16.03.30   今週の 『生徒会役員共』 「#370」 感想

・今週の感想の前にお知らせ2つ。

まず、『生徒会役員共』 単行本13巻の表紙やあらすじが公開されているぞ! これを書いている4月3日現在の話だけど。
表紙になっている登場人物は一体誰なのか?
とりあえず講談社の 『生徒会役員共』 既刊一覧ページへのリンクを貼っておくので、確認されたい方はどうぞ。
限定版の表紙も公開されている。

次に、週刊少年マガジン公式アプリのマガポケことマガポケポケットがアップデートされた。
これにより、氏家ト全先生の描きおろしイラストを含む過去のギャラリーを閲覧できるようになっていた。
まぁ描きおろしイラストがあるのは、「100万DL記念ギャラリー」 の1点だけだけど。
他、2016年の年賀状イラストもギャラリーから確認できる。
※閲覧にはポイントが必要だが、ポイントはマガジンポケット内の操作だけで無料で毎日獲得できる。

さてさて本題、今週の 『生徒会役員共』 「#370」 感想。
おぉ、今週は久しぶりに4コマの1本1本が独立した話だ。続き物になってる4コマが無いよ。
扉絵は古谷さんである。「もはや熟女の風格」 ってアオリ文句が添えられてちゃってる。
"熟女" が何歳からなのかは諸説あるようですが、熟女パブで働いている女性は20代後半〜30代が主らしいですよ。

開幕 【よくきく音】 は魚見さんのネタ、というかあるあるネタ。
これなー! インターホンの音も実際に鳴ったのかテレビ番組から聞こえたのか紛らわしいよねー。
何かテレビから聞こえた音と分かるよう微妙に変えてほしいものである。
いきなり脱線してしまった。
オチのコマでドアをバーンと開けながら入ってくるシーン、良いよねえ。氏家ト全先生の絵でも好きなシーンである。

2本目 【会心の錯覚】 、「同じ量の料理でも皿を変えると満腹感を得やすい」 という心理学の研究が下ネタに活かせようとは。
しかしこれで人目を引けるのは、バストが大きく見えるからではなく露出が多いからでしょうけど。
なお、大福のサイズは多少の差異あれど 同じサイズと言って良い範囲であることをここに残します。

余談。この錯覚は出典がハッキリ分かってるものだった。
2012年に米国コーネル大学の研究チームによって報告されたものらしい
ブライアン ワンシンク 食心理学」 で検索すると、関連した情報が多々見付かって興味深いよ。

今回で一番笑顔になったのは 【お前の番】 。
トッキーが津田コトミに 「次 逆になろうか」 と体位を変えること提案するシーンにはドキリとしましたね! (誤解を招く表現)
やばいよね……トッキーにイケボで 「次 逆になろうか」 って言われたさすぎるでしょ……!
今週の内容に1ミリも関係無い妄言すみません。まぁクソ妄想はさておき、黙々とストレッチ進める津田コトミは素直可愛い。

七条アリアと三葉ムツミが同じ事して 三葉ムツミの方にエロイな……って感じる日が来ようとは。
【ずっぽり】 、当たり前ではあるけれど三葉ムツミもパンツ履いているし、食い込みを直したりしてるのだよな。
1コマ目の 「ん」 という表情や仕草とも、三葉ムツミだから最大限に活かされる行為って感じだし。素晴らしいわ。

そしてやったぜ出島さんの出番もあるよ!
【メイドメシ】 2コマ目の出島さんは何やらイケメンだしー。大勝利である。
ちなみに食欲と性欲がは同時に発動しないものらしいそうですが、個人差があるようで、同時に発動する人もいるらしい。
出島さんが両方同時に保てる人なら、こりゃあ強キャラといえるだろう。やはり素敵だ。

ラストの 【X】 につきましては、別に実際に 「X胸」 という呼び名があるわけではないようです。

今週の感想終了。
それにしても目次コメントで氏家ト全先生が言う 「あの人」 とは誰なのだろう。
まぁ森さんがOADに初登場っていうことなのだろうけど、意外に七条家執事の橋高さんが初登場という可能性はどうか?
今週久しぶりに姿を見せてたしさー。

