14.08.30   『生徒会役員共』 の同人作品の話9

・ 『生徒会役員共』 の同人誌、同人CG集の紹介日記9。
今回は今年の夏コミで買ってきた同人誌などが中心ですよ。
前回までの同人誌紹介はこちら。
生徒会役員共 同人誌・同人CG集 紹介

1点目。
サークルvivid_dotさんの、『DTと大和撫子共*』 。
全年齢向け。内容は3本立て。
【せくすぃーフリフリデンジャラス】 は、ぼるぴっかさんによる4コマ5本。
役員共の数名がコスプレに至るお話。津田コトミとトッキーも1本だけ登場するぞ。
ぼるぴっかさんは商業誌で連載を持つ漫画家さんだけあって、絵が綺麗ですわ。
せくすぃーコスプレ+ねこのしっぽとか、フリフリリボンコスプレとか見所かと。
"男子が女子になる" という話題での七条アリアの発想には笑った。
【津田タカトシと愉快な女子共】 は、高木亮輔さんによる4コマ15本。
氏家ト全先生の過去作 『妹は思春期』 や 『濱中アイ』 の登場人物が出演するネタも少しある。嬉しい。
津田タカトシ中心で、割と原作に近寄せたタイプの同人誌。
天草シノと津田コトミが下ネタボケを仕掛ける4コマは特に良いなあ。
【ミサキアフター】 は、高木亮輔さんによる12ページストーリーもの。
何とこれ、 『女子大生家庭教師濱中アイ』 の二次創作。いや 『生徒会役員共』 でなく。マジか!
高校生になった小久保マサヒコと天野ミサキが二人きりで過ごす、ある夜のお話。
ラブラブというか、ラブラブに至る過程の段階のまだ照れやらがある時期が描写されている。読んでて感情高ぶるなあ。
ある決心をする天野ミサキが格好良いし、小久保マサヒコもだいぶ格好良いぞ。
二人が二人で互いに成長していく様子が胸を打つ。

これ以降に紹介するのは、すべて成年向け同人誌・同人CG集です。
18歳未満の方などはこのままお帰りください。。レッツ Back Space。
リンク先を開いて時点で18禁イラストが出てくるところもあります。

2点目。
サークルねのくにさんの、『ウオミー祭』 。
内容は4本立て。
毒菜さんによる、津田タカトシ×ウオミー物。12ページ。
Mr.Pepperさんによる、ウオミー4コマ。4コマ2本。
まいしゅたーさんによる、天草シノ×ウオミー物。8ページ。
でこぱっつんさんによる、ウオミーなどのR-18イラスト。イラスト4点。
あますとこなく素晴らしいぞ。
毒菜さんによる表紙から艶やかだし、本編には濡れ透け浴衣や浴衣プレイもある。
津田コトミの入浴中シャワーによる1人プレイも挟まれていてアクセントになってるし色っぽい。
Mr.Pepperさんによる4コマは、乳首やらスジやら解禁してる!
ブログのイラストや4コマでは 際どくも隠されてたそれらが完全オープン。
更にこの4コマ、この同人誌が頒布された直後の 『生徒会役員共』 「290」 で、
川の字になって寝ようってネタと 登場人物もポジションも同じになっている。物凄いジャストタイミングでビビった。
まさか氏家ト全先生とネタ被りする二次創作ネタが本当に出てくるとは……!
まいしゅたーさんによるマンガは、津田家に泊まった天草シノがウオミーをパジャマ姿のまま責めて漏らさせちゃう。熱量高そうな感じだ。
キスから入るのとか良いなあ。
でこぱっつんさんのカット集は、ウオミー・天草シノ・七条アリア・萩村スズ。美麗えっち絵4点収録の1ページだ。
プレイ内容も4者4様に描き分けられてるし、七条アリアでは胸を強調/ウオミーでは津田タカトシへの押しっぷりが出てるし、
細部までしっかり見たい1ページだ。

