041 大学生の頭脳

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ

感想
・アイの大食漢ぶりが見られる2度目の話。
大食いであるだけでなく、食べるのも尋常でない早さ。エンゲル係数高そうだ。

・中村に担がれるミサキがベネ。
なんか中村の手がお尻触っているように見えるんだけど。
つか、冷静に考えると45キロあるミサキを片腕で担ぐ中村って凄いな。相当筋トレしてるんだろうな。

そういえばマサヒコは既に帰宅してゲームしてるというのに、ミサキは14:00頃になって帰宅とはどういう事だろう。
部活をやっている描写とか無いし、日直だったんだろうか? 後で出てくるけど、東が丘中学の日直は重労働らしいし。

・2年生になって以来、初めて家庭教師のある日程について言及される台詞あり。
昨年度同様、2日連続で家庭教師があったりはしないようだ。

・そういえばアイの嫌な感じの笑い方してるの見るのは初めてか。



042 家庭科3を目指す少女

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ マサヒコ母 カチューシャ娘 戸川ユキ(初)

感想
・垂れ目の子(戸川ユキ 「031」「075」で名前判明)が初登場。
この時は完全モブキャラで、再登場予定なんてなかったんだろうなぁ。
というか今回さりげなくキャラ多いなぁ。豪華フルキャストじゃないですか。

・鮭のムニエルアヤナ風。感嘆の声が漏れるくらいに上手です。家庭科の成績も5らしい。
対して黒焦げオムレツミサキ風。家庭科全般がまったくダメと強調された話。家庭科の成績も2だとか。

という訳でミサキ編。
マジ泣きしたり下ネタに食いついたりと最高だッ。5ページ目の座り込んだミサキも良い。

・つーか下ネタ振ったのはマサヒコ母なんだよな。アイではなしに。
この登場の辺りからマサヒコ母もモブキャラから格上げされてきたような気が。

・随分と日直で遅くなったらしいマサヒコ。かなりしんどい役目のようだ。
朝1時間以上早く登校しなければならなかったり、東が丘中学の日直はとても重労働な役目っぽい。
前回「041」でミサキが遅い帰宅だったのも、日直の日だったと考えるのが妥当かも。

・今(「064」)でも今までもタイトルに「少女」の含まれる話はリンコが主役なんだけど、
今回初めて「少女」が付いたのにミサキが主役となった話。珍しい。
まぁ、リンコが主役の時に「少女」を含むといっても頭に「少女的」が付くので、見分けは普通に付くけれど。

台詞
・マサヒコ母&ミサキ
「皮むくものならまだ残ってるわよ ウチの息子の ムスコ」
「小久保君 その皮 私にムカせて!!」
「あ ごめん 今ふざけました 本気にしないで」



043 学校の怪談めぐり

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想
・「てゆーか怖いんなら最初から数えるなと」
「怪談なんて暇人が暇潰しに考えた作り話でしょう?」
「無人なのに誰が音聞いたの?」
とかつっけんどんなアヤナが最高。

それに負けず嫌いっぷりを露骨に発揮していたり、悔しがっている表情や最後のへたり込んだポーズといい、
この回はアヤナ編なのか。かなり魅力的に描かれてるが、こんなに凄い勢いでプッシュするとは何かあったのかと勘ぐってしまうー。
次の次からは完全にアヤナ編と言っても良い、夏期合宿編が始まるし。
単純に、登場以前の30話で培われた他キャラの魅力に追い付くのにそれだけ必要だと氏家ト全氏が考えたからだろうか。
何にせよアヤナファンの人にとってはかなり喜ばしい展開が続いてるな。ミサキと並ぶ人気があるのにも納得だ。

・マサヒコの委員会の仕事って何なんだろう。
後の「052」で緑化委員だという事になっているけど。
委員変わるのは年度ごとだろうし、単純に設定忘れてたのかなぁ。

・つーか中村はなんて格好で校内歩き回っているんだと。
校内にいるのは中学生だよ? マサヒコみたいに無反応な生徒ばかりじゃないだろうに。



044 風と冷気のいたずら

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ

感想
・「7月14日水曜日 マサヒコの部屋にクーラーが設置された」とあるので、家庭教師の日は水曜日らしい。
昨年度同様に週にあともう1日あるんだろうけど、その曜日は謎。

