17.10.25   今週の 『生徒会役員共』 「#446」 感想

・「栗拾い」 とか 『生徒会役員共』 で言われたらド直球なネタが来る予感しかしない、栗とリスが一緒に出るネタとか。
そんな訳で今週の 『生徒会役員共』 感想。
今回 「#446」 は、学園行事として栗拾いに行くエピソードですよ。

扉絵は栗拾いに励む横島ナルコ先生ですが、添えられたアオリ文は 「食欲って、エッチな意味じゃなくて?」 。
やべー確かに 『生徒会役員共』 の登場人物で一番そういうこと言いそうな感じだ。
そして開幕 【テンションが高い4人】 から早速クリのネタかと思いきや、「くりくり」 と言っても乳首の方で来た。
栗拾いならクリのネタだろうって安易な予想を見透かされた感じだ。

2本目 【毛深そう】 で早めにクリのネタが出てくるものの、直球勝負でボケるのでなくほのめかす感じなのがテクニシャンだよねー。
台詞を言う天草シノたちはいたって真面目で、下ネタに繋げてしまうのは横島ナルコ先生という構成が下品さを打ち消すテクでしょ。
氏家ト全先生の漫画の良いところが抽出された一ネタである。
それにしても横島ナルコ先生は、食欲の秋 (エッチな意味で) フルスロットルって感じですね。
説教しようって理由も 「自分はエロいこと我慢して栗拾いをしてるのに!」 ってように穿って見れちゃう。

今週の見所は 【セーフ】 の 「↑親近感」 じゃあないだろうか。
トッキーにとっての七条アリアは、普段どれくらいの距離感の人物なのだろう。
つーかこのドジっ子ぶりに親近感がわくってことは、トッキー自身も自分をドジっ子だと認識してるのだな……!
思わずくだけた言葉になっちゃうトッキーのゆるさにニヤニヤしちゃうよ。
まぁその一瞬だけ湧いた親近感も七条アリアの "鉄パンツ" こと貞操帯にかき消されたわけですが。
ここの七条アリアが 「時カオルさんは貞操帯を知らないだろうから」 みたいな考えで鉄パンツって言葉を選んだのだとしたら、何か良いな……

3ページ目の 【トゲボール】 と 【母の背中】 は、珍しい組み合わせでの会話劇だ。
轟ネネと畑ランコが、三葉ムツミと五十嵐カエデが、下ネタ無しでお話しするよ。
割と別の漫画みたいな味わいがありますね……
こういう下ネタ無しの会話も轟ネネたちの日常でもあるのだろう。
プリンを畑ランコというのも何か意外な感じする。

最終ページの 【笑顔のテーマ】 の畑ランコも、新聞部の活動として写真撮影にいそしんでて新鮮味あるよね。
七条アリアの笑顔プレイと真面目に活動する畑ランコ、一粒で二度おいしいネタというやつか。
そして遠くにいながら撮影に気付いてアピールする津田コトミの良さもあって、視覚的に楽しい。
いやこの2コマ目の写真、ポーズが被ってないしさすが構図が上手であられるなーとか感心してしまう。

ラストの 【後日談】 、普段だったら 「秋の味覚を味わいます」 みたいなエピソードで2本目あたりに来てそうな雰囲気。
つーか細かいけども1コマ目で萩村スズが力入れてるような眉毛の角度してて、おぉっとなった。
スゲェ張り切りようですね……!
そんな力の入れ具合が一気に脱力するオチである、ほのぼの系なのかしら。
見切れてピース決める津田コトミはエプロンしてるのかどうか (クッキングに参加するのかどうか) ?
エプロンが見えないから、津田コトミは食べる段取りだけ美味しくいただいちゃおうみたいに思ってるとも読み取れる構図でしょ。

