21.03.31   今週の 『生徒会役員共』 「#610」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 、「#610」 の感想。
今回はタコパこと、たこ焼きパーティーをする話!
パリィ・コッペリンたちが津田家に集合だー。

扉絵は、本編と同じ私服姿のパリィ・コッペリン。
描かれてないけど、実はこういうポーズで記念撮影もしてたのかなと思えて良いですね。
本編と比べて肩が大きくはだけてるのは、扉絵ならではのサービスカットなのかも。

開幕 【これも文化】 、私服でおでかけの萩村スズとパリィ・コッペリン。
一緒の下校中の買い食いとかではないのだな。
どうやらこの2人だけで遊びに出るくらいの仲になったみたい。
パリィ・コッペリンも日本に慣れてきただろうし、他にも一緒に出掛ける日本の友達もできていそう。
でもここで一緒にいるのが萩村スズなのは、天草シノを交えてタコパをするための導入だからか。
あと細かい点では、2コマ目でたこ焼き屋に並ぶ姿は、ふじのあすかちゃんとその母親かな?
萩村スズたちのご近所さんってことだし、母娘のようだし。
氏家ト全先生の芸が細かい。

2本目 【タコパ はじめます】 では、「翌日 津田家」 とナレーションが入り、早速タコパ開始。
何気に津田家では、もうコタツが片付けられてるのだな。
それにしても当たり前のように津田家に集まってるねえ。
開催場所が津田家なことについて、パリィ・コッペリンは不思議に思ったりしてるのかなあ?
不思議に思わないほど、津田家が集合場所にうってつけの理由とかあるのかもしれないけど。
あるいは皆が津田家に集まることについて、パリィ・コッペリンが下ネタ的なボケで誤解とかしてたら面白そう。

そういや1本目を読み返すに、別のメンバーでのタコパが開催されてた可能性もあるよね。
たとえば、萩村スズの同学年女友達とだけ (轟ネネや三葉ムツミとか) でのタコパって分岐もありそう。
なのに今回生徒会メンバーでのタコパとなったのは……まあ漫画の都合だろうけど。
いや、でも、タコパなら生徒会メンバーでだな、という萩村スズの判断があったのかなと思いたい。

たこ焼きプレートは天草シノが持参して、タコは七条アリアがお持ち込み。
過去には、持ち寄った食材に下ネタ的な意味を疑われるネタがあった (単行本7巻収録#164」 ) 。
下ネタ的な含みがあっても使用済みであることはないだろう……というのが 『生徒会役員共』 でしたが!
それが今回、七条アリアがマジで吸盤プレイに使ったというタコが食材として登場だー!
冗談ではなくて、吸盤のあとが腕に残っているのでガチであるらしい。

ていうか七条アリアがプレイの痕跡を、皆の前に平然とさらしているのは注目ポイントかも。
過去の七条アリアは、縄の跡を誤魔化そうともしてたのに! (単行本5巻収録#97」 )
プレイ内容を赤裸々に語ることに、恥ずかしさがなくなってきているのかも。
あるいは恥ずかしいプレイ内容を明かすこと自体に興奮を覚えているのかもしれない。

そして七条アリアが吸盤プレイに使用済みのタコで、たこ焼きを調理し始める天草シノたち!
直後の3本目 【空気読めるスズちゃん】 では、既にたこ焼きづくりが始まってる。
えっ、七条アリアがプレイに使ったタコを使うことにはノータッチなの……!?
タコはきちんと洗浄済みだろうけど。
天草シノたちの心根がすごい、これが食べ物を粗末にするまいという精神か。

オチはたこ焼きづくりが初めてながら、パリィ・コッペリンを気遣って経験者のフリをする萩村スズ。
あっ、これって下ネタ的ボケに繋がりそうな言い回しですね (知らんがな)

4本目 【食レポ】 では、パリィ・コッペリンが生まれて初めてたこ焼きを口にした!
たこ焼き食べるコマのパリィ・コッペリンは、何だか美人っすね。
けれどそんな美人らしさもどこへやらとなるオチの慌てふためきっぷり!
これ、この雰囲気がパリィ・コッペリンらしさなのだろうな。
天然というか無知というか、幼さを感じさせる雰囲気のポジションに落ち着きつつありますね。
「日本文化を微妙に誤解したボケが特徴」 とは柱にある紹介文ですが、未知に対するリアクションがどうも幼い。
萩村スズとまた別の合法ロリという味わいがあろう。
高校生の外見の割に、仕草の幼いっていう様子がさー。
単行本3巻#47」 の 「退行萌え 新しいジャンルの始まりだね!!」 という津田コトミの台詞を思い出してしまった。

5本目 【食材クイズ】 では、七条アリアの直球の下ネタが炸裂だ。
おだんご状に串が刺さったたこ焼きに、ア〇ルビーズを連想しよった。
「お尻に入っていたモノ!?」 と推理する七条アリア、表情が真剣すぎて面白いな。
自身がプレイに使ったタコを食べさせようとするくらいだから、お尻に入れてた食材かもと思う……のか?