・中学2年で扇風機の前で喋るリンコ。
さりげなくクーラー対扇風機の構図でポーズを決めていたりと子供っぽい要素丸出しなのがベネか。

・ふわーり。
「パンチラは不可なので、見えそうな角度でも描かない」とかテレビ東京みたいな事をしているせいで、
つまりミサキがぱんつはいてないように見える。
アオリ文で「上のラインまで見てしまった」と、否定されているけどなッ。
その前のくしゃみ直前のミサキも良い感じ。

あ、一応書いておくと、マガジンがパンチラ不可って訳ではないです。乳首券も許されてるし。
ただ氏家氏がパンチラとかそういう直接的性的描写を描きたくない様子、って事で。



045 夏期合宿

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想
・2度目の合宿。
最初の3コマが前回の合宿(「017」)と全く同じ構成になってます。
よって絵柄の変化が顕著に表れることに。本当キャラが丸っこくなったよなぁ、中村の変わり様が凄い。
そして計画段階から既に浮き輪を付けてるアイが可愛らしすぎるよ!
合宿編の後半2話は出番少なめのアイ先生。アイ先生好きの人はしっかり読んでおくのが吉。

・という訳で海水浴。水着! 水着!
氏家作品内の季節はリアルタイムに変動するので、つまり水着が見れるのは1年に数回だけだ! 希少ッ!
「水着・裸を描き慣れてないなぁ」とか流してありがたがれ! ヤーハー!
空いた時間にちょこちょこ書いてるから文体が変わりまくりだが、気にするな!

・アイはかなづちである事が判明。
しかしそれならそれで浮き輪を付けて泳いで欲しかった……!
中村もまた泳がないので残念。っていうか水泳シーンは一切無いんだが。

・そして3ページ目のアヤナは普段見られない要素満載で貴重なカットだッ。
こういう時でもなければ見れない、髪を上げたヘアスタイル!
中学生がするとは思えないような水着!
そして、デカッ! 水着より何より、一番中学生とは思えない要素がッ! 発育良いぜッ。
アイよりも中村よりも大きいように見える。
後(「064」)の話でも触れられるけど、実際平均以上らしい。

・中村が中学生の頃は、東が丘中学全体が乱れていたそうな。
少なくとも中村の周囲の人間は乱れていた模様。
つまり中村みたいな経験をしたのは、中村1人だけではないってことか。

・敏感肌アヤナ。愛用の日焼け止めはフランス製。

・リンコは精神的に幼いだけでなく、身体的にも幼いようだ。
スクール水着を着てきたらどうしようとか思ったけれど、そこまで露骨な事は起きないか。
いくら萌え要素が増え始めてきたとはいえ、
氏家ト全氏が込めているのは下ネタであって、萌え要素ではないと噛み締められる一コマ。

・「何だコレ?」 → ズル・・・
今まで起きたセクハラの中でも最大級に危険。
このマンガ通して見ても、最大級に危険。

・あとやっぱり一応触れておこう。
意図したものか、はたまた印刷の不具合かは知らないが、水着が食い込んでる様に見える箇所があります。
滅多に見ない描写が数多く出てきた回でありました。

台詞
・?
「優しい先生ハマナカ」
台詞っていうか、状況説明の言葉。
アヤナに日焼け止めを貸そうとした際に使われたフレーズだけど、
最近の下ネタ発言をしなくなったアイを言い表すのに、これほど打って付けの言葉は他にないんじゃないかと。
最近、いやこの頃にはもう、女子大生というより先生に近くなっているし。



046 夏期合宿2

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想

・旅館を経営しているのはアヤナの親戚のおじさんだそうな。
叔父さんなのか伯父さんなのかは不明です。いや凄くどうでもいいですけど。

・浴衣をただ1人着ていないミサキ。
前回の合宿での悪代官プレイは、かなり深い心の傷になっている様子。
エッチなチャンネル見て卒倒したり、耳年間とはいえ一番ピュアなのはミサキのようだ。

・水着を剥ぎ取られた話でマサヒコにぶち切れるアヤナ。
ミサキにとっても嫌な思い出であるらしく、マサヒコがアヤナに足蹴にされても庇う事無く黙って見ている。意外な一面だ。
もし水着を脱がされたのがミサキだったら、一体どんな反応をしたんだろう? マジ泣きか、それとも卒倒してしまうのか。

・M男だったらしいリンコ父。
しかし何故リンコにこの体験談を話したのかは謎。
リンコ同様、怪奇現象だと信じ込んでいるってのは流石に無いだろうから。
思うにあれだ、
まさかSMプレイをしたなんて自分から話す訳はないだろうので、
リンコに縄の跡を見られてしまった言い訳に話したんじゃないだろうか?