今週の感想終了。
余談だけれども、週刊少年マガジンの目次ページあるじゃないですか。
今週そこで 「前の週とまったく同じ目次コメントを送ろうとしてゾッとしました。」 とコメントされてる漫画家さんがいらしたのよ。
それで思ったけど、氏家ト全先生は大体いつも一言だけの淡白な目次コメントだけれども、連続で同じコメントにすることだけは ほぼ無い。
やはり氏家ト全先生も、前の週と同じコメントを送らないように注意されているのだなあ。

17.10.18   今週の 『生徒会役員共』 「#445」 感想

・やったぜ! 今週の 『生徒会役員共』 の感想だ。
何が 「やったぜ」 なのかと言えば、1ヶ月以上溜めてしまっていた毎号の感想を今日に一気に書き上げたからである。
読む人にとっては関係ない話だー。
しかも今週の週刊少年マガジンでは、『ベイビーステップ』 がもうすぐ最終回だと判明するショッキングなニュースもあったし。
全然 「やったぜ」 じゃあなかった。

つーか今週になって気付いたのだけど、週刊少年マガジンの編集長が2017年9月1日付で交代となってたそうな
菅原喜一郎さんから栗田宏俊さんに代わっている。
両者の編集スタンスの違いとか分からないし、分かったからって何か出来ることがあるわけでもないけどさ。
もしかして週刊少年マガジンの編集部員が急にYouTuberを目指しだしたのも、新編集長の方針なのか?
実は週刊少年マガジン公式のYouTubeチャンネルでは、メントスコーラだの高級すき焼きを食べる動画だのが公開されるようになってるのよ。
一体どうした……? とは思っていたけど、理由は編集長交代だったりするのかもしれない (しないかもしれない)

まあ 『生徒会役員共』 にとっては編集長よりマガジンの現 (?) 副編集長の方が重要な気がしないでもないが。
マガジンの現 (?) 副編集長の千葉素久さんは、氏家ト全先生と最も付き合いが長い担当編集者さんであるので。
この方は他にも、同じく10周年を迎えた 『ベイビーステップ』 の担当者としても有名で……って 『ベイビーステップ』 もうすぐ連載終了だろ!
担当編集者だけで漫画の連載が決まるわけではないし、まあこの文章の憶測ももう過剰な範囲に入って来てるしここらで切り上げ。

そんな訳で、今週の 『生徒会役員共』 感想。
今回 「#445」 は、スポーツジム回!
天草シノたち生徒会メンバー + 津田コトミがスポーツの秋を堪能だー。
堪能というか、下ネタもあまり挟む暇がないほど精進する。

開幕 【へそ出し会長】 、普段ならあるスポーツジムへやって来た背景説明がなくて簡素な始まりだ。
まあそのスポーツジムへ来た理由は後々明かされるわけですけど。
おへそが赤くなるほど洗ったのは、津田タカトシに見られて良いためなのか一般的な身だしなみの範囲でなのかどっちなのだろう。

身体が柔らかい様子って描きようによってはそこはかとないエロさを醸し出せるような気もしますが。
3本目 【パンパンボディ】 は七条アリアが抜群の身体の柔らかさを見せるも、どうもエロさは少しも無い。
エロさよりも変な姿勢の面白さの方が前面に出てきてるヨガの姿勢だな……

次の 【伸びたいスズ】 、エアロバイクが出てきてるな。
以前ちょっと気になった 「氏家ト全先生の漫画で登場人物が自転車に乗っているシーンは一度でもあっただろうか?」 という疑問、
とりあえず、自転車ではないがエアロバイクなら萩村スズが乗っていた、という答えを出しておけそう。

競泳水着の表面を指先でなぞるって何かフェチの人が喜びそうなシチュエーションな気がするぞ。
それながら 【さめ肌】 は何か別にエロっぽくは無いし下ネタなのに下ネタっぽさも薄いような。
何だか今週は、セリフの密度が薄い……とでも言うのか?
最低限の説明セリフしか無いような気がする。

【神秘のおなか】 は津田タカトシの立派な腹筋が明らかに。
贅肉が無く引き締まっているどころかきっちり割れてる。
運動部に入ってるわけでもなく、夏休みとかにはだらけた生活送ってるっぽいのにスゲェ。
鍛えるときは鍛える系男子なのか。
天草シノの赤いへそのお腹より、津田タカトシのお腹の方が印象に残る回になっている。

