031 初日からの果たし状

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ(初)

感想
・中学2年生になったマサヒコたち。2年3組。
マサヒコもミサキもリンコもアヤナも同じクラスです。
クラスメイトの名前やらはその他を参照(予定)。

・アヤナが凄い必死。
この時点では、アヤナがミサキを上回ってる要素は1つも出てなかったし、完全に格下の雰囲気。

・あと、読者投稿コーナーに投稿イラストあり。
犬化してるっつーか、犬耳付けたマサヒコのイラスト。小さくアイも描かれている。

・ホームルーム終了後に「うっかり前のクラスの教室に入っちゃったよ」と現れるリンコ。
1ページ目でリンコと同じクラスだと分かったマサヒコ&ミサキが若干引き気味なのも頷ける。
天然な人は見てる分には楽しいけど、身近過ぎると疲れるから。

台詞
・マサヒコ
「つまりこの人アレか?
順位表で毎回自分の上に同じクラス委員の名があるもんだから
一方的にライバル心もとい敵対心を――・・」
よく分かる解説。



032 天野ミサキ

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想
・1ページ増。つまりは7ページ。

・「でも若田部さんの家系ってみんな東大出で「他の大学なんてヘボ大学」らしいですよ」
さくっと凄い家系の若田部家。
しかしリンコは誰から聞いたんだろう。アヤナ本人からか?
ならアヤナも東大以外は目指していないのだろうか。

・中村が必要以上に笑っている時は本気で怒っているんだそうだ。

・ぱんつ、なのか? 4ページ目のアヤナのは。
見た通りに書くなら、パンチラに加えてタンポンのひもチラに見えるが……
ひもは印刷の不具合だろうが、パンツはどうなのか。
パンツを含め直接的描写はあまり無いので、こうやって真正面からもろに描くってのは無い気がするんだが。
でもこれがパンツでないなら、ぱんつはいてないってことにも見えるし。謎だ。
正確な所は12月発売の2巻でチェックするのがベストか。

・牛柄パジャマミサキ。
今(「058」)から思えば、
「牛のように大きくなりますように」との願を掛けてのパジャマなんじゃとも思える。

・氏家作品では「ン」と書くべき所を「ム」と書くケースが多々存在するが(パタム・ドム・ぴょむ等)、
6ページ目でアヤナがドアを閉めて出て行った効果音が「パタン」。「ム」では無いとか珍しい。
しかも2ページ目でミサキがドアを閉めた時は「パタム」。心境の変化でもあったのかと無駄に気になるぞ。

台詞
・ミサキ
「ねえ小久保君・・・・
私もう委員長じゃないんだからさ
名前で呼んでよ・・・・」
割と冒険した発言だが、結果は現在の通り。



033 痴漢撃退しようの会

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 的山リンコ

感想
・痴漢に触られるアイ。
こういう直接的性行為が描かれるのはかなり稀。
お約束の「主人公が転んでヒロインの身体にタッチ」すら無い。
下ネタはあるけれど、エロはない。それが氏家系マンガ。

・痴漢に遭った中村(セリフの項参照)。
リンコがいたなら「何処にいったんですか?」とか素で尋ねそう。
あ、じゃあ意味を理解できてるアイは、つまりイった経験があるって事ですね。
……
なんか俺すげー変態っぽいけどまあいいや。
付け加えるなら、アイは「011」で
「女性は好きな人のことを考えるとパンツが濡れてしまうってのは!?」
なんて言ってるくらいだから、つまりその、初めてイったのはつい最近なんだろうね。

・「イメクラを擬似体験していたのよ!!」の言葉に納得するリンコ。て、天然だー!

台詞
・アイ&中村
「その時 先輩はどうしたんですか?」
イった

警察に もちろんとっつかまえたわよー」
倒置法!?



034 中村の歴史

登場人物
小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 若田部アヤナ

感想
・中学生の時の中村。当時からメガネ、ロングヘア。
清楚な感じで、家庭環境が良くなかったとは思えません。
とりあえずこの当時は確かに「受け」でしかなさそう。

・6年前に視聴覚室で純潔を散らした中村。
今年で21歳って注意書きがあるから、14歳の時か。つまり中学2年生。
血痕が残っている場所が机の上でも椅子の上でもなく、床の上だという事が妙に気になる。
もっと良いスペースですればいいのに。
それともなにか、場所を選べない理由でもあったんだろうか。無理矢理だったとか。

・咳払いが「コホム」ってのはどうかなー。何故そんなに「ン」を「ム」と書きたがるんだろう。

・この回はデフォルメの調子が良いように思える。
「やっぱりただの戯言でがっかりの小久保」
「毎回よくそんな恥ずかしいコト言えるなーと哀れむ天野」
「事態を把握できない若田部」
「予想以上にひかれているコトに気づく中村」
のコマは特に秀逸。

・お得意の悟らせ論。そしてそれに感銘を受けてしまうアヤナ。
これがきっかけで、アヤナは中村を「お姉様」と呼ぶようになる訳ですよ。
「百合?」とか思いそうだけど、
思春期を見てても、氏家氏はそっち方面を描く気は無いようなので、
この2人が百合路線に行く事は無いんじゃないかと思う。
(例外がマリア先生。百合と呼ぶのは違う気もするけれど。
ただ何にしろ、唯一そのジャンルの担当なのに出番が極端に少ないんで、
やっぱり氏家氏はあまり百合系を進んで描く気は無いように思える。)



035 少女的奏法

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想
・開幕縦笛を咥えこんでいるリンコ。とは言ってもあまりエロい図ではないです。

・中村の指摘通り、何故かさりげなくいるミサキ。
これはあれか、本当はマサヒコだけに会いたいんだけど、
2人だけだと緊張してしまうので(「027」)、家庭教師のある日に混じって会ってる訳ですね。

・中学高校と吹奏楽部だったアイ。
「だった」そうだから、大学のサークルは吹奏楽とは関係無いところなんだろう。

・スルーされてじたばたする中村が可愛い。

・いつもの事だけれど、みんな胸の開いた服を着ているよなぁ。
特に4ページ目のリンコなんて、前屈みしたら余裕を持って丸見えになりそうなんですけど。

・さりげなく音楽の三浦先生再登場。アヤナはその前に1コマだけ登場。

台詞
・中村
「明日の音楽はリンの一人勝ちね
練習を怠ったアンタらは恥をかくといいわ」
とても家庭教師の発言とは思えません。



036 固定観念による誤算

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想
・的山家から学校までは30分かかるとか。

・若田部家は学校から徒歩5分。小久保家、天野家よりも更に近い。
そして豪邸の若田部家。庭に噴水とかありそう。

・アイ、中村、ミサキ、リンコが一列に並んでるのを横から見た場面があるんだけど、
ミサキとリンコはともかく、アイは小さすぎないか? まあ良いか。
そういえば乳ネタってあんまり見ないような。
最近(「060」)は思春期で矢野アキが巨乳ネタしているけど、それ以前はひまわり組でたまに見るだけだったように思う。

