17.09.27   『生徒会役員共』 「#442」 感想

・20日以上遅れでの感想となってしまいました。
つーか9月20日発売号の週刊少年マガジン以降の感想は、10月21日になってから一気に書いているものです。
おいおい遅れ過ぎだろう、とはこれ 「#441」 の感想にも書いたけど。

そんな訳で 『生徒会役員共』 「#442」 の感想。
扉絵はアオリ文も含めて何やら乙女チックな三葉ムツミである。
最終ページの2本とも三葉ムツミのネタだが、今回は最終ページと扉絵は無関係なシチュエーションだ。

開幕 【ごめんなさい】 は、どうも最近また出番が増えつつある気がする大門先生が準主役なネタ。
大門先生と津田コトミとは妙な取り合わせ……ではなかった、柔道部の顧問と柔道部のマネージャーなら何も珍しくない。
次の 【隣りの存在感】 は 「すみません遅れましたっ」 ってセリフで始まるから、謝罪ネタが繋がってるのかと思った。
全然別のネタだった。
下ネタとはいえ男子トイレ内には詳しくなくて変な妄想をしてしまう七条アリア、というのは何か意外な味わいがあるなあ。
いや下ネタでも男性同士の行為というのは七条アリアの範疇外、ということか。

氏家ト全先生によるアニメキャラやらゲームキャラっぽいキャラデザというのもたまに垣間見えるわけですが。
【ネネコレ】 と 【中古のロマン】 ではそれっぽいフィギュアが数点で出てきた。
陳列されてるフィギュア、元ネタがありそうでなさそうで気になるが……
詳しい人が見ればパロディかそうでないかとか分かるのかなあ。

フィギュアはともかく、セリフ的には天草シノの 「他人の肛門に入ったモノは嫌だから?」 がド直球なワードでビビれる。
さすがに天草シノもこれは口に出さず、脳内で思うだけのセリフだよ。
つーか大きめなフィギュアをお尻に入れるというプレイは、轟ネネの数々の振る舞いの中でも少年誌の限界を突き破ってそうな気がするが。
「なぞのヨゴレ」 とか言ってる場合ではない。
男性向けフィギュアどころか女性向けフィギュアであっても中古で買うべきではなさそう、という迫力がある。

最終ページの主役は三葉ムツミ。
【ドジコンボ】 、『生徒会役員共』 に三葉ムツミが初登場したときのアオリ 「※髪型とキャラを変えた天草シノではありません。」 を思い出しちゃう。
つーか三葉ムツミには 「すみません‥‥」 と謝るトッキーが良いよね。
他にも何気にいる中里チリが何か良さがある、このネタは本筋よりそれ以外に楽しさがあるようだ。
ラストの 【ピュア論】 、そうか津田タカトシは三葉ムツミの髪をおろしたところ見たことないのか。
というか津田タカトシどころか読者もまた髪をおろした三葉ムツミを見るのは初めての事ですよ。
まあそれよりも、振られても諦めず再アタックするという発想に三葉ムツミの恋愛観を見た気がした。
失恋してもあっさりサバサバではなさそうな発想に思える。

17.09.20   『生徒会役員共』 「#441」 感想

・うわー1ヶ月以上遅れてるじゃないの。
これを書いているの発売から1ヶ月以上経ってのこととなってるよ、遅れすぎである。
こうも遅れたのは最近再びプレイしていたジョジョASBのため……だけではないのがつらいところなのだけど。

それはさておき、もう1ヶ月前の回ですが 『生徒会役員共』 感想。
「#441」 といえば、森さんがクレープを食べる扉絵が印象的なお話しだ。
森さん関連以外のネタは特に繋がりがない日常回というかアラカルト的なお話というか。

開幕 【スーハースーハー】 は、あくびのお話。
どうやら生徒会業務中なのに津田タカトシが大あくびだ。
大口を人前で開けることについて七条アリアがボケてくるかと思った。
あくびが出る理由には諸説あるようですが、脳をどうにかするためというのは信憑性がある理由らしい。
さすが博識な萩村スズだよと思ったら、そこに天草シノが下ネタ的な知識で対抗してくるスタイルだー。
これで津田タカトシの呼吸量が増えたらいやだなw

