19.10.30   今週の 『生徒会役員共』 「#542」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は、特にイベントの無い日常回!
桜才学園の面々が愉快な日常生活を過ごしちゃう。
そういや今回は英稜生徒会のメンバーは誰も登場していないな、そういう回もある。
そんなわけで、今週の 『生徒会役員共』 感想。「#542」 の感想。

扉絵は私服コート姿の天草シノ。
「木枯らしの季節。生徒会長のコートを脱がせるためには‥‥?」 のアオリ、どういう視点だと思ってしまった。
コートがどうこうよりも、脱がすことがメインなの?
まあ季節ネタとして 『北風と太陽』 からのアオリなのだろう。
なお今回、天草シノがコートを脱ぐようなネタは別に無い。

開幕 【2階からこんにちは】 から笑った。
上目遣いにならざるをえないという状況からアヘ顔に繋げるの、すごい発想だ。
読者には見せない構図だけれどアヘ顔ダブルピースであるらしい。
口もだらしない形に開いているのかなあぁぁぁぁ。
ダブルピースのため手をゆっくり動かしている様子、何か謎の面白味がある。
何故だろう、腕を動かしてる効果線があるとないとでは面白さが違うと分かるけど、何故なのかが説明できない。
何ということだ……

2本目 【よーし】 では、パリィ・コッペリンが弱ってた。
勝手なイメージとしてアメリカの人って朝が弱い印象あまりないじゃないですか (雑な偏見
でもアメリカからの留学生としてやってきたパリィ・コッペリンは、低血圧なのか朝が弱いらしい。
パリィ・コッペリンのこういう個性が好き。
留学生だと告知があったときには、どのような活発な登場人物が加わるのかと思ったものだー。
オチについては、スカートで逆立ちしてパンツ丸見え……になる寸前だ。
ていうか轟ネネがこれを止めるの、意外に常識人な一面が見えて面白い。
轟ネネ自身だったら、むしろ好き好んでやりそうなイメージあるのに。
#534」 に他人のパンツが見えて共感性羞恥ってネタがあったじゃあないですか。
あれ、轟ネネの場合だったらどうなるのだろう、轟ネネでも恥ずかしいって思っちゃうのかなあ。

パリィ・コッペリンが弱った様子の隣のコマでは、横島ナルコ先生も弱った様子を見せていた。
【今週は忙しかった話】 、同じ表情でぽけーっとしてても理由は違って、横島ナルコ先生は多忙でお疲れだった。
俺も最近忙しくてお疲れですよ!! (無関係
そんな横島ナルコ先生を気遣うことなく七条アリアが容赦なくボケる。
いや七条アリアは空気の読めるお嬢様であるし気遣いはできるだろう、じゃあこれマジで聞き間違えてるのか……

横島ナルコ先生続きですが、【左右対称】 ではすっかり元気を取り戻した横島ナルコ先生。
もういつものように小山リカ先生にボケを振る。
いやボケでなく、共感されるつもりのあるあるネタとして言ってるかもだけど。
あっ、これそういう捉え方すると はちゃめちゃにえっちだな……
こんな学校の廊下のど真ん中でそんな夜のトークを……!?
そういうインパクトが跳ね上がる。
横島ナルコ先生的には、共感されても全然OKとして振り返した話題なのだと思う。

そして個人的に今週一番の見所だったのは、【キミをロックオン】 。
やったー! 今までにも何度かある、氏家ト全先生による格闘ゲーム描写っすよ!
今回対戦しているのは津田コトミと時カオル。
場所は津田家で、津田タカトシと飼い猫のムラサメが観戦中だ。
まず1コマ目、3人の座り方が三者三様なのが良さですよね。
津田タカトシは学校では絶対にしないだろう崩れた座り方、自宅だからこそくつろいでる様子がよく分かる。
津田コトミは自宅でも正座だ、いつもこの座り方だだから、子供の頃から躾けられたのだろうなぁって窺える。
トッキーはあぐらですよ、楽な座り方で崩れ過ぎない、でも女の子座りではないのがトッキーらしさだろう。

