081 天野vs若田部最終戦

登場人物
小久保マサヒコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ 豊田セイジ

感想
・何の前触れも無く一挙2話掲載だった回。2話目。

・緑化委員に挙がった名前に戸川の文字。
後に判明するけど戸川ユキが同じクラスなので、この戸川とは戸川ユキか。

・1ページ4コマ目のリンコが可愛い。手にはめる人形みたいだ。

・「この前お姉様から教わった火のつけ方」。
これ絶対胸がマサヒコの腕に当たっているよな? ミサキが行うには厳しい誘惑方法だ。
あぁ、それも考慮に入れた火のつけ方なんだろうな。

しかし悩みの種のやや大きな胸を利用してまで勝負にもって行くとか、そんなにミサキと勝負したいのか。

それにしても、アヤナはこの方法でミサキがマサヒコに好意を寄せていることに気付かなかったのかなぁ?
マンガのシステムを踏まえた「そういうマンガじゃないのでアヤナは気付きませんでした」が正解なんだろうけどさ。
まぁ「ミサキと勝負できるとの結果のみを考えていて、何故ミサキが勝負を受けるかは考えなかった」とか妄想しておくか。
後は「アヤナはマサヒコを特別好きだって訳じゃないので、ミサキがマサヒコに好意を寄せていてもどうでもよかった」とか?

・4ページ1コマ目の構図は珍しいような。
構図と言うか、デフォルメされてない状態のうなじが描かれるのは珍しく感じた。

・胸だけ触られてマサヒコと勘違いされるミサキ。
いくら何でも男子と勘違いするのはないと思ったけれど、
普段触れなれている自身の胸が巨乳のアヤナだから素で勘違いできたのかもなぁ。とか。

・クラス委員はミサキに決定。



082 えせわらしべ長者

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 的山リンコ マサヒコ母

感想
・中村がタバコを止めた影響は飲酒に姿を変えて現れている模様。
お酒に走ってまた不健康になるのなら、マサヒコの言うようにタバコを止めた意味が無いですよ。

・普段とは違う形状で描かれたタンポン。
妹は思春期から通して見ても、「ーD」←こういう形以外のタンポンが登場するのは初めて。

この場面でタンポンを特別形を変えてに描く必要性は見出せないし、
(事実4コマ後には普段の「ーD」←こんな形のタンポンに戻っている。
というか氏家ト全マンガのタンポンに慣れているのに、いきなり描き方変えられても戸惑うだけですよ)
このタンポンはアシスタントの人が描いたのではないかと考えてます。
言うなれば、「タンポンの描き方が普段と違うから、少なくともこの回はアシスタントがいた」と思う。

・「鼻水が止まらないから」と、リンコの鼻穴にタンポンを挿入するアイ。
アイとリンコの天然っぷりによるありえないボケ。
ほのぼのした空気で描いているけど、これって鼻責めだよな。ちょっとマニアック過ぎないか。
鼻フックとかならまだしも。いやどっちも鼻穴に異物挿入なんだけどさ。

・「口紅‥ アイ先生にはお色気が不足しているのであげます おかーさんからもらったんだケドきょーみないからーー」
またしても出た天然ならではの残酷な発言。
無慈悲な発言は天然キャラの特殊能力の1つだけど、氏家ト全氏のマンガではあんまり登場しないな。

それより注目すべきは発言の後半部分。
「おかーさんから」との事なので、「授業参観でハマナカ」でアイの横にいた人はリンコの母親という事になるな。
あの人アイと同い年くらいにしか見えなかったので一応。
「048」で的山家が3人家族だと判明しており「046」で父親がいるとの発言が出ているので、
的山家の家族構成は、リンコ・リンコ母・リンコ父・ナナコの3人と1匹であると確定。

