15.06.24   『生徒会役員共』 「#333」 感想

・トッキーが久しぶりに扉絵に来た。
前回扉絵になったのはいつだっけと確認したら、単行本8巻の 「#209」 以来だった。
ちなみに 「#209」 は、トッキーがスカートの下にジャージを履いた回。
「#209」 も今回も、トッキーの下半身がピンチに陥るという共通点がある! ……と言えるかな?
まぁそれはともかく、今週の 『生徒会役員共』 感想。

今回 「#334」 は、桜才学園柔道部の体験入部エピソード。
開幕 【青春の汗】 、体験入部告知の張り紙に描かれた三葉ムツミのイラストが可愛いな。三葉ムツミ本人が描いてるのかねえ。
他の部員が描いたのなら、海辺ナナコあたりが描いてそうに思う。

津田コトミが柔道未経験者なのは 続けて読んでいる読者には周知の事実ながら、
【息つくひまもない展開】 の4コマ目欄外に 「未経験者」 ときちんと補足しておく氏家ト全先生の気づかい。親切だ。
柱に登場人物紹介がある理由も、もしかして編集者さんからの提案ではなく、氏家ト全先生からの提案なのかもと今更思った。

三葉ムツミが柔道のルール (一部) を説明する 【腕の角度】 、マンガ的にはオチのためのフリとは分かっているけど、
投げ方とか受け身の取り方でなく、審判の判定を 「覚えると楽しめるルール」 として説明してるの何か面白い。
変な見方をしたら、審判の判定だけをルールとして覚えてるみたいなシュールさも感じられるおもむき。

今回は他に 【1コマバトル】 の何故か恍惚とした津田コトミとか、
【白熱の攻防】 でひっくり返すものの想定外っぷりとかも良かったけれど、【ドジっ子指導】 に一番良さを感じた。
これって笑ってる津田コトミの帯もきつくしまってて 後で同じ目に遭うパターンってやつだよね!
それに1,2コマ目の絵図の良さもたまらないー。
『生徒会役員共』 は平素から女子の登場人物が多いけれど、このコマにはそれだけでは生まれない 女の子女の子した絡みを感じられる。
変に百合百合してない感じの、普通の女子同士の 見てて可愛さ感じるタイプのやり取りだよ。

15.06.20   『プチプチたんたんプチたんたん』 第40話感想

・おおっと久しぶりにプチが主役のエピソードが来た!
プチが話の中心となるのは……第36話 【偶然の産物集】 以来かな。別にそこまで久しぶりでもないか。
朝宮マミさんの出番と比べたら充分主役と言えるレベルだった。

そんな訳で、今月の 『プチプチたんたんプチたんたん』 感想。
今回の第40話 【ハナ×プチ】 は、花園ハナとプチのエピソード。

『プチたん』 1話目では入学したばかりだった花園ハナたちも、もう高校3年生の2学期で。
受験生としての忙しさが、お世話できないという形でプチにも及んでいたとか。犬もすねるものなのだなあ。

そして今月は下ネタのひとつで、花園ハナ・片岡ヒカリ・山田コンスタンツが犬の全身着ぐるみに着替える展開が来た。
露出している部分は顔しかないタイプのコスプレですが、まぁイイネボタンは連打したいよね。
片岡ヒカリと花園ハナが唖然とした感じで着てるのも良いし、コンスたんが魅力的なポーズ取っているのも良い。
青少年にケモノ娘というジャンルの道を拓く道標である。氏家ト全先生は新たな時代への礎なのでは (意味不明) 。

眠さにかまけて変な感想になりつつあるけど、プチと花園ハナ (着ぐるみ着用) の新たなコミュニケーションが今ここに。
そう思いきや場面は一転。
気付けば花園ハナは、風吹きぬける草原に白いワンピース姿で立っていた。
おおっと氏家ト全先生のマンガでこういう場面を拝めるとはね。花園ハナの片目が髪で隠れているのも普段と違ってそれっぽい。

そしてよもやの、あの人 (?) が再登場だ。
第31話 【プチ擬人化】 にだけ登場したあいつ、そう、プチ太こと擬人化プチが再登場!
マジかよ! 1話限りのネタとばかり思っていた。
花園ハナにとって、プチが人間だったらのイメージはいつの間にやらこれで固定されていたのか。
しかし今回のプチ太はイケメンながらに着ぐるみ姿なのでシュールだw

そして繰り広げられるプチ×ハナ展開はメインの見所なわけだけど、花園ハナが本気100%で驚いてるのも見所だと思う。
こんな風にも驚くのか! つーかこういういかにも漫画的に驚く表現が入る漫画だったのか。
今月の後半4ページは、氏家ト全先生の漫画でこういうことあるのかー、って感じの面白さだ。
最後のオチまで花園ハナとプチが仲良くしてる展開で、ほのぼのする終わり方なのも良いなあ。

