20.07.29   今週の 『生徒会役員共』 「#578」 感想

・おっと前回からの続き物となったか!
今回 「#578」 は、天草シノたちが温泉に入浴する話。
単独で読んでも楽しめるけれど、時系列的には 「#577」 から続いているエピソードだよ。
そんなわけで、今週の 『生徒会役員共』 感想。

この話の流れは、単行本17巻収録の 「#480」 にあった歴史レジャーランド編を思い出しちゃう。
歴史レジャーランド編も、テーマパークを楽しむ (1話目) → 旅館に宿泊 (2話目) と続いた話だったので。
あっ、するとこれ来週に3話目があるか?
歴史レジャーランド編は、3話目として英稜生徒会メインのエピソードに続いたのよな。
もしも同じ流れなら、来週に魚見チヒロたちメインの話が用意されていそう。
掲載された週刊少年マガジンの時期的にも、ちょうど同じ夏休み前の合併号の時期で同じだし。

扉絵は温泉旅館の浴衣に身を包んだ七条アリアだ。
まぁ今回の本編には1コマたりとも出てこない衣装なのですが。
というか、温泉に入浴する本編よりも この浴衣を着た扉絵の方が胸の谷間とか見えてエロスが多いのだな。
変わり種の温泉回だ。

開幕 【今日イチ びっくり】 は入浴前のエピソード。
天草シノたちって旅館に泊まることが多いなー、大浴場のあるホテルとかはむしろ少ないな。
泊まる旅館も七条グループで割引が利いたりするのかな?
それはさておき、忍者体験を満喫してご満悦のパリィ・コッペリンが可愛いぞ。
津田タカトシから混浴に誘われてビックリしている様子も可愛いじゃあないの。
もしも今週から初めて 『生徒会役員共』 を読み始めた人なら、パリィ・コッペリンに惚れそうな幕開けだ。

続く2本目 【補足します】 では、一気に温泉へ場面が飛ぶ。
津田タカトシたちが入るのは、温泉は温泉でも 「湯着を着て入る共同浴湯」 であった。
もちろん天草シノたちや、他の一般客も一緒である。
そりゃあ津田タカトシも気軽にパリィ・コッペリンを混浴に誘うよねー。
津田タカトシのたまにある天然ボケが、このような使い方をされるとは予想外であった。
工夫がスゲェ。
つーか1本目と2本目の間の誤解が解けるまでのパリィ・コッペリンを見たい、見たすぎる。
たぶん天草シノたちに相談したのかなーと思うけど、それでも相談するまでのパリィ・コッペリンの様子を窺いてえ。
あと出島さんのセリフは出島さん自身の本音かなと思った。
ていうか出島さんが入った湯という可能性もあるじゃあないですか!

3本目 【白と黒】 からは、ずっと共同浴湯で話が進む。
入浴回ではあるけれど、湯着を着用しているから露出は少しも無い回だ。
男女共同で入れるだけあって、濡れ透けも無い。
おまけにお湯は真っ白なにごり湯だ!
今回は何かスゲェ徹底ぶりですね。
まあ、にごり湯でなくても入浴中の水面下の身体は描かれないのが氏家ト全先生の漫画ですが。
それはさておき、今回は入浴中の萩村スズの髪をまとめる位置が違う。
普段はもっと後頭部側で髪をまとめているのに、今回は頭頂部付近で髪をまとめている。
これは共同浴湯とは関係なくたまたまだと思う。

4本目 【たまたま もってた】 ではドぎつい下ネタが来た。
前回の忍者体験ネタを引き継ぐゆるやか始まりなのに、オチは出島さんと七条アリアの下ネタグッズだ。
たまたま持ってる可能性は少しもありえない便器マスク、何のために持ってきていたというの……
こちらSMプレイのスカトロプレイに使うグッズですので、強制飲尿口枷とかで検索するとネット通販などでもヒットする。
誌面ではそういう表記ではないのが謎だ。
飲尿とか口枷という単語が少年マガジンの規制に引っかかってしまうのだろうか?
ちなみにそんな強制的に口を開けるようなマスクを付けているのは出島さんですが、ホースに隠れて口内は見えない。
グッズは重たい下ネタなのにSM的な表現は控えめだー。