最終ページ 【タコパ バトリング】 は、8コマ漫画。
タコパの楽しみ方に、タコ以外の具材を入れることをあげる天草シノ。
タコ以外の具材を使うのに "タコ" パとは……? と思ってしまうが、些細な事か。
そういうわけで、ロシアンルーレットたこ焼きに挑んで見事玉砕するパリィ・コッペリンですよ。
からし入りたこ焼きを無理せず吐き出すよう言う津田タカトシを見て、天草シノがボケるオチだ。
女の子の吐き出したモノに興奮する、というのは天草シノにとってもマニアックな領域なのですね……!
七条アリアはどういう心境でこの期待に満ちたまなざしをしてるのだろう。
津田君にそういうマニアックな趣味があったんだねと思ってるだろうその瞳、嬉しさの表れなのかー?
それともまさか、津田君も同じ趣味があったなんて、みたいな意味合いだったりするのかな?
だったら末恐ろしいな……

今週の感想終了。
パリィ・コッペリンが主役になった回だなと思って読み返したら、存外セリフが少なくてビックリした。
メインになってるネタであっても、セリフが無くて表情で魅せていたりする。
というか言い方が逆か、パリィ・コッペリンがその表情やリアクションで主役を務めている回なのだ。
扉絵の素の状態、真剣にたこ焼きを作る様子、初めてたこ焼きを食べる場面、からし入りたこ焼きでウッとなる様子。
言葉はなくとも、見ててうあああーってなる可愛い猫ちゃん動画みたいな存在。
そういう面でのパリィ・コッペリンを堪能できる回であると言えようぜ。

21.03.24   今週の 『生徒会役員共』 「#609」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 、「#609」 の感想。
今回は、桜才学園の関係者が多い日常回だ。

扉絵は、私服姿の時カオル。
何気にネックレスもしてますね。
氏家ト全先生によるネックレスの描き方は、ずっと前からこうだよな。
『妹は思春期』 の頃からこうであったはず。

ふと思ったけど、トッキーがオシャレ目的で、普段と違う髪型するエピソードがあっても良さそう。
『生徒会役員共』 は、登場人物が普段とは違う髪型をすることのある漫画だし。
特にトッキーは、髪止めしてない髪型が描かれたこともあるし (単行本3巻収録#47」 )。
津田コトミと2人で色々と髪の毛を結ってみる話とかあったら良いなあ。

開幕 【国語のべんきょう】 は、「んほぉ」 の話。
「H漫画で「んほぉ」とあえぐけど 実際には言わないだろ?」 と天草シノが諭す!
こういう表情の天草シノ好き。
「んほぉ」 と言えば、劇場版2としてもあった七条アリアのオーディションを思い出す。
単行本15巻収録#413」 ) 。
天草シノは七条アリアが 「んほぉ〜」 と言ったの、聞いてないのかな?
それとも七条アリアが実際にあえぐときは、「んほぉ」 と言わないのかもしれない。
……これは感想というか、妄想なのですけれども!
天草シノは七条アリアの本物のあえぎ声を聞いたことがあるって深読みできないですか???
実際の七条アリアが 「んほぉ」 とあえがないの知っているから、この4コマで断言しているのだと。
俺としては、天草シノと七条アリアがそういう関係であってほしいですね (知らんがな

2本目 【レベルアップ】 は、七条アリアの下ネタ空耳。
今回は随分とシンプルな空耳だー。
3コマ目の七条アリアが視界に入った時点でオチがバレそう。
津田タカトシの進歩に対して、退歩しているという対比か?
そんな退化との対照的に、津田タカトシのツッコミが上手いや。

3本目の 【マジカルメイド】 は、出島さんが登場だ。
橋高さんも箒を持っているので、七条家の庭を掃除している場面みたいだね。
というか一緒に掃除中だというのに、出島さんはこれをしているのかよ!
橋高さんに見せつけたり見られることを楽しんでるわけでもあるまい、人目を気にしないっぷりがすごい。
それにしても橋高さんは慣れすぎてるな……
もしかしてこういう光景、七条家で働いているとよく目にできる場面なのかも。
そうだとしたら、出島さんの欲求がすごすぎるな。

4本目 【ドジっ子と中二】 は、8ページ漫画だ。
私服姿で住宅街を歩く津田コトミと時カオル。
どこへ行くシチュエーションだろう? 遊びに来たトッキーを津田コトミが最寄り駅まで出迎えてるとかかな。
8コマ漫画だけれど前半で4コマ1本、後半で4コマ1本の、実質4コマ漫画2本分だ。
続き物ですと分かりやすくなっている。

最終ページの4コマ2本は、これも続き物と言えるけど8コマ漫画ではないな。
どちらも "つまむ" という共通点のある話。
【欲望わしづかみ】 は、萩村スズが自身のほっぺをつまむ!
リンパマッサージとのことだけど、純粋に絵としてかわいらしいだろう。
【外野トーク】 は、横島ナルコ先生が新品のスパッツをつまむ!
津田タカトシがツッコミを入れず納得しちゃうことたまにあるけど、それがここでも起きている。

最終ページはスズヘッドのツッコミが2連続なのだけど、「スズヘッド1」 「スズヘッド2」 とわざわざ書かれてる。
スズヘッドが1話中に複数回出るのは過去にもあったけど、数えられているのは初めてだ。
氏家ト全先生的にもスズヘッド2連続が気になって、ツッコミ役を変えるとかでなく、逆にいっそ連番を振ったのかも。

