16.05.25   『生徒会役員共』 「#378」 感想

・立ち回りに失敗したので一週間以上遅れての 『生徒会役員共』 感想です。これを書いているのは6月4日ですよ……
この回 「#378」 は、五十嵐カエデと萩村スズ推しの回と言えるのでは。

開幕 【どっちにもとれる】 は、使用済みパンツという言葉が一気にえげつない印象になってしまった。
下ネタワードにえげつない意味を付与する発想は、耳年増な天草シノらしいボケって感じ。
天草シノにとって使用済みパンツが下ネタギャグとしてしか縁が無いから言える発言、って気がしたよ。

2本目 【人の気配】 、確かにある意味 絶対中に人がいる家なのだなと伝わる音声だ。
そういう目的としては秀逸なBGMかもしれない。盲点だったわー。
まぁ、ご近所からの評判はダダ下がりである。
でも18禁な抱き枕カバーを外に干してる光景の画像とか見たことあるしな……日本のどこかでは実用されてる知恵なのかも。

次の 【しなやかな髪】 は、五十嵐カエデのヘアスタイルの話。
七条アリアが五十嵐カエデの三つ編みに言及するのは2度目だ (1度目は単行本5巻 「#113」 ) 。
「これは髪型チェンジフラグなのか?」 と1度目の感想で書いたけども、
2度目の今回、五十嵐カエデが七条アリアの下ネタを受けて三つ編みをほどくよ!
髪をほどいた様子は後半でのお楽しみー。
というか後で髪をほどくとは 【しなやかな髪】 時点では明かされてないから、つまりこれ伏線だったのよね。
それにしても4コマ目の五十嵐カエデ(イメージ図)はえらく楽しそうだ。
あと3コマ目で、スカートに入るシャツがぶかっとしているの良いよね。

津田コトミのボケにツッコミが入らず、【怪力少女】 で真面目にボケ潰しされるのは相手が大門先生だからかねぇ。
氏家ト全先生の漫画全体で見てもこういうボケ潰しはだいぶ珍しい。
柔道部にはガチな怪力少女の三葉ムツミもいるし、大門先生にとってはマジな光景に見えたのだろう。

ラスト3本のサブタイトルが 【スズタカ@】 【スズタカA】 【スズタカB】 ってスゲェ!
公式の津萩みたいなものじゃん。
事態は津田タカトシのズボンのチャックが壊れるところから始まるわけですが、
【スズタカ@】 3,4コマ目の萩村スズの表情の違いとか楽しいなって思った。

そして 【スズタカA】 では、五十嵐カエデが三つ編みをほどいたー。
前にも五十嵐カエデが三つ編みをほどいたことはあった (単行本12巻 「#315」 ) 。
でも今回は寝てる時でなく、起きてる時に三つ編みをほどいてるというレアパターン!
氏家ト全先生の漫画では、髪の毛がロングな女子は入浴時に髪の毛を結ったり睡眠時には結ってる髪の毛をほどいたりと、
いつものとは違う髪型にしてるシーンがよく描かれるのですが、五十嵐カエデが髪をほどいた描写はこれでやっと2度目だ。
というかほどいた髪のままつかつか歩くのとか初めてだし!
【スズタカB】 では五十嵐カエデが髪ほどいた姿のままずんずんと歩くのよー。
普段誰かを注意するときみたいにこの格好で歩く姿、ギャップ効果でえらく魅力を放っている……!

七条アリアが三つ編みにしてる様子も見落とすべからずだよ。
他の2人のインパクトや物理的にも吹き出しに隠されそうになっているけど、七条アリアが初めて見せる髪型である。
【しなやかな髪】 の会話を知らないだろう天草シノにとっては、2人が突然髪型を変えてきててビックリ案件でしょ。
2人はどういう仲なのかと変に誤解して下ネタの1つや2つも飛ばしていそう。

そしてスズタカのタイトル通り、萩村スズも良いよ良いよ。
こういう場面での萩村スズが焦ったりニヤけたりもせず、普段以上に真面目で硬い顔しているの大変おいしい。
というかそういう仔細よりも、ズボンのチャックが壊れたことを萩村スズだけには明かせる津田タカトシ!
何だこの関係!
萩村スズだけは津田タカトシのチャックが壊れたズボンを目にしていそうな気さえするしー。
当の津田タカトシはラスト2本でセリフもなく突っ立ってるだけだ。ひどいw

