17.04.26   『生徒会役員共』 「#422」 感想

・また随分と遅れてしまったわけですが、先週の 『生徒会役員共』 感想です。
この回 「#422」 は、ゴールデンウィーク直前のパワースポット巡り。
まぁこれを書いているのはゴールデンウィークも終盤に入ってからのわけですが。

開幕 【略語】 は 「第一回パワースポットめぐり!!」 と丁寧なご説明。
様々な場所にお出掛けしてる天草シノたちだけれど、今回のパワースポットというのは何か今までに無い唐突な印象を受けるな……
1コマ目にある迫力は、その違和感を押し流すためのものなのかー? (穿った見方)
しかしまぁ、何か背負った青葉トオリ以外は全員手ぶらだ。
まぁ 「車で近くまで来た」 とかでなく、漫画的表現として荷物が省略されてるだけだろうけど。
それはそうと、オチでカマトトぶってるような天草シノの戸惑いリアクションには笑った。
なお、PスポットはポルチオのPだとさ。
ボルチオと呼ぶ人もいるらしいが、スペルは "Portio" だそうなのでPスポットで正しい。
念のため検索したら、他の部位には 「Kスポット」 という俗称もあるらしく、もう何でもありじゃあないか……とは思った。

高身長の広瀬ユウと低身長の萩村スズ、身長ネタを絡みをしたならどうなるか?
その答えが 【年功序列】 で描かれた。
広瀬ユウ meets 萩村スズから 割と早い段階でこういうネタが来たのは良かったね。
とりわけ、広瀬ユウの口から身長の話題が振られてないってのはワザマエだー。
匠の技術ですよこれ。
身長差ネタをやるなら、口なり態度なり身長についてを露骨に表に出しがちなものじゃないですか。
それがさ、広瀬ユウの 「気になることは素直に聞いちゃう態度」 も描き、
「広瀬ユウは背が高いから日常的に自分より背が低い人と接することを当然のこととして慣れてます」 って描き切ってるからスゲェ。
身長の話題を直接振るより実に自然なやりとりでしょ。
これは秀逸だ。

水面が鏡のように反射している池とか、いかにもパワースポットらしさに満ち溢れたスポットですが。
【きれいづくし】 では魚見さんの発見によって一気に下ネタスポットに。
よくこの発想が出てきたな……
そして何気に、【25円】 では森さんが津田タカトシを 「津田君」 と呼ぶようになっている
14巻 「#373」 では 「津田さん」 と呼んでいたのに!
いつの間にか距離感が縮まってたみたいだねー。
ウオミーの影響でうっかり 「タカ君」 って天草シノたちの前で呼んでしまい えらいことになる未来が見えた。
つーかオチの奇数の賽銭の豆知識を披露するのが青葉トオリってのが何か面白い。
天然なのか、意図的なのか?
青葉トオリは津田タカトシとフラグ的な要素どころか全然会話すら無いから胸のうち分からないし楽しい。
まぁそもそも青葉トオリはセリフの時点で少ないわけだけど……

ラスト前の 【アレな関係】 は、南京錠で男女の絆を誓う儀式の恋愛ネタ。
パリのポンデザール橋では南京錠の重さが全体で45トンに達したそうですが、この神社ではそこまででもなさそうね。
でも 「パワースポットBEST100」 なる雑誌に掲載されるような有名スポットではあるらしい。
また、桜才バカップルのヨシくんナオちゃんの物らしい南京錠も確認できる。
他の 「Taro♥Nanami」 などは、氏家ト全先生の作品の登場人物名にいなかったと思う。

感想終了。
ちなみに余談なのだけど、最近の週刊少年マガジンは読者アンケートに力を入れているみたい。
今週号にいたっては、ほぼ全ての漫画にアンケート回答を促すアオリが挿入されていたほど。
じゃあそのアオリが 『生徒会役員共』 にもあったかと言えば、これが無かったのさ。
何故だろう……と思ったが、他の漫画も見てみるに、どうやら新連載や大人気漫画にはこのアオリを挿入しなかったようだ。
やったぜ! つまり 『生徒会役員共』 はやっぱりマガジンでも人気ある漫画の一角ってことであろう、良かった良かった。

17.04.19   『生徒会役員共』 「#421」 感想

・またかよ、という話ですが既に一週間以上遅れとなってる感想です。

そんな訳で、先週の 『生徒会役員共』 感想。
この回 「#421」 は、アスカちゃんネタが印象に残ったエピソード。
「アスカちゃんって誰よ?」 とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、たまに登場する女児です。
単行本13巻 「#339」 の子供会ラジオ体操の話で初めて名前も付いた子ですよ。