あとこれは細かいことだけど。
前回 「#608」 で、遮音テープが貼られて生徒会室の会話が外に聞こえない、という描写があった。
でも今回は、ドアの外で津田タカトシたちがつまむ話を立ち聞きしている。
匿名人物評価の後、次の回には遮音テープを剥がされていることが読者に説明されたのだ。
氏家ト全先生の狙いであったとしたら、芸が細かい。

21.03.17   今週の 『生徒会役員共』 「#608」 感想 & 単行本20巻の感想

・さて本日は!
週刊少年マガジンの発売日にして、『生徒会役員共』 の最新単行本、20巻の発売日ですよ!!
1日に2度の 『生徒会役員共』 を堪能できる日である、大変お得だ。
どちらの話も今日のブログ記事で書くわけですが、まずは今週の 『生徒会役員共』 感想から書くよ。

まずは今週の 『生徒会役員共』 、「#608」 の感想。
前回からの続き物で、 "匿名人物評価" の結果発表回!
お互いに長所と短所を匿名で書き合って発表する、というエピソードの後半だ。

扉絵は、何とまあ青葉トオリ!
やったぜ! おいおいおいおい、嬉しすぎるじゃあないの……!
青葉トオリの扉絵は初めてではないけれど、超珍しい出来事だよ。
魚見チヒロと同じく単行本5巻#112」 にて初登場した青葉トオリ。
ウオミーが扉絵になった回は数知れずだけれど、青葉トオリの扉絵は片手で足りるほどだ。
初回読んだときは、この扉絵を数十秒くらいかけて堪能しちゃった。
あぁ、青葉トオリは何を思ってこのポーズをとっているのだろうなあ。
頑張るぞみたいな意気込みなのかなぁ?
言うまでもなく扉絵は、4コマ漫画たる 『生徒会役員共』 で最も大きく描写できるスペースだ。
こうデカいスペースで青葉トオリを目にすると、やっぱり扉絵は格別だね……!
普通にこう大きいサイズでの氏家ト全先生の絵を見たいという気持ちを再確認した。
もっと頻繁に扉絵に選出されてくれたら嬉しいなあ。

開幕 【リポーター畑】 は、前回を読んでいない読者にもやさしいあらすじ説明を兼ねた4コマ。
氏家ト全先生の親切設計だー。
そして欠かさず読み続けている読者には、これまでの積み重ねで笑わせるオチである。
今までの畑ランコの行動を思えば、そりゃあ桜才生徒会も対策する。
ドアの隙間から音が漏れていたのだなあ。
やたらめったら遮音テープが貼られているのではなく、原因箇所を特定済みなのが本気度を感じさせる。
1コマ目の畑ランコを正面から見たらスカートの下に何か穿いているのだろうか、とも思っちゃった。

そして始まる匿名人物評価の結果発表!
2本目 【顔に出る男】 では、天草シノに対する長所と短所の発表だ。
司会進行というか読み上げ係は、英稜生徒会顧問の音羽フウカ先生。
長所を 「かっこいい」 「責任感がある」 「美人」 「気遣いができる」 と読み上げていくー。
そしてオチは、書いた紙を見られてもいないのに特定される津田タカトシ。
『生徒会役員共』 は裏設定とか無いタイプの漫画なので、これは実際に津田タカトシが書いたのだろう。
「気使いができる」 の文字が妙にカクカクしてるのは、筆跡をごまかそうとした痕跡だろうか?
たしかに前回 「#607」 の津田タカトシは筆跡を気にしていたっけ、ネタが細かい。

作者の脳内で公認カップリングとか考えられている漫画なら、誰がどの評価を書いたか裏設定がありそうな場面だ。
でも 『生徒会役員共』 はそういう面がドライなので、オチと関係しないところでは、誰が書いたか一切明かされない。
良いと感じるけど惜しいとも感じるな……
俺が思うに、氏家ト全先生はそもそも誰がどれを書いたか決めていないタイプの漫画家さんだと思う。

3本目 【ピッタリ】 では、魚見チヒロに対する評価の発表。
「リーダーシップあり」 「聞き上手」 の長所に対して、「スキンシップが激しい」 が短所に挙げられた。
人によって見所が3コマ目なのか4コマ目なのか分かれそうですね。
恥ずかしそうに顔を赤らめて照れる魚見チヒロ!
スキンシップの激しさを短所だと伝えたい森ノゾミ!
素直に驚く萩村スズの表情もまた見所か。
演技と思うけどここまで照れたような魚見チヒロはそう見ないので、俺としては3コマ目におぉっと思いました。

4本目 【顔に出る男・2】 では、森ノゾミに対する評価の発表だ。
衝撃的なのは4コマ目のオチでしょうけど、3コマ目の森ノゾミの表情も見所だろう。
「真面目」 はともかく 「かわいらしい」 を書いたのは津田タカトシなのか疑惑が森ノゾミの胸に湧き起こる!
その表情は普段なら見せない本気が混じった顔であろう。
森ノゾミは表情豊かですね!
ていうか、津田タカトシはこういうときに顔に出るって、天草シノにだけでなく森ノゾミにも周知だったとは。
それならオチで津田タカトシに悪戯する魚見チヒロは、このタイミングを狙って仕掛けてる可能性ある。
「かわいらしい」 の評価さえ、書いたのが魚見チヒロという仕込みだったのかも。
そうだとしたら、津田タカトシへと足が届く位置に座ったのも計算ずくってことじゃあないか……!
どこまでが魚見チヒロの掌の上の出来事なのか、そこも妄想して楽しめちゃう4コマだ。