津田家の新しい家族である猫ちゃん (ムラサメ君) 、完全に馴染んでるみたいね。
【ライトフィンガー】 では目立つ位置にムラサメ君がいるのに、津田タカトシたちの視線はテレビだ。
構っているのは魚見さんだけで、もうムラサメ君は津田家にいることが当たり前になってるっぽいねー。
いやそれを言ったら魚見さんが津田家で普通にテレビ見てる事態がまず馴染みすぎだったわ。
この津田タカトシの落ち着きよう、家にいるのが家族だけのときしか見せないゆるさでしょ。

何か優雅な 【華の時代】 というサブタイトルでオチがこの下ネタとはすごいギャップだ。
出島さんの開発関係 (肛門を) の仕事について語られたネタでもあるわけですが、思ったより大規模開発だ。
物理的なレベルの開発に及んでいたのか……
天草シノが下ネタに乗らず引いてる感じなの良いよね、天草シノと七条アリアの違いが分かる感じだ。
"下ネタ抜きにバラの話題をしたい" というのが天草シノにはあるのだなーっつーか。
橋高さんがツッコミ役になってるのは珍しい。
橋高さんが七条家の執事になる前の職業は不明なわけですが、そういう職業だったと思われるのは嫌みたいねw

最終ページの 【ないしょの買い食い】 と 【心の準備が】 は、津田タカトシと森ノゾミの話。
ツッコミ役が2人だけでお話をすれば、何も起こらず平穏なやり取り……でもなくドキワク展開だ!
何かもう、津田タカトシが他の女子相手には見せない "同等な関係" みたいな態度とるのがウオオーってなっちゃう。
森さんも何そんな魅力的な態度を見せるのか……!
ここでこの 「これで共犯だね」 という態度を取れる女性登場人物は、生徒会メンバーにはいないしさー。
天草シノだったら問題を解決したり、魚見さんだったら見逃すのを貸しとして作業をやらせたりとかしそうでしょ。
森さんならではのセリフだ。

ラストのオチも津田タカトシの天然鈍感さが絶妙にナイスな方向に働いてるし。
今回の見所たるネタはこの最終ページの2本でしょ。
そしてラストのネタよりも未来の展開が扉絵に描かれているというのが上手いよなー!
扉絵が後日談 (というかラスト直後) の状況だと後で分かる仕掛けだよ。
この扉絵の森さんの前には同じくクレープを食べてる津田タカトシがいるってことじゃないですか……!!
あるいは 「ツインクレープだからやっぱり2人で食べることにしたのだ」 という妄想も可能だ。
氏家ト全先生は業師だなー! 実に上手な展開だわあ。

17.09.15   『生徒会役員共』 15巻とOAD付き限定版15巻内容紹介

・現状感想を書くのがだいぶ遅れ気味となっておりまして、これを書いてるのも10月になってだとさ。
さて、2017年9月15日には氏家ト全先生の単行本、『生徒会役員共』 第15巻が発売されましたー! 素晴らしいことです。
更に15巻ではOAD付き限定版も同時発売。
これらの詳細を以下にまとめた。

まずはコミックス15巻の収録内容から。
週刊少年マガジン掲載分の収録は、「#395」 から 「#425」 まで。
桜才文化祭の準備でラテアートを作ったりする話から、三葉ムツミやトッキーの露出がある話までだ。
15巻の大きな見所は、英稜生徒会の4人目である広瀬ユウが初登場したことだろう。
初登場時は魚見さんと青葉さんの2人だった英稜生徒会も、今では桜才生徒会と同じく4人体制に。
これだと単行本の登場人物紹介ページもスペースが足りないのでは!?
よって15巻では人物紹介ページも3ページに増えるだろう……と思っていたのだが、2ページのままだった。
一番新しい登場人物は森さんのままだよ。

そうそう、フルネームが劇場版で判明した登場人物が複数いたじゃない。
彼女らの名前が15巻の人物紹介ページでどうなったかと言うと、古谷さん以外フルネームで紹介されている。
時さんは 「時カオル」 だし、森さんは 「森ノゾミ」 だよ。
15巻の紹介ページが作られたとき、古谷さんには下の名前が付いていなかった、ってことなのかなあ。
古谷さんの名前はなかなか決まらなかった、みたいな事情があったりするのかも。
でも15巻限定版に付属のOADでは、古谷さんは古谷サチコとフルネーム表記だな……謎だ。