すると、リンコ父はお風呂上りに上半身裸で家中歩き回ったりする人なのだろうか。
そうでもなければ、他に父親の裸を見る機会ってないし。リンコとリンコ父の部屋が同じって訳でもなさそうだし。
……
いや待てよ、「リンコはまだ父親と一緒にお風呂に入っている」という考え方もできるか?
ミサキやアヤナならともかく、リンコだとその可能性は捨てきれないと思うのだがどうだろう。

・卑猥。
前回に引き続き、これまで見られなかった直接的下ネタ連発だ!
氏家ト全作品通して見ても、こんなに多い回はそう見られるものじゃないだろう。ネギまとかじゃ日常茶飯事レベルだが。
ともかくそういう訳で、この夏祭り編は是非とも押さえておくべき回だッ!

・読者投稿イラストあり。
犬化しているというか、犬耳付けたマサヒコのイラスト。またマサヒコか! 何気に人気ある模様。

台詞
・ミサキ
「卑猥」



047 夏期合宿ファイナル

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想

・結局この合宿でも勉強しなかったのか!
起きたのがお昼近くなってからだとしても、夕方縁日に行くまで一体何をしていたんだよう。

・初縁日アヤナ。そのページの最後で「つまり勝負ね」。この流れ、素敵だ。
その後の「そもそも紙ですくうのに無理があるのよ」は、
さりげないけどアヤナの性格が出ていて良いセリフだと思う。

・という訳で金魚。
金魚周辺のコマだけ取ってみると、あたかも恋愛マンガのようですよ。
その直後のミサキの嫉妬の仕方が、「これはギャグマンガです」と宣言している訳ですが。

・1ページ目のアヤナといい、3ページ目のミサキといい、
氏家氏は本当、ちょっと動いたら胸の見えてしまいそうな服装が好きなんだなぁと強く感じる。
よく見れば中村もアイも、あと少しサイズが大きければ見えてしまいそうな服だし。
実際は胸チラどころか服越しの乳首すらないマンガなんだが。
ちなみに「妹は思春期」の方では、エロ本の中身として数回生乳首が描かれたことがあったはず。

・「私らのコト 女として見てないだろ」「ええ 当然っス」 → 合宿終了
笑えるオチが付いて綺麗に終わった夏祭編。アヤナ大躍進。
そして上の「私ら」を、マサヒコがどう受け止めたのかがとても気になる。
「アイ・中村」か、「その場にいる女性全員」なのか。どっちの意味にも取れるけど、一体どういう意味だろう。

つーか露出度高い服ばっかり着ている中村たち側も、マサヒコを異性として見ていないんじゃないかと思ってしまうよ。
いや、そういう服が見れなくなるのを希望している訳ではありませんが。

台詞
・アヤナ
「だからって!! 同じ男の子に水着はぎ取られて 一緒の布団で一晩寝て―― 責任取ってくれるんでしょーね!?



048 少女的自由研究

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 的山リンコ

感想
・小久保家にはマサヒコ父の仕事部屋があると判明。外観通りにかなり広い家らしい。
この分だとマサヒコ母の部屋があってもおかしくはなさそう。
少なくとも両親の寝室はどこかにあるはず。

また、仕事部屋にはパソコンがあるんだとか。
そしてマサヒコはネットについての知識がだいぶありそうな感じ。
っていうか以前アオリ文に「確かに気になる・・・・マサヒコのエロネタ♡」ってあったけど、
それらはネットで落としたエロ画像やらなんじゃないだろうか。
まぁもしマサヒコに人並みの性欲があったらの話ですけど。

・結局扇風機は片付けたようです。

・的山家では犬(ナナコ メス 4歳)を飼っていると本編で初登場。
犬を飼ってること自体は、単行本で「趣味:犬の散歩」とさりげなく示されてました。
それから的山家は3人家族のようです。

ところで8月14日に「ナナコと一緒に寝ました」って事は、2004年の夏は帰省しなかったのかな。
それとも祖父母宅は日帰りで行けるとこにあるのか、先祖代々この地域に住んでいるのか。
単純に、ナナコも一緒に連れて帰省しただけかもしれないですが。

・「ナナコと夏休み、改」の絵を見てみたい。ナナコが擬人化されたりしているんだろうな。
っていうか誰がそんな自主規制入るような絵を描いたんだ。中村か、中村なのか?
あーいや待てよ、リンコが描いたというのもそれはそれで良い感じだと思う。
誰が描いたにしても、やってる事は18禁。
それを見て全く反応しないリンコやマサヒコはすごいなぁと思いました。



049 猛暑による影響

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ マサヒコ母

感想
・ギャグフェス! そして50回記念でしかも1周年! それに伴い、一挙2本立て!
「50回記念で2話なら、普通50話&51話だよなぁ」だなんて思っちゃいけないッ!