・若田部家、アヤナ部屋初登場。
っていうか部屋にソファーが置いてあるんですけど。
10畳以上あるだろうマサヒコ部屋に慣れてるリンコが「ひろーい」と言ってるくらいだから、
15畳、いや20畳くらいあるんじゃないでしょうか。

・市販品と勘違いするような自作のぬいぐるみがたくさん。
何気に凄い裁縫の腕の持ち主アヤナ。

・家庭科2のミサキ。
筆記試験は良かったので、悪いのは実技の方か……って後にも先にも出て来てるけど。

・マサヒコは最後に1コマ登場しただけ。
こんなに登場コマ数の少ない回は今回が初。

台詞
・アヤナ
「お姉様がそういうなら・・」
「034」で成立した関係がここで初めて使われた。
あの場にいなかったアイにはどういう関係に映ったのかが気になったり。



037 沈黙の部屋

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 的山リンコ マサヒコ母

感想
・「新撰組」は「新選組」でも正解だそうです。
それはともかくも脱線させたのがアイ、それに続いたのが中村なのはまずいだろう。

・結局筆談でも雑談に流れていった様子。
あとマサヒコ母の鉄拳が炸裂。久しぶりだー。

・ここ数話に渡った若田部アヤナ編が終わったからなのか、
一息つくために意図的にまったりとした話にしたんだろうと思う。それくらいにまったりした話だ。



038 あらためて天野VS若田部

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ カチューシャ娘

感想
・中間試験。そして実力テストでのミサキ対アヤナ戦再び。ミサキはすっかり忘れていた訳だけど。
実力テストの思い出は、呼ばれ方が委員長から天野に変わった事だけなんだろう。

・罰ゲームに初恋話を提案したのはアイなんだよな。
どこか意外な気がするけれど、提案者が中村だったらもっと下ネタに走ったこと言ってたか。
それよりアイ自身もやっぱり他人の恋愛ネタで盛り上がっていたのだろうか。
つーかアイのその恥ずかしい初恋話編を読みたいぞ。
後の「051 贈る予定の言葉」みたいなあっさり風味ではないタイプで。アイには似合わないかもだが。

・リンコ、アヤナ、ミサキの表情5面相。マサヒコもいるけど終始変わらずー。
表情からするとアヤナは数学が苦手なのかなぁとか、英語は得意なのかなぁとか。
というか実際英語は実際得意科目らしく、2問しか間違えていない。

・すげー久しぶりにカチューシャ娘登場。
前回出番があったのは「013」だから、実に25話ぶりの登場だよ。1コマしか出てないけど。
この頃はまだ完全に解説役扱い、よく出るモブキャラ止まりなんだな。リンコの台詞引き出すための出演だし。
ちなみにアヤナとはどれくらい親しいんだろう。「同じクラスの人」くらいか? それじゃ全然親しくないな。

・本当にどうでもいい事だけど、欄外に「次回結果発表。」とわざわざ書いてあるのはなんか意外に思った。



039 8年くらい前の告白

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想
・何気に7ページ。
どういう時に増ページがあるのかは謎。

・ウサギの首が、首が!
まあそんなどうでもいい事はさておいて、6歳か7歳のミサキ。
当時から金髪って事は、やっぱり地毛なのだろうか?
しかし幼い頃の描写があるのがミサキばかりなのはどうなのか。描写する理由があるからとはいえ。
未だ描かれぬ過去のアイやリンコたちの姿も見てみたいところですよ。

あとマサヒコは変わらなさすぎだろ。
後姿だけだけど、全く今のままだと思う。

・7:00前起床ミサキ。
じゃあやっぱり「011」の6:00起床で遅刻しそうだったのは日直だったからか。
ちなみに目覚まし時計を変えたみたい。

牛柄パジャマ再び。
つーかこのミサキ、パジャマの下に何も着ていないような。
ここで普通の少年向けマンガだったなら、もう少し胸をはだけてあったんだろうのになぁ。
そういう要素を期待するマンガじゃないとは分かっているけどね。

・英語点数、ミサキが89点、アヤナが96点。アヤナは2問しか間違えてません。
つーかテストを見せびらかしている自信満々なアヤナが可愛らしすぎる。

・負けたら正直に告白せざるをえないと考えていたミサキに対し、
負けたら嘘の相手を言おうと考えていたアヤナ。
でもすぐミサキのフォローに乗ってしまったり、思いっきり感情を表に出したりと、
意外にまっすぐなところがある、っつーかまだまだ大人ぶってる子供なとこが魅力なわけか。



040 少年と牛乳

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ マサヒコ母

感想
・マサヒコの身長は156cmなので、確かに平均身長よりも低めってことになるな。
ただこれは単行本での記載、つまり1年次での計測結果だろうので、この話の時にはもう少し身長伸びているかもしれない。
描写はないけど、一応サッカーが趣味なんだから運動はしているだろうし。

ちなみにリンコの身長は153cm。
リンコも身長伸びないのを気にしていたらしい。
単純に身長だけ伸ばしたいのか、それとも幼児体型っつーか色々幼いことをコンプレックスに思っているのか?
「格好良い大人の女性になりたい」とか思ってるとか。ここでは身長伸ばしたい事しか分かりませんが。

・マサヒコとリンコの絡みとは珍しい。
この2人はお互いをどう思っているんだろう。普通に純粋にただの友達としてしか意識していないっぽいが。

・前回リンコは近親相姦はまずいと理解していたのに、
今回「牛乳がなくともお母さんのおっ(略)」と言ってるのはどういうことなのか。
そういう方面は漠然とした知識、小学生レベルの知識しか持ってないのだろうか。

つーかこのひょこっと出たシーンや大きく仰け反っているシーンは、
ここ数話の中でも特に可愛らしいリンコだな。

・初めての学校内での食事シーン。そうか、東が丘中学は給食なのか。
マサヒコとミサキと他の誰かが机をくっ付けて食べてるって事は、マサヒコとミサキは同じ班なのだろう。
そして小さい事を気にしているミサキが良いじゃないか。