3点目。
サークル杜都スポーツさんの、『主にバスでオムニバス』 。
これタイトルで全部説明されてるけど、バスでR-18な行為に至るオムニバス。4本立て。本編28ページ。
杜都スポーツさんの同人誌は毎回セリフや言葉回しが凝ってるのだけれど、
タイトルのバスが "bus (バス車内) " と "bath (浴室内・シャワールーム内) " なのは本作で一番感心するポイントかと。
収録内容も、ウオミー×津田タカトシ、津田コトミ×トッキー、JK横島ナルコ×ショタ、萩村母娘×津田タカトシとなってて、
『生徒会役員共』 の他の二次創作で前例無いシチュエーションが多いのも注目どころ。
内容が1本目と2本目/3本目と4本目で繋がってる工夫、萩村スズと津田タカトシの誕生日とか細かい設定を持ってくる点も面白い。

4点目。
サークル流日すいそさんの、『トッキーの躾け方』 。
津田コトミがトッキーを縛って無理矢理しちゃう。本編13ページ。
1ページ目から2人とも全裸。スパンキングやら二穴責めやらベロチューやら、一通り+αのプレイを揃えている。正に男性向け。
トッキーの微乳も津田コトミの巨乳も、肉がしっかり詰まっていそうでおいしそうです。
登場は2人だけなので、男の裸は不要派の人にも安心。
あ、全裸って書いたけど、開幕のトッキーは縄で後ろ手に縛られパンツ一枚残ってる。それを脱がすとこから始まる。えろい。
俗に言う "薄い本" の見本のような一冊だ。やはり男性向け。
ちなみに、後述の 『ある生徒会の記録』 が同時収録された版もある。

5点目。
サークル流日すいそさんの、『ある生徒会の記録』 。
コピー誌。エロイラスト集。本編3ページ。
天草シノと七条アリアとウオミーが脱いだりぶっかけられたり。非エロツッコミ役で萩村スズも1コマ登場。
七条アリアはゲスト原稿。
特にエロい天草シノのページは、先述のリンク先でサンプルとして1ページ全部見れる。お得だ。

ラスト。6点目。
サークルyu-my-starさんの、『ウオミーの玉しか責めない本』 。
氏家ト全先生のマンガに登場したふたなりネタは 全作品を合わせても5本となく、
氏家ト全先生のマンガを題材にした二次創作同人誌などでも、これまでふたなりモノは 『濱中アイ』 で1作品だけ。
そういう訳で、ふたなりモノな本作はそれだけレア。
更にプレイ内容も、玉付きふたなりなウオミーの睾丸を執拗に吸ったり舐めたり責めるばかりの本編11ページ。
『生徒会役員共』 の他の同人作品ではなかなか他にお目にかかれないジャンルになってるぞ。
喘ぎ声セリフも盛りだくさんで大きいわ画像サイズもやたら大きいわ、とにかく迫力が凄い。
なお、BOOTH版で価格が異なるのは、修正の消しの強さが違うからだとか。

ちなみに余談となりますが、
コミケカタログブラウザなどを "生徒会役員共" で検索してヒットするコスプレ画像頒布サークルさんは、生徒会役員共コス無かった。
新刊は別作品オンリーでした。 また、pixivを "生徒会役員共" で検索して出てくるC86の2日目西る11aのサークルさん新刊は、生徒会役員共の同人誌ではなかった。
エッセイのおまけ的に、色んな作品の登場人物を使ったサンプルのような漫画が挿入されてるのみ。
生徒会役員共はpixivのサンプルが全部でした。

14.08.27   今週の 『生徒会役員共』 「#291」 感想

・さてさて前回は津田タカトシの田舎にウオミーが一緒に付いていくエピソードでしたが、
今回 「#291」 は、津田タカトシの家に天草シノ・七条アリア・萩村スズが訪れるエピソード。
この3人が津田家に行く話って頻繁にあるけども、
今回の訪問は、前回のウオミーが津田タカトシと同じ布団で寝てたこと (誤解を招く書き方) に刺激され、
居ても立っても居られなくて津田家を訪れたのだと思う。
ウオミーの攻勢は留まるところを知らないしさー。
先週の画像はどういうことで、一体どこまで何をしたのか? ってそれとなく問い詰めたりしてそう。

