031 初日からの果たし状

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ(初)

感想
・中学2年生になったマサヒコたち。2年3組。
マサヒコもミサキもリンコもアヤナも同じクラスです。
クラスメイトの名前やらはその他を参照(予定)。

・アヤナが凄い必死。
この時点では、アヤナがミサキを上回ってる要素は1つも出てなかったし、完全に格下の雰囲気。

・あと、読者投稿コーナーに投稿イラストあり。
犬化してるっつーか、犬耳付けたマサヒコのイラスト。小さくアイも描かれている。

・ホームルーム終了後に「うっかり前のクラスの教室に入っちゃったよ」と現れるリンコ。
1ページ目でリンコと同じクラスだと分かったマサヒコ&ミサキが若干引き気味なのも頷ける。
天然な人は見てる分には楽しいけど、身近過ぎると疲れるから。

台詞
・マサヒコ
「つまりこの人アレか?
順位表で毎回自分の上に同じクラス委員の名があるもんだから
一方的にライバル心もとい敵対心を――・・」
よく分かる解説。



032 天野ミサキ

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想
・1ページ増。つまりは7ページ。

・「でも若田部さんの家系ってみんな東大出で「他の大学なんてヘボ大学」らしいですよ」
さくっと凄い家系の若田部家。
しかしリンコは誰から聞いたんだろう。アヤナ本人からか?
ならアヤナも東大以外は目指していないのだろうか。

・中村が必要以上に笑っている時は本気で怒っているんだそうだ。

・ぱんつ、なのか? 4ページ目のアヤナのは。
見た通りに書くなら、パンチラに加えてタンポンのひもチラに見えるが……
ひもは印刷の不具合だろうが、パンツはどうなのか。
パンツを含め直接的描写はあまり無いので、こうやって真正面からもろに描くってのは無い気がするんだが。
でもこれがパンツでないなら、ぱんつはいてないってことにも見えるし。謎だ。
正確な所は12月発売の2巻でチェックするのがベストか。

・牛柄パジャマミサキ。
今(「058」)から思えば、
「牛のように大きくなりますように」との願を掛けてのパジャマなんじゃとも思える。

・氏家作品では「ン」と書くべき所を「ム」と書くケースが多々存在するが(パタム・ドム・ぴょむ等)、
6ページ目でアヤナがドアを閉めて出て行った効果音が「パタン」。「ム」では無いとか珍しい。
しかも2ページ目でミサキがドアを閉めた時は「パタム」。心境の変化でもあったのかと無駄に気になるぞ。

台詞
・ミサキ
「ねえ小久保君・・・・
私もう委員長じゃないんだからさ
名前で呼んでよ・・・・」
割と冒険した発言だが、結果は現在の通り。



033 痴漢撃退しようの会

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 的山リンコ

感想
・痴漢に触られるアイ。
こういう直接的性行為が描かれるのはかなり稀。
お約束の「主人公が転んでヒロインの身体にタッチ」すら無い。
下ネタはあるけれど、エロはない。それが氏家系マンガ。

・痴漢に遭った中村(セリフの項参照)。
リンコがいたなら「何処にいったんですか?」とか素で尋ねそう。
あ、じゃあ意味を理解できてるアイは、つまりイった経験があるって事ですね。
……
なんか俺すげー変態っぽいけどまあいいや。
付け加えるなら、アイは「011」で
「女性は好きな人のことを考えるとパンツが濡れてしまうってのは!?」
なんて言ってるくらいだから、つまりその、初めてイったのはつい最近なんだろうね。

・「イメクラを擬似体験していたのよ!!」の言葉に納得するリンコ。て、天然だー!

台詞
・アイ&中村
「その時 先輩はどうしたんですか?」
イった

警察に もちろんとっつかまえたわよー」
倒置法!?



034 中村の歴史

登場人物
小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 若田部アヤナ

感想
・中学生の時の中村。当時からメガネ、ロングヘア。
清楚な感じで、家庭環境が良くなかったとは思えません。
とりあえずこの当時は確かに「受け」でしかなさそう。

・6年前に視聴覚室で純潔を散らした中村。
今年で21歳って注意書きがあるから、14歳の時か。つまり中学2年生。
血痕が残っている場所が机の上でも椅子の上でもなく、床の上だという事が妙に気になる。
もっと良いスペースですればいいのに。
それともなにか、場所を選べない理由でもあったんだろうか。無理矢理だったとか。