15巻では巻末おまけとして、高校生映画コンテスト出展作品についての1ページ漫画が描きおろされている。
2017年7月に公開となった劇場版について語る内容かと思っていたが、そんな事は無かったぜ。
それにしてもこの高校生映画コンテストのエピソードが、こうもあっさり終わってしまうとは……!
コンテストに天草シノたちが随伴する展開とか本編で描かれると思っていたよ。
この1ページ漫画でも映画のあらすじがちょいと語られるだけだし。
意外だ。

15巻の表紙は通常版が天草シノ、限定版が時カオル。
限定版でとはいえ生徒会関係者以外の登場人物も表紙になるのは素晴らしい。
9巻表紙で天草シノが2度目の登場を果たした時には、あっこれ出島さんとかは表紙にならないパターンだ! と思ったのに。
このまま巻を重ねれば、青葉トオリが表紙の4コマでメインを張る日さえ来るのかも?
期待しちゃう。

カバー折り返しには、作者コメントと描きおろしキャライラスト付き。
15巻の描きおろしキャライラストは、広瀬ユウだ。
ちなみにカバー下は、表紙・裏表紙と同じ絵。
氏家ト全先生の作者コメントは、次の通り。

「生徒会役員共」が始まってはや10年。
編集さん・アニメスタッフ・声優の方々
多くの人達によって育てられた作品だと思います。
そして、読んでくださってる全ての人に感謝!

やっぱ今年の単行本のコメントは劇場版の話になるよねえ。
いまや単行本が数十巻も刊行される漫画さえ珍しくない時代となりましたが、やっぱ 『生徒会役員共』 あらためて凄いよ。
10年以上連載が続く4コマ漫画がどれだけあるだろう?
単行本が10巻以上発売されている4コマ漫画がどれだけあるだろう?
アニメ化、劇場版映画化された4コマ漫画がどれだけあるだろう?
いつもマガジンに載っててOVAも定期的に見れるのが普通のような感覚に陥ってしまうけど、いやいやこれは途轍もないことなのよね。
すべては氏家ト全先生の努力の結晶ですよ!
最も感謝されるべきは氏家ト全先生です。

そして16巻の発売予定については、劇場版 『生徒会役員共』 DVD付き限定版 第16巻 2018年3月16日 (金) 発売とのこと!
そう、16巻には新作OADが付かない。
付いてくるのは劇場版のDVDだそうで、いつものパターンとは違うのよ。

劇場版のBlu-rayは、まあ来年にでも単独で発売になるのではと予想する。
それよりもっと重要なのは、『生徒会役員共』 のアニメは15巻OADで最後になるかも、という可能性を見据えて制作されてたってことでしょ。
こう思う理由は15巻限定版OADなので、詳しくはこの記事後半のOAD感想で書く。
でもともかくさ、「劇場版の興行成績次第では3期もある」 という公式発言の言外には 「興行成績次第ではアニメはこれで終わり」 もあったはず。
当たり前なのだが、それを改めて実感してしまうOADの動向だった。

なお、15巻には店舗別の購入特典が無かった。
劇場版関連のあれこれで氏家ト全先生が多忙だったのかも。

ほか、いつもなら単行本化にあたっての変更点も挙げているところですが、今回は後日にということで……

19.01.20追記:単行本化の変更点をチェックしました → http://adaki.web.fc2.com/a-seitokai_chara.html#shusei
一部のサブタイトルが変わったくらいで、大きな変更点は無かったよ。

・最後に、『生徒会役員共』 15巻限定版に付属のOADをご紹介。
OADジャケット表紙は津田タカトシと天草シノ。

OADの収録時間は、およそ30分。
『生徒会役員共*』 第22話と銘打たれているOADだけあって、TVアニメ1話分だ。
14巻限定版でのOADは第19話なので、第20話と第21話はどうしたのかと思いそうですが、劇場版が第20話と第21話扱いなのよね。
TVアニメのBD/DVDには ピュアver.(P音あり) と思春期ver.(P音なし) の2種類があったが、
OADの内容は思春期ver.のみにつき、OPの轟ネネのバイブのモザイクは無いし、ピー音で伏せられていない言葉も多い。

感想。
まず、オープニングのスタッフ一覧から千葉素久さんの名前が消えている!?
プロデューサーとして名前が挙がっているのは、古川慎さん、伊香淳一さん、須藤孝太郎さんだ。
須藤孝太郎さんは、キングレコードのプロデューサー。
伊香淳一さんは、担当編集者の1人だろうマガジン編集部の方。
古川慎さんは、ちょっと検索したけど情報が見付からなかった。
氏家ト全先生の担当編集者さんである千葉素久さんの名前が無くなったということは、担当が交代になったのか?
今までは名前がずっとあったものなー。
そうすると、これからの 『生徒会役員共』 には何かしら今までと違う要素が出てくるのかもしれない。
サブタイトルのフォントが変わったのも、その影響なのかも。