5本目 【正直ムスメ】 は、広瀬ユウについての評価。
「スポーツ万能」 「背が高い」 に続き、「嫌なことに対して顔に出る」 は長所にも短所にも挙げられた。
津田タカトシの評価にも、顔に出ることが書かれてた可能性あるな。
オチは七条アリアの下ネタである。
七条アリアと広瀬ユウって、漫画としては全然絡みが無いので、ここで関係したのは珍しい。
珍しいので、七条アリアの下ネタ的は誰にでも及ぶ、って味わいが出てるな。
初めて対面した音羽フウカ先生にも、下ネタ的にどうってことを既に考えているのかも。

6本目 【深い仲】 は、津田タカトシについての評価だ。
「優しい」 「話が面白い」 の長所に対して、短所は 「寝相が悪い」 だとか。
そういや津田タカトシには文才があるってエピソードが過去に何度か描かれていたっけ。
「話が面白い」 というのは、その文才を踏まえた長所なのかも。
叱る天草シノだけど、天草シノだって津田タカトシと同じ部屋で寝たりしてたことあるのになあ。
まあそこよりも、七条アリアの下ネタ空耳といえるオチはツッコミに笑った。
真っ当なご指摘だー。
七条アリアが汗一つない表情でこれを言ってるところも良いなあ。

そしてラスト7本目 【心の距離】 は、匿名人物評価が終わった後の話。
七条アリア・萩村スズ・青葉トオリに対する発表の様子は描かれなかった。
マジか……!
ていうか結構なハイペースで発表が進むなぁと思ったら、まさか評価エピソードが今回一回きりだとは……!
2話以上にだって膨らませられようエピソードでしょうに!
だってさ、これさ、もう2度と匿名人物評価をやらないよね?
10年以上続く4コマの週刊連載だからネタの枯渇とかきついだろうに、ネタの使い方が贅沢すぎるよ……!

そして扉絵にも選ばれているのに青葉トオリの出番はゼロだ!
えっ、こんなことある……???
過去には出島さんが扉絵にだけ出た回もあった。
でも扉絵の登場人物は、必ずといってよいほど本編にも登場したってのに……!?
ちなみに 【心の距離】 2コマ目に、誰か分からない背中が見えるけど、髪型からして森ノゾミだろう。
あとは一応、「青葉さんの長所 おっとりしている」 と書かれた評価の紙が見える。
"ん" の字に特徴があるけども、他の人の筆跡が不明なので誰が書いたかは不明。
初回読んだときは扉絵のかわいらしさの印象ばかり残っていたが……
まさか扉絵に選ばれて、登場コマ数がゼロだとはな……

他には 「スズぽん 長所 ツンデレ」 とか書かれた評価も見える。
スズぽん呼びしてるのは魚見チヒロだけなので、これは魚見チヒロが書いた評価でしょうね。
他は一部分しか見えないもの、「寝起きが悪い」 とか 「元気がいい」 だろう評価も見える。
「元気がいい」 は、広瀬ユウについての長所かな?
「寝起きが悪い」 は、誰に対しての評価だろう……津田タカトシたちはよく一緒に寝泊まりしてるしな……
これを書きそうなのは、魚見チヒロか天草シノが津田タカトシに対してかなと思える。
でも直前の 【深い仲】 で、そこは否定されてしまうか。
個人的には、天草シノから七条アリアへの評価という気がする。

そして音羽フウカ先生は、直接はネタと絡まずだ。
この匿名人物評価、てっきり音羽フウカ先生を掘り下げるエピソードかと思っていたのだが。
まあ作中の世界では、音羽フウカ先生が桜才・英稜の両生徒会メンバーをよく知れたのだろうけど。
最後のオチも、音羽フウカ先生初登場回 「#601」 のラストをリフレインするようなオチである。
今のところ音羽フウカ先生は、下ネタにはほぼこういうオチでしか関わってきていない感じだ。

・さてさて今週の 『生徒会役員共』 感想に続いては!
『生徒会役員共』 の最新単行本、20巻の紹介だ!
4コマ漫画としてはかなり珍しい、20巻目の大台に突入ですよ!
こりゃ偉業だわ。
そして20巻では、アニメブック Illust Collection付きの特装版も同時発売。
そんなわけで単行本の詳細を以下にまとめたよ。

まずはコミックス20巻の収録内容から。
週刊少年マガジン掲載分の収録は、「#549」 から単行本未収録となった話はあるが 「#579」 まで。
(未収録となった話については後述)
津田家でお正月を過ごす話から、水着コンテストに出場する話までだね。
ちなみに19巻で単行本未収録だった話が収録された都合上、話数カウントは連載時と単行本でそれぞれ異なる。
マガポケで読み返すと話の順番が違うということ。
なお、うちのサイトの生徒会役員共感想リンク先ページの話数は、単行本に準拠しています。