ラスト 【先にやる派】 ではスポーツジムを訪れた理由が明らかにというか、来週の学園行事予告がなされたり。
桜才学園では来週に栗拾いが開催されるらしいということで、来週号の内容はどうやら栗拾いであるらしい。
白い絵の具を飛ばしてしまう "写生大会" ばりのベタな展開として、リスがクリと一緒に出てくる展開とかありそうな予感がする。

今週の感想終了。
うーむ、もうずっと気にすることの無かった 「単行本の区切りとなる話数」 を数年ぶりに気にしてしまう。
マガジン連載の漫画は基本的に必ず単行本がでるので、もしも連載が終わる場合は単行本1冊にキリが良い話数となるはずなので。
記事冒頭の編集長交代の話がやっぱり気になっちゃってさー。
『生徒会役員共』 は1巻約30話で 15巻は 「#425」 まで収録だから、次の区切りは 「#455」 頃か……
いや何事もないとは思いたいけどさ。

17.10.11   『生徒会役員共』 「#444」 感想

・これまだどうにか1週遅れの 『生徒会役員共』 感想か。
古い方から書いていると相当新しい回のように感じてしまう。
いや今まで大体毎週発売日から1週間以内に書いていたのだし、遅い方なのだけど。

そんな訳でこの回 「#444」 は、汚れ特集なエピソードと言えそう。
2,3ページ目が汚れ……っていうか汚物的なネタにまとまってるぞ。
スカトロという程ではなくて、児童向け雑誌の下ネタな範囲に収まっているから苦手な人も安心。

開幕 【いっちょヤってみる】 の七条アリアが真面目な表情でこれを質問するのがとても良い……!
「児童が本気で遊ぶとき、その顔は笑顔ではなく真顔だったり真剣な顔をしている」 みたいな話を聞いたことがある。
この七条アリアはそれを彷彿とさせて、完全に大マジなのだろうなと伝わってきて最高。
七条アリアを代表するネタの1つじゃないかと思う。

2本目のサブタイトル 【トッキー‥‥】 は、何か普段と違って神の視点からトッキーに思いを馳せるようだよね。
一体どうした。
津田コトミの 「友人が大きい方を漏らしたときのリアクション」 としてはオチが平然としすぎていて、逆にビビる。
津田コトミは、友人が大きい方を漏らしたときに焦らず騒がず落ち着いて適切な処置を取れる子、という説明描写なのかしら。

汚れに関するネタの中でも 【闇の妹】 だけは厨二病ネタである。
いや 「汚れた足」 というファクターに注目すれば、あるいはそういうフェチにはご褒美たりえるネタか!?
でも実際には足は汚れていなかったわ、どうしようも無かった。

トイレで小さい方を済ませた後に手を洗わない人がいるという 驚愕すべきえんがちょな事実もありますが。
【えんがちょ】 は、横島ナルコ先生のドジっ娘では済まされない下ネタが来た。
あらゆるプレイをこなしていそうな横島ナルコ先生でも、スカトロ (大) はご勘弁なのかー?
まあトイレットペーパーは36枚重ね未満では大腸菌が浸透しているという実験結果 (1991年) もありますし。
大事なのは紙で拭いた後に手をよく洗うことであるようだ。

トイレでの排泄音、とか普段の氏家ト全先生の漫画ならエロい下ネタとして扱われる要素なのに!
【歯磨きをする古谷さん】 は、古谷サチコが歯磨きをしておぇ〜っとなって、天草シノが誤解するというだけのネタ。
何かこれ普段の 『生徒会役員共』 だったらボツになってそうなネタな気がする……何か違和感あるなあ。

