20.04.28   今週の 『生徒会役員共』 「#566」 感想

・水曜日が祝日ならば、週刊少年マガジンは火曜日に発売。
そんなわけで4/28の火曜日に発売された今週の 『生徒会役員共』 感想。
その前に、4/29に発表のニュースですが、劇場版についての新情報についてのお知らせをば。
劇場版公式サイトを見ての通り、『劇場版 生徒会役員共2』 のキービジュアルが初公開だ!
更には予告映像第1弾も公開が始まった。
公式サイトでチェックしよう → http://king-cr.jp/special/seitokai_G2/

予告映像第1弾に既視感のある方もおいででしょう。
それもそのはず、この予告のアニメパートは、単行本17巻限定版付属のOAD 『生徒会役員共*』 23話の流用だからだ。
Dパートにある 「桜才学園映画部 高校生映画コンテスト出展作品」 のくだりです。
『桜才 THE MOVIE』 として公開された映像の流用なのよ。
アニメ部分以外の内容は初出の映像だけれども。

そしてニュースは他にもあるぞ。
TVアニメ版 『生徒会役員共』 シリーズが、期間限定で無料公開中だ。
また、TVアニメ 『生徒会役員共*』 のOAD・OVAも無料公開中だよ
無料公開先のページは、YouTubeだったり各種配信サイトだったり色々だ。
詳しくは劇場版の公式サイトを見てほしい → http://king-cr.jp/special/seitokai_G2/news/

とりあえず劇場版2の上映開始日は7月10日 (金) で動かないようですね。
5月以降は特典付き前売り券第3弾など他の企画も展開されるかもしれない。
期待して待つよ。

そして今週の 『生徒会役員共』 感想。
今回 「#566」 は、天草シノたちがボルダリングに挑戦する回だ。
前回からの流れで出島さんも登場するかと思ったけれど、参加者は生徒会メンバーと津田コトミの5名だった。

開幕 【運動不足あるある】 の1コマ目、萩村スズのピースは誰に向けてるのだろう。
このコマにいないのは津田コトミだけだけど、このタイミングで津田コトミにピースをしないよなあ。
こういう構図なら集合写真かなとも思ったけど、集合写真なら津田タカトシは背を向けないだろうし。
鏡に対してピースしてるのかな、そうだったら無邪気で可愛いな。
あるいは、津田コトミにスマホを持たせて津田タカトシのツーショットを撮ってもらってる可能性もあるか?
萩村スズがスマホで撮影しているようなコマもあるし。
それはともかく、オチは津田コトミであった。
津田コトミはダイエットしてたり柔道部のマネージャーだったりで、運動してそうな印象もあったのだが。
このオチを見るに、あまり運動してるわけではないご様子。

2本目からは、しっかりボルダリングタイムだ。
全然どうでも良い話なのですが、俺がボルダリング行ったときは最初の30分くらいでもう登れなくなったよ。
天草シノたちが何時間コースを利用しているのかは不明ですが、ギブアップする人は出ないで最後まで展開した。
とりあえず、何気に経験者であった七条アリアが教師役となって皆を牽引だ。
【ずっぽり】 では、ボルダリングの石の話題。
穴がガバガバなガバと呼ばれる石に対して照れる天草シノの態度が良いですね。
そしてこういう場所でも率先して下ネタを言いだしていくのは、やはり天草シノなのだなぁと思ったよ。

3本目の 【心配性】 は、ボルダリングの場でも津田コトミの中二病が発動だー。
ボルダリングで中二病って何という感じだけれど、この発想は無かった。
不安からこういう発想が出る人はいるかもだけれども。

4本目の 【どんどんのびる】 では、津田兄妹が七条アリアにボルダリングを教わっちゃうぞ。
アメとムチの使い分けが抜群ですねー。
七条アリアが津田タカトシに教えるシーンと言えば単行本1巻収録 「#4」 が思い出される。
この回では出会ったばかりだからか、「お姉さんがやさしく教えて あ げ る」 とか言っていたのにな。
今回では 「ほらほらどんくさいよ 亀さんは下半身だけにしてね」 と来たものだ!
津田タカトシもこれには大満足であろう、いやボルダリングの指導のお話ですが。
読者的にも七条アリアにはこちらの路線で行ってほしい人が多いと思う。