・この回はとみに面白いな。ネタ良しでテンポ良し。絵も安定しててべリグ。



041 大学生の頭脳

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ

感想
・アイの大食漢ぶりが見られる2度目の話。
大食いであるだけでなく、食べるのも尋常でない早さ。エンゲル係数高そうだ。

・中村に担がれるミサキがベネ。
なんか中村の手がお尻触っているように見えるんだけど。
つか、冷静に考えると45キロあるミサキを片腕で担ぐ中村って凄いな。相当筋トレしてるんだろうな。

そういえばマサヒコは既に帰宅してゲームしてるというのに、ミサキは14:00頃になって帰宅とはどういう事だろう。
部活をやっている描写とか無いし、日直だったんだろうか? 後で出てくるけど、東が丘中学の日直は重労働らしいし。

・2年生になって以来、初めて家庭教師のある日程について言及される台詞あり。
昨年度同様、2日連続で家庭教師があったりはしないようだ。

・そういえばアイの嫌な感じの笑い方してるの見るのは初めてか。



042 家庭科3を目指す少女

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ マサヒコ母 カチューシャ娘 戸川ユキ(初)

感想
・垂れ目の子(戸川ユキ 「031」「075」で名前判明)が初登場。
この時は完全モブキャラで、再登場予定なんてなかったんだろうなぁ。
というか今回さりげなくキャラ多いなぁ。豪華フルキャストじゃないですか。

・鮭のムニエルアヤナ風。感嘆の声が漏れるくらいに上手です。家庭科の成績も5らしい。
対して黒焦げオムレツミサキ風。家庭科全般がまったくダメと強調された話。家庭科の成績も2だとか。

という訳でミサキ編。
マジ泣きしたり下ネタに食いついたりと最高だッ。5ページ目の座り込んだミサキも良い。

・つーか下ネタ振ったのはマサヒコ母なんだよな。アイではなしに。
この登場の辺りからマサヒコ母もモブキャラから格上げされてきたような気が。

・随分と日直で遅くなったらしいマサヒコ。かなりしんどい役目のようだ。
朝1時間以上早く登校しなければならなかったり、東が丘中学の日直はとても重労働な役目っぽい。
前回「041」でミサキが遅い帰宅だったのも、日直の日だったと考えるのが妥当かも。

・今(「064」)でも今までもタイトルに「少女」の含まれる話はリンコが主役なんだけど、
今回初めて「少女」が付いたのにミサキが主役となった話。珍しい。
まぁ、リンコが主役の時に「少女」を含むといっても頭に「少女的」が付くので、見分けは普通に付くけれど。

台詞
・マサヒコ母&ミサキ
「皮むくものならまだ残ってるわよ ウチの息子の ムスコ」
「小久保君 その皮 私にムカせて!!」
「あ ごめん 今ふざけました 本気にしないで」



043 学校の怪談めぐり

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想
・「てゆーか怖いんなら最初から数えるなと」
「怪談なんて暇人が暇潰しに考えた作り話でしょう?」
「無人なのに誰が音聞いたの?」
とかつっけんどんなアヤナが最高。

それに負けず嫌いっぷりを露骨に発揮していたり、悔しがっている表情や最後のへたり込んだポーズといい、
この回はアヤナ編なのか。かなり魅力的に描かれてるが、こんなに凄い勢いでプッシュするとは何かあったのかと勘ぐってしまうー。
次の次からは完全にアヤナ編と言っても良い、夏期合宿編が始まるし。
単純に、登場以前の30話で培われた他キャラの魅力に追い付くのにそれだけ必要だと氏家ト全氏が考えたからだろうか。
何にせよアヤナファンの人にとってはかなり喜ばしい展開が続いてるな。ミサキと並ぶ人気があるのにも納得だ。

・マサヒコの委員会の仕事って何なんだろう。
後の「052」で緑化委員だという事になっているけど。
委員変わるのは年度ごとだろうし、単純に設定忘れてたのかなぁ。

・つーか中村はなんて格好で校内歩き回っているんだと。
校内にいるのは中学生だよ? マサヒコみたいに無反応な生徒ばかりじゃないだろうに。



044 風と冷気のいたずら

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ

感想
・「7月14日水曜日 マサヒコの部屋にクーラーが設置された」とあるので、家庭教師の日は水曜日らしい。
昨年度同様に週にあともう1日あるんだろうけど、その曜日は謎。

・中学2年で扇風機の前で喋るリンコ。
さりげなくクーラー対扇風機の構図でポーズを決めていたりと子供っぽい要素丸出しなのがベネか。

・ふわーり。
「パンチラは不可なので、見えそうな角度でも描かない」とかテレビ東京みたいな事をしているせいで、
つまりミサキがぱんつはいてないように見える。
アオリ文で「上のラインまで見てしまった」と、否定されているけどなッ。
その前のくしゃみ直前のミサキも良い感じ。

あ、一応書いておくと、マガジンがパンチラ不可って訳ではないです。乳首券も許されてるし。
ただ氏家氏がパンチラとかそういう直接的性的描写を描きたくない様子、って事で。



045 夏期合宿

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想
・2度目の合宿。
最初の3コマが前回の合宿(「017」)と全く同じ構成になってます。
よって絵柄の変化が顕著に表れることに。本当キャラが丸っこくなったよなぁ、中村の変わり様が凄い。
そして計画段階から既に浮き輪を付けてるアイが可愛らしすぎるよ!
合宿編の後半2話は出番少なめのアイ先生。アイ先生好きの人はしっかり読んでおくのが吉。

・という訳で海水浴。水着! 水着!
氏家作品内の季節はリアルタイムに変動するので、つまり水着が見れるのは1年に数回だけだ! 希少ッ!
「水着・裸を描き慣れてないなぁ」とか流してありがたがれ! ヤーハー!
空いた時間にちょこちょこ書いてるから文体が変わりまくりだが、気にするな!

・アイはかなづちである事が判明。
しかしそれならそれで浮き輪を付けて泳いで欲しかった……!
中村もまた泳がないので残念。っていうか水泳シーンは一切無いんだが。

・そして3ページ目のアヤナは普段見られない要素満載で貴重なカットだッ。
こういう時でもなければ見れない、髪を上げたヘアスタイル!
中学生がするとは思えないような水着!
そして、デカッ! 水着より何より、一番中学生とは思えない要素がッ! 発育良いぜッ。
アイよりも中村よりも大きいように見える。
後(「064」)の話でも触れられるけど、実際平均以上らしい。

・中村が中学生の頃は、東が丘中学全体が乱れていたそうな。
少なくとも中村の周囲の人間は乱れていた模様。
つまり中村みたいな経験をしたのは、中村1人だけではないってことか。