次に目に付くのは、普段のOADとの画質の違いだよねえ。
「あっ、これ劇場版用に製作しておいたけど採用しなかったシーンや作画なのだろうな」 というクオリティのシーンが多い。
あるいは15巻OADまで劇場版のクオリティを続けてくれたのかも。
とにかく、線の繊細な感じやら、光が透過してのグラデーションとか、麗しい見た目になっているシーンが多い。
背景に使われてる校内ポスターも劇場版で初登場したものが使われている。

そういうわけで、もうOADの内容は完全に劇場版の続きだ。
劇場版を見ていることが前提のネタもある。
「劇場版臨海学校のつづき」 なんて状況説明も出てくるし、ED後のDパートは劇場版の後日談だ。
まあ、劇場版から入る人はいても、この15巻OADから入る人もいないだろうし、良いのかなあ。

また、劇場版では一度も出番が無かった青葉トオリもアニメで動く!
喋って動きはしない、動くだけだ (セリフが無いので) 。
ほんの一瞬 数秒程度の出番だけど、ここが一番15巻OADでテンションが上がったシーンだな。

劇場版にも似たようなシーンがあったが、萩村スズがやたらと真顔なシーンに笑った。
森ノゾミが桜才プールの水中で目を開ける練習するシーン、萩村スズだけ変に真顔なのよ、顔半分プールに浸かってるのに。
何がおかしいか自分でも分からないけど、これが面白くて笑った。
劇場版の清掃活動シーンの真顔萩村スズとの天丼ギャグだろうから、笑えるシーンのはず。

あとはコトミとトッキーが劇終で終わるのは良かった。
そういや氏家ト全先生の漫画で中華的な要素って目にした記憶が無いな……
他、魚見チヒロのアルバイトシーン、単行本10巻OADでは 「魚見」 だった名札が 「ウオミチヒロ」 に変わってて細かい。

そういや原作からセリフが大きく変わったネタが一箇所あるわけですよ。
単行本9巻 「#232」 の 【カラーリング】 、七条アリアがノーパンのように見えるタイツを履く話。
これ、七条アリアの好きな色が 「肌色」 から 「薄だいだい色」 に変わってる。
薄だいだい色がどういう色かと言えば、日本では一般的に肌色として知られる色ですね → https://kumiawase.com/color/colors.php?cmyk=M10Y20
肌の色は人種によって違うから肌色という呼び名は置き換えよう、という近年の配慮がここにも及んでいた。

ED後のDパート。
劇場版と同じシーンから始まったかと思いきや、劇場版の後日談で。
津田タカトシの凄い顔が見所じゃないかと思う。
劇場版で不明だった最後のセリフも明かされるし。

問題は一番ラストの終わり方でしょ。
天草シノと津田タカトシが2人きりの放課後に、下ネタを通じた2人の関係に言及されて!
『生徒会役員共』 のロゴと共に、「おわる?」 の文字が表示される。
これ完全に区切りをつける気満々のやり方じゃあないですか!
つまりさ、劇場版の興行収入次第ではTVアニメ3期どころかアニメはもう終わり、って予定で動いてたってことでしょ。
16巻限定版OADに付くのが新作アニメでなく劇場版であるのもそれが原因だよね。
制作終了するかもしれないのだから、一旦ここで様子見としましょうってやつで。
普段なら単行本新刊の発売直後に次巻の予告に切り替わるDVD付き限定版公式サイトも、15巻限定版で止まったままだし。

……劇場版の興行成績、関係者にとってどうだったのだろう……
ミニシアターランキングを1位・1位・2位・2位と推移してたし、この期間だけ全国的に映画館に人がいなかったみたいなこともないだろう。
3期へのGoサインが出たかはともかく、OADは引き続き継続のラインは超えてると思いたいが……

とりあえず15巻の感想はそんな感じです。

17.09.13    『生徒会役員共』 「#440」 感想

・もう約2週間前となる号のマガジンでの 『生徒会役員共』 感想です。
既に単行本15巻も発売しておりますが、15巻の感想やらその後の 『生徒会役員共』 感想も遅れる見通しです。
うわー早く書きたいとは思っているのだけど。

