゃ先立ってイメージを植えつけておくべき表紙イラストだ。

・アニメゴルゴ13 『檻の中の眠り』 感想。
今回は、原作を未読であれば楽しめていただろうくらいの出来栄えだったけれど、
原作を知っている身としては、やはり納得行かない出来。

性格の悪いキッカース刑務所所長とか
アニメでは囚人を私刑した上 「生まれ変わってもまたここにおいで」 と射殺してたけど、
原作では、脱走者が出ると自分の勤務成績を気にしたりするようなタイプ。
ゴルゴの食事を抜かすのも所長のアイディアで、いかにも小物なのが良かったのに、
「射殺した囚人の数を愛用の拳銃にカウントしている」とか要らない設定まで付いた。
「とりあえず残酷さを増しておけば良いや」 とでも考えたのかだろうか。
原作じゃあ、パジャマ姿をお披露目していたキャラだったとは思えない。
そして最後は屋上から転落死。そんな巨悪じゃないだろ。折角の小物所長が台無しだ。
スタッフは 「悪役は必ず退治されなければならない」 とか考えているのだろうか。
『スーパースターの共演』 でのマフィアによるゴルゴ襲撃シーンを思い出したよ。

ゴルゴの素敵な悪口もカットされていたしなあ。
犬顔の看守をブルドッグ呼ばわりはするのに、
「人間の俺がブルドッグにおあずけを食っているのかと思うと笑えてきてね」 のセリフを削るだなんて!
「俺が頭を下げたからって小男が大きくなるってものでもないぜ」 はあったけど、
アニメでは所長がそこまで小男に見えなかったり。

他 「刑務所から脱走しても回りは海に囲まれており溺れ死ぬのがオチで、
看守たちは溺死体のあがる場所まで知っている」 という生臭さもカットされたのは頂けない。

アニメオリジナルのマウス設定は、まあ良かったのではないかなあと。
原作はゴルゴ連載初期だからか、マウスがゴルゴの正体や過去の経歴について説明していたけど、
何も知らない方が自然だと思うし。
ゴルゴ達の脱走に気付いて屋上へ現れるまでも、
ちゃんと脱走計画やその経路に感づく描写を入れ忘れていないのは良かった。
アニメ版のスタッフなら 「マウスがゴルゴ達の脱走経路を知るシーンが抜けている」
みたいなヘマをやりかねないと思ったけれど、さすがにそれはなかったようで。

08.06.04   試しに逆の考えを進めてみる日記

・近年の格ゲーについて思うこと。
コンボが超複雑化しているじゃあないですか。
相手の隙に 大パンチ→昇龍拳 を叩き込んだところで、全然減らないの。
バサラクロスの秀吉で言えば、
コマ投げ−対空投げ−地上コンボ−移動投げ×2−コンボと繋ぐのが、正しい基本コンボらしい。

はっきり言って覚えるのが面倒くせーっていうか、
別に昔の格ゲーは基本コンボが大パンチ波動拳でも成り立っていたのだから、
最近の格ゲーはただただ入門のハードルを上げているだけじゃないの?
秀吉コンボだって 「そもそもコマ投げだけでコンボ分くらいに減れば良いのでは」 と思わざるを得ないし。

でも思い返せば、俺が格ゲーを始めた1998年頃にはもう複雑化って始まっていたよねえとか。
K´や京のコンボで セカンドシェルや75式で浮かせて追撃するけど、本当は別に浮かせる必要も無いような、とか。
だけどそれにはついていけた。あれが面倒だったら格ゲー自体向いていないんじゃない? と思うし。

・そこで、最近の格ゲーを俺が面倒に思っているだけなのでは、と思って 長いコンボについて考えてみた。
先の秀吉コンボで言うと、「コマ投げだけで1コンボ分のダメージ」 と 「コマ投げを決めると1コンボ確定」 では
後者の方がコンボ内容を変えたり、連携へ派生できたりと選択肢は多く、
自由度が高いわ、プレイヤーごとの個性も現れやすいだろうわ、やりこみ要素は増えるだろうわ、
格闘ゲームとして優れたものになりそうな感じだ。

コンボが長ければコンボ始動技も多いはずで、コンボ構成・コンボ開始技も多く覚える必要が出てきた。
覚える要素が多いなら、やりこんだ分が結果に繋がりやすくなるはず。
「初心者だけど超必ぶっぱが1,2回当たって勝てました」 なんて自体も起こりにくいだろう。
やりこんだ差が勝率に結びつきやすいゲームとそうでないゲームなら、前者の方がゲームとしては優れているよなあ。

まあそれでも近年の格ゲーは無駄に複雑化した! とは思うけど、
それって本当は、単に自分が年食っただけなんじゃあないの? って話だし。
「自分の動体視力や反応速度が衰えたので、最近の格ゲーはついていけません>< 格ゲーが悪い!」 って話かも? と。
小学生の頃にはスーパーマリオすらクリアできない大人たちを不思議に思っていたけれど、
今は自分がその大人たちであるだけ、って事じゃあないのかと。
高校生とかならギルティとかバサラクロスとか余裕でついていけるんじゃあないの? 単に格ゲーやらないだけで。

新作格ゲーに人がついていないとかいうけど、そりゃ今が格ゲーブームじゃないし。
昔の格ゲーは、1990年代の格ゲーブームに稼働したから人がついてただけに思うけどねえ。
2000年頃に格ゲーが廃れて音ゲーにブームが移って、今はなんだろ、大型筐体モノがゲーセンの顔なのかな?
ともかくゲーセンの主役だった頃なら若者の新規参入者も多かっただろうけど、
今は格ゲー流行してないから若者が格ゲーを始める事も少ないだけではないのかと。ゲームの複雑さは二の次で。
そして格ゲーがどうのこうのと声を上げるのは、10年以上前から格ゲーをプレイしている層だけ、とかな。

・あと関係あるようで関係ない話。
デッドリーレイブってさー、あれ自分で追撃する意味ないよね。ただ手間かかるだけのバカ技じゃん。
1度のコマンドで最後まで出て、中断したいなら中断コマンドを入れるのが理想的なコマンドじゃない?
「いや、あれは様式美とかお約束だから」 とかいう人もいるかもしれないけどさー、
そんな保護はせいぜいレイジングストームコマンドや瞬獄殺コマンド辺りまでで充分だろ。
っていうかデッドリーレイブがそれら2点と決定的に違うのは、コマンド入力するのが技を出した後、って点だよ。
レイジングや瞬獄殺なら技の発動自体が複雑なコマンドで、
「実戦でも咄嗟に100%出せます、小足連打からでもコンボに組み込めます」 って人はあまりいないでしょう。
「こいつを出せるのか」 ってだけでステータスな訳ですよ。
でもデッドリーレイブは違う。簡単に出せる。出して当たったら、後は面倒くさいだけ。なんだそりゃ!
餓狼WAのデッドリーレイブみたいな難度で 「出せるだけでステータス」 性能ならばともかく。
KOF98UMで最後まで自動的に出るようになったらしいけど、それって正解だよねえ、と思う。

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