・敏感肌アヤナ。愛用の日焼け止めはフランス製。

・リンコは精神的に幼いだけでなく、身体的にも幼いようだ。
スクール水着を着てきたらどうしようとか思ったけれど、そこまで露骨な事は起きないか。
いくら萌え要素が増え始めてきたとはいえ、
氏家ト全氏が込めているのは下ネタであって、萌え要素ではないと噛み締められる一コマ。

・「何だコレ?」 → ズル・・・
今まで起きたセクハラの中でも最大級に危険。
このマンガ通して見ても、最大級に危険。

・あとやっぱり一応触れておこう。
意図したものか、はたまた印刷の不具合かは知らないが、水着が食い込んでる様に見える箇所があります。
滅多に見ない描写が数多く出てきた回でありました。

台詞
・?
「優しい先生ハマナカ」
台詞っていうか、状況説明の言葉。
アヤナに日焼け止めを貸そうとした際に使われたフレーズだけど、
最近の下ネタ発言をしなくなったアイを言い表すのに、これほど打って付けの言葉は他にないんじゃないかと。
最近、いやこの頃にはもう、女子大生というより先生に近くなっているし。



046 夏期合宿2

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想

・旅館を経営しているのはアヤナの親戚のおじさんだそうな。
叔父さんなのか伯父さんなのかは不明です。いや凄くどうでもいいですけど。

・浴衣をただ1人着ていないミサキ。
前回の合宿での悪代官プレイは、かなり深い心の傷になっている様子。
エッチなチャンネル見て卒倒したり、耳年間とはいえ一番ピュアなのはミサキのようだ。

・水着を剥ぎ取られた話でマサヒコにぶち切れるアヤナ。
ミサキにとっても嫌な思い出であるらしく、マサヒコがアヤナに足蹴にされても庇う事無く黙って見ている。意外な一面だ。
もし水着を脱がされたのがミサキだったら、一体どんな反応をしたんだろう? マジ泣きか、それとも卒倒してしまうのか。

・M男だったらしいリンコ父。
しかし何故リンコにこの体験談を話したのかは謎。
リンコ同様、怪奇現象だと信じ込んでいるってのは流石に無いだろうから。
思うにあれだ、
まさかSMプレイをしたなんて自分から話す訳はないだろうので、
リンコに縄の跡を見られてしまった言い訳に話したんじゃないだろうか?

すると、リンコ父はお風呂上りに上半身裸で家中歩き回ったりする人なのだろうか。
そうでもなければ、他に父親の裸を見る機会ってないし。リンコとリンコ父の部屋が同じって訳でもなさそうだし。
……
いや待てよ、「リンコはまだ父親と一緒にお風呂に入っている」という考え方もできるか?
ミサキやアヤナならともかく、リンコだとその可能性は捨てきれないと思うのだがどうだろう。

・卑猥。
前回に引き続き、これまで見られなかった直接的下ネタ連発だ!
氏家ト全作品通して見ても、こんなに多い回はそう見られるものじゃないだろう。ネギまとかじゃ日常茶飯事レベルだが。
ともかくそういう訳で、この夏祭り編は是非とも押さえておくべき回だッ!

・読者投稿イラストあり。
犬化しているというか、犬耳付けたマサヒコのイラスト。またマサヒコか! 何気に人気ある模様。

台詞
・ミサキ
「卑猥」



047 夏期合宿ファイナル

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想

・結局この合宿でも勉強しなかったのか!
起きたのがお昼近くなってからだとしても、夕方縁日に行くまで一体何をしていたんだよう。

・初縁日アヤナ。そのページの最後で「つまり勝負ね」。この流れ、素敵だ。
その後の「そもそも紙ですくうのに無理があるのよ」は、
さりげないけどアヤナの性格が出ていて良いセリフだと思う。

・という訳で金魚。
金魚周辺のコマだけ取ってみると、あたかも恋愛マンガのようですよ。
その直後のミサキの嫉妬の仕方が、「これはギャグマンガです」と宣言している訳ですが。

・1ページ目のアヤナといい、3ページ目のミサキといい、
氏家氏は本当、ちょっと動いたら胸の見えてしまいそうな服装が好きなんだなぁと強く感じる。
よく見れば中村もアイも、あと少しサイズが大きければ見えてしまいそうな服だし。
実際は胸チラどころか服越しの乳首すらないマンガなんだが。
ちなみに「妹は思春期」の方では、エロ本の中身として数回生乳首が描かれたことがあったはず。

・「私らのコト 女として見てないだろ」「ええ 当然っス」 → 合宿終了
笑えるオチが付いて綺麗に終わった夏祭編。アヤナ大躍進。
そして上の「私ら」を、マサヒコがどう受け止めたのかがとても気になる。
「アイ・中村」か、「その場にいる女性全員」なのか。どっちの意味にも取れるけど、一体どういう意味だろう。

つーか露出度高い服ばっかり着ている中村たち側も、マサヒコを異性として見ていないんじゃないかと思ってしまうよ。
いや、そういう服が見れなくなるのを希望している訳ではありませんが。

台詞
・アヤナ
「だからって!! 同じ男の子に水着はぎ取られて 一緒の布団で一晩寝て―― 責任取ってくれるんでしょーね!?



048 少女的自由研究

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 的山リンコ

感想
・小久保家にはマサヒコ父の仕事部屋があると判明。外観通りにかなり広い家らしい。
この分だとマサヒコ母の部屋があってもおかしくはなさそう。
少なくとも両親の寝室はどこかにあるはず。

また、仕事部屋にはパソコンがあるんだとか。
そしてマサヒコはネットについての知識がだいぶありそうな感じ。
っていうか以前アオリ文に「確かに気になる・・・・マサヒコのエロネタ♡」ってあったけど、
それらはネットで落としたエロ画像やらなんじゃないだろうか。
まぁもしマサヒコに人並みの性欲があったらの話ですけど。

・結局扇風機は片付けたようです。

・的山家では犬(ナナコ メス 4歳)を飼っていると本編で初登場。
犬を飼ってること自体は、単行本で「趣味:犬の散歩」とさりげなく示されてました。
それから的山家は3人家族のようです。

ところで8月14日に「ナナコと一緒に寝ました」って事は、2004年の夏は帰省しなかったのかな。
それとも祖父母宅は日帰りで行けるとこにあるのか、先祖代々この地域に住んでいるのか。
単純に、ナナコも一緒に連れて帰省しただけかもしれないですが。

・「ナナコと夏休み、改」の絵を見てみたい。ナナコが擬人化されたりしているんだろうな。
っていうか誰がそんな自主規制入るような絵を描いたんだ。中村か、中村なのか?
あーいや待てよ、リンコが描いたというのもそれはそれで良い感じだと思う。
誰が描いたにしても、やってる事は18禁。
それを見て全く反応しないリンコやマサヒコはすごいなぁと思いました。



049 猛暑による影響

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ マサヒコ母

感想
・ギャグフェス! そして50回記念でしかも1周年! それに伴い、一挙2本立て!
「50回記念で2話なら、普通50話&51話だよなぁ」だなんて思っちゃいけないッ!