そんなわけで、しばらく前の 『生徒会役員共』 感想。
この回 「#440」 は、七条家が経営しているフレンチ店に覆面調査で訪れるエピソードですよ。

その筋の人には大変よろしく感じる扉絵が登場だー。
この回の扉絵に加えて、本編も七条アリアは伊達メガネをかけているぞ!
七条アリア眼鏡っ子回である。
『生徒会役員共』 は、裸眼の登場人物でも眼鏡をかけることがよくあるタイプの漫画なのよな、フェチにも優しいよな。

それにしても今回は出島さんのメガネ姿を拝めるかとも思ったのに……
開幕 【覆面隊】 を読むに、覆面調査は本来出島さんのお役目だったそうじゃあないですか。
それならついに今まで一度も描かれたことのない出島さんのメガネ姿が見れたかもしれない、という眼鏡未遂ですよこれは。
天草シノたちはメガネをかけたことがあるのに、出島さんだけはメガネ関連のエピソードが来ないのは何故なのだろう……

天草シノたちが 「七条家が経営する店への覆面調査」 を覆面プレイかもと警戒するのは笑った。
七条グループがそういう店まで手広く運営してるのかも、と思わせるだけの迫力と天然さが七条アリアにはあるよね。

続く 【アリア君】 では早速そのレストランへと天草シノたちが訪れたわけですが!
ここで見るべきは萩村スズの服装でしょ、過去の話でも着用していた黒セーラー服をまた着てきている!
こう特徴的な私服が何度も出てきたことってあったっけ?
フォーマルな服装が求められそうなフレンチ店にも着てきて良い服なのな、という発見もあった。
どうやらこの黒セーラー服は、萩村スズお気に入りの一着であるようだ。
うーん……これは完全な妄想だけど、実は萩村スズが通った中学校の制服みたいな裏設定とかは無いだろうか?
いやでも、萩村スズは昔の学生服とか外へ着て出歩くような性格では無さそうだよな。

書き忘れたけど男装した七条アリアのイメージ図も 【アリア君】 で一瞬だけ見れる。
この策が実行されてたら、サラシをきつくしめなきゃらならず食事が入らない、みたいな展開になってそうですね。

氏家ト全先生の漫画としては珍しいド直球ストレートな下ネタが来た。
いやまあ、ド直球でもツッコミで上手いこと見せられるのが氏家ト全先生の手腕なのだけど。
【幸の恵み】 は料理名の "海のミルク" がそのまま下ネタとして使われる。
たしかにこれはいくら 『生徒会役員共』 の登場人物でも酔っている横島ナルコ先生くらいしか言わなさそう。
【コロコロ】 は、ワインの銘柄が "SHIKOSHIKO WILDE" 。
うどんのようにシコシコとして しかもワイルドな味わいのワイン……というわけではなく、普通に下ネタだよな。
まあ掘り下げて考えるなら、世の中には "キンタマーニ高原" のように日本語では下ネタに聞こえる地名もあるわけで。
つまりこの店も七条家の経営なのだし、日本語では下ネタになっちゃう銘柄のワインをわざわざ取り揃えてある、という説はどうか?
作中ではよく見えない店名も、実は歴史上の美女の名前にあやかって "シモネッタ" だった、という可能性もあるかもしれない。

最終ページの 【姓】 では七条アリアの存在をばらしかけちゃう横島ナルコ先生が見所よなー。
このネタ自体はラストのネタへ繋げるためのものとはいえ、酔っぱらってのダメな大人を見せる立ち位置に収まっちゃってる。
柱のアオリ 「横島先生の酔いがこの程度でようございました。」 は割とそう思った。
昔に横島ナルコ先生が天草シノたちと外食したときは、店内で酔い潰れてガチで寝ちゃったりもしてたしな……
ラストのネタで横島ナルコ先生がきちんと姿勢良く立っていることを確認できるのは、何気に安心ポイントだ。

ラストの 【たま】 は、おぉっと唐突に津田タカトシ×七条アリアネタでござい。
津田タカトシが目に入ったから名前が出ちゃったし、たまが目に入っちゃったらからたまたまたまなようだ。
まぁたまたま目に入る位置関係では無いよね……やはり苗字が変わるなら津田でとか妄想してたりするのかしら。
たまたまたまたま ではないのは、七条アリアにとってはたまは2つで1つというカウントなのだろうか (この読み取り方必要か?)