16.03.23   今週の 『生徒会役員共』 「#369」 感想

今週は 『生徒会役員共』 1ページ目の柱にあるアオリ文から注目だ!
「とんでもない人に推薦して頂きました! KC『生徒会役員共』最新第13巻 4月15日(金)発売の帯に注目っ!!」とのこと!
マジかよ、氏家ト全先生の漫画で推薦文付きの帯を目にする日が来ようとは……!?
誰だー? 一体誰が推薦文を寄せたのだー?

「現時点では "とんでもない人" が誰なのかは分からない」 というのが結論ではあるものの、
折角だから本編感想の前にあれこれ予想してみたい。

まず、漫画に限らず帯に書かれる推薦文は、ざっくり言えば 「依頼して書いてもらう」 「推薦したい人が書く」 の2通りのようだ。
単行本13巻の推薦文がどちらで書かれたかを考えると……まぁ、「推薦したい人が書く」 のパターンじゃあないかなぁ。
『生徒会役員共』 って売上良好なのに、アニメ化したときも帯に推薦文は無かったし、週刊少年マガジンの単独表紙にもならなかったし、
マガジン編集部が今から推薦文を依頼するとは考えにくいよね。
帯を全然気にしない方もいるでしょうが、帯を変えたところ売れ行きが10倍になった事例もあるそうだ
でも 『生徒会役員共』 は帯で売り上げが大きく変わるタイプの漫画でもないよねえ。

また "とんでもない" と言うくらいなので、おそらくテレビで見掛けるような有名人、もしくは大御所漫画家さんだろうと予想する。
『生徒会役員共』 と縁があった有名人には、星野源さん (ダ・ヴィンチ)向清太朗さん (この4コマがオモロイ!) がいる。
なら今回の推薦文を書いたのも このお二方のどちらなのでは……と思ったものの、上記の縁から今日まで随分間が空いているからなぁ。
もしこのお二方が推薦文を寄せるなら、とっくに書いていてくれそう。
漫画家さんであるならば、マガジン繋がりで森川ジョージ先生、ちばてつや先生、という線はどうか?
下ネタ漫画ジャンルの大御所 『みこすり半劇場』 の岩谷テンホー先生という可能性もあるかも。

可能性は低いと思うが、もしマガジン編集部が依頼して書いてもらうとしたら、
もうそれは実写ドラマ化・舞台化でも決まったときではなかろうか?
「実は 『生徒会役員共』 の実写ドラマ化が決定しており、主演俳優さんに推薦文を書いてもらった」 というのワンチャンあるかも。
テレビアニメ3期決定ではマガジン編集部は推薦文依頼してくれなさそうだし。

以上、帯についての予想はそんな感じ。
まぁきっと、この帯で初めて 『生徒会役員共』 が好きだと公に語ることになった有名人さんだろうなぁ、と受け止めておきます。

そして本題、今週の 『生徒会役員共』 の感想ですよ!
今回 「#369」 は、萩村スズとその愛犬ボアが主役のエピソード。全体的に微笑ましいネタが多い回だなぁ。

そういや話数カウントが連載と単行本で1話ずれてる件 (このブログでは正しいカウントである単行本に準拠) 、
もしかして単行本13巻の発売を機に修正されるのでは? そう期待しちゃう。
今まで修正されなかったけど、ほら今はマガジンポケットがあるからさー。
マガジンポケットでは過去のエピソードが配信されてる作品もあるので、話数のずれが目立つことになると思うのだよね。
そろそろ直ってほしいよ。

さてさて今回の舞台はドッグフェス。
犬と言えば 『プチプチたんたんプチたんたん』 を連想するわけですが、そこの話はまた後だ。
扉絵は今回主役の萩村スズです。今回の扉絵の方のアオリ文、あらすじそのものではあるけれど何だか綺麗にまとまっていて良さがある。