単行本未収録となった話は、連載時の話数カウントで言うと 「#575」 だ。
森ノゾミが髪形を変える4コマなどがあるエピソード。
単行本に収録されなかった理由は、おそらくページ数の都合だろう。
この20巻をキリよく終わらせるべく、行事やイベントが無い一話完結の話を抜いて調節したものかと。
話の内容にヤバい描写があるわけでもないので、「#575」 は21巻に収録されると思う。

ちなみに19巻で単行本未収録となっていた 「#544」 は、20巻に 「#551」 として収録されています。

なお、登場人物紹介のページ数は引き続き2ページのままだった。
内容的にも19巻と全く同じ……かと思ったら、違った。
20巻の登場人物紹介には北山カヤと南野ナツキが追加されて、ついに空きスペースがなくなった。
空きスペースがなくなったので、小山リカ先生の人物紹介が消失だ!
マジかよ。
うーむ、空きスペースがなくなったら登場人物紹介のページも3ページに拡張されると思ってたのだけど……
多分、"人物紹介ページは2ページとする" って講談社とかマガジン編集部とかの規約で決まってるのだろうなあ。
どういう制約なのかは分からないけども。
こりゃ登場人物紹介ページに青葉トオリの紹介が載ることとかは無さそうだな……

20巻では巻末おまけとして、三葉ムツミの1ページ漫画が描きおろされている。
えっ、これ三葉ムツミのパンツが見えてるじゃん!?
かなり僅かのパンチラだし、白黒なのでどういう形状か分からないけど、これ絶対パンツだよね?
パンツの布地でなくて紐パンの紐とも読み取れそうだけど、パンツはパンツだ。
下ネタ解説イメージ映像のパンツでもなく、モブ生徒のパンツでもなく、主要登場人物のパンツだよ。
これは衝撃的だ。
これまでの氏家ト全先生の作品を読み続けてきた身としては、過去の作風と反する描写なので衝撃的だ。
だって氏家ト全先生は、「パンチラは方向性が違うのでNG」 とアニメ化の際に要望を出されたほどなのに!
氏家ト全先生の漫画でパンツが描かれるのは最終回だけ、みたいに言われるネタもあった。
近年は方向性を変えてきたようで、作中でもパンツや下着を描かれるようになってこられていたけど。
もう今回は、ギャグとはいえ直球のエロハプニングとして描かれたパンツと言って差し支えないだろう
時代は変わった。

過去の単行本では、別途開催された人気投票結果とか載ってたけれど、20巻ではそれも無し。
うーむ、もう人気投票結果の発表とかしないのかなあ?
担当編集者さんからの氏家ト全先生インタビューとかもまた見たいのだが……
氏家ト全先生の担当編集者さんが千葉素久さんではなくなったようだから難しいのかもしれないけれど……

そして今回の表紙は、通常版と特装版とも天草シノだ!
過去の単行本表紙では、通常版と特装版で別々の登場人物が選ばれるのが通例だった。
なので20巻表紙は、北山カヤと南野ナツキだと予想していたよ。
ところが実際の20巻表紙では、どちらも天草シノという初めてのパターンが来た!
20巻目という大台だから、主人公といえよう天草シノで統一されたのかも。
そう来るとは……!
ちなみに服装と表情は、通常版と特装版で違っているぞ。
通常版は桜才学園制服で、特装版は私服を着ている。
そうですね、俺としてはこういう差分みたいなタイプのエッチなイラストあるよな……と思いました。

ちなみに天草シノがとっているポーズは、右手がピースで左手がグー。
20巻目を表すポーズだろう。
"単行本の表紙では巻数にちなんだポーズをとる" という、一度は途切れたお約束も復活だ。

次の21巻は、どうなるのだろう?
巻数にちなんだポーズをとるのかなあ?
表紙の人物が、通常版と限定版で同じかどうかも楽しみにしたい。
でもまあ21巻表紙は、今度こそ北山カヤか南野ナツキが選ばれると思ってる。
順番的にそうなるかと!
でも個人的には、青葉トオリ表紙をそろそろ期待したいぜ!
あるいは20巻と同じく服装違いの2パターン表紙というなら、出島さんであってほしいなあ。

カバー折り返しには、作者コメントと描きおろしイラスト付き。
20巻の描きおろしイラストは、北山カヤ。
その格好は私服でも水着でもなく、何と桜才制服姿だ! コスプレとも言えよう。
でも北山カヤは、桜才制服を捨てずに保管してそうですね。
ちなみにカバー下は、表紙・裏表紙と同じ絵。
氏家ト全先生の作者コメントは、次の通り。

20巻出ました。
大台ですね。

20巻目の大台だというのに、いつも通りの淡白さだー。
近況報告も裏話もなく、氏家ト全先生の自画像も普通な感じ。
大台でもスペシャルな喜び方を企てたりしないのが、長期連載の秘訣なのかもしれない。

そして次巻 『生徒会役員共』 21巻は、2021年8月17日の発売予定だ!
『生徒会役員共』 21巻は、正月に公開となった 『劇場版 生徒会役員共2』 のDVDが付く限定版も出るとのこと。
予定調和という感じだー。
22巻も限定版が出るなら、新作OADが付くのかな?
というか最近 『生徒会役員共』 の単行本発売スケジュールは、新作OADの制作スケジュールに合わせている感じだよな。
『劇場版 生徒会役員共2』 の制作もCOVID-19の影響を喰らった感じあるから、OAD制作にも影響が出ていそう。
だから新作OADの制作状況によっては、単行本22巻発売も結構先になるのではという予感がするぜ。