5本目 【管っぽけりゃいいよね】 では七条アリアがその下ネタの重さを見せつけてきよる。
ストローは持ってきたのかどうかは不明だが、貫通型のオナホを持参する念の入りようだ。
このオチのシーン、突然髪をほどいているのも何か凄い。
このボケのための決めポーズ的なことなのだろうか。

最終ページは津田コトミのターン。
6本目 【思春期の手】 、津田タカトシ相手でも恥じらいを見せる津田コトミに良さを感じたい。
実の兄相手でも手汗でベトベトな手を握られたくないのかー。
最後の 【コトミのレベルが上がった】 は後日談だ。
ボルダリングのその翌日、筋力がついた津田コトミを待ち受けているのは筋肉痛であったとさ。
たしかに筋力がついてレベルが上がったからこその展開である。ほのぼのオチだわ。

今週の感想終了。
そういやボルダリング施設共通でどうかは知らないけれど、安全のため同じ壁に登るのは一度に一人ずつというとこもある。
そこに注目して今週の背景とか見てみれば、ちゃんと同じ壁に登ってるのは一度に一人ずつまでになってますね。
氏家ト全先生がちゃんと取材されてるのだなと読み取れる描写だ。

20.04.22   今週の 『生徒会役員共』 「#565」 感想

・今週の生徒会役員共は、主に桜才学園の愉快な日常をお送りする回だ。
扉絵は私服姿の出島さん。
ただでさえ出島さんが私服を着て現れることは珍しいのに、扉絵で私服とは更に珍しいな!
今回の本編では普段通りのメイド服だけれど、もしかして次回はこの格好で登場したりするのかな?
いやでも次回はスポーツ回だから、この服装はあくまで今回の扉絵だけだろうか。
だとすると貴重なシーンである。

開幕 【おしおき】 は七条アリアの聞き間違いネタ。
いや聞き間違いとして許容されないくらい文字数が増えてますけど。
それにしても、津田タカトシの七条アリアに対する評価は 「うっかり」 なのか。
普段や今回の下ネタについても、うっかりの範囲に収めているのかが気になるところだ。

2,3本目の 【ひっく】 と 【ひっく ひっく】 は、萩村スズのしゃっくりネタ。
突然のアクシデントによる天草シノから萩村スズへのおっぱいタッチだ!
たとえ同性間でもこういう箇所への接触は、氏家ト全先生の漫画で珍しいことだから注目しちゃうね。
そして服越しとはいえ、天草シノだって萩村スズの胸にタッチするのは初めてだろうに、このリアクション!
個人的には、わわっすまん とか天草シノが謝ると思ったよ。
でも実際のセリフは 「萩村 感じやすいんだな」 であり、ほんわかとした表情で言うセリフかこれー!?
天草シノの魅力を感じられるオチである。
萩村スズのツッコミも、胸に触れておいてこの言い草という点ではなく 「感じやすいんだな」 の方なのも良い。

3本目の方では、萩村スズのしゃっくりは止まらず津田タカトシが登場だ。
#554」 で生徒会室に設置された金庫が再登場だ。ちゃんと設置されたままなのだなあ。
その倉庫の上に物が置いてあるのは生活感のある描写ですね。
落下の衝撃で金庫の防犯ブザーが鳴ったらギャグ漫画的には面白そうですが、まあブザーは鳴らなかった。
そこまでの衝撃ではなかったのだろう。
というか防犯ブザーの説明があった回を読んでいない読者もいるだろうから、鳴らない方が親切か。
4コマ目で普段の落ち着きが消えて子供みたいな顔を見せる萩村スズが好き。
一息でこのセリフ全部言ってそう。