ラストの 【パリィ はばたく】 は、8コマ漫画。
満天の星空という夜景が綺麗な宿だ。
何となく普通の旅館だと思って読んでたけれど、これって凄い高級旅館なのでは。
やっぱりここも七条グループの施設なのかもしれない。

そこはともかく、パリィ・コッペリンが心からありがとうと思っているのだろうなーと感じられる流れであり良いね。
前半4コマ、美しい展開じゃあないの。
4コマ目で天草シノたちが言葉なくパリィ・コッペリンと目と目を合わせるシーンとか秀逸だよね。
作中ではパリィ・コッペリンと目を合わせているけれど、漫画的には読者にその表情を見せる形なの良い。
下手に言葉を返すより無言であるのは、溜めや余韻にも繋がってて上手な作劇であろう。
それにこれって普段の4コマ漫画ではできない、8コマ漫画の途中だからこそやれる構成だよね。
8コマ漫画というかショート漫画や普通の20ページ前後の漫画とかか。
4コマを起承転結で成り立たせる場合は仕組み的に入れる隙が無い味わいのコマなので、8コマ漫画で大正解か。
めちゃくちゃ読者にパリィ・コッペリンを魅力的に感じさせる内容だー。
今週から初めて読み始めた人ならパリィ・コッペリンを一番好きになりそう (2回目)
後半4コマ、美しさを崩さないほのぼのオチで良かった。
出島さんがみだらな目的で介抱を申し出るのではなど思ってしまったが、それは俺の心が汚れてますね。
さすがに出島さんもこんな状況でそれは言わないだろう、こんな美しい流れの後だし。

今週の感想終了。
長引く梅雨のせいで季節感が無いけれど、次号の週刊少年マガジンの発売日は8月だ。
よってお盆前の発売であり、つまり次号は合併号。
再来週はマガジンが出ないし、キリよく次回がテーマパーク編の最終エピソードとなったりするのかな?
その場合、冒頭でも書いたように英稜生徒会のエピソードが来ると予想したい。

20.07.22   今週の 『生徒会役員共』 「#577」 感想

・今回 「#577」 は、天草シノたちがパリィ・コッペリンと一緒に、忍者体験会に参加するぞ。
つまりは忍者町テーマパークで遊ぶエピソードだ。
普通に楽しそうなお話だった。
そんなわけで、今週の 『生徒会役員共』 感想。

扉絵は、忍び装束に身を包んだパリィ・コッペリン。
女子の忍者コスと言ったら、餓狼伝説の不知火舞DOAの霞みたいな露出度高い系をイメージしてしまう (格ゲー脳) 。
昨今では退魔忍とか、もっと直接的にきわどい衣装の忍者キャラクターも有名ですし。

でも扉絵のパリィ・コッペリンは、もう正統派に誰が見ても忍者でございという、露出度の低い格好だ。
というか今回、忍者衣装の露出度は低い。
天草シノたちの着用する忍者衣装は、露出がなければボディラインも浮かび上がらない一部の隙も無いもの。
本当にテーマパークで貸し出されている衣装、って雰囲気がスゲェ。
氏家ト全先生が実際に取材に行ったのだろうなーってリアリティだ。

さてさて露出度の低さから語り始めてしまいましたが、開幕 【短パンははいてます】 ではいきなり露出度が高い!
くのいち、女忍者といったら露出度が高いという偏見は、パリィ・コッペリンにもあったようで。
用意された忍者衣装のズボンを穿かずに大胆ナマ足姿で登場だー。
よく考えたら普段の制服姿よりちょっとスカート短いくらいでは、というのは気にしない。
2,3コマ目をぶち抜いて、ちょうど3コマ目の転となるコマに生足が来てるのは構図が上手だ。
萩村スズのツッコミまで間が近い。