ほか、以前までは単行本化にあたっての変更点も挙げていましたが、今回は後日にということで……

最後に、『生徒会役員共』 20巻特装版に付属の 『生徒会役員共 アニメブック Illust Collection』 をご紹介。
ちなみに限定版と特装版の違いは、ざっくり言うと重版がかかるかどうかだそうだ
今回は特装版なので、重版がかかれば後からでも購入できるだろう。

『生徒会役員共 アニメブック Illust Collection』 は、48ページの小冊子。
アニメ版 『生徒会役員共』 や 『生徒会役員共*』 の、各種カラーイラストを収録した小冊子だ。
CDジャケットだったり、ポスターだったり、アニメ雑誌に掲載されたカラーイラストだったり……
描きおろし等は多分無い、どれもすべて発表済みイラストのはず。
まあアニメ雑誌掲載時は、雑誌では放送情報がイラスト上に書かれていたので、それが無いのはありがたいか。
なお、全ての発表済みイラストが載っているわけではない
たとえば、2010年9月号のアニメディアだかに載ってた見開き海水浴イラストとかが無い。
この画像↓

アニメブック Illust Collectionに未収録

ついでに言えば、巻末のイラストギャラリーの出典情報、雑誌の掲載号数が間違ってるな。
2012年〇月号に掲載となっているけど、正しくは2010年〇月号の掲載でしょ。

そして一番大事なことに、氏家ト全先生によるイラストなどは一切無い。
そんなことある……?
この小冊子の収録内容は画像のみで、インタビューなどの記事も無いぞ。
氏家ト全先生の描きおろしイラストやインタビュー記事を期待していたのだけれどなあ。

とりあえず20巻の感想はそんな感じです。

21.03.10   今週の 『生徒会役員共』 「#607」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 、「#607」 の感想。
今回は、何やらスゲェ面白そうな "匿名人物評価" の記入回!
お互いに長所と短所を匿名で書き合うというのをやる回だ。

扉絵は、私服姿の七条アリア。
「揺れる視線、揺れる胸元!!」 とのアオリ文句が添えられるだけあって、いろいろと躍動してそう。
春めいてきたなって雰囲気もある。

開幕 【いいトコ わるいトコ】 は、萩村スズが自らを省みるよ。
「私って身長に対して卑屈になりすぎでしょうか」 と、身長を気にすること自体を気にする新展開。
話の導入のためとはいえ、珍しい。
ていうか、天草シノの切り返しが見事だよなー!
萩村スズが自身の短所の話をしていたのに、話題をあっという間に萩村スズの長所に転換して褒める!
さすがは生徒会長、人の上に立つリーダーの素質。
俺にはできない立ち回りだな……ということを思ってしまった。
萩村スズの話題なのに、描かれているのは天草シノの人間上級者ぶりである。
長所を真正面から褒められる態度も天草シノの立派さだろう。

そして長所と短所の話題を、あっという間に下ネタに繋げるところは天草シノらしさだ。
でも3コマ目まで立派すぎるから、萩村スズの気持ちを日常に戻すべくあえてボケたのではとさえ思える。

そして2本目 【8人バトル】 からは、今回のメインである匿名人物評価の話。
今回というか、次回もこの話題であるようだ。
これって次々回にも続くのかな?
それはさておき匿名人物評価とは、お互いに長所と短所を匿名で書き合うものだとさ。
これを4人でやるなら評価するのは1人につき3人ずつと少人数で、個人を特定できちゃいそう。
なので大人数でやるために、英稜生徒会のメンバーも合流だー。
展開が早すぎて笑う。
作中では、3コマ目と4コマ目の間に一体どれだけ待ち時間があったのだろう。

細かいことだけど。
七条アリアの 「面白そうだけど4人だけだと匿名の効果は低そうだわ」 の台詞って少し違和感ないですか?
普段だったらセリフの最後は、「〜効果は低そうだね」 って言ってる気がするのだけど……
氏家ト全先生が手書きで書いた "ね" の字が、写植の段階で "わ" に誤植されたのでは、という気がする。

3本目 【HB】 は、匿名人物評価が始まる直前!
皆が席について、紙と筆記用具が配られて、いざお互いの評価を書き合う……という準備段階だー。
お互いの評価を紙と鉛筆で書くというのが学校らしさだなー、そこが良い。
津田タカトシが気にする筆跡も、パソコンやスマホを使えば気にせず済むのに、というのが野暮になる味わい。
まあそういう細かい要素はともかく、このオチは笑った。
「同じ鉛筆を使って条件を合わせよう」 と言いつつ、魚見チヒロがこれですよ!
漫画的にド定番のごまかし方をする態度も魅力あふれる。
臆面もなくこういう態度を取れるのは、『生徒会役員共』 でも畑ランコか魚見チヒロくらいだろう。