それにしても展開からすると、タイトルは 【ハナ×プチ】 でなく 【プチ×ハナ】 じゃあないの? って気もする。
これはあれか。やっぱ夢はあくまで夢を見ている当人の脳内での出来事で、
平安時代だかの考えみたく "相手が自分を想うから夢で会いに来ている" ということは無く、
今回の話は花園ハナの妄想でしかないですよ みたいな科学的背景を込めたタイトル付けだろうか? (深読みしすぎ)

今月の感想終了。
そして今月もまた、次号予告が無い。むしろ次号予告が無いのが当たり前になってきたな。
そればかりか最終ページの柱アオリ文句は、一行に収まらないわけでもないだろうに、
何故なのか途中で折れ曲がってページ下のスペースまで使っている。謎の個性だ。

15.06.17   『生徒会役員共』 「#332」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 感想。
今回 「#332」 は津田タカトシのお弁当を作る話だけれども、友人や先生からおかずを分けてもらって作るというエピソード。
元気玉みたいな話だな……
昭和的ギャグマンガなら、味を占めて毎日皆から少しずつおかずを分けてもらおうとして懲らしめられるオチになりそう。
まあ氏家ト全先生のマンガらしく そこはほのぼの終わる。

開幕 【お弁当をつくろう】 では、津田タカトシが午前中にお弁当を食べちゃった! って状況が判明。お昼ご飯に困ってしまう。
この流れで 「それじゃ午後もたないだろう 購買行け」 とならない辺り、ラブである。
今週の内容は、天草シノと七条アリアと萩村スズの津田タカトシに対するラブで成り立っていると言える。

続く 【色彩】 、3人のお弁当から白米を一食分も捻出したら、天草シノたちの方がお腹空すきそう。
つーか実際これがラストの 【感謝のパン】 のオチに繋がっているから(多分) 、後から思えばこれ伏線だったのか。

あと、轟ネネにも食べ物の好き嫌いがあって、嫌いな食べ物を回避しようとするっていう、めっちゃ普通っぽいところにドキリとした。
この 【おすそわけ】 は、大袈裟に言うなら萩村スズが津田タカトシと轟ネネを天秤にかけて轟ネネを取ったとも言える4コマだ (大袈裟) 。
肉も野菜も摂れる 今回の本題に優秀そうなおかずを放棄しているわけですし。
最初読んだ時は "何か気になるな……" 程度だったけど、読み返してみたらこれ今回で一番好きだわ。
当たり前だけど、轟ネネだって木の股から生まれたわけでなく 普通に親がいるのだな、と実感できるし。

あ! つーか持ってきたお弁当に嫌いな食べ物が入ってるってことは、つまり轟ネネ以外が作ったお弁当ってことじゃん!?
轟ネネの家庭は、年中購買部や学食で食べさせてる家庭でなく、親とかが轟ネネにお弁当を作る習慣を持っていて、
轟ネネの好き嫌いを直そうと工夫する人がいる 食べ物はあまやかしていない家庭 ってことまで読み取れる!
そうか、"お弁当に入った嫌いなおかずを避ける" ってこれだけの背景を詰め込める行為だったのか……

少し前のマガジンで氏家ト全先生は目次ページに 「字、上手くなりたいです。」 とコメントしていたけれど、
【つとコって形似てるね】 のタイトルからはそのコメントを思い出してしまうよ。
横島ナルコ先生の昼食がラーメンとギョーザの出前なのは、大雪で休校になった 「#167」 を思い出す。

そして 【乙女のにおい】 でお弁当完成。
天草シノからはたまご焼き、横島ナルコ先生からはギョーザを貰った模様。その他は誰からもらったか不明だ
たまご焼きが天草シノ作だと分かるの、もう天草シノの手料理を食べ慣れている感じしかしなくてヤバい。
もしウオミーがいたら明らかにぷーっと膨れる場面でしょ。
しかしまあ、天草シノは2コマ目では少し赤面してるのに、4コマ目ではこの態度なのだよな。
天草シノのこの4コマ目の表情が好きだし、ツッコミの 「もうこれ完全に変態だろ」 の淡々とした態度も面白いし、スゲェ良い。

15.06.10   今週の 『生徒会役員共』 「#331」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 感想ですよ。「#331」 感想。
扉絵から巨乳がどうとかのアオリ文を添えられた七条アリア (胸を強調するポーズ) ですが、
胸の谷間さえ見えない辺り全く氏家ト全先生らしいぞやったね! と思った次第。

開幕 【全然気づかなかった】 もまた巨乳ネタ。
「巨乳は感度が低いって本当なんだ‥‥」 との都市伝説系下ネタが萩村スズの口から出るのは珍しい。
津田タカトシさえ思うだけで口に出してはいないのに。
やっぱり萩村スズは萩村スズなりに、七条アリアの胸について思う所があるのだなぁと窺える。良い良い。
オチは天草シノの姿が目に入った瞬間セリフを読むより先に、
"もしや天草シノはめっちゃ過敏に反応するリアクションを取るのか!?" と脳裏をよぎったよ。思いっきり逆だった。
天草シノのプライドが垣間見えるネタである。

