16.07.31   マガジンポケット1周年における 『生徒会役員共』 の話

・2016年7月30日をもって、週刊少年マガジン公式アプリのマガジンポケットがサービス開始から1周年を迎えた。
これを記念して、7月30日〜7月31日にかけてマガジンポケット上にてマガポケ1周年フェスが開催された。
企画内容の詳細はこちらとか → http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001060.000001719.html

リンク先にある通り様々な企画が催されたわけですが、『生徒会役員共』 が登場したコーナーは以下の通り。
なお、描きおろしイラストはありません。
・真夏の水着クイーンギャラリー
・マガジンの主人公大集結!ギャラリー
・みんなの癒し僕らのヒロインギャラリー
・人気キャラ全員集合豪華ギャラリー

それぞれのギャラリーは、後からでもポイントを消費して閲覧できる。
(ポイントは無料で毎日もらえる)
ギャラリーの内容は、単行本表紙やカラーページとして登場したイラストだ。
雑誌掲載時とは違って、漫画のタイトルロゴや扉絵のアオリ文句が消えているから、純粋にイラストだけを楽しめる。
アニメで喩えるなら、OPからスタッフさんの名前とかが消えたノンクレジットOPみたいなものか。

他、1周年フェス開催中にしか閲覧できないお祝いイラストというコーナーもあった。
マガジンの各作品の主人公が、1周年を記念して指を1本立てたポーズで勢揃いしている描きおろしの集合イラストだった。
丁度 『生徒会役員共』 単行本1巻表紙の天草シノみたいなポーズである。
ただ、このお祝いイラストに 『生徒会役員共』 は参加していなかった。
何故なのだろう。理由は不明だ。

まとめ。
マガポケ1周年フェスにおいて、後から確認できなくなるような 『生徒会役員共』 のイラストなどは無し。
どれも後からでも確認可能だ。

16.07.27   今週の 『生徒会役員共』 「#386」 感想

今週の週刊少年マガジンは、巻頭のカラーページも見逃すべからず!
同じくマガジンで連載中の 『FAIRY TAIL』 が10周年を迎えたということで、連載作家さん達がお祝い色紙を寄せている。
もちろん、氏家ト全先生が描いた 『FAIRY TAIL』 キャラの色紙もあるぞ!
氏家ト全先生が描かれたキャラは、ウェンディとシャルルである。
キャラクターを知らない方は、こちらのページとかどうぞ → http://fairytail-tv.com/contents/character/

漫画家さんは自身の連載している雑誌の漫画を全作品とも読んでいるのかどうか?
それは計り知れないところ、というか人によっても違うのでしょうが、氏家ト全先生は 『FAIRY TAIL』 読まれてるのかなー?
どういう理由で登場キャラの中からウェンディとシャルルを選んだのだろう? スゲェ気になる。
氏家ト全先生がブログとかTwitterとかされているのなら是非とも伺ってみたい質問が1つ増えた。
ここで目次コメントで 『FAIRY TAIL』 について語られていたら良かったのだが、そういう奇跡は起きていない。

そして10周年記念企画があるということは!
もしかしたら、2017年には 『生徒会役員共』 の連載10周年記念 (マガスペ連載時代を含む) があるかもしれないってことだ!
マガジンの連載漫画家さんが 『生徒会役員共』 の登場人物を描かれたりするのかもしれない。
うわー楽しみすぎる。絶対10周年記念企画やってほしいよ。

・氏家ト全先生の過去作からトリプルブッキングが出演する展開は小休止。
今週の生徒会役員共 「#386」 は、夏を満喫する天草シノとウオミーたちのプライベートビーチ回だ。
作中の季節はリアルタイムと一致してるけど、一気に話が文化祭 (たぶん秋) まで飛んだらどうしようかと思った。
そんな訳で今週の 『生徒会役員共』 感想。

開幕 【バトルステージ】 は、状況説明4コマ。
作品自体初めて読む人であっても 2つの学校が出演依頼権を争っていると分かるセリフなのが丁寧だ。
しかしまあ、桜才学園と英稜高校は距離が近いだろうから同日でも両方の文化祭に出れるのでは……とは、夢の無い発言か。
距離が近かろうとスケジュールが埋まってて片方の文化祭しか出られないのかもしれないしー。

プライベートビーチは七条家のものなので七条家専属メイドの出島さんも登場するわけですが、その感想は後でだよ。
【タッグ】 はガチの色仕掛けがここで来た。
ギャグ展開ではあるけれど、津田タカトシもさすがにこれには鼻の下を伸ばすような顔……は、してないね。