2本目 【七条グループが運営しています】 では、生足を超える露出度の忍者師範が登場だよ!
やったぜ出島さんが登場だー、と思ったら何だこの露出度の高い格好は!?
マジでDOAの霞みたいな忍者コスチュームだぞ!
いや忍者コスっていうか、これもうプレイ用の衣装でしょ……
多分これテーマパークに用意してある衣装ではなくて、出島さんの私物だと思う。
胸の谷間はともかく、下半身とか横から見ると完全に太股丸出しだし。
七条グループが運営しているとはいえ、一般客もいる場所でこれとはスゲェな。
俺も出島さんの修行を受けたい。
そしてオチは忍者修行にかこつけて出島さんの欲求が炸裂だー。
縄抜けの術と見せかけて、その前段階のSMプレイを即座に見抜くツッコミに笑った。

3本目 【無益な殺生はしないでござる】 からは、忍者の修業が始まりだ。
手裏剣の投げ方と言ったら、掌に載せて横回転で投げるイメージがあるけれど、あれはフィクションであるらしい。
パリィ・コッペリンの投げ方も、本物の投げ方通りに縦回転で投げるやり方だー。
何だか津田コトミの中二病みたいなオチで微笑ましい。
今回津田コトミが付いてきていないのは、パリィ・コッペリンと楽しみ方が被ってしまう、という漫画的都合があったのかも。

4本目の 【思春期忍者】 、これも取材の成果なのだろうなってリアルさがあって感心。
津田タカトシが挑む隠密修行は、忍び足に失敗すると 「曲者!!」 という判定アナウンスが流れるアトラクションだ。
きっと実在するアトラクションなのだろうなー、そういう本物感が半端ない。
それはともかく、続いて挑戦した天草シノは抜き足差し足忍び足がうまく行った模様。
この動機で真剣さを見せてきちゃうのは笑う。

5本目 【お助けキャラ】 、出島さんと七条アリアが絡むネタがあって嬉しいね。
七条アリアが挑む水ぐも修行、池ポチャしてずぶ濡れになるのを期待するかと思ったらそうではなかった。
最初から露出度の高い衣装を着せるのではなく、あえて露出度の衣装を着せてから衣装を切って露出度を高めるとは。
これがプロの発想か、という味わいがありますね (そうか?)
というか今回の出島さんは、師範役というアトラクション案内人の立場を利用して、趣味に走っていらっしゃるな。
柱のアオリ文にある通りセクシーさでは今回ナンバーワンなのに、その肌面積を読者にアピールすること全然ないのウケる。

6本目 【自分用】 でも、出島さんの煩悩爆発っぷりが凄いや。
縄ばしごを移動するアトラクションで、縄に絡まってしまったパリィ・コッペリンを出島さんが激写するぞ。
参加者に配る写真を撮影する用のカメラが、こんな形に使われるとは。
4コマ読み終えてからサブタイトルの 【自分用】 を改めて読んで笑った。
2ページ前の縄で縛るプレイを望んでいた出島さんが伏線になっていたとはねー。
というか出島さんの欲が叶った展開だ。
くのいちを縛りたいフェチの人もきっと感涙 (雑に新ジャンルを作っていくスタイル
過去に、出島さんが天草シノたち生徒会メンバーは誰でもイケるみたいなことを匂わすネタがあった。
そのネタの出島さんの自由奔放っぷりを思うに、出島さんにとってパリィ・コッペリンも守備範囲なのだろうなあ。

そしてラストの 【ニンジャマスター パリィちゃん】 はお帰りのターンだ。
忍者町を堪能したらしいパリィ・コッペリンが口に咥えるのは、お土産品である忍術の巻物。
煙に巻かれてドロンと消えそうなポーズをキリッと決めるパリィ・コッペリンの表情が可愛い。
あれどうして巻物を口に咥えるのだろうな……という疑問はともかく、オチはそこだった。
ラストの下ネタは、七条アリアによる猿ぐつわの見立て。
女忍者に対して身動きを取らせなくして責め立てたい、みたいな欲求が出島さんと七条アリアで共通しているの?
ちなみに、今週の忍び装束についてボディラインが出てないと書いたけど、七条アリアの胸の膨らみはしっかり出てる。
細かいけれど、この4コマの3コマ目とか注目だ。
天草シノの胸は衣装のたるみで膨らんで見えるだけで、七条アリアの胸は自前で膨らんでいる感じに描き分けられてる。
芸が細かい。