2本目 【エール】 にて状況説明。
ドッグフェス 「Noワンフェスティバル」 に萩村スズとボアが参加することになったわけですが、
ナレーションの 「ドッグフェスに参加するスズとボア君」 ってボアに君付けされてるのが何か気になる (どうでもいいでしょ) 。
誰視点なのだろう……神視点だろうけど。
それより1コマ目は萩村スズが両手をポケットに突っ込んだポーズを決めており、いかにも記念撮影って風なイベント感があり良い。
桜才学園制服姿の萩村スズなら絶対しないポーズだろうからさ。
つーか春先まだ寒い日も多いのに七条アリアの格好は冷えそう。バター犬が潜り込みやすそうな格好などと思ったことはありません。

さて犬繋がりで 『プチたん』 からのゲスト出演なりを期待してしまうわけですが、
プチと同じ犬種だろう犬の姿は見えるものの、プチだと断言できる情報もなく、ゲスト出演は無いと捉えて良さそう。
もしこの話がアニメ化されたら、背景モブとして花園ハナたちが追加される事は確実だろうけどー。
まぁコラボはなくとも、氏家ト全先生が 『プチたん』 用に取材した経験が今回の話に活かされているのだろうから、
相乗効果があったとか言っておきたい。

ドッグフェスは順調なようで、【相性】 ではボアが見事なジャンプを決める。マジか。
そういう芸とかアクションのできるお犬様とは思っておりませんでした。
一体いつから練習していたのかとか不明なわけですが、
このアスレチックレースでボアにジャンプを指示する萩村スズは 普段ボアにしか見せない顔をしてるって事ですよ (だからどうした)

続く 【ご主人の気持ち】 、3コマ目の和みっぷりが凄いよね!
もうこのコマだけ抜き出したら何の漫画か分からなくなりそう。そんなボアのドアップだ。
そこはともかく、昔ボアは萩村スズと津田タカトシをくっつけようとしているような事もしてたのに今では嫉妬してるのか。
2人がボアの許容できる範囲を超えて仲が良くなってるってことかなー?

次の 【未来に生きる】 1コマ目もここだけ切り抜いたら何の漫画だろうってなる愛くるしさ。
『プチたん』 でもプチ単独のファッションショーが描かれたけれど、『生徒会役員共』 でもファッションショー来た。
ここ2本の4コマは途中まで温かみある微笑ましい空気に包まれていたのに、オチのギャップは酷くて凄いw
聞いたことない漢字七文字熟語が来た。1本前のオチではとても微笑ましい発言してたのに!?

さてさてドッグフェスの結果がどうかと言えば 【ぎゅっ】 参照。
萩村スズってこういうトロフィー貰いなれているのだろうなーとか思ったが、
貰いなれているかもしれないトロフィーを貰う様子は今回初めて描かれたわけで。
萩村スズが今の萩村スズに育った私生活の一部を知ることができた感じ。
「萩村スズが私生活を生徒会役員の仲間たちとの共有」 というエピソードですよ。
津田タカトシが津田コトミと夜更かししてテレビゲームする私生活は天草シノたちと共有したことないのに (謎の比較対象)
あっ、そうすると津田タカトシや津田コトミと混じって夜更かししてそうな魚見さんはやっぱ天草シノより一歩リードしてそうだな。

魚見さんの話はともかく (今回まったく登場してもいないし) 、
ラストの 【帰路】 は、またもや微笑ましい光景ね。
メインのドッグフェスが終わっても今回の主役はあくまでボアと萩村スズだぜー? そういう意気込みを感じられる。
そしてこういうほのぼのとしたオチで締められるのは氏家ト全先生の漫画でも 『生徒会役員共』 ならではだよなー。
どんな展開も受け止められる包容力の高さを感じる。

16.03.19   今月の 『プチプチたんたんプチたんたん』 第49話感想

・2016年3月20日は日曜日! それならマガジンSPECIALは、繰り上がって19日の発売だ。
そういわけで、今月の 『プチプチたんたんプチたんたん』 、第49話は 【プチプチピカピカ】 の感想。