ここでリンコ母まとめと推測。
外見は素直にリンコを成長させた感じ。リンコ同様メガネ。髪の長さは肩にかかるくらい。
リンコ父がSMプレイを経験しているので、おそらくその相手を務めたのはリンコ母。
「048」のリンコの発言を額面通りに受け止めるなら、リンコ母は寝ている夫を勝手に縛り上げて一人で興奮できる人物。
つーかそれならリンコの天然は父親譲りのものって事になるのかも。妻が女王様だと気付かず根性で眠ろうとするくらいだし。
リンコ母は中学3年生の娘に口紅を渡すような人物だし、小宮山先生みたいな性格なのかもだ。

・何故「タンポン」と書かずに「生理用品」と言葉をぼかすのだろう。
連載当時の感想で「タバスコや万歩計みたいに登録商標だったりするのか?」と書いたけど、
別に登録商標になっている訳でも無いようだし。
その割には6ページ目でも「タン○ン」とぼかされている。少年誌では書いちゃいけない言葉なのか?

・見返りを期待するアイが可愛い。何も出ないと知って涙するアイとか最高だ。

・マサヒコ父はみそ汁が無いとうるさいらしい。数少ないマサヒコ父情報。

・6ページ目のカレンダー、4月15日に○が付いているのは単行本発売日だからか?
それとも何も無かった4月7日にも○が付いているから、単に装飾としての書き込みなのだろうか?

・ごはんつぶをほっぺたに付けてしまってるアイがステキすぎる。

・完全下ネタ要素抜きのオチ。
元ネタは「君の作った味噌汁を毎朝飲みたい」との、かつてお約束だったプロポーズの言葉。
他には「俺のパンツを洗ってくれ」とかもお約束。前者はともかく、後者は現在だと何だか変態的に感じるー。
っていうか「夢精?」とか思ってしまった自分に愕然。下ネタに侵食されてきてるぞ俺。

それはともかく、アイ超プッシュ展開。
先週の「080 子供と大人の間」に引き続いて下ネタマンガだとは言い切れない回ですよ。
俺は「この手のマンガではキャラ同士の関係が大きくは変わらない」と根拠は無いけど思っているせいか、
その関係に変化が起きる時、それ即ち最終回が近いのではないかと怖い。杞憂なんでしょうけどね。

アオリ文にあるように、アイがマサヒコにプロポーズしたらマサヒコ母はごく普通に許しそうだ。
というか少なくとも関係を持ってしまってもOKだと考えていることは「080」で判明済み。
濱中アイで一番性にオープンなのはマサヒコ母なのだろうか。小宮山先生に匹敵するのかも。



083 少女的バストアップ計画U

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想
・連載当時集中していた「貧乳が巨乳に嫉妬する」構図のネタ編。
濱中アイだけならそうでもないが、妹は思春期と合わせて読むとやはり気にかかる多さ。

・1ページ1コマ目から何だが、リンコの顔に違和感を感じてならない。
6ページ3コマ目のリンコにも違和感を感じるー。というか今回、半分近くのキャラの顔に違和感。
特に5ページ目が凄い。氏家ト全氏が関わったのはセリフだけなんじゃないかとの印象。
中村とかは多分描いたの女性じゃないかな。そんな感じを受ける絵。
更に言うならアヤナの髪にも違和感。ボリュームありすぎじゃないか?

というかあれだ、この回前後、毎回どこかしら絵に違和感を感じるシーンがある。
マガジンワンダー発売・単行本3巻発売と普段よりスケジュールが圧迫されていただろうので、
絵にかけられる時間が少なかったとか、アシスタントの人が多く投入されたとか、何かあったのかと憶測せずにはいられない。

そして3ページ目でアイの髪の毛にベタ塗り忘れ。凄く珍しい。初の事例じゃなかろうか。
こういうのも上みたいな憶測を呼ぶ原因だよな。

・「牛乳を飲もう」の演説をリンコに言わせたミサキ。ちょっとひどいぞ。
前回の「少女的Bアップ作戦」では堂々と牛乳を飲みバストアップ体操に励んでいたから、
今回リンコに言わせたのはマサヒコに気付かれたくなかったからだろう。