今週の感想終了。
そういやここしばらくの連載は、欄外にアオリ文がなかったり登場人物紹介が無かったりしていた。
でも先週から柱の登場人物紹介は復活したし、今週号では2,3ページ目の欄外にアオリも載っている。
以前までと同等の作業ができる制作体制に戻った雰囲気がある。

20.07.15   今週の 『生徒会役員共』 「#576」 感想

・白ワンピースに麦わら帽子!
夏らしい装いをした天草シノが扉絵である今週の 『生徒会役員共』 感想だ。
この格好は、単行本11巻 「#286」 の扉絵にもありました。
大抵こういう格好をしたシーンの女性主人公って、遠くを見ているような切ない表情や、純真無垢な笑顔を見せがち。
けれど今回も 「#286」 も、天草シノは普段の天草シノらしい顔を見せるのよな。
こういう自然さが氏家ト全先生の漫画の魅力だと思う。

今回 「#576」 は、特に行事などではない日常回。
開幕 【スズは成長期】 、思春期な感じの成長期による下ネタかと思ったらそうではなかった。
背を伸ばすべく奮闘する萩村スズが、毎日のストレッチに挑む話であった。
柔軟体操しているコマ良いよねえ、もっと身体がペタンと床に着くくらい柔らかい登場人物もいるのかな。
「健全なる精神は健全なる身体に宿る」 という言い回しは完全に誤用であるそうですが、ここではそれが偶然成った模様。
普段の萩村スズだったら、オチでくっと悔しそうな顔をしていたのかなあ。

2本目 【出島作】 は、トイレットペーパーで折紙アートの巻。
これってフィクションなのではと思って検索したら、実際にやっている画像が見付かってビックリした。
トイレットペーパー 飾り折りで検索だ。
実在するのか……
トイレットペーパーの三角折りは清掃員による作業完了の証と聞いたこともありますが、これはその派生なのだろう。
場所は七条家トイレであり、メイドの出島さんが折ったということだものな。
さすがに出島さんも自宅のトイレットペーパーでは折ってないと思う。
オチは、トイレで拭かずに出てきたかのようなことを匂わす七条アリア。
出島さんなら、それはいけません私が拭きましょう、くらいの返しはすると思うがどうか?

3本目 【マシュマロのように】 は、リンゴとCカップに隠された共通点のお話。
一体その共通点とは何なのか……?
天草シノの知能をもってしても導き出せなかったその答えとは、"重さ" であった。
乳房について、知識でなら七条アリアも上回りそうな天草シノが間違えるとは!
しかも即答での誤答ではなく、3コマ目いっぱい使って考えての誤答だぜー。
間違えた理由は、胸の大きさは把握していても、胸の重さは天草シノにとって身近な概念じゃなかったからなのかも。
それで、大きくても個人差があって異なるのではって推測が働いて、この柔らかさって答えに到達したものかと。
畑ランコが何のフォローもなく淡々と 「重さですよ」 って伝えるの笑った。

4本目 【決め台詞(クール系)】 、おおっと格闘ゲームが登場だ!
『生徒会役員共』 で作中に格闘ゲームの画面が描かれることが多いのは、格ゲーマーなので嬉しいところ。
過去に描かれた格闘ゲームの画面と比べて、キャラは全く同一ではないけれど、似た感じのキャラクターであるようだ。

右下が今回「#576」のコマ

拳で闘うツインテール少女、というコンセプトは共通しているな。
氏家ト全先生お気に入りのキャラデザインと捉えても良さそうだ。
まぁ普通見るべきは、タイムカウントが69という下ネタの小ネタなのでしょうけど。
俺としては、今回は超必ゲージが無い系のゲームだなーという点に注目したぜ!