2コマの格ゲーにも注目。
何気にこの1Pキャラも2Pキャラも、過去に描かれた格ゲーに登場してたキャラでは!?
コスチュームが違うのは、続編だとか3D格ゲーでコスチュームチェンジができるとかなのだろう。
格ゲー要素は置いといても、氏家ト全先生の絵でこういう腰の入った全力パンチを見れるという面白さもある。
格ゲーの必殺技で喩えれば、シャインナックルみたいなエフェクト付きのパンチが描かれているぞ。

3コマ目、おいおいこのシーンすごい良すぎじゃあない!?
トッキーと津田タカトシの、このまだ少し距離感がある感じの接し方が逆に新鮮だろう。
トッキーにとっては親友のお兄さんだし上級生だしで、丁寧な態度で接しなきゃという気持ちがあるだろうわけで。
「次 お兄さんの番です」 の台詞にもさ、『生徒会役員共』 でレアな関係性のぎこちなさがあって良いと思う。
何気に他の登場人物では生まれえない、目下の人物から目上の人物へ、みたいな態度はトッキーだけ放てる輝きでは。

ラスト 【ぼんのうがいっぱい】 は8コマ漫画。
毎度おなじみ生徒会室からの淫猥に聞こえるセリフに五十嵐カエデが打ち勝った、かと思いきや……!?
そういう8コマ漫画ですが、漫画本体よりアオリ文句の荒ぶりっぷりに笑ってしまった。
女子との指相撲についてを、そんな太字のそんな斜めのフォントで強調するとは。
そんなに皆、異性との指相撲は憧れのシチュエーションなの?
個人的には指相撲は、思い返すに小学校低学年以来やってないので、まるで思い入れが無かった。
今の小学生とかも指相撲してるのかなー。
読者的には、指相撲よりゲームコントローラーを渡される方に良さを感じると思うのだけれど、どうだろう。
俺の方がマイナーなのだろうか。
いやでも皆、トッキーから順番ですとコントローラー渡されたいでしょ。

19.10.23   今週の 『生徒会役員共』 「#541」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は、七条アリアづくし!
扉絵は七条アリアだし、本編は全部のネタに七条アリアが出てくるし、もちろん良い所も七条アリアが持っていく。
ちなみに舞台は桜才生徒会室。
天草シノたちだけで1話を過ごす回でもある。
そんなわけで、今週の 『生徒会役員共』 「#541」 の感想。

扉絵は髪を結って格好良い系の私服姿な七条アリアだ。
ポーズも本編では取らないような男性モデル的なイケてる感じがあるよ。
しかして開幕 【ダーク アリア】 は、一転して普段の明るさが完全に消えた七条アリアで始まりだー。
目にクマができて何かインパクトがすごい。
寝不足だとこれくらい雰囲気が変わってしまうってことかもな、気を付けよう。
「ヤンデレキャラみたい」 と言われて喜ぶ様子が可愛いなー。
こんな素直に、しかも睡眠不足だからかやや元気ない感じで喜ぶ姿は割とレアっぽいよな。

2本目 【消えません】 にて目にクマができてる理由が明らかに。
そして同時に明らかになる七条家の枕事情。
オチを語るのは七条アリアだけれど、これだけ唯一オチが出島さんのネタとなっている。
姿を見せないのにオチを務めて、しかも一体枕をどう使っているのか分からせちゃう出島さんの力強さよ。
つーか、七条アリアでも出島さんのシミ付きとなった枕は抵抗あるのか……!
出島さんは四六時中いつでも性的なモードになれそうだけれど、七条アリアはスイッチオフの状態もある感じですね。
そして出島さんが消えないレベルでシミ付きとした枕は、イメージ映像さえ出てこないのかー。
むしろ七条アリアの他の私物も、粒子計測とかしたら出島さんの色々な痕跡が検出されそうですね。

次の 【連続攻撃感】 は、七条アリアのためによく眠れる方法を調べる天草シノたちだ。
スマホで検索ではなく本で調べるのは、学校にいるのだしと図書室から借りてきたのだろう。
ネットで調べても変なまとめサイトばかりヒットして使えない という価値観……が今の高校生のものかは知らない。
"快眠法48手" という書名の小ネタも挟まったし。
サブタイトルの "連続攻撃" は身体をアタタタと痛めつける表現なのだけど、これを七条アリアが初めてなの?
身体に縄で縛った跡が残ってたこともある七条アリアがこれを初めての体験ってことはなくないでしょうか。
天草シノからこれをやられるのは初めて、ってことなのかなあ。
あるいはめちゃくちゃ経験あるけど、それを天草シノたちに隠したいから嘘をついた、ということなのかもしれない。
縄の跡が残ってたネタでごまかそうとしてたし。
七条アリアであっても秘密にしたいプレイ経験があるのだと考えると……謎の良さが湧き上がってくるな!