4本目 【まじめっ子の性】 は、森ノゾミのターン。
評価をどれくらい大胆に書くのか迷っちゃう、その様子が天草シノに観察される4コマだ。
もうこれギャグの面白さよりも、森ノゾミの魅力を味わいませいと前面に出してる4コマだろう。
1本前のネタとのギャップがすごい、魚見チヒロあたりなら計算ずくでしか見せない態度だろう。

俺としては青葉トオリの魅力を味わいたいですね! (知らんがな
続く5本目 【ダメ出し】 では、おおっと津田タカトシと青葉トオリが急接近だ、物理的な意味で。
っていうか、津田タカトシと青葉トオリが会話してるシーンって初めてじゃあないか!?
そりゃあ作品世界内では、これまでも話したことはあるだろうけど。
ただでさえ近年まで、漫画的に青葉トオリにはセリフが全然なかったものな。
普通にしゃべるようになってからのこのセリフ、一字一句を大事にしたい。

感謝の言葉が 「ありがとーございます」 と、ありがと "う" ございますでないのが青葉トオリらしさか?
氏家ト全先生の作劇でのこだわりポイントとも言えよう。
ありがと "う" ではないことで、喋りが適当というか未完成というか、幼さとかが含まれる気がする。
そして物理的な近さも注目でしょ。
天草シノや萩村スズたちが津田タカトシと距離を詰めたい動機とは違う理由での、この至近距離だろう。
"青葉トオリは誰にでもこう近付いちゃうほど無邪気" という描写と受け止めた、皆はいかがか?
ていうか青葉トオリは生徒会書記ということなのに、漢字が分からないエピソードがドロップだ。
いや、これを書記と関連付けるのは深読みしすぎてる気もするか。

最終ページ、6本目の 【ナニを】 では広瀬ユウと七条アリアが絡む。
絡むというか、七条アリアの一方的な下ネタ空耳だ。
筆圧と膣圧を聞き間違えてのネタですが、七条アリアはこれを広瀬ユウの長所だと捉えてそうな気がする。
ていうか、「彼女の短所は一つしかない」 というツッコミ、真っ当かつ淡々としているところが良い。
『生徒会役員共』 らしさのあるツッコミでしょ。

ラストの7本目 【つづく】 は、次回予告を兼ねた4コマ。
前回の 「#606」 で登場が予告されていた英稜生徒会顧問:音羽フウカ先生が、最後の2コマのみに登場だ。
ていうか登場が予告されていたから、今回は音羽フウカ先生のメイン回になるかと思っていたよ。
予想が外れた。
そして気になるのは、音羽フウカ先生の 「こちらの先生とつい長話をしてしまって」 のセリフ!
えっ、これって桜才生徒会顧問の横島ナルコ先生と長話をしたってことだよね?
音羽フウカ先生は下ネタに耐性が無い様子なのに、横島ナルコ先生の下ネタを耐えられたのかな?
それとも横島ナルコ先生が猫を被って、まともな教師として振舞ったのだろうか?
あるいは音羽フウカ先生が下ネタにKOされたのに、ここでは平静を装って生徒会室に来たって可能性もあるか?
気になる謎が残されてしまった。
ちなみに、音羽フウカ先生は運転手を兼ねていたという情報もちらりと出た。
地理的な距離感を何となく感じられる情報である。
これまでもたまに描かれてたけど、桜才学園と英稜高校を行き来するには車がベストな手段っぽいね。

今週の感想終了。
そして次回は、匿名人物評価の発表回だー!
この発表回って、何話くらい続くのだろう!?
だってさ、1人につき7人が長所と短所を書いてるわけじゃあないですか。
ボリュームだけで言えば、1人に対する評価だけで4コマ数本分は生み出せそうじゃない?
それが桜才生徒会と英稜生徒会で8名分もあるわけですよ。
全員が評価される様子を描くなら、数話かけることさえできそうだ!
ああ、一体何話をかけてこの評価発表を描いてくれるのだろう!?
スゲェ楽しみだ。
だって登場人物同士が互いにどう思っているかって、絶対面白いシチュエーションじゃあないですか!
作品によっては、めちゃくちゃおいしいネタでもあるでしょ。
それとも逆に、次回の1話限りで終わってしまうのかなあ……?
だとしたら勿体ないよなあ。
せめて桜才生徒会分で1話、英稜生徒会分で1話の2話くらいは話を使ってほしいけど。

そして来週の週刊少年マガジン発売は、3月17日 (水) 。
この日は、『生徒会役員共』 の最新第20巻の単行本発売日でもある!
特装版には、アニメブック・イラストコレクションが付くとのことだ。
忘れず買おうよ!

21.03.03   今週の 『生徒会役員共』 「#606」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 、「#606」 の感想。
今回は、英稜生徒会の顧問となった音羽先生が登場する回!
音羽先生は今回で2度目の登場だ。
初登場回の 「#601」 から、ちょっと出番が空いている。
もしや一回こっきりの登場かと不安になってきていたところだった。

そういうわけで扉絵は、英稜高校で生徒指導を務める音羽先生。
登場するのは2話目なので、まだ人物像は真面目で非下ネタ側という程度しか明かされていない感じ。
"登場人物が初めての登場から超絶個性的" というのは基本的に無いのが、氏家ト全先生の作品の特徴かも。