今回は水着回と言ってもスクール水着ではなく私物の水着である。
性格とか今なお把握しづらい英稜生徒会の残りの1人 (魚見さんでも森さんでもない人) も、自分で用意したろう水着姿だよ。
この人のファッションセンスとか伝わってくる感じはあるじゃあないの。
はたして彼女はどういう水着を着て来たのか? それは各々確認されたしだ。

【会長の落とし物】 のオチである "擬似ザ○メン" で検索すれば、明らかに偽物すぎるだろ!? という画像しかヒットしなかった。
物には限度があるだろうと思ってしまうのだが…… もしや俺の知らないうちにこれが多数派になっているのだろうか?
オチで津田タカトシが 「そうなんだ」 と考えているのは興味深い。
まさかAVのように出ないのは病気なのではみたいな事を思っていたわけでもあるまいに。
擬似ザ○メンの使われるのを目にしてないだけ、という話なのかしら。やっぱそういうのは少数派ってことで。
津田タカトシはAVを見ていないだけ、とは俺もこの時点ではそう思ったのだが……

ともかく次の 【フラグ建築家】 では森さんがビーチフラッグ対決でフラグを立てる。
こうもド直球のネタをやれるのは森さんならでは、と思えるところが 『生徒会役員共』 のすばらしさなのかしら。

英稜生徒会の残りの1人の女子、【つかまえてごらんなさい】 では泳いでる姿を見せるよ。
運動能力の高い七条アリアと遠泳対決をして張り合えるほどみたい。
生徒会での役職も不明だが、とりあえず運動はめちゃくちゃ得意っぽいねー。
そんな遠泳対決を横目に、ウオミーと津田タカトシは浜辺で追いかけっこである。
というかおいかけっこ風にされてしまったかけっこ勝負だけど。
ウオミーが津田タカトシより足が速いのは何か良いな…… 何か素晴らしいぞこれ。
ウオミーは津田タカトシより身体能力高くあってほしい、という自分でも気付いていなかった欲求に気付かされた。

今回一番きついネタかもしれないのは 【擬似モノ】 。
出島さんがやりよったー。
「私チョコに関しては自信があります よくス○トロ現場に助っ人で呼ばれますし」 って、少年誌の限界突破してないの?
普通に考えれば "出島さんはス○トロ現場で活躍できる" って解釈だが、しかし待ってほしい。
サブタイトルが 【擬似モノ】 なのだから、そういう現場で本物をチョコで代用しているだけ、とも解釈できないか?
まぁもちろん、チョコから連想して出島さんは現場で本物と戯れている話をした、という解釈も成り立っちゃうのだけど。
解釈次第で恐ろしさの度合いが異なるな……
本当のチョコを一旦詰めてから排泄している、というのならギリギリ少年誌でもOKが出るのではないだろうか。出ないか。

なお、ビーチながら出島さんは普段通りにメイド服だ。
涼しい顔してるけど、暑くは無いのだろうか。メイド服の夏服って無いのかしら。
「メイド 夏服」 の検索でヒットする中に本物のメイド服があるのかコスプレ衣装だけなのかは不明だよ。

ラストの 【いい感じにシメよう】 、七条アリアが雰囲気壊したところに津田タカトシがまさかの追い打ち。
AVの擬似潮についてどうして知っちゃってるのやら。津田タカトシはAV見たりしないと思ってたのだけども……
天草シノたちがそういうボケを前にしてて 津田タカトシはそれを覚えてたので返しただけ、という捉え方もできるかしら。

今週の感想終了。
なお、次回も桜才学園と英稜高校の生徒会対決編は続くと予告されてる。
はたしてトリプルブッキングを学園祭に招くのは、どちらの高校になるのかしら。

16.07.20   『生徒会役員共』 「#385」 感想

・週刊少年マガジン公式アプリであるところの 「マガポケ」 こと 「マガジンポケット」 が一周年を迎えるそうだ。
これを記念して、7/30 (土) 〜 7/31 (日) には、アプリ内で描きおろしのお祝いイラストも配信されるらしい。
氏家ト全先生による 『生徒会役員共』 のイラストもきっとあるはず。
ぜひともチェックしたい。

・ぶっちゃけ1週間以上経ってからこれを書いているわけですよ。そういうときもある。
そんな訳で、7/20発売号の 『生徒会役員共』 感想。
この回 「#385」 (マガジン誌面では 「#384」 だが) は、『アイドルのあかほん』 からトリプルブッキングがやってきた話の2本目。