開幕ぎょっとするような展開ですが、死んだふりをする犬というのはいるそうで。
まぁこのタイミングで書いておけば、はたして氏家ト全先生の漫画で "死に別れ" が描かれる日は来るのだろうか?
悲しくも人間の寿命より犬の寿命が短いのは自然の摂理であり、『プチたん』 の世界でもそれは変わらないだろうけど、
じゃあ 『プチたん』 の作中、プチとのお別れは描かれるのだろうか―― そこは気にしたい要素ですね。

「氏家ワールドさらなる深みへ!!」 とは 『プチたん』 新連載予告に添えられたアオリ文であり、
単行本1巻 「第16話」 では、死期が近いペットと飼い主のエピソードがギャグの挟まれる余地なく描かれており、
どうも 『プチたん』 は他の氏家ト全先生の漫画には無い味付けがなされているようですが、
はたして今回の1ページ目の展開が、フリではなく現実のものとして訪れる日は来るのだろうか、来ないのだろうか。
「来ないからこそ今回ネタとしてやっておいた」 という捉え方もできますが。

さて、1ページ目とは打って変わって、2ページ目からはお風呂展開。場所が浴場というだけですけど。
というか前回 「第48話」 から2話連続でのお風呂場が舞台となるエピソードですね。
女性登場人物が裸になる展開が続く場合、「読者アンケート結果が悪くてのテコ入れなのか?」 との発想に至ったりしてしまうわけですが、
氏家ト全先生の漫画では裸体は見せるように描かれていないので安心だ (?)

山田コンスタンツによって伝授される、プチの身体の洗い方。
ためになる知識が来たなぁとも思いもしましたが、まぁ全然関係ない下ネタに辿り着くわけで。
予定調和の展開ではあるものの、プチの局部を見せられた田隈サトリのリアクションには 普段より目を見張ってしまった。そういう反応するのかー。
それにしても、3ページ目の身体洗われてるプチのつぶらな瞳には変に笑った。謎の哀愁を帯びてるよw 綺麗な目をしてやがる……

舞台がお風呂場ということで脱いだ田隈サトリがCMNFな展開になるわけですが、
ここが大ゴマのオチでないのがお色気漫画でなく下ネタ漫画なのだなぁと思える所だと思う。
まぁそれでも花園ハナと田隈カオルの前で堂々と平然として裸で突っ立ってるこのコマ、小さくてもインパクトありすぎだけど。

16.03.16   今週の 『生徒会役員共』 「#368」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 、「#368」 の感想ですよ。

さてさて開幕 【萌えしぐさ】 は、くわえゴムフェチのネタ。
女性が髪の毛をヘアゴムで束ねる際に、両手で髪をまとめつつ、ゴムを口にくわえる姿のフェチのことな。
氏家ト全先生の漫画では、女性の登場人物が束ねた髪型しているシーンは多いものの (入浴時とか) 、
実際に束ねているその瞬間は今まで描かれたことがなかった記憶。
こいつは希少なコマが来た!
フェチの人には嬉しかろう。実際この天草シノの髪ゴム咥え姿にはグッと来るものが……う〜ん、無い。無いな?
俺ってくわえゴムフェチの気があると自覚していたのだけれどもー? 何でだろう。

俺が思うに、髪ゴムくわえ姿の魅力は日常性にあるのだろう。
「何処を見るでも無いうつろな視線」 やら、「作業に集中して周囲には注意への警戒を解き油断しているような姿」 にあるのだろう。
それらの要素が 【萌えしぐさ】 の天草シノには無いからな。
ほか、咄嗟に腹部などの急所を守れなさそうなポージング、口の自由を奪われていると言えなくもない点も良いのかもね。

もしも上で書いたことが髪ゴム咥え姿の一般的な魅力ならば、
「天草シノのこのポーズは、表面だけ真似しており、魅力を理解したうえで行っている耳年増な仕草」 ということで、
そういう耳年増ぶりをネタにしたものなのかなー? と思ったよ。
多分、轟ネネや出島さんならパーフェクトな髪ゴム咥えを見せてくれそう!
……そう思っていたところ、
イラストコミュニケーションサイトpixivピクシブ百科事典:咥え髪留めの項目によれば、
くわえゴムの魅力は 「口のキュートさ/うなじのセクシーさ/まれに発生する腋チラ」 であるらしい。マジかよ?
……到底承服しがたいが、まぁ俺のそういう嗜好がだいぶ偏っていることを考えると、そっちの方が一般的なのかもしれない……