そして勿体付けた演説を「早い話またバストアップ計画をやろうってことね?」「ハイ」と一発で水泡に帰させたアイ&リンコ。
バストアップ計画をやりたいって堂々とは言えないミサキの気持ちを、もう少しだけでも汲んでやれよ。なんて天然だ。

・身体測定。リンコの身長が1cm伸びた。ミサキもまた背が伸びた様子。
キャラの身長データは1年次(1巻単行本)のものしかなく、2年次に身長がどれだけ伸びたかは不明。
つまり正確な数値は分からないが、とりあえずリンコの身長は154cm以上、ミサキの身長も154cm以上になった。

アヤナは体重が増えたとか。とりあえず48kg以上。その体重のうち胸がどれだけの重さを占めているかは不明。当たり前か。

・牛乳が苦手なリンコ(「064」)。
そんなリンコに「じゃあ さっそく爆乳計画発動しよ―!!」と言わせるとは、身体測定の屈辱は相当大きかったんだろうな。

・東が丘中学の給食牛乳は、以前「040 少年と牛乳」に登場したものとちゃんと同じ製品なんだな。
いや、ちゃんとってのは失礼な発言だが、そんな些細な設定を覚えているとは思わなかったので。……失礼すぎるぞ俺。

・「こいつのミルクも飲めば?」と中村がマサヒコを指差しているコマ。何気に3人のうち1人だけは汗を流していない。
アイ・ミサキ・リンコの3人でこのネタにリンコは気付かないだろうから、汗を流さないのは当然か。気付かなかった。
というかリンコはミルクが精液の暗喩だと気付いていないのか。そうか。

・「040 少年と牛乳」以来、牛乳を飲んでいなかったマサヒコ。
「とゆーわけで これからは食生活を正そうと思います ええ誓います」の宣誓までしたのに。
リンコと同じく牛乳は苦手なのだろうか?

・意外に高いな付け乳首。
1000円しないと思っていたが、相場は1000円〜3000円ってとこのようだ。



084 GWで100点

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想
・キャラクターの身長に強烈な違和感を抱いた回。みんな身長バラバラ。
2ページ2コマ目、3ページ1&2コマ目、4ページ6コマ目は特にやばい。

アヤナは足腰を曲げているためよく分からないだが、ミサキとリンコとマサヒコの身長が小さすぎる。
マサヒコは「080」でアイ(165cm)を追い越しそうだと言われていたのに、
今回どう見てもアイのおでこにすら届いていないし。
ミサキ&リンコ(154cm)に至っては、頭が中村(170cm)の肩に届くかどうかって程にまで縮まっている。
前回同様、絵にかけられる時間が少なかったとか、アシスタントの人が多く投入されたとか、
何かあったのかと憶測せずにはいられない。

・つーか「氏家ト全氏のマンガでスポーツ描写」って時点でおかしな気がするぞ。
氏家氏がやりたいと望んだのではなく、編集サイドにスポーツ展開やるよう強要されたのだろうか、とまで思う。
連載当時にあひるの空の長期休載で失われていたバスケ分を無理矢理補わされたかのようだ。
同時期のスクールランブルでもバスケやってたし。
何か滅茶苦茶な話だが、それくらいこのバスケ編は異常じゃないか?
それともあれか、
マサヒコの趣味がサッカーなのにサッカーをしているシーンが無かったり、
妹は思春期にテニス部のキャラがいるのにテニスシーンが数コマしかなかったり、
ボールを投げるだのバットを振るだの相手を殴るだの躍動感を描いたシーンが滅多に描かれなかったり、
描かれていてもマンガ的な表現(シュートがゴールネットを突き破るとか)だったり、
そういった事から俺が「氏家ト全氏はスポーツシーンを描かない」と思い込んでいただけなのか?