さてさて前回、トリプルブッキングのライブを楽しんだ天草シノたち。
握手会で手紙を渡すのが目的の1つだったわけですが、今回は握手会も終わった後のホテルが舞台。
扉絵もホテル、っつーか扉絵のスペースが開幕 【ばったり】 の1コマ目として状況説明に使われている。

天草シノたちがライブ帰りに外泊する必要があったってことは、割と遠出してきたようだ。
氏家ト全先生の漫画って、たまに 「主人公たちが繁華街へ繰り出すために遠出する」 って感じのシチュエーションあるよね。
明示はされていないけど、各作品の主人公たちは郊外に住んでいるイメージで作品が描かれているのだろう と思ってる。

漫画とかで 「ばったり芸能人や有名人と出会って、トラブルに巻き込まれて問題解決して仲良くなる」 って展開あるじゃんよ。
個人的にはどうも平成初期とか昭和とかに流行った懐かし展開っつーイメージがあるのですが、今回の話は正にそれです。
握手会で渡すはずだった 文化祭への出演依頼の手紙を渡しそびれた天草シノ。
直接対面する機会とかもう無かったはずだが、泊まるホテルでトリプルブッキングにばったり遭遇。
この時の如月カルナは完全にオフの状況であるわけですが、その表情は普通に芸能人モードだよ。
素の不愛想な表情を見たい方は 『アイドルのあかほん』 単行本を参照! ってことなのかー?
『生徒会役員共』 のトリプルブッキングは芸能人としての姿で、オフの姿は 『あかほん』 でと分別されてるのかなあ。
まぁ、飯田シホと有銘ユーリはどっちでも変わらないけど。

トリプルブッキングのメンバーの名前が本編中では下の名前しか出てこないのも、オンとオフの分けているためなのかもしれない。
(柱の登場人物紹介では苗字付きフルネームで紹介されているけど)
そうするとこの感想でも、『生徒会役員共』 でのトリプルブッキングのメンバーは、苗字を付けない方が良いのかなあ。

今回もまたトリプルブッキングの3人がメインとなる4コマが1人1本は確保されてて、夢のコラボって感じ半端無い。
少なくとも氏家ト全先生やマガジン編集部はそういうつもりで展開してるよね、これ。
『濱中アイ』 から天野ミサキが 『児童会役員共』 にゲスト出演したときよりもプッシュしてる印象さえある。

2本目 【おしかけアイドル】 は、飯田シホのネタ。
飯田シホがネットの評判を気にするようになるとは……! そういうの気にしないタイプだと思ってた。
そういう素行がネットに書かれると、他のメンバーや事務所のレイ・プリンセスから注意されるからそれが嫌で気にしてる、とかかも。
ちなみにセリフで存在が語られてるだけだけど、マネージャーの井戸田ヒロキもちゃんと着いてきてるみたい。
今回登場するのではと予想してたけれど外れてしまった。
マネージャーはどういう人物なのか? それは 『あかほん』 単行本で確認だ。

3本目 【え】 は如月カルナのネタ。
七条アリアと如月カルナが同じ4コマに登場しててもきちんと見分けつくものだな…… (酷すぎる感想)
芸能人と出会ったとき、あわよくばと願うものは写メやサインだろうに、物に即行ける七条アリアの発想は流石だった。
平素から出島さんに使用済みのモノとか狙われているから出た発想かもしれない。

おっと有銘ユーリがネタの 【アイドルとつながろう】 は、ともすれば下ネタとも解釈できそうなサブタイトルだー。
津田タカトシがベッドの上の有銘ユーリとしっかり繋がる。
まぁメインはそこよりも、萩村スズの態度ではないかと思ったよ。
萩村スズは、同年代に見えるけれど実は圧倒的に年下という人物と接したときどのような態度を見せるのか?
そのとき特に傲慢も自虐もなく、普段通りの態度である萩村スズに良さを見た。

次の 【寛大な心】 は秀逸だよ。
『あかほん』 で飯田シホが帯びていた豪快なエロさが、今なお健在であることが伝わってきた。
笑顔で 「よくエロコラされてるし」 と赤裸々に明かせる様子って謎のエロさがあるよね……
『あかほん』 の頃からさ、ちょっとエロい方向に突き抜けてるよ飯田シホは。