という訳でいつもの6人に加えマサヒコ母が登場し、おまけにオチまで持っていく話。
開幕のような対比のギャグは好き。ギャグに限らず、対比系は何でも好きだけど。
それはさておき、絵が荒れてるよなぁ。
特にこの49話の1,2,3ページ目には、2話同時掲載の影響がもろに出てると思う。
読者的には「たった12ページ」でも、氏家氏にとっては「渾身の」「大大増」なんだなぁと実感。

・普通にマサヒコのベッドで寝るアイと中村。夜には同じベッドでマサヒコが寝るのにな。
「027 いつもの5人」のラストみたいに、そこでまた中村が下ネタを飛ばしたんだろうなぁ。そのやり取りは是非見たかった……!

・中村は5教科以外の科目も教えているようだ。
それが家庭教師の仕事としてなのか、個人的に教えてしまっているのかは不明。
ただここでネタとして扱ってるあたりから、リンコの天然を楽しんで勝手に教えてしまっているんだと思った。

・3キロも夏やせしたマサヒコ。やせすぎじゃないだろうか。意外に繊細なのな。
1巻でのプロフィールから体重が変わっていないとしたら、この時点で43キロか……
おいおい、ミサキ(45キロ)やアヤナ(48キロ)よりも軽いぞ! そりゃ怒りも買うだろ!
ちなみに一番軽いのはリンコ(42キロ)。アイは48キロ、中村は52キロ。
マサヒコが夏やせして2番目で、普段でも3番目に軽いっていうのは意外だ。

・そういえばこの話で初めてアヤナとマサヒコ母は対面したのか。
そして2度目に対面した状況がマサヒコの上に馬乗りになってる場面。凄い状況だー。

っていうかこんな状況なら、本当にEDでも無い限り反応しそうなものだが。

そして同時に、割と貴重なマサヒコ母の人となりが窺い知れる場面。
「マサヒコが父親似だったから胸を撫で下ろした」って事実しか描かれていませんが、
こうやってマサヒコ父を喩えではなしに尻に敷いていたのだろうか、とか深読みしたい所。

台詞
・アヤナ
「お姉さまの頼みじゃやるしかないわ」
何気に凄いセリフだなぁとか。本当に家庭教師やろうとしてるし。
妹は思春期のミホと小宮山みたいな関係なのだろうかとか。そこまでは行ってないか。



050 夏の思い出

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ

感想
・氏家表記とでも呼べば良いのか、擬音やセリフの「ン」が「ム」と置き換えられている事がよくある訳ですが、
いくらなんでも「カムパーイ」は無いだろうと思う。
ぐぐったら1000件近くヒットしたけど、それでもカンパーイの22000件には遠く及ばない。

・アヤナがいないです。
宿題溜め込むタイプでも無さそうだし毎日ゴロゴロしていられるのだから、一緒に花火大会に行っても良さそうなのに。
多分2話同時掲載でアヤナまで登場させている余裕が無かったんだろうと推測。

・事前に花火のよく見える位置を下見しておいたアイ。
その姿は花火に照らされて――なんとも素敵なはずなんだが、残念な事にここにも2話同時掲載のしわ寄せがッ!

それはともかくマサヒコのセリフも、
「この人って不思議だよな・・・・
行きあたりばったりの迷惑行動取るけど――
知らないうちにいつもオレはそのペースに巻き込まれてる・・・・」
と、まるで恋愛マンガだ。
その手の用語で言うなら「フラグが立った」というやつか。そういうマンガじゃないですけど。

・ミサキが一人でいる時のマサヒコの呼び方は「マサヒコ君」であって欲しかった……!
「マサちゃん」というのも良いかもだ。ともかく「小久保君」だったのはちょっと残念。
この回はそういう話じゃあないしオチも近いし、余計な要素は入れられなかったんだろうか。

・そういえばこの号の巻末アンケートで人気投票があったんだ。
読者アンケートなので結果は発表されてませんが、一体どういう結果になったものか。
これがジャンプだったら露骨に登場回数に反映されて読者にも透けて見えたのだろうけど、
これ以後の話で扱いや登場回数に特別変化が起きることはなく、どうなったかは本気で知る由もありません。



051 贈る予定の言葉

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ

感想
・どうでもいいけど、最初の説明は単行本化されてアオリ文が消えたら意味分かりにくくなるのでは。

・アイの通った小学校が廃校。

・ミサキ12歳。1,2年前なのにやたらと幼いな。
小学校卒業から中学校入学にかけて、かなり成長したようだ。胸は成長していませんが。

・っていうかそもそもなんでミサキがいるんだか。
アイが来るから小久保家を訪れたのか、マサヒコに会いに小久保家を訪れたのか。
前者はそこまで親しい仲だとも思えないし、後者はそこまで度胸があるとも思えないし……
「アイから借りたCDとかを返すという建前で、マサヒコに会いに小久保家を訪れた」ってとこだろうか。
単に「授業で分からないとこがあるから、濱中先生に教えてもらおう」と思って訪ねただけかもしれないですが。

どうでもいいけど、氏家作品で黒い服って珍しいような。気のせいっぽいですけど。

・ミサキに断られたアイの間の抜けた顔が良いなぁ。

・アイはマンション暮らしだと判明。
決定的な描写は無いですが、後の「063 濱中腹」の2コマ目を見るに一人暮らしの様子。

・「うわーんうわーん」って、こんな事できるような仲だったっけか。
連載時にもかなり意外な印象を受けたコマ。今見てもその印象は変わらない。
上の「ミサキが小久保家にいた理由」と異なり、適切な理由が思い浮かばないのは俺だけだろうか?