納得行かない気持ちを切り替え、さて次の2本目 【心の板ばさみ】 には笑った。悲しい話ではあるけれどもさ。
あと七条アリアにとって恋愛の話と下ネタの話って分断されてない同じフィールド上にあるのだろうなーって思った。
ちなみにヤマアラシのジレンマですが、実際のヤマアラシは針の無い部位を寄せ合っているのだとか。

下ネタに対して 「?」 とハテナマークを浮かべる天草シノと萩村スズっていうのはだいぶ珍しい光景かもなー と思いましたが、
【外と中】 は俺がハテナマークが浮かべてしまったよ。
詳しくは "外イキ" "中イキ" で各自検索されたしーって話だけど、どうも両者は全然違うものだそうですね。
これ、どれくらい一般的な情報なのだろう。an・anとかのセックス特集には普通に載ってたりするのですかね……
七条アリアの 「指挿れなきゃいけないから怖いもんね」 というセリフが、ボケなのか一般的な感覚なのかもよく分からない。
たとえばかつて七条アリアは行為後の感覚を語っていましたが、(単行本5巻 「#108」 )
両者の違いが分かる人には、「じゃあ外イキだね」 って類推できていたのかなー?

あと 【刺激的先生】 では久しぶりに小山先生が登場だ。
まぁ横島ナルコ先生がボケても教師同士でしか出来ないツッコミとかあまり無いからな……

ラスト3本は、畑ランコがメインのネタ。今回の扉絵も畑ランコだし。
【出どころ】 は放送室を使った恋愛成就のおまじないみたいなネタですが、
ラジオドラマの回と言い、畑ランコと放送室が絡むと恋愛ネタに繋がるような法則がある気がする。
恋愛ネタに繋がるというか、畑ランコがスクープを狙って恋愛ネタに繋げようとしている、ってのが根底にあるからか。
【グイグイ事が進む】 、やりたい放題な畑ランコ良いし、天草シノを物理的にぐいぐい押してるのも良さがあるよ。

最後の 【神配慮】 、これには唸った。感心した。
天草シノたちの下ネタを 偶然通りがかった五十嵐カエデが耳にして驚くお約束的な小ネタがあったのですが、
それを今回セルフパロディ、というか進化して次に繋げていくとは思っていなかった。
今回舞台の放送室という特徴も活きてくるし、
「中で何が行われても声が漏れ聞こえない」 という畑ランコのもくろみを、意図せず証明しちゃってもいるし。
上手だよなぁぁって言うほかないですよ。

16.03.09   今週の 『生徒会役員共』 「#367」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は魚見さん回!
津田タカトシに対する正ヒロインのようなポジションは天草シノだろうって認識で、
ウオミーがどれだけ津田タカトシと仲良くしても 最後には天草シノがツッコミを入れて存在をアピールする展開が常だった。
でも今回は、天草シノが開幕1本登場するだけ。
最終的にウオミーの行動を聞いたりするのは森さんで、「私が正妻のウオミーです」 みたいな雰囲気に仕上がってるよ。

さてさて、そんな訳で今週の 『生徒会役員共』 「#367」 感想。
扉絵はもちろん魚見さんですよ。このアオリ文とこの本編内容だと寝間着姿にも見える。

開幕 【連結】 は今回唯一魚見さん関係無い4コマで、1コマ目だけキッズたちが登場。
この小学生女子はラジオ体操のエピソードで名前が明かされたアスカちゃんだね ( 「#340」 ) 。
何気にちょくちょく登場しているよね。
脇役ポジションの登場人物では、桜才カップルのヨシ君とナオちゃんに次ぐ出番の多さかもしれない。
そんな子供達の遊びを見て大人すぎるプレイを連想する七条アリアですが、
キッズたちは登場回数の多さの割に、常に下ネタとは無縁の無垢さを振りまいてくれるので和むねぇ。
いやまぁ、氏家ト全先生の下ネタギャグマンガの感想で書く文章じゃない気もしますが。