それにしても 【救いの手】 、飯田シホがそんなピュアな妄想を信じていたとは!?
握手を求められたファンの少年に 「手はちゃんと洗わないとイカ臭くなっちゃうよ」 と言い放った飯田シホが!!?
人は変われば変わるものだなあ。
それとも内心、握手会のときにも同じことを思っていたのかもしれないけど。

そしてラストは 【ブッキング】 ですが!
げぇーっ!? 何と次回は英稜高校も関係してくるらしい! 一体どうなってしまうのか!?
まぁこの感想を書いてるのは次の話を読んだ後なわけですが。
でもこれ読んだときにマジに驚いた。
今でこそ英稜高校に通う登場人物と言えば魚見さん・森さんですが、最初に英稜高校の名前が出たのは 『濱中アイ』 だったわけで。
この夢のコラボ展開、実は氏家ト全先生の作品から登場人物が集合するオールスター展開で、
時系列の整合性とか敢えて無視してでも、『濱中アイ』 の登場人物まで英稜高校の生徒としてゲスト出演するのでは、と思えたわけで。

もしそんなオールスター展開という豪華さなら、これって最終回の前触れじゃあないのか? と妄想が膨らんだわけですよ。
だってもうすぐ、「#390」 の話を迎えるわけですよ!
『生徒会役員共』 の単行本は1巻あたり30話を収録しているので、連載が終わるときは単行本にきちんと収録しきれる話数のはず。
つまり30の倍数の数の話付近 (390、420、450、480……) になるって推測が成り立つわけだからねー。
もうすぐ30の倍数である390話目を迎えるタイミングで過去の作品からゲスト出演祭りみたいな展開が起きるとしたらさ、
それって最終回を迎えるからではないの? と思ってしまうじゃあないですかー。

とりあえず今週の感想は終了。
最終回かどうなのかってことは、現状とりあえず判断のしようがないのよなあ。

ちなみにこの日は20日なのでマガジンSPECIALの発売日でもあった。
でも当然ながら、連載終了した 『プチたん』 関係のページはもうどこにも無かったよ。
単行本3巻表紙が広告として裏表紙をめくったところに小さく載っている程度だった。

16.07.15   『プチプチたんたんプチたんたん』 3巻内容紹介

・氏家ト全先生の単行本 『プチプチたんたんプチたんたん』 第3巻が発売されました!
『プチたん』 はこの第3巻にて最終巻だよ。
帯も付いているので、折角だから帯があるうちの買うのが良いのではないでしょうか。
では早速、その内容をご紹介。

まずはコミックスの収録内容から。
マガジンSPECIAL連載分を 第35話から第52話まで収録。
田隈カオルと田隈サトリの兄妹が主役の話から、最終回までだ。

また、おまけマンガとして描きおろしの4コマ漫画1本付き。
時系列的には最終回直後のエピソードっぽいね。
ここでも卒業後よりずっと未来の話は描かれなかったかー。予想が外れた。

表紙は見ての通り、朝宮マミさんがメインな感じ。
カラーな朝宮マミさんはこれが初出なのよね。
最終巻にして初めて下ネタっぽい要素が盛り込まれた表紙でもある。

カバー折り返しには、作者コメントと描きおろしでプチのカラーイラスト付き。
ちなみにカバー下は既巻と同様、プチをイメージしたようなまだら模様。
そして氏家ト全先生のコメントは次の通り。

完走しました!!!

余韻とかナッシングなコメントが来た。
全体を振り返る感じとかではなかった。
まぁ、氏家ト全先生は自身の漫画についてあまり語らないようにしていると過去にインタビューで答えていたし。
なお、3巻での氏家ト全先生の自画像はプチっぽくなってるよ。

店舗特典 (とらのあなやアニメイトで買うと付くイラストカードとか) は、今回は無し。

単行本化に当たっての変更点は、セリフや文章が数ヶ所修正されたのみ。
書き出すと、
・ 「レザーアーマー」 → 「Eレザーアーマー」 に修正。
・ 「いう通り」 → 「言う通り」 に変更。
・ 「etc」 → 「etc.」 に修正。
これで全部。
一番上の 「E」 が追加されたのは、山田コンスタンツがやってるネトゲの話。
連載時は装備していなかったレザーアーマーが、単行本ではきちんと装備しているという話。

余談1。
『プチたん』 3巻の単行本広告には 「ひとまず大団円!」 と、"ひとまず" の文字が入ってるのだよね。
何故なのだろう。完全に完結したわけじゃあなくて、機会があれば続編の可能性もあるのだろうか。
まぁ、普通に最終回を迎えて終わった漫画に 「第一部完」 の文字が入っているようなものかもしれないが。