考えるなら、
「ミサキがヘマしてマサヒコに迷惑かかった場合は昔からこうやって追っ掛けまわされてて、
それについてだけは中学生になっても変わらなかった」とか……苦しいなぁ。誰か納得行く説明付けてください。

・穴掘り。
そういえば妹は思春期に、「穴(ル)があったら入りたい」ってネタがあったっけ。

ミサキが穴掘りの意味を理解してるってのはちょっと疑問に思ったんだけど、
スコップがマサヒコに直撃したのはたまたまだったんだから、男色要素について考える必要はなく、
普通にAFと受け止めたと読み取れば良いだけか。

また、ドン引きしてるのは異物挿入を連想したからではなく、
「053 奥深い日本語」のラストで泣いてしまっているのを見るに、性行為にロマンチックな物を期待しているからかと。
つまり普通ではないっていうか、愛する人と結ばれるためではない性行為全般に対してのドン引き。
……
何か書いてて恥ずかしくなってきた。
あと別に「AFに愛情は無い」とか言ってる訳ではありません、念のため。



052 美しい華

登場人物
小久保マサヒコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想
・「美しい華」=「百合の花」。という事で、そのまま百合っぽい事態になる話。
思春期含めて氏家氏のマンガにはいろんな下ネタのバリエーションがあるけれど、
こうやって百合っつーかレズビアンがネタになっているのは割と珍しく感じる。思春期でも大半がマリア先生絡みだし。
濱中アイだとこの話以外では「029 深夜の課外授業」くらいだろうか。あ、「011 い・・委員長?」もそうだな。

・アヤナがクラス委員なのは既に明らかになっていたけれど、
この話の開幕にてマサヒコは緑化委員であると判明。
それだと「043 学校の怪談めぐり」で、どうして化学室の片付けをしていたんだって話だが。
緑化で人体模型は動かさないような……多分、「(友達の)委員会の仕事(を手伝ってる)」って意味だったんだろう。

・リンコは図書委員なんだとか。
ミサキだけは何委員なのかが明らかにされてません。明らかにする必要が無いからだろうけど。
また、リンコの血液型が判明。A型だとか。
ただ、「几帳面な性格」をダメ押しする以上の意味は無いだろう。ついでに高所恐怖症でもあるそうな。

どうでもいい話だけど、
思春期のキャラプロフィールでは、1巻分までのキャラは血液型が公開されていたんだよな。
しかし2巻以後のプロフィールからは、血液型が公開されなくなったー。何があったんだろう。まあどうでもいいんだけど。

しかしこういう俯瞰視点って氏家マンガでは珍しいな。初めて見る気がする。

・4ページ1コマ目、ミサキがリンコを肩車しているのが凄い良いと思う。
ミサキに乗った、頼りなさげなリンコの表情とかやばい。リンコのいい表情ベスト10には入るね。あとの9つは知らない。
5ページ目でリンコがミサキに覆いかぶさっている絵も良い。リンコのポーズはもとより、身体つきがエロい。
つーかリンコだけで見るなら、この話のリンコは全話の中でベスト5に入る良いリンコだ。あとの4話は知らない。

・「〜いらぬ誤解を招いてしまうというオチパターン!!」とか「そーいやオレがやった金魚どーしてる?」とか、
過去の出来事が作中でまた出てくるのは珍しいような。
金魚はこの後にも何回か出てくるけれど、氏家氏お気に入りなのだろうかとか。



053 奥深い日本語

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ マサヒコ母

感想
・テンポ良く下ネタ多く質も良く、
アイは「優しい先生ハマナカ」してないし、中村が顔を赤らめるとかかなり珍しい事態になるし、
今までの話(「071」)の中で、一番好きだこの話。

・いるだけリンコ。
そういえばリンコがオチを持っていったりする話ってあまり無いように思う。
さりげなくその場にいて、子供っぽいリアクションで存在感主張してる感じじゃないだろうか。この話では本当にいるだけだけど。

・アイは普段からストレッチ体操をしているとか。身体が床にぺったりと着くほどに柔らかい。
その次のコマの「さ」と併せて、この部分のアイは特に良いと思う。
後の場面でマサヒコのストレッチを手伝うアイも良いなぁ。

・マサヒコに見つめられて顔を赤くする中村、と書くと語弊があるな。
何にしろ、中村のこういう表情は滅多に見ないような気が。っていうか初めてかも。

蛇足だけれど、日本人男性のナニの平均は、勃起時で13〜15cmだそうですよ。
検索してもバラつき多くて正しい所はさっぱりですが、とりあえず15cm以上から大きいと呼ばれるみたい。
また、計測方法はイチモツの上に定規とかを水平に置き、肉に食い込ませて付け根から測るのが正しい……らしいです。
聞いた話に過ぎないので、全面的に信じたりしないように。

・部屋の外に体育座りで待っていたマサヒコ母。
2コマだけしか出ていないが、そのどっちも素敵。
「あ 終わった?」って、部屋の中で何が起きていると想像していたんだッ。



054 少年的笑い話

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ 戸川ユキ

感想
・掲載順位が実質最後尾でびびった。後ろにあるのはもうしませんからだけ。

・作中では描写されぬ間に期末試験が行われていた様子。
同時にミサキとアヤナの成績勝負もまた行われていたみたい。
その結果も同じく描写されてないけれど、
アヤナの様子や2巻のプロフィールから察するに、ミサキには全然及ばなかったらしい。

・垂れ目の娘が2度目の登場。
しかし草の上に正座ってどうなんだろう。普段の座り方が正座なのだろうか。

・リンコの手やアヤナの顔に白い○○○が! 絵の具ですけどね。
白い何かをアレに見立てるネタ。「028」でアイが頭からケーキを被って以来の登場。
あ、っていうかそもそも「028」のは精液に見立てていたのか? 単に俺の深読みなのかもだ。

・マサヒコから絵の具を借りようとするアヤナが良い。
企んでいる時の顔、いざ絵の具を借りようと話しかけた時の露骨な笑顔。どっちも素敵だ。



055 本の仮面

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想
・読書週間。
マサヒコが読んでる『走れメロス』は、「048」で読書感想文にと読んでいた本。
「だから嫌でも読まなきゃならないんです」のセリフといい、
「珍しい 活字離れしている現代っ子のマサヒコ君が本読んでるなんて」と言われてたりといい、
マサヒコは読書は好きではないみたい。翌日アヤナが気付くまで、本が入れ替わった事にも気付いてなかったくらいだし。
サッカーが趣味なんだし、きっと身体を動かす方が好きなんだろう。

ちなみにミサキが読んでいる本は『世界神話』、リンコが読んでいる本は『星になったコロ』。

・『星になったコロ』を枕にし、きちんと眼鏡を外して寝ておいて、
「う―――ん 私いつの間にか寝ちゃってた・・」とか言い放つリンコ。なんて天然具合だ。

台詞
・中村
「いい取り組みじゃない 本を読めば文章力・読解力が身につくし 全然無駄なことじゃないわよ」
そう言って読んでいた本はエロ小説。
つーか普段からエロ小説持ち歩いてて、それをみんなが読書する中読んでいたのか……羞恥プレイか何かかよと。