そんな訳で、今週の 『生徒会役員共』 感想。
開幕 【男女間の音】 からすると朝から3人で津田家を訪れるみたい。
津田家を朝から訪問するネタって今まであったっけ……と思ったけれど、まあ時間帯が分かるネタの方が少ないか。
それはそうと、いつもの桜才モブカップルが登場。夏休み中の学外なので私服デートでイチャイチャだよ。

朝とはいえ、天草シノたちは出掛けてて桜才モブカップルはいちゃついてる時間帯ながら、
【やんちゃ会長・夏】 では津田タカトシはリビング?で睡眠中。
単行本6巻 「#147」 では夏休みに津田タカトシが津田コトミが朝まで徹夜でゲームしてるネタがあったし、
こりゃまた徹夜でゲーム → 部屋に戻らず着替えもせずリビングで寝てた、ってパターンかな。
次の 【うまいたとえ】 を見れば、津田コトミが起きたのも同じような時間みたいだし。

テーブルに麦茶が出てない/出てるで、【冷や汗】 から 【キレイさっぱり】 への時間経過が表現されてる。謎のこだわり。
8月最終週掲載のエピソードながら、「夏休みの目標何かあるか?」 との会話が普通にされててうわー出来る人達の会話っぽい。
俺だったら いやーもう夏休みも終わるとこですし特に無いです とか言っちゃいそう。

パイ生地で作ったパンは……ってネタが氏家ト全先生の過去作 『妹は思春期』 であったけど、
今回 【おパン】 のはみパンは、下ネタだけでなく天草シノの料理の知恵や、
朝から訪れて昼までいてさらに昼食作ったりまでする描写を挟み込むネタにもなってて、上手いなあと思った。

そして次号の週刊少年マガジンでは、『生徒会役員共』 が〈いろいろ発売決定記念一挙2話!!〉 だとか!
やったね。それにしても、いろいろ発売記念とは気になる書き方だなあ。
TVアニメやらボックスの発売はもう告知されているけれど、もっと他にサプライズで新商品の告知とかあったら良いなあ。
特に、TVアニメ1期放送時に発売されたオフィシャルガイドとかファンブックみたいな書籍とか出てほしいー。
読者からの質問を公募しての氏家ト全先生へのインタビューとかそういう企画もやってほしいっすよ!!

14.08.20   『生徒会役員共』 と 『プチプチたんたんプチたんたん』 感想

・年に1,2度ある、20日の水曜日。
週刊少年マガジンとマガジンSPECIALが同日に発売で、『生徒会役員共』 と 『プチプチたんたんプチたんたん』 を同日に読める!
ちなみに、発売日が水曜日だとマガスペの売上げが少し伸びるらしい
どういう理由だろう。マガジンと間違えて買う人が出るからだろうか。

さて、今週の 『生徒会役員共』 感想。
今回 「#290」 は津田タカトシ・津田コトミ・魚見さんが親戚の集まりで田舎の祖母の家に行くエピソード。
なるほど親戚の集まりだからウオミーが付いてくるのも当然……か?
結婚した津田タカトシの親戚とウオミーの親戚もこの集まりに来てるのかもしれない。
ともかく、臨海学校編で少ししか無かった出番を奪い返そうとするかのようなウオミー回ですよ。

まず扉絵は水着姿の津田コトミ。水着姿の扉絵が続いているので、次回や次々回も誰かの水着姿が来そう。
【太陽の恵み】 【解き放て】 、もう津田コトミとウオミーは血のつながった姉妹みたいだな。
津田コトミのお気に召すボケを振れたり、津田コトミの厨二病ネタに乗ったり、息が合いすぎている。
同じ下ネタボケサイド同士でも、天草シノや七条アリアとは違ったテンポだなあと思う。

続く 【手軽な遊びI】 、同じツッコミサイドでも萩村スズだったらすぐ "あやとりでしょ" とかツッコミ入れてそう。
また 【♡】 で津田コトミがウオミーと一緒にお風呂入ってるとこ、
この場にいたのがウオミーでなく七条アリアだったら、津田コトミは一緒に入浴したのかなーと気になる。
まあそれより、オチからすればタイトルは ♥ (黒塗りハート) になりそうなのに、♡ (白抜きハート) になっている。
これはもしや、ウオミーの陰毛の濃さを伝える描写なのではなかろうか。