17.09.06   今週の 『生徒会役員共』 「#439」 感想

・今週の 『生徒会役員共』 では、氏家ト全先生による3度目の格ゲー描写が出たぞ!
格ゲー対戦シーン2度目の 「#431」 から今回の3度目までは、2ヶ月弱の短さだ。
大変よろしい。
そんな訳で、今週の 『生徒会役員共』 感想。

今回 「#439」 では4コマ7本中2本にキス、1本に耳舐めプレイが含まれるのでキス回とも言えるかもしれない。
まぁそう言ったら2本は横島ナルコ先生ネタだし2本は五十嵐カエデネタだけど。
おっ、つまりは色々なテーマを楽しめる複合的な回という話にもなりそうだな。

そんな訳で、開幕 【ちゅっ】 はキスの雑学。
友情のキスだからと言って、天草シノと七条アリアがキスしあうわけではなかったよ。
天草シノと七条アリアならふざけてキスしあった過去もあると思うのですが君はどう思うか! (知らんがな)
なお、【母なる大地】 にある "おへそへのキス" は、さすがに意味は設定されていない模様。
それなら自分で意味を持たせて行ける事由が残っているということでもあるじゃあないの。
各位好きな意味をおへそへのキスに持たせよう。

格闘ゲームで対戦する様子が描かれているのは 【塩分多め】 。
対戦シーン初描写回と同じく、トッキーと津田コトミが対戦しているぞ。
津田コトミたちの後ろにムラサメ君 (津田家の飼い猫) がいるということは、これ津田コトミの部屋か。
以前に対戦してた回の様子では、津田コトミとトッキーだとトッキーの方が格ゲーに手慣れていた。
だからてっきり津田コトミがトッキーの家に行って対戦してるものかと思っていたよ。

津田家での時さんといえば、劇場版での姿勢正しく行儀よく座っているトッキーが印象的だった。
でもここでのトッキーは、あぐらで猫背なのよね。
つまり津田家であっても津田コトミの前でだけ見せるリラックスした姿とも言えるのでは!?
オチの津田コトミのボケも、津田タカトシたちがいる前ではきっと言わないだろうし。
この2人が2人だけでいるときにしか見せない姿ってことであり、良さがある。

つーかこの格ゲーキャラ、以前の格ゲー描写にも登場していたキャラでは。
髪型は同じだしコスチュームも似通っているし、拳で闘う系のファイトスタイルも同じだし。
同じシリーズの格ゲーであるようだ。
実に素敵なこだわりである。

ふと気付いたけど、こういうツインテ―ル女子って氏家ト全先生の作品中でよく出てくるような?
作品中でのリアルな登場人物としての登場ではなく、作品中のゲームや漫画のキャラクターとしての登場で!
ちょっと気になったので比較してみたよ。

氏家ト全先生お気に入りなのかツインテ―ル

画像は左上:格ゲーキャラ、右上:ネトゲキャラ、左下:アニメ (?) キャラ、右下:格ゲーキャラ。
ツインテールという共通点だけで抜き出してみたが、こうしてみると割とどのキャラも似ているような?
氏家ト全先生お気に入りのデザインなのだろうか……
なお、別にツインテールじゃあないキャラもいる。かつてイメージイラストに登場した姫騎士とか。

次の 【盛り場】 は桜才学園の教師陣の飲み会っつー場面であり珍しいですね。
なかなか気になるシチュエーションだけど、それより横島ナルコ先生の下ネタに笑った。ド直球すぎる。

最終ページ2本は五十嵐カエデが畑ランコやヨシくんナオちゃんに翻弄されたりだ。
【あーいえばこーいう】 は、むしろ五十嵐カエデより畑ランコの方が気になっちゃうよ!
「津田」 と 「津田君」はどういう基準で使い分けるの?
どちらが畑ランコ自身にとって自然な津田タカトシの呼び方なのか。

ラスト 【仲むつまじそう】 はキスネタにカウントする扱いであろう。
耳にするキスの意味は 「誘惑」 らしいが……耳舐めに適用されるのかは不明だ。
誘惑っていうよりこれもう完全に前戯ですよね。

今週の感想終了。
もう来週には単行本15巻が発売である。
劇場版の余韻に浸っているうちに次の攻め手が速い。

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