それ以前に「4ページでバスケやってギャグ詰めて最後のページは大オチ」って時点で無理があるような気も。
特別スポーツと絡めたネタも無いし、それよりギャグも冴えていないし、
濱中アイの中でワースト1を決めるとしたらこの「084」かなぁ、って出来。
見所は、髪を上げたアヤナくらい?
後の「090」「092」でも見られるこの髪形は今回が初出なんですよ、と。

・開幕「体重減らしたいんならスポーツが一番よ」と中村の発言。何か唐突な印象を受けた。
前回のアヤナの「前より体重増えちゃってたし」発言を引き継いでの展開なのかな。

・スポーツも優秀なアヤナ。完璧超人かよ。



085 濱中弁当

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ マサヒコ母

感想

・アイがマサヒコにお弁当を作ってあげる話。
と書けば「また下ネタ薄いエピソードかッ」と思ってしまうけど、実際はさにあらず。下ネタ弁当編。
つーか「お弁当で下ネタをやろう!」と考えた時、
アイtoマサヒコの組み合わせが一番自然な組み合わせではないかと。
マサヒコ母と中村は普段の下ネタ担当者だけど、こうやって誰かに持たせる場合は真面目に作りそうじゃない?
まぁ中村の場合、相手が豊田だったら下ネタ弁当作りそうな気もするけど。
ともかく作るのは天然かつ下ネタサイドのアイが適任で、アイがわざわざ作るのは相手がマサヒコの時くらいになるかと思った。

ちなみにアイが作るのは、東が丘中学の給食センターが改修工事で、マサヒコ父は出張中、マサヒコ母は同窓会だからです。

・お弁当の献立を考えている時、アイが見ていたページのメニューは「子供ランチ」に「ミニハンバーグ」。
今でもアイはマサヒコの事を弟のように、っていうか子供として見ているようだ。
実際のおかずも「タコさんウィンナー」や「リンゴのうさぎさん」など。
「この私に包丁テクニックがあるところを見せてやろう」とその動機を語っているけど、
いくら何でも中学3年生のお弁当には幼すぎるよな。
つーか、
「下ネタに絡められる(リンゴは微妙だけど)」「アイはマサヒコを子供としてみていると伝えられる」、
よくその2点を兼ね備えたメニューを選べたなぁ。すげぇ。

・「お弁当クラブ」のレシピを覗き込んでよだれを垂らすリンコ。
こういうの大食漢キャラの担当分野のはずだけど、どうにも子供っぽい仕草だからリンコに担当させたのかな。
そういや大食漢キャラお約束の「大量の食べ物を目の前にしてよだれダラダラ」ってネタは今まで無い。
あまりにもマンガ的過ぎるからだろうか。

・今回のアイはどの場面をとっても可愛いな。表情も豊かだっつーかビバ百面相ッ。
「おはよ〜〜」のコマの寝不足で元気無い顔、
「よ――し 私の料理の実力とくと見せてやろう」のコマの笑顔、
「最後は野菜の炒め物に使う こんにゃくを手綱にしよう」のコマのやる気満々な表情、
「なんでもイイは優柔不断な言葉 もっと自己を主張なさい」のコマの鋭い目付き、どれをとっても最高じゃないかッ!
これで「おにぎり握ってて手に付いたごはんつぶを口で食べて取る」コマとかあったら本当たまらないな!! 愛でたいッ。
あ、つか、お前、ちょっ、あれだ、想像したらたまらないものがあるなこれはッッ。たまりません。
まぁショートギャグマンガでそんなコマ入れてる余裕は無いと分かっちゃいるけどな。ああ、つか、やっべ、たまんね。

・まあそれはともかくあれだ、珍しく男性モブキャラが登場。マサヒコと一緒に昼食を食べてる男子生徒。
どこかで見た事のあるキャラだと思ったら、「081」で男子クラス委員になっていた生徒だ。
眼鏡キャラだけれども、眼鏡が目の下にずり下がってはいない。まぁ男性キャラで上目遣いっぽくされてもなんだしな。