そういや津田タカトシたちは親戚の集まりで一緒にいるのだった、と思い出したのは 【ぜいたく乙女】 。
親戚らしい子供が1人登場している。なお、津田タカトシの祖母や両親は今回少しも登場せず。
まあ氏家ト全先生のマンガでは 話のネタに関係ない親族は描かれてこないってだけなので、平常運転だけれども。

ラスト、【タカくんが寝てるスキにやりました】 とはウオミー発の台詞みたいなタイトルだな。
基本毎回登場する天草シノ・七条アリア・萩村スズは、今回この4コマにのみ登場。
この挑発的な写メ、この後帰ってきた津田タカトシにどんな修羅場を引き起こしたのだろう!ってさすがに気になるよ。
もうウオミーは天草シノたちをどうしたいのか。ヤンデレ化でも狙ってるのかしら。
このネタが次回にも続いていたら良いのになあ、と思うネタでした。

・さてさて 『生徒会役員共』 感想に続いては、今月の 『プチプチたんたんプチたんたん』 感想。
第30話 【あまてら荘のY談】 は、修学旅行の夜にダベる話。
舞台は宿泊先で、プチは一切出てこず、しかも語り手が田隈カオルなので、
「女子寮×犬」 という 『プチたん』 のキーワードを全無視した珍しいエピソードとも言える。
とはいえ語られる内容はあまてら荘での出来事につき安心?だ。

陽汝学園の男子生徒たちしか登場しないというレアな開幕1ページ目。
あまてら荘であったエロいエピソードを求められて語る田隈カオルだけど、
血の繋がってない妹が眼前で全裸になる話 (第21話参照) が一番のエロエピソードだと思う。
まあいくら田隈カオルでもこの場でそれは語らないよね。
男子たちがエロ話をするってシチュエーションは、氏家ト全先生のマンガだと初期の 『妹は思春期』 以来かも。
けどそういう状況 『妹は思春期』 でもそうそう無かったので、懐かしいって雰囲気は特にはナッシング。

少年誌マンガでのお色気シーンのお約束、"女子同士が入浴中にいたずらで後ろから胸を揉む" などの行為が、
とうとう氏家ト全先生のマンガで描かれる日が来てしまった。
ただし、あくまで田隈カオルの妄想として。ああ良かった。このシーンで一番良い点は背景が薔薇のスクリーントーンなことの面白さかな。
それにしても、山田コンスタンツが語る女子風呂の実態に 「トイレ貸してくんない?」 と返す田隈カオルに驚いた。
ナニをしにいくって告げてるって事だよね? 堂々とそれを言うのか。意外だ……
トイレに行くって堂々宣言する田隈カオルと 田隈カオルの前なら全裸で気にしない田隈サトリが2人で暮らしてるとき (普通にあるはず) 、
一体どんな生活になってしまっているのか。物凄く気になるのですけど。

陽汝学園の校則には派手な下着の着用を禁ずるものがあるらしい。
その校則に違反した生徒を見付けるため、落し物のブラを寮生1人ずつ着用させてまで捜す雨雲先生の追及は結構厳しいな。
それよりも、"ブラを着けるだけ" というシーンにいやらしげな表情集をねじ込むとは何か凄い手腕だ。
語り手の田隈カオルが話を盛ってるっつー描写なのかしら。

結局あまてら荘にHカップのブラが合う寮生はいなかったそうな。
『プチたん』 では今まで巨乳ネタも無いし、Hカップでは小さかったって寮生はいないと捉えて良いのかしら。
そういや今回、"猥談" の表記が全部 "Y談" になっている理由は謎のままだ。
"Y" だけれど局部に関する下ネタ縛りってわけでもなかったし。
"猥談" 表記だとマガスペ編集部の自主規制とか何かに引っ掛かるのかねえ。

最後の最後で女子生徒サイドの修学旅行夜話が。
折角始まったY談も、"いつもの下ネタトークと変わらないな!" 的なオチでお開きになってそうな予感。

感想終了。
次号予告は 「次号、ヒカリが××小説で汗ダク♥」 とのこと。
×× (チョメチョメ) 小説とは、官能小説なのかBL小説なのか。はたまたドリー夢小説か?
いずれにしても小説の入手元はコンスたんになりそうな気がする。