格ゲー要素から目を離せば、津田タカトシと津田コトミの座る姿勢の良さが目に行くなあ。
以前からそうだけれども、津田兄妹がゲームをしているときはちゃんと背筋を伸ばしているのだよな。
これ以前にも書いた気がするけど、まあやはり小さい時からの躾の賜物なのだろう。

5本目 【しまう所】 は、直球に下ネタだ。
横島ナルコ先生がプレイをする場所は学校や職員室にも及んでいることは既に明らかですが!
職場の備品であろうボールペンを、一体何の用途に使ってしまっているというのか。
いやまあ相手が小山リカ先生であるあたり、ギャグでやっている可能性もありそうだけど。
さすがに挿しっぱなしかどうか分からないのは不感症が過ぎるものな……?
前の穴ではないのは、横島ナルコ先生的には自重してみたって雰囲気も感じられる。

6本目 【にんにん】 、フィクション作品に出てくる忍者は強いのか弱いのか?
この観点の違いをこういう風なネタとして描けるとはなー。
ここのネタ、ゲームに出てくる忍者のスキルが 「二刀流 バックアタック なげる」 であるのは注目したい。
隠密的な行動や、火遁の術や水遁の術を差し置いて、「バックアタック」 が選ばれてるのだぜー!
氏家ト全先生が実際にゲームをプレイして得た知識、というリアルさがある。

そしてオチの忍者は、対魔忍……というわけでもないか。
全年齢向けの作品も出たとはいえ、対魔忍はジャンル名でなくて成人向けゲームのシリーズ名だものな。
そこはさておき、ここでは氏家ト全先生が描いたくのいちを見れるぞ!
成人モノという設定ではあるものの、ごく普通に一般的な女忍者って感じの格好だ。
不知火舞のような露出度でもない。
太股は丸出しなのだろうけど、そこは画面の外に出てしまって描かれていなかった。
アニメやゲームの成人モノ忍者にしては露出度が低いから、コスプレAVなどの実写成人モノなのかも。

忍者の話ばかりに終始してしまったが、「まだ昼ですよ!!」 のツッコミも何気に良い感じだ。
パリィ・コッペリンの 「ツヨーイ」 「ヨワーイ」 の対比もリズミカルだし。

ラストの7本目 【お願いします】 は、次回予告を兼ねたネタ。
そんなわけで来週は、パリィ・コッペリン一行が忍者体験ツアーに行く話だ!
柱のアオリ文によれば忍者テーマパークであるらしい。
細かいことではパリィ・コッペリンの 「もっとシタ手にならなきゃ」 の表記が上手いですねー。
"したて" は漢字で書けば "下手" だけど、"へた" とも読めてしまう。
そこを "シタ手" と書けば読み間違いはないし、パリィ・コッペリンのたどたどしい日本語も表現できる。
一石二鳥の工夫ですね。
最後で 「おねがいイかせてーーっ」 と叫ぶパリィ・コッペリンが別にえっちな表情でないのも好き。
台詞がこうだからと表情まで何故かそうさせてしまうよりも良いと思う。

今週の感想終了。
ちなみに今週号では、しばらくなかった2,3ページ目の柱の登場人物紹介が復活した。
おそらく通常営業とは行ってなかったマガジン編集部の制作体制が、とりあえずは元に戻ったのかなと思う。

それと、週刊少年マガジンの目次ページにあるコメント。
ここの氏家ト全先生のコメントが、久しぶりに先週今週と2週連続でまったく同じものだった。
初の出来事ではないけれど、さすがに滅多に無い出来事ではある。

20.07.08   今週の 『生徒会役員共』 「#575」 感想

公開延期となっていた 『劇場版 生徒会役員共2』 の上映開始日が、2021年1月1日に決定。
映画館って1月1日の元日から営業しているものだったのか (無知
何はともあれ、まずは一安心か。
元々この日を予定してたのなら姫初めネタとか絶対あっただろうけど、予期しないパターンだし無さそうだよな。
むしろ今は次の単行本OADの内容が、劇場版2を踏まえたものになっていたりするのでは、という点が気にかかる。
元の予定では劇場版2より後に出るはずのOADが、劇場版2より先に出ることになるはずなので。
上手く回ってほしいところ。

さてさてそれはともかく、今週の 『生徒会役員共』 感想。
今回の 「#575」 は、おっぱいネタが多い回と言えるかも。
扉絵から1本目2本目と、お胸のネタが連続だ。