・ひょこっと、つーかひよこっと? ともかく登場したリンコ。解説役。
「家庭教師のアイ先生に作ってもらったんだよねー」の発言を聞いてもミサキが特に反応しないのは少し意外かも。
料理が下手とはいえ、マサヒコのお弁当を作る役目を務めたアイに嫉妬するんじゃないかなーと思ってたので。
どういう経緯でそうなったのかとか知らないはずだし……あぁ家が近いんだし、事情は知っていたのかもな。
それにアイから料理を少し教わった経験もあるから、どんな料理を作ったのかに興味を持ったんだろう。

・アイが作った料理は、梅干おにぎり、タコさんウィンナー、リンゴのうさぎさん、野菜炒め、
エビフライ、卵焼き、そしてタコさんウィンナーと一緒になってる白い……なんだろう。
他にたくわんとかまぼこらしき物が入ってます。

・タコさんウィンナーで触手ネタ。ふたなりネタと同じくらい見ないな。
というかこういう二次元な下ネタは滅多に見ない。同時期の妹は思春期に掲載されたアホ毛ネタとか希少な二次元ネタだよな。



086 少女は失敗を繰り返し成長す

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ 豊田セイジ

感想
・どんどん豊田先生が美形になってるー。美形化以前に若返っているような。
前回登場した「080」「081」と比べても超変化。「001」のアイ→「086」のアイより変身してないかこれ。
「080」と「081」を見逃した人は新キャラだと思うんじゃないか? いやマジで。

・アヤナの胸を真上から見た絵が有り。こういう構図は初めて描かれたように思う。つーか胸でけぇ。
肩付近が描かれないで、胸のみが描かれているので一層大きく見えるぞ。
こういう視点から見れば、「巨乳で肩がこる」って話にも頷ける。

・おしりぺんぺん。
この辺りの回にはいかにも「リンコのロリキャラ化を狙ってます」って描写が多いな。
前は単なる天然+ドジっ子だったのに、更にロリ属性まで加えられるとは。
単なる天然じゃあ、アイと被り気味だと考えたのだろうか? 「天然(大人)」と「天然(子供)」ではっきり分けたかったとかでさぁ。

つーか冷静に考えればみんな中学3年生で、ミサキもアヤナもマサヒコも普通にロリとかショタとかに分類される年齢だったー。

それはともかくアイもマサヒコもおしりぺんぺんに言及しないのは、普段からやってる罰だからなのか?

・リンコが69ページの宿題を提出する時、マサヒコはまだ69ページが宿題として出されたばかり。
連載当時の感想でも色々悩んだんだけど、
これってやっぱ「マサヒコの苦手な数学の課題だから、リンコより進み具合が遅れていた」って意味かね。芸細かい。

・「胸の谷間に挟んでおくのかな?」なんて想像の遥かに上を行くオチ。
つーか冷静に考えると、そもそも挟めるだけの胸が無い。

そうそう、大オチのボケを実行してもタンポンの紐は3kgのおもりをつるしても大丈夫なので多分大丈夫。
タンポンが抜けないかが心配だけど、「タンポンをぬく時にかかる力は0.7〜1.0kg」だそうなので、
よっぽどリンコの膣圧が弱くなければ大丈夫だと思われますよ。つーか膣圧とかそんな設定、用意されてないだろうけど。

っていうかこれタンポン入れようとしてるんだし、パンツ下ろしているって事か?
後ろを向いているとはいえ、マサヒコの眼前で? 何気に超危険描写だなこれ。



087 恥ずかしい写真

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ

感想
・えらくマンガ的な始まり方で驚いた。
こういうマンガでしかしない行動ってあんまり見な……くもないけど(両手挙げて逃げたりとか)、
ほっぺた膨らませて怒るポーズはちょっと異端すぎると感じたよ。

・両手にアイスクリームを持って食べるアイ。
カメラを構えていたミサキにすら気付かなかったとは、よっぽどアイスに夢中だったんだな。
「次はどっちのアイスにしよう」とか考えていたんだろうか。うわなにこの妄想台詞。

あと「私の恥ずかしい隠し撮り写真が!!」って言い方が凄い。恥ずかしい隠し撮り写真って。エロ写真に言う言葉じゃん。
咄嗟にそんな言葉が出てくるとか、アイも随分エロスや下ネタに侵食されている様子。

つか、両手食いをサモハン食いって呼ぶのは一般常識だと思ってたよ。検索したら1件しかヒットせず。そんなバカな!