14.08.17   夏コミ C86行ってきた記録

・コミックマーケット86に行ってきた日記。
今年は珍しく3日間とも一般参加してきた。その備忘録ですよ。

1日目。
平素通りに11:00を過ぎてビッグサイトに到着すれば、入場規制がもはや解除されたかのような空き具合。
欲しい本の少ない日につき、手早く回って手早く退出してきた。

2日目。
『生徒会役員共』 を含めて漫画ジャンルのある日なのでと、急いで11:00前に到着。すぐさま入れて良かった。
近年のコミケはコミケスタッフさんの技術とか向上しているのか、早い時間から待機列が消失していて本当にありがたい。
購入した同人誌については、後日紹介日記を書かせていただきたいなと思っておりますー。
そういやビッグサイトに寄った後は、有明ワシントンホテルの中村孝明 ARIAKE(有明店) で昼食をとること多かったのだけど、
いつの間にやら閉店していた。
コミケ後に寄ると同フロアのココスだかはいつも混雑しているのに、こっちは大体空いていて入りやすかったのだが。
(だから閉店したのかもだけど)

3日目。
この日も 『生徒会役員共』 の同人誌が頒布されるのでと、11:00前に入場。無事入手。
買い物終了後は知人と会ったりしたけれど、その後に予定があるってことにろくに対処しておらず、
結局途中で切り上げる立ち回りしてしまいました。申し訳ありません。

14.08.13   設定先行、水増しゲー フリーダムウォーズ

・咎人 (プレイヤー) とアクセサリ (相棒) をキャラクリできるというシステムで、
キャラクターカスタマイズゲー的には大勝利した感じさえある 『フリーダムウォーズ』 をプレイした感想。
核心には触れていませんが僅かにネタバレありです。

魅力的な世界観の一端に触れられる体験版の段階では 素晴らしいゲームが到来したかに思えたものの、
蓋を開けてみれば、面白そうな設定は思いついて投入されたまま煮込まれていない要素ばかり といった印象。

例を挙げれば、
・舞台は超監視社会! → 簡単に監視の裏をかいていくメインストーリー。監視を気にしない行動ばかり取る主人公。
・資源が枯渇した世界観! → 安いアイテムを投入すると高価なアイテムが投入した数より多く作れるプラント (工場) 。
・主人公たちが住むPTは、監視しやすいよう作られた広大な複数階吹き抜け! → 移動がクソ面倒。
・アイテムはPTの住人ほぼ全員と物々交換可能! → 何を貰えるか交換するまで不明。誰がどこにいるか分かり辛い。
・監視をかいくぐり進むステージも! → 2014年にもなって 歩きとダッシュしかないメタルギアソリッドをやらされるとは。
・恩赦ポイントを稼ぐには、死と隣り合わせのボランティアに出撃だ! → 人死にのドラマも安っぽい。
・恩赦ポイントで様々な権利を解放可能! → 世界観に関する権利は序盤だけ。後半は戦闘用に強化と衣装チェンジばかり。
・戦場で敵が落とした武器を奪って使える! → 自分で持ち込んだ武器の方が確実に強い。
・ライフルなどはヘッドショット効果でダメージアップ! → 高火力なロケットランチャーで攻撃した方が速い。
・どのPTにもある巨大ロボット的な存在、アブダクター! → 1つのボランティアを除き、残りは全部敵として登場。
・アブダクターには様々な種類が! → 種類少なすぎ。「原初の三機」 というストーリー上は重要なタイプも雑魚と共通。
・アブダクターの様々なパーツを奪って装備を強化! → パーツ名が似通っており分かりづらい。
などでしょうか。
世界観や設定に対する期待は、中盤に到達する頃には大体諦めがつきます。