・咳払いが「コホム」ってのはどうかなー。何故そんなに「ン」を「ム」と書きたがるんだろう。

・この回はデフォルメの調子が良いように思える。
「やっぱりただの戯言でがっかりの小久保」
「毎回よくそんな恥ずかしいコト言えるなーと哀れむ天野」
「事態を把握できない若田部」
「予想以上にひかれているコトに気づく中村」
のコマは特に秀逸。

・お得意の悟らせ論。そしてそれに感銘を受けてしまうアヤナ。
これがきっかけで、アヤナは中村を「お姉様」と呼ぶようになる訳ですよ。
「百合?」とか思いそうだけど、
思春期を見てても、氏家氏はそっち方面を描く気は無いようなので、
この2人が百合路線に行く事は無いんじゃないかと思う。
(例外がマリア先生。百合と呼ぶのは違う気もするけれど。
ただ何にしろ、唯一そのジャンルの担当なのに出番が極端に少ないんで、
やっぱり氏家氏はあまり百合系を進んで描く気は無いように思える。)



035 少女的奏法

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想
・開幕縦笛を咥えこんでいるリンコ。とは言ってもあまりエロい図ではないです。

・中村の指摘通り、何故かさりげなくいるミサキ。
これはあれか、本当はマサヒコだけに会いたいんだけど、
2人だけだと緊張してしまうので(「027」)、家庭教師のある日に混じって会ってる訳ですね。

・中学高校と吹奏楽部だったアイ。
「だった」そうだから、大学のサークルは吹奏楽とは関係無いところなんだろう。

・スルーされてじたばたする中村が可愛い。

・いつもの事だけれど、みんな胸の開いた服を着ているよなぁ。
特に4ページ目のリンコなんて、前屈みしたら余裕を持って丸見えになりそうなんですけど。

・さりげなく音楽の三浦先生再登場。アヤナはその前に1コマだけ登場。

台詞
・中村
「明日の音楽はリンの一人勝ちね
練習を怠ったアンタらは恥をかくといいわ」
とても家庭教師の発言とは思えません。



036 固定観念による誤算

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想
・的山家から学校までは30分かかるとか。

・若田部家は学校から徒歩5分。小久保家、天野家よりも更に近い。
そして豪邸の若田部家。庭に噴水とかありそう。

・アイ、中村、ミサキ、リンコが一列に並んでるのを横から見た場面があるんだけど、
ミサキとリンコはともかく、アイは小さすぎないか? まあ良いか。
そういえば乳ネタってあんまり見ないような。
最近(「060」)は思春期で矢野アキが巨乳ネタしているけど、それ以前はひまわり組でたまに見るだけだったように思う。

・若田部家、アヤナ部屋初登場。
っていうか部屋にソファーが置いてあるんですけど。
10畳以上あるだろうマサヒコ部屋に慣れてるリンコが「ひろーい」と言ってるくらいだから、
15畳、いや20畳くらいあるんじゃないでしょうか。

・市販品と勘違いするような自作のぬいぐるみがたくさん。
何気に凄い裁縫の腕の持ち主アヤナ。

・家庭科2のミサキ。
筆記試験は良かったので、悪いのは実技の方か……って後にも先にも出て来てるけど。

・マサヒコは最後に1コマ登場しただけ。
こんなに登場コマ数の少ない回は今回が初。

台詞
・アヤナ
「お姉様がそういうなら・・」
「034」で成立した関係がここで初めて使われた。
あの場にいなかったアイにはどういう関係に映ったのかが気になったり。



037 沈黙の部屋

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 的山リンコ マサヒコ母

感想
・「新撰組」は「新選組」でも正解だそうです。
それはともかくも脱線させたのがアイ、それに続いたのが中村なのはまずいだろう。

・結局筆談でも雑談に流れていった様子。
あとマサヒコ母の鉄拳が炸裂。久しぶりだー。

・ここ数話に渡った若田部アヤナ編が終わったからなのか、
一息つくために意図的にまったりとした話にしたんだろうと思う。それくらいにまったりした話だ。



038 あらためて天野VS若田部

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ カチューシャ娘

感想
・中間試験。そして実力テストでのミサキ対アヤナ戦再び。ミサキはすっかり忘れていた訳だけど。
実力テストの思い出は、呼ばれ方が委員長から天野に変わった事だけなんだろう。