最終ページの2本は公然露出ネタというつながりを見出せそうか?
【JKスカート】 は、五十嵐カエデと畑ランコのネタ。
畑ランコが発行する校内新聞にはこういうオシャレの小技みたいなのも載ったりしてたのかー。
そういや女子高生のスカート丈は関東では短い方がオシャレで、関西では長い方がオシャレとはよく耳にする。
やっぱ氏家ト全先生は宮城の出身だし講談社は東京にあるしで、やはりそういう価値観なのだろうなーとか思った。

ラストの 【両手がふさがっています】 、ちょっと誤解してビビったよ。
魚見さんが開けてもらおうとしてるドアは、津田家の廊下からリビングに通じてるドアだよね。
一瞬さー、玄関のドアを開けてもらおうとしてるのかと思っちゃった。
それだったら魚見さんは全裸で外を歩いて来たのかよ! ってことになっちゃう。
さすがにそんなプレイをする登場人物は 『生徒会役員共』 にいるわけが……ないとは断言できないのが困ったところだ。

17.10.04   『生徒会役員共』 「#443」 感想

・2週間以上遅れでの 『生徒会役員共』 感想となってしまいました。
これきちんと昔の回から順に感想を書いているので、遅れた理由とかまた書いてもな……という感じか。

それはともかく、「#443」 の 『生徒会役員共』 感想。
この回は明確にテーマがあって、それは桜才生徒会メンバーが飼っているペットである。
萩村スズは犬のボア、七条アリアはエティエンヌなどの猫たち、津田タカトシも猫のムラサメ君を飼っている。
じゃあ、天草シノが飼っているペットと言えば……?
いないのよなーそれが。

開幕 【ペット談義】 は普段通りの下ネタボケとツッコミのようで、違うところが1つあった。
それが今回のテーマであるペットの話。
登場人物4人が1人1コマ使って喋るおそろいな構成ながら、天草シノだけが下ネタを話して仲間外れ感がよく出てる。
つーか七条アリアでも下ネタに乗ってこないことあるんですね……

2本目 【さみしいのだ】 にていよいよ本格的にペットの話題に。
本格的に、と書いたけどオチのボケは 「七条アリアにとってのペットとは?」 ってなっちゃう空気読まない下ネタだけど!
「〇〇のだ」 って語尾のサブタイトルは天草シノらしさがあって好き、このふくれてる1コマ目ともベストマッチでしょ。

3,4本目の 【マイルームペット】 と 【サイレントタイム】 は色々とヤバくないですか!?
七条アリアと天草シノのソロプレイ (下ネタ的な意味で) の事情がほのめかされたり明らかになっちゃったりしてますよ!
「私は声を押し殺してする派だ!!」 という恥ずかしボイスがインコには覚えられずとも津田タカトシが覚えちゃうよ。
そして天草シノと七条アリアの間柄でも、そのときの声がどうとの情報は共有してないのだなーって分かっちゃうのもエロい。
少年誌の限界に触れていそうな下ネタなのではなかろうか。
ハムスターのネタでもさー、七条アリアはペットの前ではそういう事をしていないってのも分かる発言であろう。

天草シノ10歳児という貴重な映像も登場する 【心配性】 、描かれるのは割とリアルな亀である (下ネタ的な意味ではなく) 。
続く 【深く想う】 はネタとして好き。
この権藤リキゾウ学園長の登場や、津田タカトシの意味深でそうで実はそうでないこのセリフの雑な適当っぷり、それに対する天草シノのリアクション!
ちょっと面白すぎるでしょ。

ラストの 【かめさん】 は、ふたなりジャンルに分類できるのかどうか?
分類するならこれ系統のネタは、氏家先生の過去作品から通して10本目くらいになりそうな気がする、どうだったか。
つーかこのオチの 「NO」 と一言だけで切り捨てるツッコミの選び方が上手いよねえ。
まあそんな訳で、桜才学園の池に住む亀の 「亀吉」 と天草シノとの触れ合いのエピソードである。
亀吉はペットにはならないが、天草シノは亀吉の学園長公認の飼育係となって触れ合えることになったわけですよ。
心温まる系の展開というやつか。
まあ七条アリアの下ネタがそのほのぼのさを中和していく読後感ですけども。

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