他にも単純にイラつく要素として、
・キャラクターカスタマイズの設定を保存しておけない。一度変えたら戻すのが大変。
・移動の基本はダッシュなのに、ダッシュはボタン押しっぱなしでレバー操作。あまり使わない歩きはレバー操作だけ。
・数百個並んだアイテムの切り替えで、カーソル移動がアイテム1個単位。ソート機能も使いづらい。
・武器の生産/強化/改良をしていると、武器の生産/強化に必要なアイテムを確認できない。
・武器の生産/改良が超運ゲー。最強武器を作ろうとした場合、スタートラインに立つまでも相当な生産回数・時間が必要。
・ショップ店員に話しかけられるスペースが狭すぎる。話しかけてからのロードが微妙に長い。
・リロード中に装備を切り替えられるが、切り替えるとリロードされていない。
・アクセサリの戦闘中セリフを変更できるが、変更できない戦闘中の固定セリフが多数あり、口調がばらばらになる。
・戦闘中になぜか表示されてる状態が少ない味方の体力ゲージ。
・マップに散ったアブダクターのパーツには、マップオブジェクトと見分けづらいようなものがある。
・マップに散ったアブダクターのパーツを仲間CPUは積極的には拾ってくれない。プレイヤーが戦闘中にも拾って回る羽目に。
・プレイヤーのアクセサリは倒れると強奪される危険性があるが、同じ扱いのはずの仲間咎人のアクセサリはノーリスク。
・プレイヤーのアクセサリが倒れていても仲間咎人は絶対に蘇生させない (蘇生対象と重なって倒れている場合を除く)
・個性の薄すぎるキャラクターたち。キャラが一番立っているのはナタリアか。平均点くらいだけど。
・エンディング後、仲間咎人として選べなくなるキャラが1人いる。それまでレベル上げて育てたのに。
など多数。
今は思い出しながら書いてるためこれしかないものの、プレイをすれば3倍以上に不満点は出てきます。

一番強く感じた問題点は、水増しとしか思えない要素が多いこと。
マップを切り替える度に短いとは言えないロード時間が入るのに、
「本筋と無関係なボランティア → 場所を変えて会話×2,3 → 本筋と無関係なボランティア」 が全体を通して多く、
「歩きとダッシュしかないメタルギアソリッド in 2014」 のようなミニゲームが挿入される回数も多く、
種類が多数あるはずのボランティアも、7割は似たような敵アブダクターを倒すか市民を奪還するかです。
PT内に点在する咎人も、外見・名前だけ違って 会話・交換可能アイテムは同じというケースが多数。

また大きな問題なのが、俗に "神エイム" と呼ばれる、CPUの射撃精度が高すぎること。
スナイパーライフル持ちのCPUによる狙撃は正確無比で、ゴルゴ13並とは言いすぎにしても、
プレイヤーが足を止めていればどんな遠距離からでも撃ち抜いてきます。
更に問題となるのは、マシンガンを持った場合。
余程早くダッシュしていない限り、こちらの移動に合わせて一発も漏らすことなく射撃されます。
ダッシュ攻撃では狙いにくいため歩いて寄って攻撃するのですが、それまでにじわじわ体力を減らされる強敵になっています。

神エイムは仲間キャラにも適用されているため便利な面もあります。
しかしこれにより、狙撃はCPUに任せてプレイヤーは近接戦闘に特化した方が明らかに得という事態が発生しています。

なお、これは推測ですが、仲間CPU咎人が荊蘇生しないのもこの神エイムがあるためではないでしょうか。
フリーダムウォーズでは 「体力ゼロ → 蘇生猶予時間 → 死亡」 と蘇生できるチャンスがあり、
蘇生には2種類の方法 (遠距離でも可能で隙も少ない荊蘇生/近距離限定で蘇生までの予備動作が長い手動蘇生) があります。
荊蘇生の方があらゆる面で優れているためプレイヤーは荊蘇生を選ぶことになりますが、
仲間CPU咎人は、なぜか荊蘇生を一切使いません。
おそらく荊蘇生をCPU咎人が使うと神エイムと相まって、プレイヤーが滅多に死ななくなり緊張感がなくなると判断されたからではないかと。
ちなみに、この仲間CPU咎人が使う性能の劣った近距離限定の手動蘇生ですが、
蘇生モーションに入ってから蘇生完了までに攻撃を受けると中断され、なおかつ蘇生成功判定は蘇生完了時点です。
つまり、いったん蘇生モーションに入ってからも中断/時間切れで死亡するケースがよくあり、これまたイラつきます。