056 幼なじみの真髄

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ

感想
・とにかくミサキが強烈すぎる。
フォークを咥えてぽかんとした表情、中村からそのままズバリ指摘されて慌てふためく様子、
4ページ目の泣き顔、胸マッサージの努力、あとその手の人には最終ページの呼びかけ方ッ。
濱中アイ全編(「073」まで)通して見ても、ミサキ好きな人にはこれ以上ない話なんじゃないかってくらい最高だろう。

・喫茶店で何気なく食べているアイだけど、ミサキや中村が1皿食べ終えもしないうちに4皿食べ終えているぞ!
おまけにパフェか何かまでも食べてるし。早食いでテレビ出演できそうな勢い。

・「でもアンタ マサヒコのこと好きなんでしょ?」
なんでストレートに言ってしまうんだッ。
面白そうだと思ったら、当人のこと構わず手を出すとか中村らしさ全開だ。
その後の協力を持ちかけるコマの、これから起こる事態に期待する活き活きとした表情にはアイも呆れ顔。

・最後のページでアイは汗をかいていない。
これってつまり、中村の作戦は効果アリと思っているという事か。



057 男の選択

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想
・カラオケ初体験のアヤナ。
1人だけ歌った曲が「モー娘。」と具体的に示されているが、一体何を歌ったんだろうなぁ。
とりあえず2004年10月以前の曲ってことになるが。適当に想像しとこう。サマーナイトダウンあたりだったら個人的に良いなぁとか。

・本当なら無関係のミサキまでいるのに、どうしてカラオケ大好きなマサヒコ母がいないんだろう。
もう別口の誘いに出かけていたとか?

・歌うのは苦手なマサヒコ。
そういえば「035」でもリコーダーのテストを最初から諦めていたし、音楽は不得意としている様子。

・「こ 小久保君!! 私と歌おう!!」
やる気凄いミサキ。前回が前回だったから、「少しだけでも近付いていこう」という意思の表れかなとか思うと良い。

・どうでも良いけど、今回から「060」まであった「キミと一緒に大人になるよ」のアオリ文は一体何がしたかったんだろう。

・「来週は合唱コンクールだねぇ」とリンコから始まった今回。
単行本になってから読めば普段通りの始まりだと感じるんだろう。
でも連載時に読んだ時には、このマンガのスタンスをはっきりさせるための1コマ目なんじゃないかと感じたよ。

何故なら前回はミサキのマサヒコへの好意が公となり、しかもミサキが初めて積極的に行動した回だったから。
それに加えて次回予告が「男の選択」とあっちゃあ、
「マサヒコがミサキの想いを受け止めるかどうかの選択なのか?」っていう、物語に恋愛要素が大きく取り入れられる展開も予想されたので。

だからその予想をきっぱりと断ち切った今回の1コマ目、いきなり合唱コンクールと微塵も続かない話題を持って来たのには、
「このマンガの恋愛は本題やらメインにあらず、スパイスや要素にしか過ぎませんよ」との意思主張なのだろうなぁと受け止めましたっていう話。

それに付け加えるなら「あ 相手を選ぶ権利は小久保君にあるでしょ?」と前回の話からセリフを引用しながら、
メインだった恋愛部分は全く引き継いでいないのも、
「ミサキの意識が少しは変化するけれど、恋愛要素を前面に押し出しはしませんよ」と示唆しているんじゃないかと思った。

台詞
・ミサキ
「あ 相手を選ぶ権利は小久保君にあるでしょ?」
何気ないセリフだけど、
前回中村から言われた「彼にも相手を選ぶ権利はあるんだから」のセリフほぼそのまま。
それについての意味は、上の通りだと思う。



058 T先生

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ カチューシャ娘 戸川ユキ 豊田セイジ(初)

感想
・豊田先生初登場。
今(「074」)から思えば「頭脳明晰 スポーツ万能 容姿端麗」と格好良い先生だったのもこの回だけかぁ。

・カチューシャ娘と戸川ユキが登場。
やっぱりっていうか当然だけれど解説役。今回は豊田先生について。
っていうか「豊田先生と密着しちゃってー」のコマがすげぇ良い。あぁ、もっと解説される出来事起きてくれないかなぁ。

・「以前 中村先生が言ってたんです・・ 「私は今日まで若い男を99人喰ってきた」・・・・って
私 これ以上先生に人を殺める罪を重ねて欲しくない」とはリンコの弁。
リンコにとっては「喰う」は性交の意味を持ってないんだね、じゃなくて中村の凄い過去が明らかになった。
まあ「009」みたいにすぐばれそうな嘘も付いてるし、どこまで本当なのかは分からないんだけど。

・リンコみたいに腕振りながら「お姉様ー」と喜ぶアヤナ、中村の異性関係に顔を真っ赤にして興味津々なアヤナ。
出番は少ないけどどのコマも可愛いな。

台詞
・ミサキ&マサヒコ
「ん―――まぁ 確かに格好いいから憧れちゃうかも」
「そ そんなの駄目だ!!」
「え・・」
「教師と生徒はまずいだろ 先生に迷惑かけちゃ駄目だ もっと大きくなってからにしなさい・・・・」
ミサキの気持ちを完全無視。
気が付いてないだけとはいえ、そりゃミサキも怒るって。



059 N先生

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ 豊田セイジ

感想
・1ページ目の線が全体的に太くなっているんだけど。潰れてしまっている感じに。俺のマガジンだけだろうか。

・豊田と中村が付き合いだしたきっかけは、中学生の中村をナンパした事だとか。
今(「074」)の豊田先生見ていると、とてもナンパなんてするようには見えないがなぁ。
思うに高校生という若さのせいだろう。制服を脱がしすらせず行為に及んでいたってくらいだしさ。

そういや「昔付き合ってた」と終わってしまった恋愛関係とはいえ、恋愛経験者とその相方が揃ったんだな。
でも恋愛を今までの「ミサキ → マサヒコ」の片思い以外に絡めようとしてこないあたり、
ラブストーリーとかラブコメとかラブロマンスとかは考えていないって事なのだろうか? っていうかこれは深読みしすぎっぽいな。
まぁ、とりあえず俺はそうであってほしいです。現状肯定。

・「今はもう立派な大人好きだ――っ!!」「お前のせいだ――!!」の2連続には笑った。
つーか「今は」って……やっぱり昔は好きだったのか。

・久しぶりに中村の家が登場。でも新しく分かる事実とかは無しー。

・中村の視力ってどれくらいなんだろうな。
とりあえずリンコみたいに、眼鏡外すと何も見えないー、って事は無いみたいだけど。
むしろあれだ、小宮山先生の言うところの萌え用メガネなのかもしれませんね。俺としてはもっと眼鏡外してほしい。