16.05.20   今月の 『プチプチたんたんプチたんたん』 第51話感想

・今月の 『プチプチたんたんプチたんたん』 は、最終回の1話前!
舞台は花園ハナたち3年生の送別会というシチュエーションながら、いつも通りのノリである。
次で終わりというのは何かの間違いなのではと思える内容だなぁ。
そんな訳で、第51話 【告白】 の感想。

先に単行本のお知らせをすれば、
『プチプチたんたんプチたんたん』 単行本3巻 (最終巻) は、7月15日 (金) 発売予定とのこと。
ぬわー 『生徒会役員共』 の単行本と同時発売するかと思っていたのに!
単行本同時購入による描きおろしの店舗特典とかが出る可能性は無いってことですよ。
まあ、単行本派の方には早く読めるので嬉しい話かもですが。

さてさて本編感想。
あまてら荘の食堂を舞台に、いつものメンツが勢揃いである。
まぁすっかり出番のなくなった雨雲先生の姿は見えないし、プチも登場しないけど。
プチはきっと最終回で大々的に出番があるだろうにしても、雨雲先生がよもや今回出ないとは……
次回に顔見せくらいはあってほしいと願うけど。どうなるのだろう。

1ページ目から朝宮さんがいるのでやったぜ!
そう思いきや出番は4コマだけだった。マジっすか。
更に言えば、花園ハナたちの同級生の姿も一切描かれない。
ついでに書いておけば、「あまてら荘に新1年生は入寮したのかどうか?」 も謎のままだ。
一応第44話 【面接マスター】 にはモブ生徒 (多分3年生) の姿があったりもしますが、今回は姿が見えないよ。
漫才を披露しているのは 田隈サトリの友人で2年生のミカにアユだろうし。
物凄く普通とでもいうか、最終回の1話前とは思えない普段通りの登場人物たちだ。
うーん、このまま平常進行で連載も続いてくれたりしないだろうか? (無理)

まぁ今回の登場人物についてはさておいて、突然明かされるコンスたんのSM的な鞭を振ったことある経験。
相手は誰なのか? つーか相手がいるとしたら田隈カオル以外にいなさそうですが。
花園ハナと悪ふざけしてただけかもしれないね。
田隈サトリは余興のマジックを披露だ。
お尻フェチの人にはたまらない下ネタ……なのか?

ちょっと驚いたことに、田隈カオルは受験に失敗したのだとか
うわーこれは意外だった。
氏家ト全先生の漫画で、メイン登場人物が受験に落ちる展開が描かれるとは思っていなかった
"明るく楽しいギャグマンガを根底としている世界観で、登場人物は望み通りの進路に進む" みたいな考えだったよ。
それともこれは、最終回への伏線だろうか?
「最終回では登場人物のその後が描かれて、田隈カオルはおじさんとコテージで仕事をしているシーンが挿入される」 的な。
最終回でこれまでの登場人物が全員登場する展開への伏線! という可能性を考えた。

そして後半4ページは、ついに片岡ヒカリが恋心を告白だ!
田隈カオルの初登場回である第5話から胸に秘めたる恋心を、いよいよ堂々明かしたよ。
5ページ目の2コマ使って思い悩む片岡ヒカリの様子とか良いよ良いよー。
連載が進むにつれて片岡ヒカリの裸眼視力は随分落ちてたみたいね、というのはどうでも良いか。
正統派なセリフによる真っ直ぐな告白が、1ページ使って描かれる。
氏家ト全先生の作品の中でもかなり貴重なワンシーンだろう。

さてさて次回、めでたくこの2人はカップル成立となっているのだろうか!? (何だこの感想)
それは次回のお楽しみである。
一体どんな最終回となるのだろうか。次号のマガスペはマストバイでしょ!

今月の感想終了。
そして柱アオリは 「次回で『プチたん』はひとまずおしまいです。大団円、お楽しみに。」 とのこと。
おぉっと大団円が確定ってことかしらー?
氏家ト全先生の漫画で最終回を迎えた作品は 『濱中アイ』 『あかほん』 『妹は思春期』 『妹はひまわり組』 しかない。
最も有名な終わり方は 『濱中アイ』 のパンモロエンドですが、じゃあ 『プチたん』 もその終わり方をするのかどうか?