扉絵は森ノゾミ。
普通に立ってるだけですが、扉絵アオリは 「お胸の大きさが際立つ季節!!」 と主張してきてる。
これって ※個人の感想です とか書かなくて良いのかな……と思った瞬間が俺にもありました。
実際、この扉絵の森ノゾミのお胸はデカい。
巨乳の人は胸のところで服が膨らむため太って見える、というあの現象が起きている。

開幕 【まんまる】 は、天草シノのお胸のネタだ。
お胸というか乳輪の話題である。
フリーハンドで円を描くのが上手い人は〇〇である、みたいな心理テストがあった気もするけれど。
とりあえず、絵が上手い人なら円も上手に描けると思う。
天草シノも色々と万能だし、そりゃ素で円も上手だろう……と思いきや裏があった。
乳輪をなぞることで完璧な円を描けるようになったというエピソードを自慢げに披露だー。
どういう感情で自慢げな表情になるのか! 笑った。
天草シノの乳輪が楕円形ではなく真円であるらしいというのも良い特徴だな……
また何か違うシチュエーションで、天草シノのこの部位のネタが来てほしい。
しかしこれ、オチでは指でなぞるジェスチャーしてるけど、実際はペン先とかでなぞってるってことなのかな。
そうでないとペンで上手に円を描けるようにならないよな?
そうだとすると、わざわざ道具を使ってなぞるってことは、もうこれ刺激を受ける目的ってことじゃあないです?
えっちだ……

2本目 【また成長しました】 は、七条アリアのお胸のネタ。
暑くて首回りをだらしなく開けちゃう津田タカトシが、五十嵐カエデに注意される。
そして同じく注意された七条アリアは、胸がきつくてしまらないから、という理由であったというオチ。
ここの七条アリアは襟のリボンも非着用なのが気になるな。
もしかして普段リボンしてるときでも、リボンの下に隠れるボタンは外しててリボンで締めてることあるのかなー。

3本目 【ドジっ子コンビ】 は、津田コトミと時カオルの2人のネタだ。
ドジ2連続のネタですが、トッキーが2連続するのでなく片方のドジっ子を津田コトミが担っている。
ここが良さだろう。
トッキーだけ下げるのでなくて、津田コトミとドジを分かつところに仲の良さを感じるしさー。
ギャグ的にも人を 「ドジだな」 と評したトッキーが、更に上回るドジを踏む側に回るという基本的面白味もある。
ここで開けてないものが便器のフタで済むのは、週刊少年マガジンでの配慮という気はする。
氏家ト全先生が過去に連載してたヤングマガジンだったなら、もっとえぐい下ネタオチだった気もする。
まぁ読者は読者で、トッキーの下半身と直に触れられる便器のフタになりてぇと思ったりするのかもしれないけれど。

そして4本目の 【ときめきヘア】 では、扉絵にも選ばれている森ノゾミが登場だ!
おいおいおいおい、1コマ目から普段と違って髪をほどいたヘアスタイルじゃあないかよ!?
森ノゾミが髪をほどいたシーンは単行本14巻 「#386」 以来だろうか?

森ノゾミが髪をほどいたシーン

氏家ト全先生の漫画では、こうやって髪を結ってる登場人物が髪をほどいたシーンを見せてくれるので良いな。
その割には出島さんとか、過去に2回しか普段と違う髪型したことないですけど。
めっちゃ連載初期からいる登場人物なのに……まあ、森ノゾミも既に初登場から長い年月の経った登場人物ですが。
やっぱ普段と髪型が違えば印象も変わるわけで、その可愛さに俺たち読者はドキッとせざるを得ない。
津田タカトシも同じくドキッとしたかと思えば、知らない人に話かけられたかと思ったというロマンスの無いオチだった。
もっと他の登場人物も、普段とは違うヘアスタイルで津田タカトシと絡んでほしい。
女子同士で絡むより、津田タカトシと絡んだ方がリアクション大きくて面白そうなので。