・マサヒコと見詰め合って照れるアイ。
目を逸らしたのは異性と見つめあっている状況自体に照れたからだろうが、
その純情さ加減を「ショタコンだから照れた」と解釈したのだろう中村に笑った。

・撮影者がミサキだと判明した後、そのまま話題が終了したのに違和感を覚えたが、
ああそうか、アイと中村はミサキがマサヒコの事を好きだと知っているんだっけ。それですぐ終了したんだな。

・中村はPCを持っているらしい。「私のCG技術は底なしよ」とか凄い自信。
出来上がったアイコラは――この状況でもアイコラって言うのか知らないが――オチのためとはいえ本気で上手。

・大オチはモザイク。
アイスクリームにモザイクかけても、こんな色にはならないよな?
これはあれか、ナニに挿げ替えた後にモザイクか。つーかモザイクはマガジン誌上での規制だったのかもしれませんね。
つまりはマンガ世界じゃ無修正だったってことで。

しかしこれ、本当に実写のそれにモザイクかけた画像を、そのまま挿入したように見えるんだけど。
色の変わり具合とか妙にリアルじゃないか? 実写でないなら凝りすぎだろこれ。

・オチの強力さでかき消されてたけど、今回下ネタはショタコンネタと大オチしか無いんだな。今気付いた。
「思いっきり天野にツッコみたい!!」も下ネタっぽいけど、マサヒコの言葉だから違うんじゃないかなぁ。
つーかこれ言葉だけ取り出してみると予想外に卑猥だ。小宮山先生でなくても「どこに? 何を?」と聞きたくなるな。



088 少年と少女の行く末

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ マサヒコ母

感想
・濱中アイのベスト5を選ぶとしたら、間違いなくその内の1つに挙げる回。
1つのお題に対して複数人がボケて突っ込みが入る構成×3のため、1ページ1下ネタオーバー。
それでいてしつこくなく無理のあるネタでもなく、ボリュームたっぷりの良いところだけを享受できるとか素敵すぎる。

・中学3年生とのそれぞれが分岐路に立つ学年を迎えてから、初めて志望校の話題が挙げられた。
それぞれの成績の差も提示され、ミサキがマサヒコとは同じ高校に通えないかもしれないとの描写がなされたり。
やはり今もなお成績はミサキ&アヤナ>マサヒコ&リンコのままらしい。

・「なに? マサヒコ君と同棲するの?」「小久保くんの許婚?」「マサヒコは巨根?」「おじゃましま――す」
「巨根」って変換リストに無いのかなんて発見はともかく、100%スルーするミサキに笑った。神懸り的な流れだな。

・「結婚記念日だから」と、一人娘を預けて2人だけで旅行に出掛けたミサキ父母。
普通に考えると結婚16周年くらいか? しかし今でもなお相当強い愛情で結ばれている模様。
そういや今回マサヒコ父母も揃って出掛けているし、
そのうち「小久保家天野家揃って家族が増えましたー」なんてネタが来るんじゃないかとか思った俺は毒されているのだろうか。

・「湯船にいろいろ浮いちゃって迷惑かけるからね 場合によってはよろこばすかも」「なにも浮きません!!」
「え‥なにもってミサキちゃんまだ‥‥ 生えて‥」「そーゆー意味じゃありません!!」
「落ち着きなよミサキちゃんウラスジできてるよ」「青スジでしょ!!」
そうか。生えているのか。
いやまぁそれはともかく、連続するボケが三者三様で素晴らしい。
誰か1人がボケてツッコんで終了するのがよくある形だが、前後編ともなると尺が長いからか1ページ使って連発ボケも出来るんだな。