4本目もまた萩村スズが登場だ。
【期間限定文化】 では、パリィ・コッペリンに日本の春のイベントを自己学習してもらうお話。
場所は桜の木の下で、萩村スズとパリィ・コッペリンが二人きりだ。
実際の桜舞い散る風景を見ずに スマホゲームの春らしさに着目してるという対比も狙いなのかしら。
ともあれ綺麗な背景でよろしいですね。
どういう下ネタに辿り着くのだろうと思ったら、オチがスマホのゲームだとはねー。
上手い話だなぁ、たしかに春と言ったら新学期ガチャ、という記憶がここ数年で俺にも根付いてしまった。
そういや作中でよくゲームしている描写があるのは津田コトミですが、スマホのゲームとかしてるのだろうか。
登場人物紹介でゲーム好きと書かれてる天草シノより、遥かにゲームしてるシーンが多いっすよね。
あと個人的にはパリィ・コッペリンもスマホのゲームしてそうな印象がある。

5本目 【冷静にふりかえる】 では天草家での夕食の献立が明らかに。
天草シノがここで夕食の隠れた共通点に気付くというのが面白い。
2日連続した時点で今夜のおかずも下ネタっぽいなとか思いそうなものなのに。
下ネタ好きの天草シノから 「ウチって欲求不満なのかな?」 というリアクション引き出されることがあるとは。

今週の最終ページは、8コマ漫画ではなくて4コマ2本だ。
【出島マジック】 では扉絵になってた出島さんがここで登場。
普段の日常会話だったのに、流れるようにプレイへのお誘いに変わるパワープレイだ。
いついかなるときも出島さんの情欲は凄いと思うけど、多分出島さんも1コマ目ではそういう気でなかったと思う。
2コマ目の七条アリアが舌を出す様子を見てそういう気が起きたのだと思う。
橋高さんも今回ばかりは流れに水を差してくれなくて良かったのに、と思う読者もいたであろう。俺とか。
まぁでも水入りにならなかったらならなかったで、解消したから大丈夫のセリフが出てたのだろうけど。
サブタイトルの出島マジックとは、舌がとろけるほどのキスのことだよな。
マジックと称されるほどとは、一体どれほどテクニシャンなキスだというのか……!?
出島さんの舌遣いの器用さもどこかで描かれてほしいぜ。

ラストの 【次回予告】 は、サブタイトル通りに次回の内容を予告である。
以前は内容が次回予告でも、サブタイトルはネタに関係したものだったのに、もう直球になってきてますね。
そんなわけでゴールデンウィークの津田コトミたちは、ボルダリングに挑戦するようだ。

ちなみに津田コトミの見ているアニメのキャラは、またしても金髪ツインテだ。
氏家ト全先生の作品で、作中アニメや作中ゲームのキャラは、何故か金髪だったりツインテールだったりが多い。
もしかして、似た外見をした別々のキャラクターではなくて、そもそも同一キャラだったりするのかも?
アニメもゲームもそもそも同じタイトル/同じシリーズだったりするのかもしれない。
少なくともこの崖からぶら下がっているキャラは、「#562」 に出たゲームキャラっぽいよな。

女の子もモンスターも同一キャラっぽい

左が今回の画像で、右が 「#562」 の画像。
左右の画像で、女の子キャラもガーゴイルっぽいモンスターも同一キャラと判定して良さそうなビジュアルだ。
今回女の子キャラは盾を持っていないが、まあ崖に掴まるまでの戦闘で失ったのだろう。
ガーゴイルっぽいモンスターの外見には違いがあって、今回は尻が丸出しになっている。
読者サービスかもしれない。
アニメの方で尻が丸出しになっているのかー、ゲームよりもアニメの方が規制が厳しいイメージがあったが……
まあ単純に、右の画像ではモンスターの股間が正面に向いているから作画の事情で腰布を穿かせたのかも。

今週の感想終了。
ちなみに来週水曜日は祝日なので、次号の週刊少年マガジンは4/28(火)の発売だ。
気を付けなくちゃ。

20.04.15   今週の 『生徒会役員共』 「#564」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は、一風変わったシチュエーションでの横島ナルコ先生が主役の回。
最近こういう特定の登場人物に絞った話が増えつつある気がしますね。
1話あたりの密度が濃く感じるので嬉しいところだ。
そんなわけで今週の 『生徒会役員共』 「#564」 感想。