・罰ゲームに初恋話を提案したのはアイなんだよな。
どこか意外な気がするけれど、提案者が中村だったらもっと下ネタに走ったこと言ってたか。
それよりアイ自身もやっぱり他人の恋愛ネタで盛り上がっていたのだろうか。
つーかアイのその恥ずかしい初恋話編を読みたいぞ。
後の「051 贈る予定の言葉」みたいなあっさり風味ではないタイプで。アイには似合わないかもだが。

・リンコ、アヤナ、ミサキの表情5面相。マサヒコもいるけど終始変わらずー。
表情からするとアヤナは数学が苦手なのかなぁとか、英語は得意なのかなぁとか。
というか実際英語は実際得意科目らしく、2問しか間違えていない。

・すげー久しぶりにカチューシャ娘登場。
前回出番があったのは「013」だから、実に25話ぶりの登場だよ。1コマしか出てないけど。
この頃はまだ完全に解説役扱い、よく出るモブキャラ止まりなんだな。リンコの台詞引き出すための出演だし。
ちなみにアヤナとはどれくらい親しいんだろう。「同じクラスの人」くらいか? それじゃ全然親しくないな。

・本当にどうでもいい事だけど、欄外に「次回結果発表。」とわざわざ書いてあるのはなんか意外に思った。



039 8年くらい前の告白

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ 若田部アヤナ

感想
・何気に7ページ。
どういう時に増ページがあるのかは謎。

・ウサギの首が、首が!
まあそんなどうでもいい事はさておいて、6歳か7歳のミサキ。
当時から金髪って事は、やっぱり地毛なのだろうか?
しかし幼い頃の描写があるのがミサキばかりなのはどうなのか。描写する理由があるからとはいえ。
未だ描かれぬ過去のアイやリンコたちの姿も見てみたいところですよ。

あとマサヒコは変わらなさすぎだろ。
後姿だけだけど、全く今のままだと思う。

・7:00前起床ミサキ。
じゃあやっぱり「011」の6:00起床で遅刻しそうだったのは日直だったからか。
ちなみに目覚まし時計を変えたみたい。

牛柄パジャマ再び。
つーかこのミサキ、パジャマの下に何も着ていないような。
ここで普通の少年向けマンガだったなら、もう少し胸をはだけてあったんだろうのになぁ。
そういう要素を期待するマンガじゃないとは分かっているけどね。

・英語点数、ミサキが89点、アヤナが96点。アヤナは2問しか間違えてません。
つーかテストを見せびらかしている自信満々なアヤナが可愛らしすぎる。

・負けたら正直に告白せざるをえないと考えていたミサキに対し、
負けたら嘘の相手を言おうと考えていたアヤナ。
でもすぐミサキのフォローに乗ってしまったり、思いっきり感情を表に出したりと、
意外にまっすぐなところがある、っつーかまだまだ大人ぶってる子供なとこが魅力なわけか。



040 少年と牛乳

登場人物
濱中アイ 小久保マサヒコ 中村リョーコ 天野ミサキ 的山リンコ マサヒコ母

感想
・マサヒコの身長は156cmなので、確かに平均身長よりも低めってことになるな。
ただこれは単行本での記載、つまり1年次での計測結果だろうので、この話の時にはもう少し身長伸びているかもしれない。
描写はないけど、一応サッカーが趣味なんだから運動はしているだろうし。

ちなみにリンコの身長は153cm。
リンコも身長伸びないのを気にしていたらしい。
単純に身長だけ伸ばしたいのか、それとも幼児体型っつーか色々幼いことをコンプレックスに思っているのか?
「格好良い大人の女性になりたい」とか思ってるとか。ここでは身長伸ばしたい事しか分かりませんが。

・マサヒコとリンコの絡みとは珍しい。
この2人はお互いをどう思っているんだろう。普通に純粋にただの友達としてしか意識していないっぽいが。

・前回リンコは近親相姦はまずいと理解していたのに、
今回「牛乳がなくともお母さんのおっ(略)」と言ってるのはどういうことなのか。
そういう方面は漠然とした知識、小学生レベルの知識しか持ってないのだろうか。

つーかこのひょこっと出たシーンや大きく仰け反っているシーンは、
ここ数話の中でも特に可愛らしいリンコだな。

・初めての学校内での食事シーン。そうか、東が丘中学は給食なのか。
マサヒコとミサキと他の誰かが机をくっ付けて食べてるって事は、マサヒコとミサキは同じ班なのだろう。
そして小さい事を気にしているミサキが良いじゃないか。

・この回はとみに面白いな。ネタ良しでテンポ良し。絵も安定しててべリグ。


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