5本目 【ハッピーエンド】 は、おっと天草シノの両親が話題の中心だー。
天草シノの両親が結ばれた話とは何がきっかけで結婚に至ったかと思いきや、緊縛プレイの話であった。
結ばれたってそっちの意味かよ……と思ったけど、いやもしやこれがきっかけでマジに結ばれた可能性もあるのか?
天草シノの親ならばそれもあるかもしれない。
そんな不穏さも残っている気がする、いや一応は涙なしでは聞けない感動話であるらしいですが。

最終ページの 【会長ファミリー】 は、8コマ漫画。
一瞬このネタを読み始めたとき、来週もしかして天草シノの両親が登場するのかと期待してしまった。
その辺りが次回予告になってるわけでもなし、天草シノ父母が登場することはないだろう。
七条アリアによれば、天草シノ父は気さくな人、天草シノ母は着飾らないで家では裸である人らしい。
家では裸族という点で天草シノ母と七条アリアは気が合っていたりするのかな……
というか、天草シノには裸族の趣向は受け継がれてたりしないのかなぁ。
ちなみに津田タカトシは天草家を訪れた際、天草シノの母親と対面している (単行本15巻 「#410」 ) 。
ここでの天草シノ母は帰宅直後だったからか服を着ていたはず。
これ長居していたら、津田タカトシの前でも天草シノ母は裸になっていた……?
いやそんなことはないだろうな、その辺りは常識的に行くのが氏家ト全先生の漫画の世界観である。
そこは掲載誌がヤングマガジンだったとしても変わらないポイントと思う。

感想終了。
そういや近年増えつつある8コマ漫画のパターンですが、今回とか特にそうだけど実質4コマ漫画×2本なことがある。
作中の時間的に連続した4コマ漫画×2本なら8コマ漫画としているのかと思いきや、そうではないパターンもある。
これって一体どういう理由で8コマ漫画になったりならなかったりしているのだろう。
謎である。
8コマ漫画と4コマ漫画×2本で違う点といえば、サブタイトルが1つ減ることくらいですが。
でもサブタイトルを1つ減らすためにそんな工夫をするわけがないしなあ、謎だ。
8コマ漫画が大抵は最終ページに配置されていることを思えば、大オチ的な要素を設けたい、という目的なのかも。

20.07.01   今週の 『生徒会役員共』 「#574」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 は、七夕イベント!
七夕って以前にもやったような……と思ったけれど、記憶違いだった。
花火だったりお月見だったり、彦星と織姫の下ネタは以前にもあったけど、七夕は初のイベントだ。
そういうわけで、今週の 『生徒会役員共』 感想。

今回 「#574」 は、桜才学園の学校行事として七夕イベントをする回。
扉絵は和服姿の萩村スズだー。
帯の大きさと身体の小ささのギャップとか魅力的な構図ですね。
萩村スズが本編でどんな願い事を書いたのは不明ですが、毎年身長のことを書いてそうな予感がする。

開幕 【夏のイベント】 では桜才学園に笹が到着。
天草シノたち生徒会役員は手伝いとかあるからか、先に短冊を書けるみたいだね。
一体どんな願いを書くのか……と思いきや、開幕から天草シノたちが津田タカトシの肉体を弄んでいよる。
"書く" に掛けた下ネタと言えば、マスとかの "カく" しかないかと思いきや、"掻く" で来るとは。
その掻き様、てっきり短冊に書く毛筆でくすぐっているのかと思ったら、素手だった。
素手でもソフトタッチだからOKなの?
もっと実際のプレイ的なボディタッチへの一線も超える日が来るのでは!? と興奮してしまう。

2本目 【いつわりのイス】 は、七夕の飾りつけのお話。
そういや学校行事で七夕をした記憶はおぼろげにあるけど、飾り付けを作った記憶は無い気がする。
やっぱり飾り担当とか係が別れていたのだろうなー、と思うなど。
というわけで飾り担当は、津田コトミたちである模様。
生徒会やその関係者が集められたのか、はたまた別に学年ごととかで係決めがあったのかは不明だ。
まぁそれはそうと、津田コトミが七夕飾り作りをサボるためにあみだした言い訳がこれか。
「お飾りな存在」 、飾りと掛かってかつ、中二病らしさも感じる大仰な言い訳!
たしかにうまい。
津田コトミのセリフとしては充分に知的な返答だ、そりゃ萩村スズも褒めてくれよう。
津田コトミを一応は褒めつつも、この常温って態度でサボり阻止のセリフに繋げるの良いよね……
これが萩村スズと津田コトミの普段の間柄なのだ、って味わいがある。