頭のてっぺんにあるツボは "百会" というツボらしい。
一体頭のどこかと言えば、ちょうど萩村スズの頭で目印のように描かれているあの場所だとか。
この1コマ目は絵面が実に良い。
そして実際、百会のツボを押すのは七条アリア。
無意識にこの屈辱ポーズを取ってしまうの、やりなれてるポーズだからだと思うのですがいかがでしょうか!
つーか理由が 【はしたなさが好き】 とサブタイトルで明かされているの笑っちゃう。

そしてラスト2本は津田タカトシと七条アリアの世界だよ。
【これだ】 、校内の見回り等は天草シノと萩村スズが引き受けたのか 室内には津田タカトシと七条アリアの2人きり。
冗談交じりに出た津田タカトシの腕枕発言で七条アリアが思わず眠っちゃう!
続く 【アリアとタカトシ】 は、おいおい何だこのサブタイトルは、カップリングか?
津田タカトシと話すとき、自身のことを 「先輩」 と呼ぶ七条アリアの良さたるや。
このぷんすこしてる感じも可愛いですね。
つーかここでこの津田タカトシの 「眠れなくなったらまた貸しますよ」 の気遣いも上手すぎるよなー。
もうこの、七条アリアと津田タカトシの距離感がものすごく縮まっていることがよく表れているやり取りでしょ。
これ思うこと多いけど、後味の良いオチっすよねー。
氏家ト全先生の漫画は各話大抵後味良く終わるので凄い、プロの巧みさだ。

19.10.16   今週の 『生徒会役員共』 「#540」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 「#540」 感想。
今回は特にイベントの無い日常回ですよ。
扉絵の横島ナルコ先生は、何だかモデルさんみたいな雰囲気がありますね。
日常の所作では見られないちょっとオシャレなポーズだし、アオリ文の白と黒のコントラストのせいもあるし。
まあそのアオリ文は 「好色なる聖職。」 と下ネタ面を紹介する内容ですが。

開幕 【本日晴天】 は、これまで数えきれないほど描かれてきたけど誰も注文してこなかったアレがメイン。
そう、生徒会室の椅子が初めて取り上げられる話だ!
まあ、取り上げられたところで普通のパイプ椅子であり特に椅子自体への感想は無いわけですが……
オチは日干しで熱された椅子へのリアクションが二段構え。
こんな日常に潜むグッズで簡易SMに発展させられて快感を得られるとか、七条アリアが流石の貫禄であった。

2本目 【レントゲン】 、天草シノが普通のテンションで平坦なツッコミしてるのが何か可笑しさある。
多分、七条アリアの持ち出したシチュエーションがあまりに奇抜だったから付いていけずこの反応なのかなと。
もしくは天草シノ的には、今は猥談ではなく化粧品トークを続けたい気分だったのかもしれない。
ちなみに "骨格フェチ" で検索したら普通にヒットしたけど、さすがに骸骨そのもののフェチではないご様子。

3本目 【ネーム入り】 、轟ネネの直筆イラスト上手いな!?
サラサラと万年筆で水着美少女キャラを一発描きである。
明確に断言されてるシーンは無いけど、やっぱ轟ネネは漫画とか好きな人物像なのだな、ということも伝わる。
あと、余談だけれど細かい話。
細かいうえにメタな話ですが、『生徒会役員共』 内のこういう場面に出てくる架空のオリジナル二次元キャラ、
ここでもそうだけど、大体が金髪ツインテキャラだよねー。
氏家ト全先生にとって好みのキャラクター造形なのかなあ、あるいはこれが描きやすいデザインなのかなあ。

次の 【たぶん合理的】 、この腕章の使い方は笑った。
たぶん五十嵐カエデからもダメ出しを喰らうやつなのに、当の天草シノは真面目な表情してるのもウケる。
【どしゃぶり】 は、やったぜ出島さんのターンだ!
過去に途轍もないものをひっくり返している出島さん、出島さんでもやっぱりそれは引くのだな。
それはそれとして、バケツをひっくり返して青ざめてる出島さんは見てみたいとは思いますよねー!