根本的な調整ミスは、"プレイヤーの死にやすさが序盤から終盤まで変わらない" という点ではないでしょうか。
体力・防御力を上げるオプション装備はあるものの、
大型アブダクターの攻撃を喰らったり、敵咎人の一連の攻撃を喰らえば、基本的に体力の5割程度が消し飛びます。
複数の敵咎人から同時に殴られれば、体力満タンから10割が吹っ飛ぶ景色もしばしば。
さらに回復アイテムは戦場に持ち込める数が少なく、アイテム使用は隙がそこそこ大きいため乱戦中の回復は難しいです。
よってプレイヤーは敵の攻撃からの回避を第一に優先してプレイすることとなり、
折角の攻撃チャンスを放棄しなくてはならないケースがたびたび発生。
また味方を回復用荊で回復するよりも、一旦死んでから蘇生させる (体力全回復) 方が得という印象も生まれます。

死にやすさは仲間キャラでも同様で、
(仲間キャラは荊蘇生を使わないこともあり、) プレイヤーは頻繁に仲間キャラを蘇生して回らなければなりません。
放置して攻撃に専念しようにも、後半になれば敵キャラは大抵複数の敵咎人や複数の敵アブダクターとなるので、
プレイヤーへの攻撃が一気に集中 → 死亡となりやすいため、蘇生は必須です。

敵咎人も死にやすくはあるのですが (順当に進めていれば、多くは弱攻撃連打のコンボ技で7〜10割減らせる) 、
これによりプレイヤーの攻撃方法が単調になるとの問題も生まれています。
折角用意された強攻撃やチャージ技も、死にやすい敵咎人には使う理由がほとんど無いため、
(というかそれらの攻撃は隙が大きすぎて、殴るまでに敵咎人に殴られがち/避けられがち)
アブダクターが隙を見せた時に強攻撃/大きな隙を見せた時にはチャージ技、と使うしか出番がありません。

個人的に一番きついものが、アブダクターへの張り付きのしづらさでしょうか。
フリーダムウォーズには、アブダクターのパーツを破壊するための "溶断" という動作があります。
溶断の事前準備としてアブダクターに荊で張り付く必要があるものの、これが非常に張り付きづらい。
アブダクターの喰らい判定が見た目と完全に一致しているため、骨のような胴体を荊がすり抜けることが頻繁にあります。
せめて攻撃の喰らい判定と荊が張り付く喰らい判定は別々に用意しておいてほしかった……!
更には、張り付くまではパーツの溶断可能な箇所かどうかが分かりません。
溶断を狙って腕に張り付いても、腕の溶断できない箇所だったという事態もしばしば。
とりわけ汎用アブダクターの頭部パーツは、溶断可能な箇所に張り付くこと自体が異様に難しいです。
アブダクターを10秒ほどの行動不能に追い込んでも、その間に溶断可能な頭部に張り付けない事態さえよく発生します。
溶断以外の方法で攻撃を当ててもパーツを破壊できるので、そちらで狙えという事なのでしょうか……

ついでいえば、フリーダムウォーズにはボタン連打を求められる操作が3種類ありますが、
フリーダムウォーズのボタン連打は3種類とも、ビデオゲームで最悪なレベルに入ると言えます。
一言で言うなら、
「誰もが連打して 誰でも同じ結果を得られて しかも長時間連打しなければならないボタン連打は不要」 ですかね。
ゲーム開発チームには 「プレイヤーがどれだけ余計な操作をしなくて済むか」 という観点が必要ではないでしょうか。