ちなみに首引き恋慕に止まらず、そういう器具を用いたプレイは事故の危険を伴い、
たとえば1人でもひとりSMプレイで年間300人が死亡しているとの説もあるそうなので、決して軽々しく真似をしないようにね。
(週刊少年マガジン掲載漫画の感想とは思えない段落だ)

2本目 【その1】 からは、もうずっとウオミーのターン!
っていうかサブタイトルが 【その1】 【その2】 【その3】 って何だこれ。今回は原稿の猶予が無かったのでしょうか。謎。
そこはさておき、「当然のように津田家にいるウオミー」 には笑った。
翌日が休みでもないのに、平然と泊まり込みする仲になってるって関係進展しすぎじゃない!?
かつての 『生徒会役員共』 ではウオミーが津田家に宿泊するって事実だけでオチになったりしてたのに。 この1コマだけで天草シノより森さんより津田タカトシとの距離を詰めているよねーと思えるわけですが、
まぁ距離が近すぎると、津田タカトシにとっての姉妹とかみたいなポジションになってしまうかもしれないし。と思っておく。

2コマ目の津田兄妹のぐうたらっぷりを気にも留めず対処法を教えるウオミーは良く出来たお人だ。
生徒会副会長としての生活態度がどうこう〜みたいな話は一切無い。
半身浴を絡めたギャグといえば、映画版 『犬神家の一族』 にて湖から突き出た足のような姿勢が代表的ですが、
そこに下ネタで新姿勢を開拓してくる氏家ト全先生は流石だなぁと思った。
【その2】 では、津田コトミがパジャマたくし上げヘソ出ししたり、お尻を突き出し足裏見せる格好してたりしますが、
そこらが拾われず強調されもせず話は進む。漫画によっては妙に力入れて描かれているシーンになりそうですが。

眠気を促進させるツボは、効能そのまま安眠という名前だとか
【その3】 にて首筋チョップする津田コトミの様子にデジャブを覚えた人もいるかもしれませんが、
単行本8巻 「#210」 でも津田コトミは津田タカトシの首の後ろに手刀をトンって入れてたね。
ちなみに実際やると失神せずに即死に繋がることもあるらしいので絶対に真似をしちゃダメなやつだこれ。
今回の津田コトミは、狙うのは首筋では無く頭のツボだったのかーと理解して (勘違いして) 行動して、失神せず不思議がってたみたいね。

ラスト3本はウオミーお休みタイムの巻。
【静かにお休み】 では津田タカトシのベッドでウオミーが眠っちゃってさぁ大変。
横島ナルコ先生みたいに襲われプレイ目当ての狸寝入りではないぞ。萩村スズ母のような睡姦プレイを意図した睡眠でもありません。
【朝チュン】 では、おぉっと 『生徒会役員共』 でも朝に雀がチュンチュンと鳴く光景を見られる日が来ましたが、
津田タカトシは当然ベッドには一緒に入ることなく、ベッドの下でタオルだか毛布にくるまってお休みでしたとさー。
この対応、手慣れているな! 津田タカトシの手慣れっぷりにも、やはりウオミーが津田家にいる生活の常態化を感じ取られずにはいられない。

そして今回ある意味一番驚いたのが 【情報不足】 で、冒頭にも書いた通り天草シノが出てこないのだよなー!
天草シノがツッコミ入れたり嫉妬したりして話が終わる展開じゃあなくて良かったのかー! って驚いた。
天草シノ側に精神的な変化があったのでどうこう、みたいな事でもないし。
いやはやまぁ、類まれなる魚見さん展開のエピソードだった。