最終ページ、【人気ワード】 の普通にお姉さんやお母さんポジションにいる魚見チヒロがすごいな。
もう津田家に馴染みすぎているよー。
いつかそのうち、津田タカトシが魚見チヒロを実の姉だと感じてるようなリアクション見せる回さえありそう。
それはそうと、こういうテストで悪い点を取った答案用紙が見付かっちゃう展開で、50点でこうなるのか。
世にある多くの漫画だと、0点とか明らかに赤点のテスト答案が見付かるのに、50点は現実味がある感じか?
あるいは魚見チヒロたちの秀才ぶりが感じられる点数、ということなのかもしれない。

ラストは 【おでむかえ】 で萩村家が舞台だ。
萩村スズが父親から万年筆をもらったというエピソードもあったし、今回は萩村一家勢揃いと言うのは……言いすぎか。
いつか萩村スズと父母とボアが全員出てくるネタも見てみたいものです。

19.10.09   今週の 『生徒会役員共』 「#539」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は、英稜生徒会がメイン!
4コマ7本とも全部が英稜生徒会のネタですよ。
ここ4週間、ずっと天草シノたち桜才生徒会の生徒会選挙編が繰り広げられていたことの反動かもしれない。
おかげで今回は、天草シノが1コマも登場していない回でもある。
皆勤賞が途切れたとはいえ出番の多さは変わらず姿を見せる天草シノでも、今週は姿を見せず。
というか魚見チヒロたち英稜生徒会以外には、モブ生徒を含めて他の人物はほぼ登場しない。
濃密すぎる英稜生徒会エピソードだ。

そんなわけで今週の 『生徒会役員共』 、「#539」 感想。
「本日は英稜生徒会の一日をご覧ください」 と案内をする森ノゾミが扉絵だー。
アオリ文句に 「生徒会全メンバーの中で実は人気上位の森さん」 とあるのは気になりますね。
これって、500話目記念のときに実施された人気投票の結果を見てこう書いているのだろうよなー。
あの人気投票の結果、単行本18巻の描きおろしで発表されるかと思っていたけど、発表されていないままだ。
いつか結果は公表されるのだろうか……
人気について 「理由は、お胸の大きさと極めて普通であるところ。」 と書ける理由も人気投票の結果にあるのか?
ちなみに、この扉絵で森ノゾミのお胸は特段大きく描かれてはいない。
人気のある理由がガチで胸の大きさだとしても、だからってそこを強調していかないのが氏家ト全先生らしさだと思う。

開幕 【ウラがありそう】 は、学校づくりの今月の目標のお話。
「笑顔がたえない学校づくり」 が目標なので、遅刻した広瀬ユウを叱るときにも笑顔でいくというネタ。
これはネタよりも、英稜生徒会の仲の良さがにじみ出ている雰囲気が良い感じですよね。
そんなほのぼの仲良し系のネタなのに、2コマ目で森ノゾミと青葉トオリの胸部を見比べるなどしてしまった。
いやだってほら比較してくれと言わんばかりの並びですし……

2本目 【疎い青葉さん】 は!
やったぜ、青葉トオリがオチの4コマだ! それにサブタイトルに青葉トオリの名前が入っている!!
サブタイトルに青葉トオリの名前が入っているの初めての出来事じゃあないです!?
うひゃー、かつて "名前は無いけど背景によく映り込むモブ生徒" みたいな扱いだったのも今は昔だ。
だんだん出番が増してきているのは青葉トオリ好きなので嬉しいね。
このネタとか、たまたま他に人がいなくてツッコミを青葉トオリが担当することになったみたいなネタではない。
青葉トオリがいてこそ成り立つボケ側としての役目でオチ要員だぜ。
そんなわけで、実は何気に野球というかソフトボールに疎かった青葉トオリ嬢。
あぁー微妙にがっかりした表情もかわいいよなあ。
つーかここで残念に思ったことを正直に出していける関係性である、と伝わってくるのが良い感じ。
凄いと思わなかったことを察せられてツッコまれたのでなく、凄いと思わなかったことを態度に出してるわけで。