扉絵は今回の主役である横島ナルコ先生。
服装は本編と同じ格好ですが、本編と違って余裕ある態度でござい。
開幕 【長期戦】 も完全に導入部であり、1ページ目を見ただけでは大変なことになる本編の想像がつかないな。
でも読み終えてから1ページ目に戻れば、事態の深刻さがうかがえる。
#551」 では1時間に2回もウォッシュトイレおなにしてた横島ナルコ先生がトイレにこもってヒマになるほどだとは……
#558」 では逆にお腹が緩くなってしまっていたのにな。
どうやら横島ナルコ先生は胃腸がデリケートな人であるみたい。
プレイのしすぎとの関連があるかは不明だ。

何気に2本目 【今がその時】 、小山リカ先生の運転する車で通勤する横島ナルコ先生とは?
仲良しすぎやしないですか?
二人は同棲してるのか??? いやその可能性は今週1本目の時点で否定されてますけど。
常識的に考えてみても、お二人の住まいがご近所なり、小山リカ先生の通勤途中にあるだろうことは察せられる。
でもやっぱりそれ以上の関係であってほしい、という欲求を読者が再認識するワンシーンだ (巨大すぎる主語

3本目 【下からくる】 は今回で一番笑った。
こんな 「ぐわ――っ!!」 でだけ終わるオチは連載が始まって以来初めてか?
ツッコミが入るにしろボケ倒しにしろ多様なオチ方のある氏家ト全先生の漫画でも、少し珍しいオチだ。
3コマ目の情報量少なくスピード感ある流れから、起承転結の転結が一度に襲い来る感じのインパクト。

4,5本目が今回の見所じゃあない?
横島ナルコ先生のお茶目さと人の良さを、最大限に上昇させてきてる感じがするじゃあない!?
【たっぷりあるよ】 、もしこれ意図に気付かず肥料を使わせてくださいとか答えてたらどうなってたのかなー。
公衆排泄という少年誌ではマニアックすぎる展開がマジで繰り広げられていたのかどうか?
いやまあ、この問いかけ自体あくまでギャグなのだろうなとは、次の4コマで察せられるけど。
【わりと義理堅い】 、理性を備えつつもリスクに身を投げ出せる黄金の精神を持っていると伝わるシーンだ。
黄金という形容詞に深い意味はありません、勢いで書いた。
ここまでの流れがあるから、こんな危険な状態なのに我が身を捨てて人助けをする様子に緊張感が持てる。
変なプレイをしてる横島ナルコ先生でも、漏らしてOKという可能性は微塵も考えてないところが今週の良さだろう。

ラストの 【笑いがたえない生徒会】 は、8コマ漫画。
太股から下の素足が見える程度の健全なお色気描写とも受け取れますが、意外性で何かそれ以上にドッキリしちゃう。
シャツの裾とかずり落ちたから見えたのだと誤認してしまったくらいだ (最初から外に出てるファッションである
大オチ以降のおそらくドアを開けた津田タカトシや、この格好を見られた横島ナルコ先生のリアクションが気になるね。
津田タカトシは紳士的に見なかったふりをすると思うけど、もう横島ナルコ先生は普段通りに下ネタボケに発展させそう。

そういや今週のトイレを我慢している横島ナルコ先生というシチュエーションですが。
この我慢している横島ナルコ先生が少しもエロく描かれないのが氏家ト全先生らしさだよなあと思った。
少年誌でもお色気描写が売りの漫画家さんなら、耐える横島ナルコ先生をそれらしく描いたりもしそうなとこなのに。
あるいは氏家ト全先生でもこれが青年誌連載だったらそういうフェチ向け描写もしただろうか……いや、しなさそうと俺は思う。

20.04.08   『生徒会役員共』 「#563」 感想

・一週間遅れになってしまった。
この回の 『生徒会役員共』 は、ワールドワイドな話!
だけど舞台は生徒会室の中だけ。
そう、つまりは天草シノがギネス記録に挑戦するエピソードだー。

そういったわけで、『生徒会役員共』 「#563」 感想。
扉絵は、よそ行きなのかオシャレな私服姿の天草シノである。

開幕 【世界進出】 では、突如としてギネス記録に挑むと言い出す天草シノ。
こういう思い立ったらすぐ行動、というのが天草シノらしさって感じありますよねー。
オチとしては津田タカトシの反応しか見れないけれど、萩村スズたちのリアクションが気になるところ。