16.03.02   今週の 『生徒会役員共』 「#366」 感想

・冒頭から 『生徒会役員共』 に関係無い話なのですが。
水曜日の話なのでここで書くけども、週刊少年マガジンで連載中の 『てのひらの熱を』 って漫画が超面白い。
つい先日始まったばかりの新連載ながら、今のマガジンで 『生徒会役員共』 と 『てのひらの熱を』 がもう一番楽しみ。
正統派に熱く爽やかで、読んで元気を貰えるタイプの漫画。

他誌の漫画だと、ヤングジャンプ掲載の 『ゴールデンカムイ』 も最高クラスに面白いのですが、
それと同じくらい楽しみな漫画が出てくるとか何たる僥倖だよ……って思った。
是非お勧めしたい漫画のひとつです。

・さてさて、今週の 『生徒会役員共』 感想。
今回 「#366」 は、天草シノによる 「箱の中身何だろな」 ゲーム編、と言えるだろうか。
ちなみに箱の中身は何だろなゲームを世に広めたのは、落語家の桂三枝 (桂文枝) さんだとか。

開幕 【地図読める女子】 は、天草シノ・七条アリア・萩村スズたちだけで完結する4コマ。
毎回開幕の1本目は津田タカトシが出てくるネタが多いのですが、前回今回と2週連続で津田タカトシ不在なのは珍しい。
それにしても、天草シノたちは一体どれだけ雑学みたいなこの手の知識を仕入れているのか……
というか天草シノはそういう目的のために空間認識能力を鍛えようとした過去がありそうよね。
つーか天草シノは萩村スズのことを 「こんなにも高スペックならエロい方面にも強いのだろう」 と見ていそうな気がする。

2本目 【会長の叫び】 からは、「箱の中身何だろな」 ゲーム編。
『生徒会役員共』 の連載当初から存在した目安箱、この箱がだいぶ久しぶりに脚光を浴びる展開だー。
卑猥なマークが描く案が出たり、学食で実現してほしいメニューでぎっしり意見が寄せられて以来の注目を浴びた機会かも。
ほか、天草シノによる 「もう我慢できない‥‥」 というセリフには喜ぶフェチ層もいそうですね。
生徒会に入った直後から2年以上我慢していたのならスゲェ辛抱強さだ。

もしや天草シノの "やんちゃタイム" は目安箱を使ってこれをやるための伏線だったのでは……? とも思ったけれど、
今回どこにもやんちゃタイムってセリフは無いし、七条アリアも天草シノも割とガチで遊んでいる感じで やんちゃ感無い。
まぁそれでもやんちゃタイムの1つとしてカウントされるのだろうけど。
【黄金の指】 は、七条アリアがガチでひっかけ問題出してきた。
形や柔らかさが分かっても、そこから 「乳房型のボール」 という発想に至るとは天草シノならではだし、
指が入るからって理由で正解を出せるのもマジで天草シノならではだ。

津田タカトシが出題する 【アリア】 の視点、天草シノの答え方に驚いた。
ソーセージかサラミかで迷って回答が 「肉の棒!!」 って、どちらともとれる不正解にはならないだろう答え方だよね。
出題者によっては正解と扱ってくれる回答であろう。
なるほど 【スズのぬぎたて】 で天草シノがパンツと回答したのは、
萩村スズがひっかけ問題を出してきたと考えて 少し捻った答えだったからなのかもしれない。

ラスト2本はトッキーが登場だ。それぞれ関係無いネタだけど。
【おしゃれナイト】 、これ 「ナイト」 ってこの4コマの何を表している言葉だろう?
そもそもまず Night なのか Knight なのか。
それにしてもこのお洒落、見えない所にも程があるだろうポイントだ。
というかもしや、轟ネネが普段装着しているような機械も実はデコってあったりするのかも、と思った。

最後の 【スズのたわむれ】 、良さに溢れている……良さしかない。
メインの萩村スズが一言もしゃべらないこと、感情僅かにしか出していない表情の変化、
直接注意されてるわけでなくても閉めること、トッキーも素直に無言で閉めること、
必要最小限で成り立つセリフ、いやこれ素晴らしい。氏家ト全先生凄いなと改めて思った。

もどる inserted by FC2 system