3本目 【かっこいい魚見さん】 は、魚見チヒロのターン。
魚見チヒロが昔ソフトボールをやっていて "不動の8番" と呼ばれたこともあるネタは、単行本5巻 「#120」 ですが。
まさか再びソフトボール部の助っ人として活躍するエピソードが描かれるとは思わなかった。
かっこいい魚見チヒロの格好良さが失われるオチは、自分の手でなく他人の手のような感覚だからと思われる。
まあそれよりも、やっぱどうしても3コマ目に注目してしまいますね!
またしても森ノゾミと青葉トオリの胸部を見比べるなどしてしまう並びでしょ。
そして胸よりもこの全身で喜ぶ青葉トオリのリアクションも何かあどけなさのある可愛らしさだし。
おいおいどうした、青葉トオリはロリキャラ方面に進化しつつあるのか?
登場期間は長くとも、個性を出すようになってからは間もない分、色々な属性を獲得する可能性を感じられる。
青葉トオリには今後とも目を離せないな。

そして4本目の 【体育会系】 では、森ノゾミと広瀬ユウが密着する! (手のひら的に)
「広瀬さん 指長いねー」 と、その確認でぴったり手のひら同士をくっつける森ノゾミと広瀬ユウ!
いくら同じ生徒会役員同士でも、これは結構親密でなければやらない行為でしょー!
更にはそこから発展して始まる恋人繋ぎ、ではなく "逆恋人繋ぎ" 。
というか、正確に言い表すならば "手四つ" である。
いきなり手四つを始めるとかいういたずらを仕掛ける広瀬ユウも、誰かれ選ばずこうはしないだろう。
広瀬ユウが森ノゾミに心を開いているからこそ始めた突然の力比べですよね、これぞ仲の良さ。

全然関係ないのですけど、手四つで検索したところ、
手四つシーンが出てくるアニメを教えて下さい。女同士または男と女がいいです。 というYahoo知恵袋がヒットした。
さらには、アニメに出てくる手四つシーンを収集している方もいた
手四つフェチがいたのか……

続く5本目 【百合系】 では、手四つ中の広瀬ユウと森ノゾミをウオミーが見て誤解する。
もうイメージ映像として、百合の花が咲き乱れている光景に見えてしまっていますよ。
青葉トオリはソフトボールに疎かったけど、魚見チヒロは格闘技系に疎かった という対比……とは深読みしすぎか。
同じ光景でもこれ観測者が広瀬ユウだったら即座に力比べだと判断したのだろうな。
つーか、広瀬ユウは両親の夜の営みを目にしてプロレスごっこだと判断した、みたいなネタありそう。

最終ページ、6本目 【毒をはく】 は魚見チヒロがMっ気を獲得かよ。
というか1本目の 「笑顔がたえない学校作り」 が既に消えている。
時期が別のネタ同士なのかもしれないが……こう、不要な設定は引っ張らないのも氏家ト全先生らしさか。
まあ見るべきは、ほっぺたを膨らませて怒った風なウオミーのリアクションであろう。

ラストの7本目、【ひろう こんぱい】 は今回全体を通してのオチ。
というか扉絵にあった "英稜生徒会の一日" を総括しての全部のオチってことだよねー。
ツッコミ役として健気に頑張る森ノゾミが労わられる展開だからか、後味もほのぼのしてるの構成が上手だわ。

19.10.02   今週の 『生徒会役員共』 「#538」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は、連載史上初めて4週にわたった生徒会選挙の決着エピソード!
投票から開票まで1話で行ったぞ。
はたして生徒会長となるのは誰なのか……!?
というより、天草シノ以外になるかならないかが注目ポイントである気がしますが。
そんなわけで、今週の 『生徒会役員共』 「#538」 の感想。