余談2。
『プチたん』 3巻の帯によれば「累計15万部突破!!」らしい。
発行部数か売上部数なのかは不明だ。
しかしマガスペ掲載で単行本2巻までで累計15万部なら、売上はかなり良かったってことじゃあないの?
かなり良かったのであってほしいなぁ。

16.07.13   今週の 『生徒会役員共』 「#384」 感想

・氏家ト全先生のサービス精神と企画力に感謝するばかりである。

そんな訳で今週の 『生徒会役員共』 は!
『生徒会役員共』 と氏家ト全先生の過去作 『アイドルのあかほん』 のコラボ展開だー!
 やったぜ。

『アイドルのあかほん』 にて主役のアイドルグループであるトリプルブッキングは、過去にも 『生徒会役員共』 に登場しましたが!
今回は 「トリプルブッキングが天草シノたちの世界にゲスト出演」 という程度に収まらず、
むしろ 「天草シノたちがトリプルブッキングの世界にお呼ばれ」 と言えるくらいの勢いだ。
なんとまあ、扉絵はトリプルブッキングのリーダー:飯田シホ!
『生徒会役員共』 の扉絵で 『生徒会役員共』 以外の登場人物が扉絵を飾るという初の事態。
柱にある普段の登場人物紹介も、今回は飯田シホ・有銘ユーリ・如月カルナだけが紹介されている。
橋高さんとか、名前付きでも人物紹介欄に登場したことない人だっているというのに……!?
まあ、橋高さんより先にトリプルブッキングが 『生徒会役員共』 に登場してたけど。

『アイドルのあかほん』 は氏家ト全先生の作品の中でも単行本が1冊で完結となった漫画だけれども、
まさかアイドルという特色を活かして再登場を果たすとはねー。
つーか以前から度々あった再登場で反響があり、今回の本格的な登場に繋がったのかも。
まあ経緯はどうあれ、楽しく読んだ漫画の登場人物が生き生きとしている姿をまた見れるのは嬉しいよ。

そんな訳で、今週の 『生徒会役員共』 感想。
今回 「#384」 は、シチュエーション的には天草シノたちがトリプルブッキングのライブを訪れるエピソードだ。
アイドルがガッツリ関係してくる話は初めてだねえ。
まぁテレビアニメ版 『生徒会役員共*』 では、天草シノがトリプルブッキングたちと絡む展開もあったけども
原作では初ということで。

開幕 【かがやく棒】 、そんな訳でサイリウムが氏家ト全先生の漫画に描かれたのもこれが初めてか。
作中での表記は 「光る棒」 であり、もしやと思って調べたらサイリュームが開発社の登録商標らしい。
そんなサイリウム、初登場ながら即座に肉棒として喩えられており、本当に下ネタが容赦ない世界だ。

2本目 【ライブはじまる】 もサイリウムのネタ。これビックリした。
驚いた原因は、初めて目にした 「バルログ持ち」 なる言葉。
「これ絶対、ストリートファイターシリーズのバルログ (の爪) が元ネタだよね?
氏家ト全先生が格ゲーを喩えに使うとは!」 と謎の感心を覚えたので。
まぁ後で調べて分かったのですが、この 「バルログ持ち」 という言葉は確かにバルログ由来であるらしいものの、
ずっと前からアイドルファン界隈で使われていた言葉らしい。
別に氏家ト全先生オリジナルのネタではなかった。氏家ト全先生が格ゲーに喩えたわけではなかった。
残念無念。
……前の 【かがやく棒】 と合わせて考えれば、股間にサイリウム挟んで振ってる客とかいるのかも。
余談。
振るサイリウムの色は、推しアイドルごとの指定カラー (なるモノが存在することから驚きだ) を選ぶものらしい。
それを踏まえると、トリプルブッキングもユニットの色やメンバーごとの指定色があるのかもしれない。

そしてここから3本は、トリプルブッキングのメンバー3人をそれぞれ個別に紹介するネタが来た。
【あねさんにおまかせ】 のメインは、如月カルナ。
どのような人物なのか? それは各人既に 『あかほん』 で確認済みでしょうので説明は不要ですわな。
まぁ1つ書くなら、普段はメガネかけてるけど、アイドル中はメガネじゃないのよね。
そして如月カルナは 『あかほん』 終了以降、登場の機会はアイドルとしてだけだから、メガネ姿は全然見れていないままだ。
ううう、再登場する場があるだけでありがたいが、しかし眼鏡をかけて不愛想な普段の姿もまた見てみたいものですよ。