開幕 【妥協した】 は、ギャグボールのお話。
穴の開いたギャグボールは、水玉模様に見えるよねというオチだ。
これってたしかに漫画だと水玉模様に見えるよなーと思っていたので納得だ。
穴が開いているのではなくて水玉模様だと思っている人も本当にいるのかも。
ちなみに1コマ目では自宅の天草シノが描かれているぞ。
余裕をもって登校するようしているっぽい。

2本目 【うっかりJK】 は、いつも通りの轟ネネだ。
"落ちる" と "堕ちる" をかけたネタですが……いや、いつも通りではないのか?
いつも通り学園生活中にも機械を装着して振動させているけど、この日は普段より振動が強いのかも。
快楽に堕ちて日常生活に支障が出ちゃってる。
轟ネネって、快楽に堕ちつつも普通に物を落としたり過ごせているのかと思っていた。
そうすると、普段と違う様子で周りに快楽堕ちがバレてる可能性もあるのかも。
興奮するな……

3,4本目の 【ツイてる日】 と 【眠気おさらば】 は、こちらはちゃんといつも通りの七条アリア。
いつも通りに下ネタ空耳が発動するし、パンツを穿かずにスースーしてるのもいつも通りで安心だ。安心か?
4コマ漫画的には言葉遊びのネタだけど、深読みするなら七条アリアはチラシのクーポンとか使ったことなさそう。
それでチラシにクーポンがついてたことと、盆と正月が一緒に来た気分になることが結びつかなかったのかも。

5本目 【私の常温】 、古谷サチコの家に北山カヤがお邪魔しておると思われる。
あれっ、でも場所を確定できる要因は無いな……?
北山カヤの家に古谷サチコが来て、お風呂を借りてるのかもしれない。
大相撲の雑誌は持参しただけって可能性あるし。

まあ場所はともかく、この4コマは北山カヤの髪の毛が入浴後にしっとりしてる描写が見所だろう。
氏家ト全先生は、女性の髪形を入浴前後できちんと描き分ける漫画家さんなのよね!
そして今から湯船に浸かろうとする女性の裸体にバスタオルを巻く漫画家さんでもある
後ろ姿からであれ、女性のお尻も横乳も誌面で見せないという意思を汲み取れる。
ネタの成立に描写が必要でなければ、露出をさせないという強固な意志だ。

最終ページの6本目、【音羽がんばる】 では音羽先生が登場だ!
「私は音羽フウカ 最近 英稜生徒会の顧問になりました」 と、音羽先生のフルネームが判明。
音羽先生のフルネームは、音羽フウカであると登場2回目で明かされたー。
うおおー、何やらかなり早めの判明だな、良いことだけれど。
単行本の描きおろしでやっとフルネームが判明した登場人物もいたのに。
いや、こうやって作中で出してくれた方が嬉しいのは確実ですが。

そして下の名前は普通と言えるか?
#601」 の感想でも書いたけど、スゲェ苗字だな (講談社の漫画的に) と思ったので下の名前も何かあるのかと思った。
仙台にある "青葉通り" のように、音羽の地には "ふうか" という場所があるかなーって。
軽く検索した限りでは、"ふうか" という地名や店名などは音羽周辺には別に無いっぽい。

閑話休題。
生徒指導の立場であれど顧問は初めて経験するようで、「顧問として至らぬ部分はあるけれど」 と謙虚。
そして 「生徒の支えになれれば」 という思いが、松葉崩しを支える役目に繋がるオチだー。
松葉崩しとはどういう体位かのリンクを張ろうとしたけれど、普通に誌面に描かれていた。
これってさー、音羽フウカ先生が来なかったらどうなっていたのだろう?
森ノゾミは絶対この体位の勉強会に不参加だろうし、魚見チヒロが自身の身で支える役目とかしてたのかなあ?
つまり魚見チヒロと青葉トオリがまつばくずしの体位をしてみてた展開もあり得たのではないの?
おいおいおいおい、ぜひ見てみたい光景じゃあないのか!

ラスト7本目、【皆へのメッセージ】 は次回予告を兼ねたネタだ。
「紹介したい人がいるって」 の台詞に過剰反応する様子は、三葉ムツミの初登場回を思い出して懐かしいですね。
ていうか音羽フウカ先生の件を桜才生徒会が初めて知るのが、森ノゾミから津田タカトシの個人メッセージとは!
天草シノと魚見チヒロとの会長同士のメッセージではないの?
これって妄想の膨らむ余地ありまくりの描写だなー!
色々な可能性を見出せちゃうじゃないですか。
たとえば、森ノゾミと津田タカトシは普段から世間話のメッセージを交わす仲であるとか。
あるいは、魚見チヒロがこの展開を狙って森ノゾミに津田タカトシ宛てに連絡するよう仕向けたとか。
他には、魚見チヒロはドッキリとか仕掛けようと思って桜才の皆に顧問の存在を伏せていたとかも可能性はあろう。

今週の感想終了。
そして欄外には 「音羽先生は次号、第15号にも登場します!!」 との告知あり!
どうやら次回の 『生徒会役員共』 は、音羽フウカ先生が天草シノたちと邂逅する回となるようだ。
これは登場3話目にして、初の音羽フウカ先生メイン回かー?
もしも横島ナルコ先生とも会うなら、音羽フウカ先生がどういうリアクションをするのかが見物となりそうだ。

もどる inserted by FC2 system