扉絵は生徒会長候補の津田コトミ。
アオリ文句の 「もし当選すれば妹・会長、兄・副会長!?」 という事実は、こう書かれて何気に初めて気付いた。
当選するのは天草シノだろうし、他の人だとしても津田コトミは無いだろうと思ってしまっていた。

開幕 【敵は己のなかにいる】 から畑ランコの発言に笑った。
「ライバルは自分自身」 、そんな伝え方のできるセリフだったのか。
そして2本目 【ぶるぶる】 、轟ネネと萩村スズの仲の良さとか良いよねー!
ていうか投票シーンでこんなことありえるのか、って感じある。
投票所でまで性感帯を責めるようなプレイをしてる轟ネネに、読者のテンションもうなぎのぼりでしょ。
少なくとも俺は轟ネネの二の腕に触れたいと思いました (知らんがな
#507」 で二の腕の感触は乳房と同じ、というネタもありましたが、轟ネネはこの俗説を知っているのかなー。
轟ネネがさ、二の腕マッサージを津田タカトシに申し出られたらさ、どういうリアクションをするのかなー?
いや津田タカトシでなくとも萩村スズに申し出られてたときのリアクションも気になる。
轟ネネなら萩村スズも拒まなさそう。

次の 【チェック】 、投票用紙でこの下ネタの発想は無かった。
パンツフェチの人がいたら、チェック柄のパンツどころか好みの柄のパンツに塗り絵する下ネタの連鎖も起きそう。

投票時間中の天草シノたちはと言えば、別室で待機中であった。
別室の中はどんな雰囲気なのか、張り詰めた空気なのだろうか、など思えば答えはサブタイトル通り 【わきあいあい】 。
候補者としてはライバル同士でも顔見知りの仲ですしねー。
というか天草シノは、五十嵐カエデ、津田コトミ、パリィ・コッペリンの3人ともと一晩過ごしたことのある仲だ。
"一晩過ごす" でなく "一夜を共にする" だと意味が全然違ってしまうところですが、前者です。
3コマ目は、氏家ト全先生が何か一瞬だけでも不穏な空気が漂っているように見せかけた演出なのかもな、と思った。

そして最終ページでは、いよいよ生徒会長が決定だ!
【結果発表】 、生徒会長に就任したのは、2位に大差をつけて天草シノ!
天草シノの再選だー。
まあ本命、大方の読者の予想通りであったとは思いますが、ここの4コマのオチには不意を突かれた。
何と可愛らしいリアクションであり消失イリュージョン。
一見クール系のようにも見えて実は表情豊かな天草シノの、また意外な素の顔が見えた感じっすわ。

ラストの 【がんば】 は、生徒会長選挙が終了直後の生徒会室の話。
改めて思えば、この生徒会室に天草シノたちが4人揃うのは、生徒会長選挙が始まる前以来なのだなあ。
当たり前のような光景にして、実はそうでもなかっりする日常の風景。
そういう味わいがあるコマでしょ。
そしてオチを持っていくのは畑ランコ。
投票理由はオチのコメントまで本当なのかどうか、畑ランコの勝手な付け足しなのか?
生徒会選挙のきっかけは五十嵐カエデだけど、物語としては畑ランコが最初から最後まで陰の主役であったようだ。
畑ランコと五十嵐カエデの良いコンビっぷりから妄想すれば、五十嵐カエデを畑ランコがたきつけた、って可能性もあるかも。

今週の感想終了。
どうなるかと思った生徒会長選挙編だけれど、終わってみれば普段通りの 『生徒会役員共』 だったな。
連載期間中に一度しか描かれないエピソードだろうのは変わりなかろうけど、平常運転か。
生徒会が舞台の漫画にとって、生徒会長選挙は最終回に描かれるエピソードのひとつでもあるだろうしさー。
こうなると次回がまたちょっと気になるな。
普通に桜才学園が舞台で、特にイベント無しの日常的4コマなのだろうか。
しばらく話が桜才学園に集中していたし、次回は英稜生徒会が舞台の話になるのかもしれない。
これで英稜生徒会の生徒会選挙編が来たらさすがに度肝を抜かれる。

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