3本目の 【ローアングル】 では、天草シノが脚立に乗る話。
笹の高いところに短冊をつるすため脚立の上に立ってるのですが、ちゃんと正しい立ち方をしているな。
細かい話ですみません。
脚立の正しい使い方」 というのがあり、このコマを見るに完璧に適切な使用法のようだ。
氏家ト全先生の配慮がスゲェ。
ちなみに単行本2巻 「#25」 では、似たシチュで横島ナルコ先生が天草シノのスカートの中を覗き込むネタがあった。
さすがに今回は衆目があるからか覗き込みはしなかった。
でもオチとしては同じ系統の発想であり笑った、横島ナルコ先生はここで人に覗かせるプレイとかしてるのかな……

4本目 【博愛ガール】 では、パリィ・コッペリンのターン。
アメリカからの留学生であるパリィ・コッペリンですが、日本語の発音はたどたどしくても書く方は完璧のようだ。
書き文字が汚いと言うけど、おいおい何か普通に読める文字じゃあないですか。
そして内容は心の美しさを反映するかのような綺麗さで何だこれ、100点満点ガールか?
ちなみに4コマ目には、隣にこっそり花巻ナオの短冊も描き込まれている。
背景に映り込んでもいる馬川ヨシオと花巻ナオですが、花巻ナオの願い事は 「デキますように。」 と一部だけ読める。
何ができるのを願っているのだろう?
普通に考えたら、馬川ヨシオと何かのプレイができることを願っているはず (ひどい発想
それともまさか、馬川ヨシオとの子供ができますようにと願っているのだろうか……?
『生徒会役員共』 の登場人物に最近増えつつある母親ポジション、桜才生徒から出てくる未来もあるのかも。

5本目 【赤裸々の告白】 では、これを自覚してたのかーという驚きがあった。
七条アリアの願い事は、「空耳癖が直りますように(この前はパーティーとパンティー間違えちゃった)」 というもの。
下ネタ空耳についての新パターンとも言えよう。
ていうかこの空耳癖は治したいと思っていたのかー。
周囲の天草シノたちは治してほしいと思っていそうでも、七条アリア本人は別に気にしていないのかと思ってた。
下ネタかと喰いついたら全然違ってぬか喜び、という経験から治したいと思ったのかもしれないけど。
オチはこの短冊が人目に付くものだという指摘に対する下ネタボケ。
これが人に見られちゃうと思うと興奮できる、という発想によるだろう満足げな七条アリアだ!
この指摘に対して 「まぁそれはそれで」 って返しがありえたのか……

6本目 【おそろい】 は、おいおい特にツッコミも入らず天草シノが津田タカトシとおそろいで嬉しそうなオチ。
短冊に書く願い事が被ってこう嬉しそうという発想は無かった。
ある意味これが今回一番予想外のネタだった。
津田タカトシは分かっているのかいないのか、ツッコミもないまま終わるぞ。

ラストの7本目は 【はなれていてもマンゾク】 。
七夕と言えば願い事をするだけでなく、天の川で隔てられた織姫と彦星の伝説ですよ!
愛する者同士が年に一度しか会えない切ない遠距離恋愛、それも七条アリアにかかれば下ネタで解決だ。
いや解決はしてないな、「でも相互おなにって手段もあるし」 が代替になるという発想は七条アリアならではだ。
ちなみに織姫と彦星についての下ネタは、単行本5巻収録 「#99」 で以前にもあった。
#99」 では年に一度しかヤれないという段で終わっていたので、代替案が出た今回は進歩していると言える……か?
というか割と狭い天の川のイメージ映像には笑った、どれだけ近いのさこれ……!

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