・聖光女学院は女子高でした。当然か。

・マサヒコ母がえらく萌えるわけだが。「うるせーな 誰だよ夕飯時に電話かけてくるアホは」とか最高。
息子相手とはいえ全裸を隠さない「028」など、一人だけ萌えどころが異質なキャラだな。
これからもそういう立場であってほしいぞ。

あとマサヒコ母の「うん じゃあ駅でね」発言。
ありふれたセリフだけど、何気に初めてのマサヒコ母からマサヒコ父への語り掛けですよ。超希少。

つーか今ストッキングを履きつつあるってことは、これ生太股か。右腕でほぼ隠れちゃってるけど。
偶然なのか? それとも意図して隠したのか? 最近の濱中アイはエロ要素を抑制しないから分からん。

・マサヒコ父情報。出身は青森県で、両親とも健在。マサヒコ祖母は今回ギックリ腰になったけど。

・今気付いたけど、中村が去り際に残した「がんばってね――っ」は下ネタじゃん。
「体も一つになれるように頑張ってね」って意味だよなこれ。「がんばってねー」って言う場面じゃないし。



089 少年と少女の行く末(後編)

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ

感想
・掲載位置が前から2番目。こんなに掲載順位が高かったのは初めて。
しかも1番目は新連載との高確率で巻頭掲載になるステータスが付与されたマンガだから、掲載位置は実質1番目。
これは一体何があったんだ? 今回のラブ展開でもって、普段読まない読者層を惹き付けようとしたのか?

・今回まずストーリーの話から。
ミサキとマサヒコの志望校が具体的に挙げられましたよと。
ミサキの志望校は聖光女学院で、マサヒコの志望校は英稜高校。2人の行きたい高校は別々。
なお英稜高校の名前が挙がったのはこの「089」が初めて。

志望校も朝出る時間も変わって「私達会う機会なくなっちゃうよね」と心配するミサキに、
「別に会うのに理由なんていらないんじゃないか」「いつでもウチに来いよ オレ達幼なじみなんだからさ」とマサヒコ。
随分良いセリフが出たもんだなぁとか。名セリフですよ。「024」の中村のセリフくらいに良いんじゃないでしょうか。

そしてこのマンガ始まって以来、初めてマサヒコがミサキを名前で呼んだり。
これ以降、マサヒコがミサキを「ミサキ」と呼ぶようになり、ミサキはマサヒコを「マサ君」と呼ぶようになりました。
オチは当然ギャグだけれども、二人の関係は明確に変化。恋愛マンガじゃないからこれで最終形態だろう。
+αがあるとしても、最終回で正式に付き合い始めるとかそんな感じだと思う。

・さてそういう訳でストーリー以外の話。
ミサキが「卒業したらアイ先生の授業も終わっちゃうでしょ」と発言。
リアルタイムで進行する濱中アイ、
その最終回のタイミングは「マサヒコ達が卒業してアイの生徒ではなくなる時」という推測がどうやら多いみたいですが、
その推測と同じ発言が作中で出てきたのは初めて。やはり卒業が最終回なのか? それともタイトルだけ変えて続くのだろうか?

・小久保家から英稜高校までは徒歩15分の近距離。聖光女学院までは1時間くらいかかる距離。
なお現在の志望校は、ミサキの志望校は聖光女学院で、マサヒコの志望校は英稜高校。
リンコの志望校は、ミサキが「小久保くんもやっぱり地元の英稜高校受けるの?」と発言しているため、英稜高校だと思われる。
アヤナの高校については、後の「098」で詳しく触れられることとなった。

あと「英稜=えいりょう=えーりょー=えりょ=エロ」って意見を某所で見かけて感動。
聖光も「聖光=せいこう=性交」だし、下ネタ繋がりのネーミングなのかなぁ。

・今回は常識人の2人だけで6ページ中5ページを展開したため当然下ネタは少なく、2人の間で発生したネタは1つだけ。
全体で見ても「マサヒコ母の書き置き」「アイと中村のボケ」を加えて3つのみ。
配分も1,2ページ目で2つ、6ページ目下段で1つと、中間には一切下ネタ無し!
配分を偏らせてでも恋愛マンガ部分、っていうかストーリーの進展のみを純粋に描きたかったのだろうな。
実際ラブ描写の純度は相当に高い。ここまでラブ度の高い回はもう見られないかもしれないほど。