ちなみにギネスの話題が出たきっかけは、天才柔道少女 津田ハナヨ。
何気に津田ハナヨは、以前にも登場した人物だ。
津田ハナヨは、お嬢様学校にして女子柔道では全国常連の強豪校 "星恍女学院" の柔道部所属。
単行本17巻収録 「#453」 では、三葉ムツミとも熱戦を繰り広げたぞ。
単行本18巻収録 「#473」 にも姿を見せている。
一度きりの出番だと思ったのに、これほど多く登場するとはなー (それでも3回目だけど) 。
こうやって少しずつ出番を積み重ねているのは、登場初期の轟ネネに近いかも。
それならもしかして、サブレギュラー的な登場人物になる未来もあるかもしれない。
いや、学校が桜才から遠く離れた場所にあるから登場頻度に厳しいか?

2本目 【逆さの世界】 では、天草シノがギネス記録に挑戦開始だ!
正式なギネス記録に認められるためには認定員の立会いが必要で……という話は野暮であろう。
津田タカトシにとって慣れた生徒会室で、いつも通り天草シノと会ってるのに、このパターンは初めてだろうな。
むしろドアを開けたらばったり着替え中だった方が、津田タカトシ的には焦らず紳士的に対応できそう。

ちなみに逆立ちをしている天草シノですが、その髪の毛は重力に逆らって真上に落ちている。
もちろん髪を固めているわけでもない、漫画的表現とはいえ何故なのか……?
おでこを見たいフェチの読者もいるだろう、そういうフェチ向けにならないようにおでこを隠したのかな。
なお、逆立ち中はスポーツ中ということらしく、普段と違って髪の毛は結っている。
良い。

3本目の 【会長おこ】 のサブタイトルが好き。
天草シノが逆立ちを得意である理由の 「便秘対策でやっているから」 を、津田タカトシに語らないの見所じゃない?
これは津田タカトシに隠したいという乙女心である。
相手が萩村スズや七条アリアだったなら、便秘対策になるぞと絶対きちんと声に出して言ってる話であろうよー。
そして今回出番がないのにメールで遠隔からオチに関わる魚見チヒロ。
ギネス記録と今日の夕飯っていう落差もすごい。

4本目 【Y】 は逆立ち開脚の話。
天草シノが脚をパカーンと開くなら、それは下ネタの方の御開帳とか絶対そちらに繋がるものと思ったぜ。
でも天草シノにとっては何気なくしたことで、見てたのも津田タカトシだけだから、健全な方に話題が転がるのだった。
まぁこの流れが最終ページへの伏線になってるわけですが……
そりゃ畑ランコも逆立ち開脚が行われてるとは思わないよねー。
ここで逆立ちしてたのが天草シノでなく七条アリアだったなら、胸の谷間のY字、という誤解になってたのだろうな。
その誤解ならオチの形も全員集合することにはなっていなさそう。

そして5本目 【がんばれ会長】 では、タイトルとは裏腹にギネス記録への挑戦が失敗。
前の4コマから続いて誉め言葉を投げ続けてテンション上がりまくってたとこらしかったのに。
おでこは謎のパワーで隠されていても、おへそは隠されないのだった。
数秒が遅れていたらおへそ以上のものがお目見えしてしまったわけで、天草シノの迅速な判断力の賜物である。

ラスト 【壁をぶっこわせ】 は、8コマ漫画。
氏家ト全先生が 扉絵 + 4コマ5本 + 8コマ漫画1本 を新フォーマットとされたいのはもはや間違いなかろう。
ここで突然、最終ページだけ1ページのショート漫画になる……というのは可能性が低いと思う。
それはともかく、ここで飲み物を差し入れられるのが津田タカトシの心遣いだよなー。
言葉だけではなくて、この思いやる気持ち!
ちょっとしたことだけど出来る人と出来ない人がいるやつだろう、全く俺には無い発想だったので愕然としたね。
そしてこのたまにある良い感じのやり取りの積み重ねで、信頼関係が厚くなってるのだなーとも思う。
ラストの大オチ、これ色々な人物が集まってリアクションがまたそれぞれ違うのが上手なところですよねー。
表情が見えているのは3人だけだけど、全員表情からして違うのが最小限にして最大の効果を引き出せていそう。
畑ランコは15分ちょっと一体どれだけの人数にこの事態を吹聴して回ったのか、というとこも妄想するに楽しい。