気付いたらあまりに不満点ばかりのうえ長くなってしまったので、良い点に触れてまとめますと、
やはり主人公と相棒を一からキャラクターカスタマイズできる点が良かったですね。
自分好みに仕立てるにしろ、ネタに走るにしろ、1キャラ単独だけでのカスタマイズよりも遥かに楽しさが生まれています。
アクセサリが合成音声という設定を馴染ませることにも成功しているので、
戦闘中セリフをほぼ好き勝手に喋らせられるのは好きな方にはたまらないものがあるかと。
また基本的に殴っていれば良いので (パーツ破壊優先か倒すの優先かの違いはありますが) 戦術を考える必要はほぼありません。
武器を強化して派生した後の武器は、名前がどれも格好良いのもナイス。
都道府県別に所属PTを分けて点数を競うオンラインシステムに惹かれて購入しましたが、そこも今のところ楽しいです。
素材は良いので、この先フリーダムウォーズ2バージョンアップ版などが発売された日には、
ものすごい傑作ゲームになる可能性は秘めていると思えます。

2014.09.15追記:
細部を修正。
また、フリーダムウォーズを9月上旬までプレイしての総まとめ感想を書きました。

14.08.06   今週の 『生徒会役員共』 「#289」 感想

・休載明けの 『生徒会役員共』 「#289」 感想。
それにしても話数が1話ずれてるの直らないままだな……とりあえず単行本準拠 (マガジン掲載分より1話多い) で行きます。
この回は、臨海学校最終日編ですよ。

扉絵からまず衝撃。
「背中から持ってきて寄せて上げればコレくらい‥‥」 のアオリ文で扉絵を飾るのは、何だか巨乳な感じの天草シノ!
えっどうしたの、作画ミスか!? そもそも胸の肉が背中や脇に逃げてしまっていることもあるらしく、
筋トレのように努力をすれば、そういうケースではバストアップ (というか胸の肉を正しい位置に戻すこと) も可能らしい。
しかし天草シノの脇や背中にそれほど肉が付いているかは不明だ。

開幕 【こんな日もあるさ】 は過去多数の尿ネタから、おねしょ的な誤解オチになるかと思ってた。
話し相手が七条アリアだし朝から卑猥な話に。七条アリアは朝から下ネタエンジン全開っすね。

2本目からは水族館編。
【お口のしずく】 3コマ目はモザイクが必要なのではないか、と思った。つーか轟ネネにもこういうカワイイものに心ゆるめる一面があるとは!
続く 【大勝利】 、これ正に大勝利じゃあないっすか!
出島さんのこのセリフ、七条アリアお嬢様への肩を組みませぬかっつーお誘いですよね! 肩を組んでその続きをしましょうよというお誘いですよね!
ああ、七条アリアお嬢様が出島さんに一線を越えてデレる日は来るのかどうか? ぜひとも来てほしい所存です。
そんな欲望をさておけば、津田コトミに付き合って面倒くさそうながらも肩組むトッキーが見所じゃあないかと思った。

下ネタギャグなので数々の特殊性癖もネタになってきた氏家ト全先生のマンガですが、
"巨大ヒロインフェチ" ジャンルが遂に今回 【大小】 で出た。
巨大ヒロインフェチの方は轟ネネが想像する通りに、こういう魚類的シチュエーションを妄想して興奮を感じるのだろうか?
個人的観測範囲で言えば、巨娘ジャンルとして描かれている対象がウルトラの母であることが多く、
これは俺には早すぎるジャンルだ……と感じていたのでよく分からない。。。
『七つの大罪』 のディアンヌは良キャラだと思うけど。

この臨海学校編の登場人物はメイン登場人物以外にも、権藤リキゾウ学園長やいつもの桜才カップル、出発前には魚見さん古谷さんも登場したりで、
ほぼオールスターな豪華絢爛な顔ぶれ! とても楽しいエピソードだったなあ。大満足でした。
ラストの 【遠くて近い未来】 のほのぼのする締め方も上手だなあと感心した。手馴れているなあというか、バランス感覚?優れてるなあというか。

・最後に、『生徒会役員共』 関連のちょっとしたお知らせ。
週刊少年マガジン55周年記念 東日本大震災支援プロジェクト きふよみ!」 という企画で、
8/8〜8/14まで、『生徒会役員共』 単行本1巻を無料で読める。無料で読めるばかりか、読んだ分だけ被災地に義援金が寄付される!
何てナイスな企画でしょうか。
まあここの感想を読んでくださってる方は単行本をお持ちの方ばかりだろうので、一体この段落は誰向けなのか? という気もしますが。とりあえず。

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