開幕 【難問】 、「アホの子」 っていう表現が良いですね、「アホ」 とかでなくて。
そんな訳で2本目 【得意分野】 からアスカちゃん登場。
アスカちゃん宅らしい様子が描かれてるけど、後ろに見えるぬいぐるみの中にもアヘマルシリーズがあったりするのかな……
「はなまるがくしゅう」 なる問題集を手に持つ萩村スズ、やっぱ似合ってるなとか思ってしまった。
七条アリアによる保健体育、絶対これ高校生レベルを変な方向に超越した内容になってそう。

そして 【空耳先生】 では、「ふじの あすか」 だとアスカちゃんのフルネームがまさかの判明。
"藤野アスカ" だろうか、"富士野アスカ" って可能性もあるか?
ともかく、まさか次にフルネームが判明する登場人物がアスカちゃんだとは思わなかった
ウオミーや森さんの下の名前が判明して、じゃあ次はトッキーか古谷さんあたりだろう、と期待してたらよもやのアスカちゃんか。
かなりの衝撃。 『生徒会役員共』 で苗字とかしか無かった登場人物に下の名前が付くのはアニメ化のためだろうと推測してるのだけどさー。
もしかしてアスカちゃんも劇場版アニメに登場して、スタッフロールに名前が出るってことなのかなぁ?
まぁ、フルネームが付与される理由は氏家ト全先生のみぞ知る、って話ですけど。

次の 【かぐわしい】 、「かわいい」 かと見間違えるほど1コマ目のしょんぼり顔の出島さんかわいいよね!
つーか、きちんと気遣う七条アリアは人間が出来ているな……
何か変なプレイしたでのは? みたいな返しが頭に浮かんでしまった。
あと、全然関係ないけどこの4コマでふと浮かんだ疑問があった。
出島さんって節操ないのかと思えるほどオールジャンルOKみたいだけど、同年代以上の同性も守備範囲なのかなあ。
登場人物の年齢層的に出島さんと同年代か年上な女性の姿がほとんど無いから、そこって微妙に分からないままだった。
でも今回見ているエロ本からすると、同年代そうな女性も充分OKのようではあるな……

そういえば購買部のおばちゃんが 【どうせなら】 で再登場。
いや今回も前回もチョイ役の登場だけれど、きちんと同じおばちゃんが登場だ。
細かく設定管理されてるのだなーとか感心してしまった。
まぁそれより、天草シノと津田コトミの恥じらいの概念の違いに笑った。
津田コトミ、どうせ脱ぐなら脱がしてくれれば楽で良いのに、という価値観で捉えていそう。
トッキーがここで津田コトミにツッコミを入れるのも良いよね……天草シノに同意する側の発言ってことだものね……

先週の感想終了。
そして今更な話ではありますが、劇場版アニメ 『生徒会役員共』 公式サイトが新情報をいっぱい出した。
キービジュアルに予告映像第1弾、劇場版主題歌シングル発売決定や、『生徒会役員共*』 のBlu-ray BOXの発売も決定だとか。
また、法人別のオリジナル購入特典もたくさんあるってさ。
ちなみに、劇場版主題歌を務めるのはトリプルブッキングとのこと。
ワンチャン星野源さんあるのではと予想していたが、外れた。

17.04.12   今週の 『生徒会役員共』 は休載なので単行本14巻変更点の話

・2017年の週刊少年マガジン19号では、『生徒会役員共』 が休載です。
劇場版製作の関係か、きっとあるだろう10周年記念企画の準備なのか、休載の理由は不明である。
あるいは氏家ト全先生の都合ではなくて、マガジンがページ数の都合とかで休載としたのかも。
それなら休載と一挙2話掲載がまるで1セットのようになってる理由も合点がいく。

・それはそうと、だいぶ遅くなりましたが 『生徒会役員共』 単行本14巻の変更点をチェックしました。
14巻での主な単行本変更点は、トリプルブッキングの年齢だけ。
連載当時の感想でも触れた話ですが、マガジン掲載時にはトリプルブッキングの年齢がデビュー前のものになってたのよ。
そこがきちんとデビュー後の年齢 (古谷さんの大学の学園祭開催年と同じ年齢) に修正されていました。
他には1点、送り仮名の修正があったくらい。
絵の描きおろしは無いっぽい。