20.04.01   今週の 『生徒会役員共』 「#562」 感想

・同じ漫画でも、連載でリアルタイムに読むか単行本でまとめて読むかで印象は異なると思うのだけれど。
今週の 『生徒会役員共』 は、単行本でまとめて読んだときの印象を調整するための回かなー、と思った。
前回前々回と動物園編が密度の濃いエピソードだったから、今回を箸休めのエピソードとする目的で。
そんなことを思ったよ。

そういうわけで、今週の 『生徒会役員共』 「#562」 感想。
今回は特に行事などもない日常回。
いやまあ、日常というには開幕 【驚異の粘着力】 からひどい下ネタプレイですけども……
これであえぎ声をあげられるのはかなりの上級者であろう。
このプレイ内容、しかも父母のをガムテープの雑学から想起して楽しげに語れる話題なのか……!?
今更ながら、ふと冷静に考えると下ネタの日常への溶け込み具合が半端ない生徒会だわ (今更
ちなみに、貼り合わせたガムテープをはがすと光るのは静電気が発生するため。

2本目 【ぷんすか】 は、桜才バカップルことヨシ君ナオちゃんというか、馬川ヨシオと花巻ナオが登場だ。
初めて登場した頃は天草シノの下ネタにびっくりする側だったのに、今では天草シノたちを驚かせる側である。
ある意味、七条アリアとかよりも開発の早さが早いと言えるかも。

おっと自宅で私服姿の三葉ムツミというレアなカットだ。
3本目 【ひものお話】 、自宅でパーカーを着て洗顔しようとする三葉ムツミのシーンが気になるね。
自宅で制服に着替える前もこの髪型なのかー、という点に意識が行ったぜ。
オチは轟ネネのネタだが、なるほど言われてみればこういう事態も起こるのだなーと感心してしまった。
ちなみに検索したところ、タンポンのひもは防水加工がしてあるものらしい。
これも知らない話だったし、トイレ時には事前にひもまで膣内に入れておく人もいるというのも知らなかった。
当たり前に知っているような生理用品でも、実用の知識はやはり得難いものだな……

そしておっと、次の 【ロールプレイ】 ではテレビゲームが登場だー。
もっと正確に言うなら、登場したテレビゲームに金髪ツインテ少女キャラがまたしても登場だ。
氏家ト全先生がこういう場面で描く架空のキャラクター、金髪でツインテールのことが多いのですよ。
今回もそのパターンに当てはまったので、ついつい気になってしまった。
ちなみにこれはTwitterで言われてなるほどと思ったのですが、津田コトミに似せたキャラ説もあるのかも
これまで全部の金髪ツインテキャラがそうということでなく、今回のはプレイヤーが津田コトミだからと。
自身に似せたキャラ選択なりキャラメイクをしたという描写、というのは一理ありそう。
ちなみにパルスプレイは電流責めのプレイであり、もちろん取り扱い方を間違えると危険なプレイだ。
男性が取扱いに失敗して、一週間くらいどう刺激しても勃たなかった、という体験談読んだことある。

続く5本目 【一時間くらいたってた】 は、何か超王道なギャグ4コマって味わいありますね。
パルスプレイでギャグを飛ばしてた津田コトミが、電気繋がりの停電でゲームが強制終了してへこむというネタだ。
話題に挙げてた内容で痛い目を見ちゃうという、4コマの教科書通りみたいな整った構成でしょ。

最終ページは、今週も8コマ漫画。
最終ページに4コマ2本が載ってる回の方が珍しくなりつつあるなあ。
この 【明日の一面】 は、ガチの間接キスが発生しているのに、何やら軽く流されてあっさり風味。
津田タカトシと天草シノの間接キスを、七条アリアは茶化すだけだし、萩村スズは黙りつつ怒るだけ。
一番事態を悪化させそうな畑ランコが登場したけど、予想外の方向にボケを転がしていったぜ。
何か意外だ。
やっぱり今回は、単行本でまとめて読んだ読者が息切れしないよう、あっさりとしたネタで構成したのではないか。
そんなことを思った。

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