2本目 【スズヒップ】 は犬になれば御主人様のお尻に触り放題だな、みたいな よこしまな欲望が浮かんでしまった。
いやでも天草シノも、この場に津田タカトシがいたらきっとそうボケたのではないかな (適当) 。
この場に七条アリアがいたなら話がもっとややこしくなることは確実ですけど。

女性が大人のおもちゃを終日装着しっぱなしでも漫画のようにはならない、みたいな話を耳にしたことはあるものの、
【自分らしさ】 の轟ネネのようにはさすがにならない……のかなあ。
あと 【ちょろい人達】 、3コマ目には正直うおって思ったよ (くそちょろい) 。ハートマーク飛んじゃってるしな……
いやしかしこれ、普段と同じ表情でハートマーク飛んでいるからこそ良いのか? 謎の良さだな……

クイズコーナーを入れようという話題で、作中にクイズが一問しか登場しないのって よくよく考えると意外な気もする。
【アリアさんからの出題】 、もうこれ2コマ目でオチている! 本当にひどいw

15.06.03   今週の 『生徒会役員共』 「#330」 感想

・はてさて今週の 『生徒会役員共』 「#330」 は、夏を先取り! 学校プールでの水着回だ。
実はカナヅチだった英稜生徒会副会長:森さんのため、天草シノたちが水泳教室を開催 in 桜才学園。
そんな訳で、今週の 『生徒会役員共』 感想。

前回の感想で 「個人的には英稜生徒会に唯一名無しの人がどんな水着姿で参加するのかが一番気になる」 と書いたらば、
今回 桜才生徒会 & 英稜生徒会のメンバーで、その名無しの人だけが唯一欠席だった。何だこれは。
まぁどんな水着姿かなと期待しても、全員水着は学校指定のスクール水着だったわけですけど。夏に期待なのか。

今回全体的に面白いうえに扉絵の立札持ったウオミーも良いよねえ。
立札とかメガホンとか持ってる女子は謎に魅力を増すと思う。
開幕 【森ブレス】 もまた、浮き輪姿の森さんは魅力が3割増しだと言えるしさ。この世には、魅力を増すアイテムが多すぎる……
氏家ト全先生の過去作 『濱中アイ』 で濱中アイが浮き輪を装備してる姿も大変良かったことを思い出した。
皆も好きな登場人物の浮き輪姿を思えば幸せになれるのでは。
そして今回は浮き輪姿だけに止まらず、初めて見るような浮き輪下ネタにも有効活用されていて笑った。

続く 【基礎から始めよう】 、2コマ目3コマ目の可愛らしい森さんに目を奪われていたら、
森さんの視界外でも読者の意識の外でも ひどい下ネタが展開されていたって構図で面白い。
七条アリアの表現もえげつないのが超良い。ずらすわけでなく食い込ませるって方がえげつないのだと気付ける4コマだ。
つーか森さんも水中から上がって即座にツッコミ入れなくちゃならなくて大変だw

今回一番ツッコミ良かったのは 【アレな気持ち】 だ。
本当このウオミーが大発見をしたかのような勢いなのも好きだし、津田タカトシの諦観も含んだ感じの強いツッコミも好き。
二人の温度差がたまらない。
あとさっき 「浮き輪姿は魅力が増す」 と書いたけど、それに同意されない人も 【通り道】 を読めば考えが変わるのではないかと思った。
シンプルで良い。

水着回で水着が水着単独で下ネタ的に活用されるの珍しい使い方の気がする。
【ランチ食え】 は水着姿を活かして天草シノとウオミーがセクシーポーズをお披露目だー。
直球のお色気シーンである 生つば分泌対決ですが、折角の天草シノたちは遠近法で随分小さい。
氏家ト全先生のマンガであるがゆえって感じだ。まぁウオミーが腋の処理完璧っぽいなとかは見るわけですけど。
しかしこの場面、森さんはどんな目で皆を見ていたのだろうか。

結局森さんは今回の1話で泳げるようになってるの、もろもろすごい気がする。何話も引っ張ったりしないのだなっていうか。
ラスト 【成長の証】 、巨乳が巨乳としてストレートに目を引かれる存在に描かれるのは、『生徒会役員共』 にしては珍しい気がした。
舞台が桜才学園ではなく英稜高校だからなのかねえ。
あと2コマ目の森さんは思ってたより意気込み激しくて何かびっくりした。前回結構気にしてたみたいだけど、ここまでとは。

今週の感想終了。
ちなみに今週号の目次ページのコメント、氏家ト全先生が自身の字について語る内容で必見だと思った。
氏家ト全先生がそのような欲求を抱えていたとは……!! と。興奮するね。グッとガッツポーズをとってしまう。
やっぱり 「シ」 と 「ツ」 の書き分けとか気にされているのかなあ。

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