一体どういう最終回になるのか?
一読した時点では あまてら荘卒業前でお話が終わるのだろうなーって予想しておく。 と書いたものの、
改めて読んだ結果、『あかほん』 的にパンツは出なくて、陽汝学園を卒業した後の花園ハナたちも描かれる最終回になるのだろうなと思ったよ。
ついでに大穴予想で、獣医の山伏マルミ先生の再登場もあると予想しておくぜ!

最後に余談。
今月号のマガジンSPECIALにはファン感謝祭イベント 「マガジン学園」 の応募券が付いている。
まぁ、昨年と同様に 「イベント時点で連載中の作品のみが取り上げられる」 という縛りなら、『プチたん』 関連の展示は無さそうだが……
詳しい情報はマガスペ本誌などでご確認あれ。
または、昨年開催された2015年版のマガジン学園のサイトで雰囲気は掴める、はず。
2015年のマガジン学園には俺も当選して参加したので、その参加報告でも良いかもしれない。
昨年に引き続き連載作家さんがゲスト出演されるイベントもある模様ですが、氏家ト全先生が参加されるかは現時点では不明だ。

16.05.18   今週の 『生徒会役員共』 「#376」 「#377」 感想

今週の 『生徒会役員共』 は、一挙2話掲載!
「最新KC第13巻絶好調御礼で一挙2話っ!!!!」 だとか。嬉しいねえ。
それにしても、先週号とかに一切予告の無い2話掲載なので驚いた。っていうか4月にも一挙2話掲載のあったばかりですのに。
ちなみに単行本12巻発売時にも、「KC12巻大ヒット御礼一挙2話」 として予告なしの2話掲載号があった。
単行本14巻発売後にも大ヒット記念で一挙2話が来ることを願いたいですよ。

そんな訳で、今週の 『生徒会役員共』 感想。まずは1話目 「#376」 から。
開幕 【街中の出来事】 では七条アリアがモデルのスカウトを受けますが、その展開は2コマで終了。
天草シノが芸能事務所のスカウトされた回では氏家ト全先生の別作品とのコラボもありましたが (単行本5巻 「#92」 ) 、
今回声を掛けた男性はただのモブ男性で、コラボやらゲスト出演は無し。
まぁ七条アリアはプロポーション抜群らしいので、スカウトとかされなれていそう。
そして萩村スズも声を掛けられて、スカウトに声を掛けられた時のリアクション三者三様完成である……と見せかけて全然違うオチだった。
萩村スズのリアクションもまぁそりゃ目が死ぬやつよねぇ。

2本目 【交差する腕】 、さすが脱ぎたがりの七条アリア先輩だけある発想だー。
素人目にはむしろ脱衣を防ごうとしてるポーズですよ。
「腕組んでると胸が強調されるものね」 とはボケないあたりも巨乳な七条アリア先輩だけある。
まぁ腕組みで胸が強調とかいうボケは、天草シノが不機嫌になりながら言って津田タカトシがなだめるタイプのボケか。

次の 【話が違う】 は1コマ目から思わずあーんと口を開けたくなる魅力を放っておられる……!
そりゃ津田タカトシも断らずにおまんじゅうだろうと食いついちゃうよね。
「つーかおまんじゅうを丸ごとあーんって」 という違和感は、
津田タカトシの口を塞いでツッコミをさせないためだった、という魚見さんの頭脳プレイのこの伏線。策士だ。

昔は天草シノのボケに振り回されていた小山先生も、最近は横島ナルコ先生の相手をするネタが中心よね。
でも 【心像】 ではそれよりも、横島ナルコ先生の 「きぐぅ――」 というセリフが気になってしまった。
一体どうしたこの若者言葉風な言い方は……
昔あった横島ナルコ先生が2か国語を話せると自称するネタを思い出した (単行本1巻 「#6」)
つか、考えたら指先だけイメトレするのでなくてそういう下ネタ的言葉遣いも色々トレーニングしてるのだろうし、それの一環かもしれない。

次の 【奏でるカエデちゃん】 でも横島ナルコ先生の下ネタは暴走が止まらない。
つーかこれ五十嵐カエデのネタというより、横島ナルコ先生の下ネタが暴走する様子を4コマ2本に渡って見守るための展開だよね!
もう1コマ目の横島ナルコ先生の微妙に格好つけた立ち方すらも面白い。