という訳でいつもの6人に加えマサヒコ母が登場し、おまけにオチまで持っていく話。
開幕のような対比のギャグは好き。ギャグに限らず、対比系は何でも好きだけど。
それはさておき、絵が荒れてるよなぁ。
特にこの49話の1,2,3ページ目には、2話同時掲載の影響がもろに出てると思う。
読者的には「たった12ページ」でも、氏家氏にとっては「渾身の」「大大増」なんだなぁと実感。

・普通にマサヒコのベッドで寝るアイと中村。夜には同じベッドでマサヒコが寝るのにな。
「027 いつもの5人」のラストみたいに、そこでまた中村が下ネタを飛ばしたんだろうなぁ。そのやり取りは是非見たかった……!

・中村は5教科以外の科目も教えているようだ。
それが家庭教師の仕事としてなのか、個人的に教えてしまっているのかは不明。
ただここでネタとして扱ってるあたりから、リンコの天然を楽しんで勝手に教えてしまっているんだと思った。

・3キロも夏やせしたマサヒコ。やせすぎじゃないだろうか。意外に繊細なのな。
1巻でのプロフィールから体重が変わっていないとしたら、この時点で43キロか……
おいおい、ミサキ(45キロ)やアヤナ(48キロ)よりも軽いぞ! そりゃ怒りも買うだろ!
ちなみに一番軽いのはリンコ(42キロ)。アイは48キロ、中村は52キロ。
マサヒコが夏やせして2番目で、普段でも3番目に軽いっていうのは意外だ。

・そういえばこの話で初めてアヤナとマサヒコ母は対面したのか。
そして2度目に対面した状況がマサヒコの上に馬乗りになってる場面。凄い状況だー。

っていうかこんな状況なら、本当にEDでも無い限り反応しそうなものだが。

そして同時に、割と貴重なマサヒコ母の人となりが窺い知れる場面。
「マサヒコが父親似だったから胸を撫で下ろした」って事実しか描かれていませんが、
こうやってマサヒコ父を喩えではなしに尻に敷いていたのだろうか、とか深読みしたい所。

台詞
・アヤナ
「お姉さまの頼みじゃやるしかないわ」
何気に凄いセリフだなぁとか。本当に家庭教師やろうとしてるし。
妹は思春期のミホと小宮山みたいな関係なのだろうかとか。そこまでは行ってないか。



050 夏の思い出

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ

感想
・氏家表記とでも呼べば良いのか、擬音やセリフの「ン」が「ム」と置き換えられている事がよくある訳ですが、
いくらなんでも「カムパーイ」は無いだろうと思う。
ぐぐったら1000件近くヒットしたけど、それでもカンパーイの22000件には遠く及ばない。

・アヤナがいないです。
宿題溜め込むタイプでも無さそうだし毎日ゴロゴロしていられるのだから、一緒に花火大会に行っても良さそうなのに。
多分2話同時掲載でアヤナまで登場させている余裕が無かったんだろうと推測。

・事前に花火のよく見える位置を下見しておいたアイ。
その姿は花火に照らされて――なんとも素敵なはずなんだが、残念な事にここにも2話同時掲載のしわ寄せがッ!

それはともかくマサヒコのセリフも、
「この人って不思議だよな・・・・
行きあたりばったりの迷惑行動取るけど――
知らないうちにいつもオレはそのペースに巻き込まれてる・・・・」
と、まるで恋愛マンガだ。
その手の用語で言うなら「フラグが立った」というやつか。そういうマンガじゃないですけど。

・ミサキが一人でいる時のマサヒコの呼び方は「マサヒコ君」であって欲しかった……!
「マサちゃん」というのも良いかもだ。ともかく「小久保君」だったのはちょっと残念。
この回はそういう話じゃあないしオチも近いし、余計な要素は入れられなかったんだろうか。

・そういえばこの号の巻末アンケートで人気投票があったんだ。
読者アンケートなので結果は発表されてませんが、一体どういう結果になったものか。
これがジャンプだったら露骨に登場回数に反映されて読者にも透けて見えたのだろうけど、
これ以後の話で扱いや登場回数に特別変化が起きることはなく、どうなったかは本気で知る由もありません。


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