17.04.05   今週の 『生徒会役員共』 「#420」

・今週の 『生徒会役員共』 では、珍しい要素が2連発。
まず、扉絵が津田タカトシだ!
津田タカトシは集合絵でなら稀に扉絵に登場するけど (「#414」 とか 「#278」 とか) 、単独での扉絵は滅多に無い。
前回 津田タカトシが単独で扉絵になったのとか、クイズキングやってた頃だよ ( 「#356」 )

また、今回のメイン登場人物は天草シノと津田タカトシと畑ランコの3人だけ。
モブ女子生徒も登場するが、つまり七条アリアと萩村スズが登場してないのよ。
「桜才生徒会の4人はその週 (その回ではなく) に1度は出番がある」 ってのが 『生徒会役員共』 におけるお約束みたいなもの。
(※ 別に明言された決まりではない)
#181」 「#182」 「#183」 は一挙3話掲載で、七条アリアたちが1,2話目には登場しなかった ってことはあったけど。
そういう特別な回以外で4人が揃わないのは、かなりレア。
氏家ト全先生が意識して4人ともに出番を用意しているなーと感じられる週もあるくらいなのだが……
うーん、どうしたことだろう?
それとも今週は、それほどまでに新顔の 「さくらたん(仮)」 が特別な存在なのかも?

そんな訳で、今週の 『生徒会役員共』 「#420」 の感想。
新たなる存在である、「桜才学園さくらたん」 が初登場となるエピソードだ。

さくらたんとは何者なのか?
それは開幕 【タカトシ仕様】 で明らかに。
天草シノいわく 「桜才学園のマスコットキャラを作りたい!!」 との事で、即座に試作品として登場したのがさくらたんだった。
生徒会の癒しマスコットである萩村スズ ( 「#151」 ) の地位があやうい!
そんな失礼な心配もつかの間、持ってこられたのは津田タカトシが来る用の着ぐるみであったとさ。
着ぐるみの頭部のインパクトが凄いけど、4コマ目の楽しそうな天草シノの顔も好き。

ついに 【チャームポイント】 でさくらたんの登場だー。
「桜才マスコットさくらたん(仮)」 として現れでた、その姿!
"ブサかわいい" の系統に属する犬っぽいゆるキャラの着ぐるみがお出ましだ。
「 "桜" 才学園」 だから桜の花びらを付けた頭部、全裸にリボン、「桜才学園さくらたん」 の名札!
装飾品はそれだけかと思いきや、アナルビーズな尻尾がオチとして使われた。
っていうかサブタイトルの 【チャームポイント】 って、この尻尾がチャームポイントなのかよ……
氏家ト全先生の漫画なのに、猫ではなくて犬ってのは意外かも。
津田タカトシが犬っぽいという印象によって犬と決まったのかもな。
津田タカトシのお尻を開発したいという七条アリアの要望によってアナルビーズしっぽの実装も決まったのかも。

それとこないだ 「#410」 で登場したアヘマルシリーズとの関連性が気になってしまう。
天草シノ的にはこういうジャンルのぬいぐるみが好きってことで、その辺の好みも反映されてそうだよね。

次の 【ハードワーク】 まで、1コマ目が右手を挙げて挨拶してるようなコマが3本連続してる。
意図的なのかは知らない。
ともかく畑ランコが新聞部としてマスコットの取材をするぞ。
オチたるネタの面白さよりも2コマ目で真面目に写真撮影にいそしむ畑ランコが良いなーって感じてしまった。

見た目楽しいのが 【期待と不安】 だよね。
この笑顔と嫉妬の両立してる天草シノのこのお顔!
3コマ目も純粋に可愛いし。
【ご立腹会長】 で我慢の限界を超えた天草シノの怒り方もさー、ぷんすかって感じのこの良さが素敵だ。
「あ」 って一瞬素に戻るコマもスゲェ良い。
天草シノの楽しさが詰まってるよ。
このページ、繰り返し見てても飽きない1ページだ。

ラストの 【ツーショット】 は8コマ漫画。
1ページ目のアオリ文である 「すました顔して初めてアソコにタッチです!」 、まさか触られるのが天草シノだったとは。
てっきり、着ぐるみ越しだからと天草シノが津田タカトシの股間にタッチする展開かと思っていたよ。
それにしても、この焦ってるだけで嫌悪感は一切無さそうな天草シノのリアクションなー。
最後の落ち込みと比べたら もう少しも気にしてなさそうな反応!
そこに良さを見た。

感想終了。
なお、来週の週刊少年マガジンでは 『生徒会役員共』 が休載です。
やっぱり劇場版関連の仕事でお忙しいのだろうなあ。

もどる inserted by FC2 system