6ページ下段の後日談下ネタも、本編から取り外せる構成だし。セパレートタイプとでも言うのかね。おまけっていうか。
手で隠して6ページ目上段で終わっても良いように出来てますよこれ。

・ギョーザが伏線だったのは気付かなかった。
ラブ部分のオチにするだけではなく、後日談3コマのネタにまで活用されるとは。
よくよく見れば、単なる夕食のおかずにしては破格の扱いだしな。
「しっかり体力つけてネ♡」も「ニンニクたっぷり入ってます」のメッセージだったのか。

・アイの笑顔がステキすぎ。
教え子の成長を喜んでの笑顔なのだろうか。それとも初体験話を期待しての笑顔? 何にしても過去最大級に嬉しそう。



090 梅雨の日常

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ 戸川ユキ

感想
・空前絶後にリンコが可愛らしすぎる第1ページ。
梅雨を吹き飛ばさん勢いの「プール開きだ――っ!!」と元気いっぱいのコマ、
水着は忘れないよう制服の下に着用済みだとスカートをめくり上げて「着てきた!!」のコマ、
この2コマだけで10話分くらいのリンコ分を含んでいるよ。それが過言だとは思えない愛くるしさ。
つーか「057 男の選択」の1ページ目みたいに、前回までの流れを断ち切る役目も果たしているんだよな。
ラブ話は前回で終了して今回からまた普段のショートギャグですよ、との印的なコマの訳だ。

・つーか今回全てが卑猥だ。下ネタ+エロス+卑猥+淫猥=「090 梅雨の日常」ってくらい卑猥。
1ページ目のスカートをたくし上げるリンコからして卑猥だし、4ページ目のリンコを撫でる中村も百合っぽくて卑猥。
同じく4ページ目のリンコの服装も卑猥だ。横から覗き込んだら乳首が見えちゃいそうで卑猥。
6ページ目のスクール水着を着たアヤナも卑猥。胸もエロいし凹凸のあるお腹も肉感的で卑猥。
バイブ携帯していた中村も卑猥だし、それを上の口に挿入されて咥えるアイの様子も卑猥だ。
2ページ目の「カサさしててもヌレちゃうよー」の言葉さえも卑猥に感じられてくる。あぁ卑猥。卑猥だ。卑猥すぎる。
まぁとにかく卑猥な回だ。下ネタマンガではなくエロマンガみたい。All my ladies car……いやそれは嘘だけど。
そして1ページ3コマ目でリンコの股間にスジが見える気がするのは、俺が腐っているからではなく印刷のムラのせいだと思いたい。

・まぁそんな卑猥話はさておいて、ミサキがマサヒコを「マサ君」と呼ぶようになった初めての回。
呼びかけた場所は学校のプール。公衆の面前ですよ。誰かに茶化されてでもマサ君と呼びたかったんだろうな。
それとも誰かに聞かれて、公認の仲になりたかったんだろうかね。何にしろ凄く度胸あるなぁ。
つーかマサ君って呼び方はどうなんだ。とても中途半端のような。それがまた微妙な距離感を表しているって事なのか?

・「頬の赤みの表現にスクリーントーンを使ってあったのは初めてじゃないか」みたいな事を連載当時の感想に書いたらば、
初出は031のリンコだとか某所で書かれてて失敗の巻。ちゃんとチェックしような俺。

・プールの中からアヤナを見つめる戸川ユキ。「075 委員長が悩み相談」以来15話ぶりの登場。
……「見つめる」より先に「視姦する」が思い浮かんだ俺はかなり毒されているようだ。

・しかしこれ男子女子交じり合って泳いでるしリンコはゴーグル付けてビート版使ってるし、とても体育の授業には思えないな。
自由時間にしても自由すぎる。区民プールみたいだ。


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