一挙2話掲載の1本目ラスト 【マネージャー奮闘記】 は、おぉっと久しぶりの8コマ漫画だ。
つい先日の#371で柔道部にマネージャーとして入部した津田コトミの、トッキー相手に活躍する様子が描かれる。活躍か?
この日にトッキーが穿いてたパンツは柄物でもなく真っ白という情報がオープンになった点は、その筋の人にとっては活躍かもしれない。
そしてここのトッキ―はノーパンってことになるわけですが、全くスカートを抑えようともしないトッキーもスゲェなって思いました。
突然のふわーりがよく起こり得る学校なのに!
「バっバカ人前だぞ」 というのも、割とこれパンツ穿き忘れてるから出るリアクションだよなぁともしみじみ思った。

・さてそして、一挙2話掲載な今週の 『生徒会役員共』 の2話目な 「#377」 感想。
畑ランコといえばかつて生徒会室に録画中のデジカメを放置して盗撮を試みたことがありましたが、今回はそれが成功した場合のお話が来た。

開幕 【ふける先生】 だけは横島ナルコ先生のネタで、過去のプレイ経験を語るネタ。
横島ナルコ先生はローソク責めをする側というイメージですが、相手によってはSにもMにもなり得るということなのかしら。
未熟さゆえに誤って自分のを焦がしてしまったというお話かも知れないけどー。

さてさて 【うっかり畑さん】 からは、畑ランコ劇場の開幕だ!
もうタイトルに反して全然うっかりではななく、計画通りと心の中で畑ランコは満面の笑みを浮かべていそうだ。
盗撮に成功してもスクープ映像が撮られているかは別問題ながら、
【いじいじ】 は一歩間違えたら週刊少年マガジンでは見せられない光景が繰り広げられていた例である。
めちゃくちゃ薄い本向けなシチュエーションだな……

次の 【ぬぎぬぎ】 、盗撮された萩村スズの映像よりも、
萩村スズ当人のリアクションを引き出す方へ即座に切り替える天草シノや七条アリアの判断力がすごい。
この切り替えは 「萩村スズなら変な行為は絶対しない」 という前提があってこそなので、
このネタは天草シノたちの萩村スズに対する信頼の表れと言えるのかも。

漫画としては描かれていないものの、【するする】 ってこれ、
この録画の後には上半身裸になってる七条アリアが映っているって話じゃあないですか!?
お宝映像の撮影に成功してるじゃん。
まぁチェック後に削除されてるのだろうけど。
そして珍しく萩村スズが七条アリアにブチ切れだー! スゲェツッコミの激しさだ。
卑猥な行為をしようという場所が生徒会室だからこう許せない感じなのだろうか。

そして最後は津田タカトシを盗撮編。
「何が起きても目をつぶりましょう」 と言うのなら、津田タカトシが七条アリアのブラに何をしたかを見ないべきなのでは……
まぁそんな発想も 【悟り】 で見られる津田タカトシの良く出来た人間性には吹き飛ぶばかり。
よくこの態度を取れたな思春期男子が!? 圧倒されるしかない。
「自宅で津田コトミの放置ブラとか見飽きていそうだし」 という発想は封印した (してない)

今週の感想終了。
なお、今週の週刊少年マガジンにはファン感謝祭イベント 「マガジン学園」 の応募券が付いている!
ここでイベントの公式サイトへのリンクを貼れれば良かったのだが、どうやらまだ公式サイトは無い模様。
詳しい情報は週刊少年マガジン本誌などでご確認ください。
または、昨年開催された2015年版のマガジン学園のサイトで雰囲気は掴める、はず。
2015年のマガジン学園には俺も当選して参加したので、その参加報告でも良いかもしれない。
昨年に引き続き連載作家さんがゲスト出演されるイベントもある模様ですが、氏家ト全先生が参加されるかは現時点では不明だ。

16.05.11   今週の 『生徒会役員共』 は休載です

・2016年5月11日発売の週刊少年マガジン24号では 『生徒会役員共』 が休載です。

ちなみに前回の休載は、2016年1月6日発売のマガジン6号。
近年の氏家ト全先生の連載は休載と一挙2話掲載がセットになっているっぽいので、
今回の休載は、こないだ一挙2話掲載をやった分の休載でしょうかね。
マガジン編集部は連載作家さんに定期的に休載させる方針のようなので (4週掲載させて1週休みとか) 、
休載と一挙2話掲載がセットなのも、もしかするとマガジン編集部による提案なのかもしれない。

なお、今週の週刊少年マガジンには一部の連載作家さんによる暑中見舞いイラスト全員サービス企画がありますが、
残念ながら氏家ト全先生のイラストはありませんでした。

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