・つーか「ねーアイ 冷蔵庫にサラミあるから取って――――」のコマや「今は毎日楽しいわよ?」のコマといい、
今まで下ネタ担当としてしか当てられなかったスポットが、ここで全て取り返さんばかりに一斉照射されている感じ。
つまりあれだ、いいなぁ、中村いいなぁ。

家庭環境が良くなかったり毎日を事務的に過ごしていたりと内に閉じこもっていただろう中村が、
「私は今日まで若い男を99人喰ってきた」と言えるようになるまでの過程を想像すると、
あーもう、全くたまらんなぁっ! 正直この回で中村の好感度すげーアップしたよ。横でツブれちゃってるアイが霞んで見える程に。

・そういや中村って何気に過去話多いよな。一番多いのはミサキだろうけど。
っていうかリンコの過去のエピソードは全く出て来ていないような気が。まぁ、今と変わっていないからなんだろうけど。

・2日連続家庭教師。この日が特別だったんだろうな。中村家に行った日には、ほとんど授業できなかったんだろうし。



060 ママさん先生

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 天野ミサキ マサヒコ母

感想
・タイトル通り、マサヒコ母が初めて主役に抜擢された話。
今までの全話通して見ても、登場コマ数セリフ数ともにこんなに多い回は無いだろう。
でもオチはもう1人の主役だったアイに持ってかれちゃっているんだけどね。

・マサヒコの部屋のドアはどっち向きに開くんだろう。両開き?

・原付免許取得したアイ。原付はこの後の話(「068」)でも出て来ます。
そういえば普段アイの相談役を務める中村が出て来なかったって事は、中村は原付免許持ってないって事になるのかな。

・「まぁイメクラと同じね」「全然違うよ」って……おいおいマサヒコ、イメクラがどんなか知っているのかよ!
そりゃ、突っ込み役いないと漫画として成立しないからどうしようもない事だけどさ。
まああれだ、マサヒコも色々と知識は仕入れているって事なんだろうな。

・制服っ、制服っ。という訳で制服アイ。制服は高校の時の制服だろうか、それとも中学生の時の制服か?
つーかアイは大学通うために上京してきたんだから、実家から制服送ってもらったのかな。

・最後はアオリ文にあった通り、女教師スタイルのマサヒコ母で落とすべきだったと思う。
それともあれか、人妻じゃ人気出ないだろうとか考えての事なのだろうかなぁ。
実際「066」で行われた人気投票では、65/3220票しか集まらなかったくらいだから、アイで落とした判断が正しかったんだろうけど。
ちょっと残念。



番外編 授業参観でハマナカ

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ マサヒコ母

感想
・9月18日売りのマガジンスペシャルにて掲載された話。
単行本では「044」の後に配置されてましたが、掲載時期では「053」と「054」の間になります。

・普段の6人に加えてマサヒコ母も登場。更にミサキ母が2度目の登場を果たし、
リンコがそのまんまに成長したような感じの、リンコ母(姉かも)らしき人物も登場。やたらと人物が多い。

ついでに担任の前田先生が2度目の登場だ! スゲェどうでもいいぜ!

・気になるのはミサキ母の眼の色。
氏家ト全マンガでは、登場人物の眼の色は基本的に黒。しかしここでのミサキ母の眼の色は黒くない。
他に眼の色が黒くないキャラは、妹は思春期に登場するアメリカ人のマリア先生だけ。
「眼の色が黒くない=外人を表している記号」と読み取れないだろうか。
つまりミサキ母は外国人なりハーフなりで、純日本人ではないと思う。

加えて言うなら、ミサキが金髪なのもそう考える根拠。
ミサキ母だけなら単に染めているのだと思ったけど、
娘のミサキが幼年期から既に金髪だというのは、元から金髪が地毛、つまり遺伝なんじゃないだろうか、と。
ミサキの言動を見ていると、自分から染めているようにも思えないし。

簡潔に書くと「金髪で眼が黒くないから、純日本人ではない」。
自分でも乱暴すぎるとは思うが、
氏家氏のマンガの登場人物の黒髪率・黒目率見てると、そう的外れにも思えなくはないだろうか。

とか何とか書いたけど、これが実は「ベタ塗り忘れただけ」なんてオチだったらどうしような。
つーか初登場の「013」では黒い瞳をしていたんだよなぁ……
まぁはっきりと示されてない以上、作者のみぞ知るって所にしか落ち着かないのだろうが。
また登場してはっきりさせてもらえればありがたいなぁ。

・アイは一人っ子だそうな。

・珍しいことに頬を赤くして照れるマサヒコ。
下ネタまみれのやり取りはしているが、
こうやって「君のことを生徒以上の存在として見ているからかな」と、
真っ当な告白かとの誤解を招く言い方されるのは初めてか。
「生徒というよりは弟として見ているのかも」と言われた後でもまだ照れている辺り、
例え中村からでも「好きです」言われたら本気で真っ赤になりそう。

ちなみに単行本では白黒になった関係で、頬の赤みが消滅。
照れているのが、若干伝わりにくくなった気がしないでもない。

台詞
・アイ
「つまり手を上げてない男の子はワキフェチで 立つに立てない状態なんですよ ムスコのムスコがたって」
これを教室中に響き渡るような声で言ったアイ。しかも握りこぶしまでして超自信満々。素敵すぎる。

・ミサキ&アヤナ
「淫猥!!」「風紀が乱れてるわ!!」
↓AA化もされてたこの話のオチ。職人さんってスゲェ。

    7  ̄ ̄ ̄ ̄ \                        、_/ ̄ ̄ ̄ 7
    /  乱   風   /                         〉      〈
    〉  れ  紀 〈   /  ̄ `ヽ               |   淫   >
    │  て  が /   イ /ハ l ハヽヽ    ,. -−‐ 、   」   猥   〈
    |   る     〈  //、リ レ'j⊥l l |  / /ハヽ l ヽヽ  |   !!    /
   /  わ     \ リ り 'tテ/ kl l イ /X V⊥ lハ|   |        |
    \   !!     /⌒丶ハ、r‐┐u/イ / 'l l > <lノnl  _>       /
       ̄ ̄`ヽ/  =≦彡ノ7´/イl川   ヽl  r‐¬ ゚ 'り′ ´ ̄\/ ̄
     r‐-───「「| |ミ、_ト-j\lハl|  _ノゝ⊥__ノ イlハ\
       `ー'´ ̄ ̄¬ブ LミV彡ヘ、   r‐'、/L_ノヽ リ ノヾ'
              く ∠ノ7^l l_,.イ.  〉 /トミl/彡(⌒l.
        __,. -‐'´\_ ∨/ |│ / んゝ亦‐<^T、 ヽ.
          ヽ、        ̄「 l l   `ーケ´ \j ∧`ー′



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