閑話休題。
津田タカトシの 「リード」 については、七条アリアは知ってるのかな? とふと思った。
天草シノが生徒会腕章で 「ワン」ショーというリード未遂なのしてたこと。(単行本12巻 「#325」 )
あれをやったのが七条アリアだったなら、津田タカトシに四つん這いで歩いてもらうことお願いしてたりしそう。

次の 【よくデキたコ】 のメインは、有銘 (ありな) ユーリ。
たまに子供会ネタで登場するキッズたちより年下の可能性あるのだな……
『生徒会役員共』 の登場人物で最年少かと思ったが、保育士体験で会った幼稚園児がいたか。(単行本9巻 「#226

動物が威嚇するとき身体を大きく見せることは大変よく知られていますが、
ここでの評価のように、萩村スズが身長を高く見せられる髪型にしそうな回も過去あった。(単行本7巻 「#170
なお、トップにボリュームを持たせると見た目より若く見られる効果もあるそうな
有銘ユーリは幼い自分をより一層幼く見せるためにこの髪型を選択した可能性もあるな。

そして 【ひつ圧】 のメインは、飯田シホ。
もう完全にこれ飯田シホの個性がメインのネタだ。『生徒会役員共』 より 『あかほん』 としての4コマだ。
天草シノが大爆笑しそうな噛み方をしてくれておる。
それにしても、登場人物が対になってる構成 (如月カルナと七条アリア、有銘ユーリと萩村スズ、飯田シホと天草シノ) 巧みだよね……
もしや次回には津田タカトシとマネージャーの井戸田ヒロキが対としてネタとか来るのかもしれない。

紹介ネタが終わったら、【きゅっとなる】 では既にライブ終了後だった。
今回はコラボ編1話目ということで、飯田シホたちと天草シノたちが直接話すような展開にはならなかったねー。
予告されてる握手会展開は次回だろうか?
というかトリプルブッキングのメンバーが3人なのだから、扉絵も3人がそれぞれ1回ずつ飾るのかもしれない。
3週にわたってお送りするコラボ展開ってことかもしれないじゃあないの!! 熱すぎるよ。

そしてラストは少し前に戻って、ライブ直前のお話。
【アイドル裏話】 は、小ネタながら登場人物がトリプルブッキングだけ!
今回の登場がゲスト出演程度にとどまらないことを強調するような4コマだよ。

以上、今週の 『あかほん』 ……ではなく、今週の 『生徒会役員共』 感想終了。
次回もまだまだトリプルブッキングの出番は終わらないようだ。
それにしても久しぶりに登場したトリプルブッキングは昔と顔やら微妙に違うな……と思いつつ読んだけれど、
「ステージ上だから」 という演出の可能性もあるのかなー。
単行本8巻の描きおろしで登場した時ともまた微妙に顔が違うし。

余談ではあるのだけど、トリプルブッキングの年齢が今回1歳ずつおかしかったよね。
今回の年齢はトリプルブッキング結成前のもののはず。
古谷さんの大学の学園祭時点で飯田シホたちの年齢は1歳ずつ増えていたのだから、今回の年齢もそちらと同じはずなのにー。
まあ今回の扉絵アオリ文は 「10年の時を経てあの時のアイドルがあの時のまま登場!」 だから、
10年前の年齢のまま登場したという意味では、嘘偽り無しではあるわけだが……?

余談2。
飯田シホたちの名前が、氏家ト全先生が書いたと思われる箇所では全員下の名前だけなのが気になる。
アイドルとしての芸名は苗字無しってことなのかなー。
人物紹介を書いた編集者さんにはそれが伝わってなくて、フルネームで人物紹介とか書かれている、ってことは無いよな……?

16.07.06   週刊少年マガジン2016年32号では 『生徒会役員共』 が休載

・休載! 休載です!
2016年7月6日発売の週刊少年マガジン32号では、『生徒会役員共』 が休載です。
ただそれだけの記事。

マガジンではよほどのことが無い限り、休載理由は 「作者取材のため休載」 と説明されるのが常ですが、
この度の休載も例によって作者取材のため休載でした。

ちなみに前回の休載は、2016年5月11日発売のマガジン24号。
近年の氏家ト全先生の連載は休載と一挙2話掲載がセットになっているっぽいので、
今回の休載は、25号で一挙2話掲載した分とセットの休載かな、と思われます。

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